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2009.12.22
新月
訪問日:2009年12月22日(火)

今、私がいるのは大阪ミナミの中心街…
なんば…
大阪でのビジネスを終えて、後は東京に帰るだけ…
しかし、ただ今の時刻は、午後の4時前…
ラーメン店の昼営業は終了し、夜の営業が開始されるまでにはまだ1時間以上ある…
中途半端な時間…
新規オープンの店で、今、営業している店はどこか?
そうだ!
「周防町らーめん あま乃じゃく 周防町店」!
携帯の「ラーメンバンク」の新店情報に載っていた…
11月24日オープンの店は、通し営業だった。
北新地の「鶏長 天乃じゃく」の新業態の店で、東心斎橋に開業した店。
あっさりとした中にも、ほんのりとした甘さの残る…
見た目、そんな、上品な「大阪のうどん」のような仕上がりのラーメンが食べられるという情報は、事前にネットで調べていた…
そこで、地下鉄・御堂筋線に乗って、一つ目の心斎橋で下車。
店の前まで歩いてきたんだけど…
あれっ?
営業していない…

通し営業で、午前11時から夜中の午前3時まで営業しているはずなのに…
定休日も月曜日になってるというのに…
どうしちゃったのだろう?
ガッカリしたけど、やっていないものは仕方ない…
そこで、次に向かったのが「新月」!
こちらは、12月7日オープンの店で…
日本の食料自給率の向上を目指した「緑提灯」の店でもある。
この、「赤提灯」ならぬ「緑提灯」の店とは、カロリーベースで日本産食材の使用率が50%を越える店が、登録を行い「緑提灯」を飾ることを許される…
ちなみに…
50%以上が★
60%以上が★★
70%以上が★★★
80%以上が★★★★
90%以上が★★★★★
使用率によって1つ星から5つ星までランキングが分かれて、「緑提灯」に表示され…
こちら「新月」は最高位の5つ星の店にランクされている。
地下鉄・堺筋線で長堀駅から堺筋本町駅まで、また一駅乗って店に向かう!
途中、地下鉄の出口近くに「飲み屋だよ!全員集合!」

昔、土曜日のゴールデンタイムに放送されていた…
故・いかりや長介さんをリーダーとしたドリフターズの伝説のコント番組をパクった名前の居酒屋を横に見て、その先のエスカレーターを上がって地上へ!
そして、「谷四」こと地下鉄・谷町線の谷町四丁目方向に歩いて、農人橋交差点角近くの店へ…
入口には5つ星の「緑提灯」!

店に入ると、カウンターの中には店主と超美人の奥様♪
券売機がないのを確認して席につく。
メニューをみて、先頭に「つけ麺」の文字があったので…
「醤油ラーメン」を食べようと思ったんだけど、悩んで…
「何がおすすめですか?」
店主に聞いたところ…
「そうですね。鍋ラーメンでしょうか…」
「鍋ラーメン…」
そう呟き、想定外の答えに窮していると…
「ラーメンを食べて、残ったスープに玄米を入れて召し上がってもらうものです。」
う~ん…
どうしようか、考えていると…
「そんなに多く召し上がれないようでしたら、ラーメンだけでも…」
そう言われて…
「じゃあ、醤油ラーメンで!」

こんな中途半端な時間に来たので、お客さんは私だけ…
そこで、店主夫婦に話し掛けて、いろいろと貴重な話を伺うことができた。
まずは、「緑提灯」のこと。
そして、使用する食材のこと。
スープは無化調で、麺は国産小麦粉を使用!
チャーシューも国産豚。
野菜は無農薬で、もちろん国産。

店主は、神戸出身で東京でフードプロデュースの仕事に携わっていた経験を持たれた方なんだけど…
食の安全や健康に関して造詣が深く、それを実践している人で…
興味深かったのは、「中華料理店を経営する華僑の人たちの話」と「玄米」の話!
「中華料理店を経営する華僑の人たちは、日本の野菜しか食べないんですよ!」
店主はそう語り…
「店では、中国野菜をふんだんに使っているくせに、自分達は食べない。」
「それだけ、分厚く、農薬が使われていて、石鹸で洗わないととれないからなんですよ。」と続けた。
話を聞いていて、外国産の食材を食べるのが少し恐くなったよ…
もう一つの「玄米」の話…
「コメとは漢字二文字で表すと、どんな字を書くかおわかりですか?」
「粉に新芽が出るの芽ですか…」と答えると…
「そうです。その通り!」
「『粉』に『芽』でコメ」!
「しかし、白米には芽はないのです。」
「だから、玄米だけが『粉芽』であり、白米は『粉』」。
「現代は、玄米を食べなくなった。」
「芽のない白米を食べているので、不妊の女性が多いのです。」
最後の因果関係はよくわからなかったけど、話は面白かった。
「らーめん」は、小さめの口で、深い丼で出された。
こういう形状の丼は、スープが冷めにくいのがいい!



スープを一口いただく…
醤油味とはいうものの、もろみ醤油のような…
濃厚で芳醇な醤油ダレが使われたスープで味付けは濃い!
油も多めでちょっとオイリー!
これ、オリーブオイルが使われているのだろうか?
店主も…
「お客さんから、他の店で食べたことのない味だって言われるんですよ!」と言うほどの…
一般的な醤油ラーメンのイメージとは違う味で…
嫌いな味じゃないけど、これは人によって、好き嫌いがはっきり分かれそう…
スープの出汁は鶏!
丸鶏が使われているのかと思って店主に聞いたら、鶏ガラだという話だったけどたけど…
鶏ガラとモミジを大量に使って作り上げた鶏白湯のスープという感じだね!
店主は、博多で、鶏の「水炊き」を出す店をやっていた経験もあるそうで、ラーメン店は、今回がはじめてらしいけど、その「水炊き」の店での経験を生かしているそうだ。
ちなみに、この「醤油ラーメン」は鶏だけ!
しかし、「塩ラーメン」には鶏+浅蜊!
「つけめん」には鶏+魚介のスープが使われるとのこと…
中太の麺は、国産小麦粉が使われた麺ということで、ありがたくいただいたけど、この濃い鶏白湯スープでは、あまりそのよさを実感できなかった。
今度、食べるなら、「つけ麺」で食べて、麺自体の風味や旨みを味わってみたい。
豚バラのチャーシューも美味しかったから、次回はチャーシュートッピングもありかな!
PS 最後に…
今回の大阪遠征でも、新しいラーメンや店との一期一会があった。
感謝!
各店とも、不況に負けずに皆、頑張っていただきたい。

住所:大阪府大阪市中央区本町橋8-8
電話:06-6943-7170
営業時間:11:00~21:00
定休日:日曜
アクセス:大阪市営地下鉄中央線、堺筋線・堺筋本町駅1番出口から徒歩4分
メニュー:つけ麺 醤油(240g)…850円/つけ麺 塩(240g)…850円
ラーメン 醤油…700円/ラーメン 塩…750円
チャーシューメン 醤油…900円/チャーシューメン 塩…900円
新月鍋ラーメン(ラーメンの後に雑炊が付きます)…900円
玄米ご飯…200円/ミニチャーシュー丼…350円
好み度:ラーメン 醤油
接客・サービス
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今、私がいるのは大阪ミナミの中心街…
なんば…
大阪でのビジネスを終えて、後は東京に帰るだけ…
しかし、ただ今の時刻は、午後の4時前…
ラーメン店の昼営業は終了し、夜の営業が開始されるまでにはまだ1時間以上ある…
中途半端な時間…
新規オープンの店で、今、営業している店はどこか?
そうだ!
「周防町らーめん あま乃じゃく 周防町店」!
携帯の「ラーメンバンク」の新店情報に載っていた…
11月24日オープンの店は、通し営業だった。
北新地の「鶏長 天乃じゃく」の新業態の店で、東心斎橋に開業した店。
あっさりとした中にも、ほんのりとした甘さの残る…
見た目、そんな、上品な「大阪のうどん」のような仕上がりのラーメンが食べられるという情報は、事前にネットで調べていた…
そこで、地下鉄・御堂筋線に乗って、一つ目の心斎橋で下車。
店の前まで歩いてきたんだけど…
あれっ?
営業していない…

通し営業で、午前11時から夜中の午前3時まで営業しているはずなのに…
定休日も月曜日になってるというのに…
どうしちゃったのだろう?
ガッカリしたけど、やっていないものは仕方ない…
そこで、次に向かったのが「新月」!
こちらは、12月7日オープンの店で…
日本の食料自給率の向上を目指した「緑提灯」の店でもある。
この、「赤提灯」ならぬ「緑提灯」の店とは、カロリーベースで日本産食材の使用率が50%を越える店が、登録を行い「緑提灯」を飾ることを許される…
ちなみに…
50%以上が★
60%以上が★★
70%以上が★★★
80%以上が★★★★
90%以上が★★★★★
使用率によって1つ星から5つ星までランキングが分かれて、「緑提灯」に表示され…
こちら「新月」は最高位の5つ星の店にランクされている。
地下鉄・堺筋線で長堀駅から堺筋本町駅まで、また一駅乗って店に向かう!
途中、地下鉄の出口近くに「飲み屋だよ!全員集合!」

昔、土曜日のゴールデンタイムに放送されていた…
故・いかりや長介さんをリーダーとしたドリフターズの伝説のコント番組をパクった名前の居酒屋を横に見て、その先のエスカレーターを上がって地上へ!
そして、「谷四」こと地下鉄・谷町線の谷町四丁目方向に歩いて、農人橋交差点角近くの店へ…
入口には5つ星の「緑提灯」!

店に入ると、カウンターの中には店主と超美人の奥様♪
券売機がないのを確認して席につく。
メニューをみて、先頭に「つけ麺」の文字があったので…
「醤油ラーメン」を食べようと思ったんだけど、悩んで…
「何がおすすめですか?」
店主に聞いたところ…
「そうですね。鍋ラーメンでしょうか…」
「鍋ラーメン…」
そう呟き、想定外の答えに窮していると…
「ラーメンを食べて、残ったスープに玄米を入れて召し上がってもらうものです。」
う~ん…
どうしようか、考えていると…
「そんなに多く召し上がれないようでしたら、ラーメンだけでも…」
そう言われて…
「じゃあ、醤油ラーメンで!」

こんな中途半端な時間に来たので、お客さんは私だけ…
そこで、店主夫婦に話し掛けて、いろいろと貴重な話を伺うことができた。
まずは、「緑提灯」のこと。
そして、使用する食材のこと。
スープは無化調で、麺は国産小麦粉を使用!
チャーシューも国産豚。
野菜は無農薬で、もちろん国産。

店主は、神戸出身で東京でフードプロデュースの仕事に携わっていた経験を持たれた方なんだけど…
食の安全や健康に関して造詣が深く、それを実践している人で…
興味深かったのは、「中華料理店を経営する華僑の人たちの話」と「玄米」の話!
「中華料理店を経営する華僑の人たちは、日本の野菜しか食べないんですよ!」
店主はそう語り…
「店では、中国野菜をふんだんに使っているくせに、自分達は食べない。」
「それだけ、分厚く、農薬が使われていて、石鹸で洗わないととれないからなんですよ。」と続けた。
話を聞いていて、外国産の食材を食べるのが少し恐くなったよ…
もう一つの「玄米」の話…
「コメとは漢字二文字で表すと、どんな字を書くかおわかりですか?」
「粉に新芽が出るの芽ですか…」と答えると…
「そうです。その通り!」
「『粉』に『芽』でコメ」!
「しかし、白米には芽はないのです。」
「だから、玄米だけが『粉芽』であり、白米は『粉』」。
「現代は、玄米を食べなくなった。」
「芽のない白米を食べているので、不妊の女性が多いのです。」
最後の因果関係はよくわからなかったけど、話は面白かった。
「らーめん」は、小さめの口で、深い丼で出された。
こういう形状の丼は、スープが冷めにくいのがいい!



スープを一口いただく…
醤油味とはいうものの、もろみ醤油のような…
濃厚で芳醇な醤油ダレが使われたスープで味付けは濃い!
油も多めでちょっとオイリー!
これ、オリーブオイルが使われているのだろうか?
店主も…
「お客さんから、他の店で食べたことのない味だって言われるんですよ!」と言うほどの…
一般的な醤油ラーメンのイメージとは違う味で…
嫌いな味じゃないけど、これは人によって、好き嫌いがはっきり分かれそう…
スープの出汁は鶏!
丸鶏が使われているのかと思って店主に聞いたら、鶏ガラだという話だったけどたけど…
鶏ガラとモミジを大量に使って作り上げた鶏白湯のスープという感じだね!
店主は、博多で、鶏の「水炊き」を出す店をやっていた経験もあるそうで、ラーメン店は、今回がはじめてらしいけど、その「水炊き」の店での経験を生かしているそうだ。
ちなみに、この「醤油ラーメン」は鶏だけ!
しかし、「塩ラーメン」には鶏+浅蜊!
「つけめん」には鶏+魚介のスープが使われるとのこと…
中太の麺は、国産小麦粉が使われた麺ということで、ありがたくいただいたけど、この濃い鶏白湯スープでは、あまりそのよさを実感できなかった。
今度、食べるなら、「つけ麺」で食べて、麺自体の風味や旨みを味わってみたい。
豚バラのチャーシューも美味しかったから、次回はチャーシュートッピングもありかな!
PS 最後に…
今回の大阪遠征でも、新しいラーメンや店との一期一会があった。
感謝!
各店とも、不況に負けずに皆、頑張っていただきたい。

住所:大阪府大阪市中央区本町橋8-8
電話:06-6943-7170
営業時間:11:00~21:00
定休日:日曜
アクセス:大阪市営地下鉄中央線、堺筋線・堺筋本町駅1番出口から徒歩4分
メニュー:つけ麺 醤油(240g)…850円/つけ麺 塩(240g)…850円
ラーメン 醤油…700円/ラーメン 塩…750円
チャーシューメン 醤油…900円/チャーシューメン 塩…900円
新月鍋ラーメン(ラーメンの後に雑炊が付きます)…900円
玄米ご飯…200円/ミニチャーシュー丼…350円
好み度:ラーメン 醤油

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ディオ
だいぶ前の記事にコメント失礼します。
再訪してきました。
開店当初にいただいた一杯とは別物と
いう感じの、すごく進化した印象を受
けましたよ。好みはあると思いますが。
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けましたよ。好みはあると思いますが。
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