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2008.04.18
中華そば 住吉 本店
訪問日:2008年4月18日(金)

高井田系ラーメン!
大阪のラーメンといったら、この「高井田系」と言われるシンプルな醤油味のラーメンだと…
以前わたしがやっていたブログにコメントを寄せてくれた方がいた…
それでも、なんとなく外しそうで…
なかなか行く気にはならなかったんだけど…
携帯のラーメンサイト「超らーめんナビ」で、達人たちが「住吉」に太鼓判を押しているのをみて、重い腰をあげて行ってみることにした!
今日が初「高井田系」!
その中でも、一番有名な店が「住吉」!
大阪市営地下鉄・千日前線の新深江駅から徒歩で店へ…
鋼材を扱う町工場を左右に見ながら、店に近いところまで来ると、「高井田」と表示されたバス停。
店のある付近の住所表記とは違うけど、「高井田」とは、この一帯の古くからの土地の俗称なのかな…
店に着くと、ちょうど満席で1人待つ…
すぐに2席が空いて、L字型カウンターの店の左奥の席に座る。
おばちゃん、いや、お姉さんの店員さんから「何にしましょう?」と聞かれ…
「チャーシューメン!」と答えたあと…
「大チャーシューにするとどれくらいの量になるんですか?」と尋ねたところ…
今度は別の、こちらは正真正銘のおばちゃん店員さんが代わって…
「普通は1玉。大は2玉よ♪」と答えが返ってきた…
何gか知りたかったんだけど、2玉と聞いて、「大」はないなと思って…
普通のままでお願いした…
店員さんはこのおばちゃん店員さんとお姉さん(?)店員さんの女性2人。
この2人はなかなか味があって、お客さんとの会話を聞いているだけで面白い!
おばちゃん店員さんは、年配の女性客2人にいきなり…
「兄弟なん!?」と話し掛け…
「似てるわぁ…」と続ける…
そして、4人来ていた年配の女性客が、実は女だけの4人姉妹と知ると…
「ややわ…女ばかりやて…」
と口を押さえながら大げさに仰け反る…
そのリアクションに対してお姉さん店員さんがすかさず…
「あんたも女ばかり3人やんか!」とつっこむ…
「チャーシューメン」ができて、わたしがポケットからカメラを取り出すと、それを見逃さずお姉さん店員さんが…
「偉いわ~!毎日、食べたもん撮ってはるんやね!」
「健康に気ぃつかってるんや!」
おばちゃんが引継ぎ…
「最近多いわぁ。写真撮っていかれる人。みんな身体大事にしてるんやね…」
「昨日食べたものを忘れないように記録してるんです…」
そう答えると…
「若いのに…」
「ボケの始まりは食べたもの忘れるとこから始まるみたいやで…」
そう言いながら、ケラケラと笑うお姉さん店員さん…
なんか、この人…
藤山直美に見えてきた…
しかし、この2人のラーメン作りはかなりアバウト!
まず、わたしが「チャーシューメン」を…
すぐ後に来たお客さんが「大チャー」こと「大チャーシューメン」を注文しても
麺を茹でる素振りを見せない…
大小の赤だったり白だったりするラーメン丼を並べると、一升瓶を持ち出し、中から丼に向かって醤油ダレをチャッチャッチャッと注ぎ入れるおばちゃん店員さん…
途中、醤油ダレが少なくなったとみると、新たな一升瓶の醤油瓶を取出し、上戸「じょうご)を使って、醤油ダレの入った瓶に移し入れる。
そしてそれをそのままラーメン丼に入れ使う…
今、継ぎ足したのは醤油だけじゃなかったのか!?
出汁醤油なのか?
それより気になったのは、鶏ガラ9、昆布1という配合のスープ!
席からフツフツと煮立つスープが見えるけど…
わたしには、ただのお湯にしか見えない…
おばちゃん店員さんが大きな鍋の蓋を空け、箸で麺を平ざるに上げる。
そして、次々にお湯で割られた(?)スープの中に入れられていく…
ほとんど湯切りはなされていない状態で…
一通り麺を入れ終わると、今度は麺の量の調整。
お客さんの数を指で数え、注文を声を出さず反芻する…
そして、ここにメンマ、チャーシュー、ネギの順で具が盛り付けられ、順々に出されていく…
出される順番もメチャクチャ!
現在座っているお客さんの中では、わたしが一番なのに…
なぜか、最初に出された「中華そば」の普通盛は、待つ順番3番目のお客のもとに出された。
次に2杯完成した「大チャーシューメン」はわたしのすぐ後に入ってきた待ち順2番のお客さんと、4番目のお客さんに…
さらに、その次の3杯は、入ってきて間もない3人組のお客に出された…
最後にひとつ残った「チャーシューメン」がわたしに出されたんだけど…
これ…どういうこと!
常連さん重視?
ただ、単にわたしの順番を忘れていただけ?
こういうのって、気にする人は気にするよね…

出てきた「チャーシューメン」はラーメン丼の上を覆うチャーシューの量が凄いことで有名らしく…
ホームページの映像を見ると確かにそう!
しかし、現物を見る限りはそんなでもなかったかな…
肝心のスープの味は…
出汁の味ではなく、化調の味…
それも、化調たっぷりで、口の中がピリピリする…
それに醤油が濃すぎ!
これでは、さすがに飲めない…
麺は多加水の太麺ストレート!
味は中華麺だけど、食感はうどんのような麺!
この麺のメリットは延びにくいこと…
わたしの「チャーシューメン」は前述の通り一番後に出されたのに…
多加水の麺のおかげか延びている感じはしなかった…
それに、太麺ストレートのため、スープへの絡みが悪いけど…
これがかえって濃い味のスープを拾わずによかった…
チャーシューは薄くペラペラ…
肉にはスジもあってカタい…
ただ、味付けだけはよかった!
メンマの味も悪くはなかったけど…
ちょっとこのスープは…
お客さんは、スープはほとんど飲まずに麺と具だけを食べ、みんなスープを残している…
さすがのわたしでも濃すぎて飲めないくらいだから当然と言えば当然だし…
もともと大阪では、あまりラーメンのスープまで飲んで完食するという風習がないんだけど…
飲めないスープはダメでしょう!
ラーメンは好みだし…
これだけ地元の人に親しまれているのだから、あまり、とやかく言いたくはないんだけど…
「超らーめんナビ」の達人評価にはちょっと騙された感じだな…


住所:大阪市東成区深江南3-20-8
電話:06-6981-5205
営業時間:8:30~18:00
休日:月曜
アクセス:大阪地下鉄・千日前線新深江駅3番出口を出て左へ。内環状線交差点新深江を直進し約400m行った先の交差点の左側。 徒歩10分
メニュー:中華そば…450円/大玉中華そば…700円/チャーシューメン…700円/大玉チャーシューメン…800円/ワンタン麺…700円
ホームページ:http://sumiyoshi.iinaa.net/
評価:チャーシューメン
接客・サービス

高井田系ラーメン!
大阪のラーメンといったら、この「高井田系」と言われるシンプルな醤油味のラーメンだと…
以前わたしがやっていたブログにコメントを寄せてくれた方がいた…
それでも、なんとなく外しそうで…
なかなか行く気にはならなかったんだけど…
携帯のラーメンサイト「超らーめんナビ」で、達人たちが「住吉」に太鼓判を押しているのをみて、重い腰をあげて行ってみることにした!
今日が初「高井田系」!
その中でも、一番有名な店が「住吉」!
大阪市営地下鉄・千日前線の新深江駅から徒歩で店へ…
鋼材を扱う町工場を左右に見ながら、店に近いところまで来ると、「高井田」と表示されたバス停。
店のある付近の住所表記とは違うけど、「高井田」とは、この一帯の古くからの土地の俗称なのかな…
店に着くと、ちょうど満席で1人待つ…
すぐに2席が空いて、L字型カウンターの店の左奥の席に座る。
おばちゃん、いや、お姉さんの店員さんから「何にしましょう?」と聞かれ…
「チャーシューメン!」と答えたあと…
「大チャーシューにするとどれくらいの量になるんですか?」と尋ねたところ…
今度は別の、こちらは正真正銘のおばちゃん店員さんが代わって…
「普通は1玉。大は2玉よ♪」と答えが返ってきた…
何gか知りたかったんだけど、2玉と聞いて、「大」はないなと思って…
普通のままでお願いした…
店員さんはこのおばちゃん店員さんとお姉さん(?)店員さんの女性2人。
この2人はなかなか味があって、お客さんとの会話を聞いているだけで面白い!
おばちゃん店員さんは、年配の女性客2人にいきなり…
「兄弟なん!?」と話し掛け…
「似てるわぁ…」と続ける…
そして、4人来ていた年配の女性客が、実は女だけの4人姉妹と知ると…
「ややわ…女ばかりやて…」
と口を押さえながら大げさに仰け反る…
そのリアクションに対してお姉さん店員さんがすかさず…
「あんたも女ばかり3人やんか!」とつっこむ…
「チャーシューメン」ができて、わたしがポケットからカメラを取り出すと、それを見逃さずお姉さん店員さんが…
「偉いわ~!毎日、食べたもん撮ってはるんやね!」
「健康に気ぃつかってるんや!」
おばちゃんが引継ぎ…
「最近多いわぁ。写真撮っていかれる人。みんな身体大事にしてるんやね…」
「昨日食べたものを忘れないように記録してるんです…」
そう答えると…
「若いのに…」
「ボケの始まりは食べたもの忘れるとこから始まるみたいやで…」
そう言いながら、ケラケラと笑うお姉さん店員さん…
なんか、この人…
藤山直美に見えてきた…
しかし、この2人のラーメン作りはかなりアバウト!
まず、わたしが「チャーシューメン」を…
すぐ後に来たお客さんが「大チャー」こと「大チャーシューメン」を注文しても
麺を茹でる素振りを見せない…
大小の赤だったり白だったりするラーメン丼を並べると、一升瓶を持ち出し、中から丼に向かって醤油ダレをチャッチャッチャッと注ぎ入れるおばちゃん店員さん…
途中、醤油ダレが少なくなったとみると、新たな一升瓶の醤油瓶を取出し、上戸「じょうご)を使って、醤油ダレの入った瓶に移し入れる。
そしてそれをそのままラーメン丼に入れ使う…
今、継ぎ足したのは醤油だけじゃなかったのか!?
出汁醤油なのか?
それより気になったのは、鶏ガラ9、昆布1という配合のスープ!
席からフツフツと煮立つスープが見えるけど…
わたしには、ただのお湯にしか見えない…
おばちゃん店員さんが大きな鍋の蓋を空け、箸で麺を平ざるに上げる。
そして、次々にお湯で割られた(?)スープの中に入れられていく…
ほとんど湯切りはなされていない状態で…
一通り麺を入れ終わると、今度は麺の量の調整。
お客さんの数を指で数え、注文を声を出さず反芻する…
そして、ここにメンマ、チャーシュー、ネギの順で具が盛り付けられ、順々に出されていく…
出される順番もメチャクチャ!
現在座っているお客さんの中では、わたしが一番なのに…
なぜか、最初に出された「中華そば」の普通盛は、待つ順番3番目のお客のもとに出された。
次に2杯完成した「大チャーシューメン」はわたしのすぐ後に入ってきた待ち順2番のお客さんと、4番目のお客さんに…
さらに、その次の3杯は、入ってきて間もない3人組のお客に出された…
最後にひとつ残った「チャーシューメン」がわたしに出されたんだけど…
これ…どういうこと!
常連さん重視?
ただ、単にわたしの順番を忘れていただけ?
こういうのって、気にする人は気にするよね…

出てきた「チャーシューメン」はラーメン丼の上を覆うチャーシューの量が凄いことで有名らしく…
ホームページの映像を見ると確かにそう!
しかし、現物を見る限りはそんなでもなかったかな…
肝心のスープの味は…
出汁の味ではなく、化調の味…
それも、化調たっぷりで、口の中がピリピリする…
それに醤油が濃すぎ!
これでは、さすがに飲めない…
麺は多加水の太麺ストレート!
味は中華麺だけど、食感はうどんのような麺!
この麺のメリットは延びにくいこと…
わたしの「チャーシューメン」は前述の通り一番後に出されたのに…
多加水の麺のおかげか延びている感じはしなかった…
それに、太麺ストレートのため、スープへの絡みが悪いけど…
これがかえって濃い味のスープを拾わずによかった…
チャーシューは薄くペラペラ…
肉にはスジもあってカタい…
ただ、味付けだけはよかった!
メンマの味も悪くはなかったけど…
ちょっとこのスープは…
お客さんは、スープはほとんど飲まずに麺と具だけを食べ、みんなスープを残している…
さすがのわたしでも濃すぎて飲めないくらいだから当然と言えば当然だし…
もともと大阪では、あまりラーメンのスープまで飲んで完食するという風習がないんだけど…
飲めないスープはダメでしょう!
ラーメンは好みだし…
これだけ地元の人に親しまれているのだから、あまり、とやかく言いたくはないんだけど…
「超らーめんナビ」の達人評価にはちょっと騙された感じだな…


住所:大阪市東成区深江南3-20-8
電話:06-6981-5205
営業時間:8:30~18:00
休日:月曜
アクセス:大阪地下鉄・千日前線新深江駅3番出口を出て左へ。内環状線交差点新深江を直進し約400m行った先の交差点の左側。 徒歩10分
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メニュー:中華そば…450円/大玉中華そば…700円/チャーシューメン…700円/大玉チャーシューメン…800円/ワンタン麺…700円
ホームページ:http://sumiyoshi.iinaa.net/
評価:チャーシューメン

接客・サービス

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