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訪問日:2008年4月17日(木)

東池袋大勝軒 本店-1


昨年の3月25日に閉店した「東池袋大勝軒」。

閉店のニュースがテレビで報道されると、全国から別れを惜しむファンが殺到!
連日、数百名の行列ができるという社会現象を引き起こした。

しかし、早くも復活するというニュースを聞いて驚いた…

「東池袋大勝軒」は、再開発により取り壊された旧店舗からも近い東池袋の地に再生!

今年1月5日に復活オープンした!

わたしはさっそく1月7日に伺ったものの、67人もの大行列に阻まれ断念…
http://ramen151e.blog71.fc2.com/blog-entry-1.html

2月8日に再度訪問するも、まだ26名の行列ができていて、またも諦めることに…
http://ramen151e.blog71.fc2.com/blog-entry-17.html


そして、今日が3度目のチャレンジ!

比較的空いているであろう開店直後の11時を狙って訪問することにした…

果たして、3度目の正直とるのか?
はたまた、2度あることは3度あるのか?

池袋駅から歩いて店の見えるところまでやってくると…

前回、前々回同様、山岸大将が一人、店の入口の椅子に鎮座されているのが確認されただけで…
行列はない!

さらに店に近づくと、道の反対側からきた男性2人組と前を歩いていた女性2人組が相次いで店の前で立ち止まった…

前の男性2人は自動食券販売機で食券を買うと、山岸大将に軽く会釈して入店していった。

ところが後ろの女性2人は券売機の前でメニュー選択に悩んでいる…

その間に、山岸大将に挨拶をして、少しお話をさせていただいた。

先日行ってきた「大阪大勝軒」の松本店主の話をしたら…
「彼は頑張り屋だから無理しないように…」と心配されていて…
帰り掛けにもわたしを呼びとめ…
「彼に会ったらよろしくいっておいてください。」と言付かった…

大将は、オーダーが決まらない2人組の女性客にメニューの説明をする。

「もりそば」と「あつもり」の違い…
「もりなま」に「ゆでもり」とは何か?
そして麺の量について、懇切丁寧に説明を行う…

結局「あつもり」に決まったんだけど…

大将は優しいし親切!
女性のお客さんたちも感謝していた。

大将に写真を1枚撮らせていただくようお願いしてパチリ!
撮った写真をお見せして、ブログに掲載する許可もいただいた。

東池袋大勝軒 本店-2


幸い、後ろに誰も並ばずに、大将と話ができたのは運がよかった!

わたしも、券売機で「中華そば」の券を買い入店する…

席はL字型カウンター席の奥の真ん中に1席。
手前側に2席空いていたので、奥の席に行こうとしたら…
金髪のお兄ちゃん店員さんが手前の席を指し…
「こちらにどうぞ!」

店としては奥の1席に案内した方が効率がいいのに…
案の定、わたしの後に男性2人組のお客さんが入り、店の中で立って待つはめに…

幸い、わたしの左隣の男性客がわたしと入れ替わるように帰ったので…
わたしが「こちらにどうぞ!」と席を一つずれたので座れたんだけど…

でも、わたしは金パ店員さんに感謝しなければいけないかもしれない…

こちら手前側のカウンター席に座れたおかげで、厨房の奥までつぶさに観察することができた。

奥側の席からだと厨房の半分しか見えなかったのでよかった。

厨房には、飯野店長の他に3人の調理スタッフ!

飯野店長は「もりそば」の器に醤油ダレを入れ、酢を入れ、スープを注ぎと…
主につけダレづくりをしていた。

大量の麺を茹でているのは、他の厨房スタッフ!
麺が茹で上がると、飯野店主が平ざるで麺をすくい、湯切りする。

それ以外の麺は金ざるの中にあけられた…
これが「もりそば」か「あつもり」の麺になるんだろうけど…
これを見る限り、ほとんどのお客さんが「もりそば」か「あつもり」を注文していることがわかる…

飯野店長が湯切りした麺は、やはり店長自らタレを入れ、スープを注いだラーメン丼に入れられる。

スタッフが盛り付けを行い「中華そば」の完成!

この「中華そば」がわたしの前に運ばれてきた。

東池袋大勝軒 本店-3


かた茹での茹で玉子半分…
大きなモモ肉のチャーシュー…
小さめの海苔1枚になるとが載る…

これが正しい東池袋大勝軒の「中華そば」のスタイル!

染み入るようなスープの味わい!

同じ飯野店長が作った「中華そば」なのに、こちらのの店長に就任する前まで、自らが店主として店に立っていた「滝野川大勝軒」、「南池袋大勝軒」の「中華そば」(※)の味とは違う!

※滝野川、南池袋両大勝軒では、実際には「中華そば」ではなく、「ラーメン」と呼称。

この味…
この煮干しの風味…
そして化調の使い方までも…

往年の「大勝軒」の味を思い起こさせる味に仕上がっている…

閉店前の旧「東池袋大勝軒」では長らく味わえなかった本物の山岸大将の「中華そば」…

これは驚いた!

麺も伝統的な切り歯17番の中太ストレート!

最近の暖簾分け店が太麺に傾向する中、伝統を貫いた!

これは「もりそば」よりも「中華そば」が好みのわたしにとっては有り難い選択!

一部の「もりそば」と「中華そば」の麺を別々に用意して使い分ける店を除いては、「東池袋大勝軒」系の店では麺を共通で使う店がほとんど…

その共通麺が太くなり、加水率が高まれば、うどんのよいなモチモチした食感が生まれ、「もりそば」にはいいかもしれないけれど、「中華そば」では、スープと絡みづらくなり、旨味も落ちる…

チャーシューはパサパサだし、玉子はただのカタ茹での茹で玉子…

ただ、昔から「東池袋大勝軒」系の店では、チャーシューと茹で玉子は、最初から期待はしていないので気にならない…
メンマは味付けも食感もそれなりによかったし…

しかし、今日の「中華そば」は本当によかった!
美味しかったころの「東池袋大勝軒」が甦ったようで、すごく嬉しくなった。

できればこの味が「滝野川」と「南池袋」でも食べられるようになると最高なんだけど…

東池袋大勝軒 本店-4


住所:東京都豊島区南池袋2-42-8
電話:03-3981-9360
営業時間:11:00~18:00 ※スープなくなり次第終了
休日:水曜
アクセス:東京メトロ有楽町線・東池袋駅徒歩2分。池袋駅から徒歩10分。首都高速5号線高架下

メニュー:もりそば…700円/ゆでもり…750円/もりなま…750円
中華そば…700円
ホームページ:http://www.tai-sho-ken.com/


評価:中華そばstar_s50.gif

接客・サービスstar_s40.gif
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