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2007.05.21
大阪大勝軒【弐】
訪問日:2007年5月21日(月)

今回の5月21日~22日の1泊2日の大阪出張。
1軒目に訪れたラーメン店は「大阪大勝軒」。
こちらの店に来るのは約1年振り。
でも、こちらの松本店主とは、3月20日「東池袋大勝軒」閉店の日に東池袋の店の前でお会いしていた。
「次回、大阪に行くときは必ず寄らせてもらいます。」と約束して、本日、その約束を果たしに来た。
新幹線で新大阪経由で梅田に入り、午前中の用事を済ませて店に向かう。
この店の最寄り駅は大阪市営地下鉄堺筋線の扇町駅。
しかし、梅田から歩いてもそうはかからない。
ホワイティ梅田の地下街を「泉の広場」まで行き、地上に出て、大阪東急インの脇を通り、その先の「神山町」の交差点の一つ先の道を左折してすぐの場所に店はある。
私の足で徒歩9分で来れた。
店の前まで来ると、大阪では珍しいラーメン店の行列ができている。
しかも、時刻は13時を過ぎているというのに4名待ちだ。
おばちゃんの店員さんが店の中からメニューを持って現れ、渡された。
しばらくして、再度現れると…
「何にしましょう?」と注文を聞いてくる。
「つけ麺にしたいんですけど、普通と中盛と大盛では、それぞれ麺の量は何gあるんですか?」と聞いてみる。
「普通で270g。中盛は400g。大盛だと550g」だと言うので、1玉270gとして、中盛が1.5玉、大盛が2玉とすると数が微妙に合わないなと思いつつ…
「中盛」で注文。
5分も待たないうちに席が空き、おばちゃん店員さんに「どうぞ!」と招き入れられた。
「いらっしゃい。」と笑顔で松本店主が迎えてくれる。
席はカウンター席の奥から3番目。
麺を茹でる松本店主が立つ位置に近い席だ。
私が入った後は数人のお客さんが入ったものの、ようやくピークも過ぎたようで、食べ終えたお客さんがポツポツと帰っていった。
私と後客の分の麺を茹で終え、汗を拭い、ホッとひといきの松本店主に話しかけた。
「盛況ですね!」
「東池袋の閉店以来、忙しくなりました?」
「松本さんも、あのニュースステーションのインタビューに応じて全国放送されて、一躍有名人になったんじゃないですか?」
「そんな、とんでもないですよ。」
「でも、おかげさまで前に比べるとお客さんはボチボチ入っています。」
「ああ、それはよかった!」
東池袋の味を大阪向けにアレンジした松本さんの味が少しでも多くの大阪の人にわかってもらえて。
こちらの「もりそば」の大きな特徴はスープにある。
東池袋の味を持ち込んだが、そのままでは受けなかったため、試行錯誤しながら、今の味に辿り着いた。
豚骨を多く使い、動物系を強めたスープ。
その分、煮干し、鯖節、鰹節の魚介系は控えめに…
それと、「大勝軒」の「甘」「辛」「酸」のうち、甘味と酸味は極力抑えた。
これが、大阪風。
「郷に入れば郷に従え。」だね
私の「つけ麺・中盛」が上がった。


麺がやけに細い…
前のは、17番くらいの中太麺だったと思ったけど…
疑問に思って松本店主に聞いてみた。
すると、予想通り、切り歯17番から19番に変えたという。
暑くなってきたので、「ワシワシ」とした食感の麺を変えたかったというのがその理由だ。

この人は麺のことをよく知っている。
季節、天候、温度、湿度によって、材料やつくり方を変えていると言う。
まさに麺のプロフェショナルである。
麺はコシがあって、小麦の旨味も感じるおいしい麺。
打ち立ての麺ではなく、少し熟成もさせているようだ。
店主の狙い通り、これから夏にかけて、さっぱり喉越しよくいただけていいんじゃないかと思う。
つけ汁の味の基本は、やはり「東池袋」の味を踏襲している。
豚骨の分量を増やしていると言っても油は控えめで、魚介系ダシも効いている。
こってり感があって、甘酸っぱさがあまり感じられない「大勝軒」の「もりそば」と思ってもらえればいい。
チャーシューは伝統のモモ肉ではなく、肩ロース肉を使用。
柔らかく、肉の旨味があって、絶対にこちらが正解。
ただ、自分の好みからすれば、つけ汁は、やるならもっと豚骨や鶏等、動物系を増やし、炊き込んで、魚介系は香り付け程度でよかったんじゃないかとも思う…
「必勝軒」の「動物系濃厚スープ」や「つけ麺 目黒屋」がやってる「濃厚デー」のスープのようなものができたらもっとよくなると感じた…
ただ、まだ、店内に「つけ麺」の食べ方のマニュアルが貼り付けられているほど、「つけめん」がマイナーな大阪で、アレンジしながらも「大勝軒」の「もりそば」の味を広めている松本店主。

トレードマークの明るい笑顔で、これからも頑張ってほしい。




今回の5月21日~22日の1泊2日の大阪出張。
1軒目に訪れたラーメン店は「大阪大勝軒」。
こちらの店に来るのは約1年振り。
でも、こちらの松本店主とは、3月20日「東池袋大勝軒」閉店の日に東池袋の店の前でお会いしていた。
「次回、大阪に行くときは必ず寄らせてもらいます。」と約束して、本日、その約束を果たしに来た。
新幹線で新大阪経由で梅田に入り、午前中の用事を済ませて店に向かう。
この店の最寄り駅は大阪市営地下鉄堺筋線の扇町駅。
しかし、梅田から歩いてもそうはかからない。
ホワイティ梅田の地下街を「泉の広場」まで行き、地上に出て、大阪東急インの脇を通り、その先の「神山町」の交差点の一つ先の道を左折してすぐの場所に店はある。
私の足で徒歩9分で来れた。
店の前まで来ると、大阪では珍しいラーメン店の行列ができている。
しかも、時刻は13時を過ぎているというのに4名待ちだ。
おばちゃんの店員さんが店の中からメニューを持って現れ、渡された。
しばらくして、再度現れると…
「何にしましょう?」と注文を聞いてくる。
「つけ麺にしたいんですけど、普通と中盛と大盛では、それぞれ麺の量は何gあるんですか?」と聞いてみる。
「普通で270g。中盛は400g。大盛だと550g」だと言うので、1玉270gとして、中盛が1.5玉、大盛が2玉とすると数が微妙に合わないなと思いつつ…
「中盛」で注文。
5分も待たないうちに席が空き、おばちゃん店員さんに「どうぞ!」と招き入れられた。
「いらっしゃい。」と笑顔で松本店主が迎えてくれる。
席はカウンター席の奥から3番目。
麺を茹でる松本店主が立つ位置に近い席だ。
私が入った後は数人のお客さんが入ったものの、ようやくピークも過ぎたようで、食べ終えたお客さんがポツポツと帰っていった。
私と後客の分の麺を茹で終え、汗を拭い、ホッとひといきの松本店主に話しかけた。
「盛況ですね!」
「東池袋の閉店以来、忙しくなりました?」
「松本さんも、あのニュースステーションのインタビューに応じて全国放送されて、一躍有名人になったんじゃないですか?」
「そんな、とんでもないですよ。」
「でも、おかげさまで前に比べるとお客さんはボチボチ入っています。」
「ああ、それはよかった!」
東池袋の味を大阪向けにアレンジした松本さんの味が少しでも多くの大阪の人にわかってもらえて。
こちらの「もりそば」の大きな特徴はスープにある。
東池袋の味を持ち込んだが、そのままでは受けなかったため、試行錯誤しながら、今の味に辿り着いた。
豚骨を多く使い、動物系を強めたスープ。
その分、煮干し、鯖節、鰹節の魚介系は控えめに…
それと、「大勝軒」の「甘」「辛」「酸」のうち、甘味と酸味は極力抑えた。
これが、大阪風。
「郷に入れば郷に従え。」だね
私の「つけ麺・中盛」が上がった。


麺がやけに細い…
前のは、17番くらいの中太麺だったと思ったけど…
疑問に思って松本店主に聞いてみた。
すると、予想通り、切り歯17番から19番に変えたという。
暑くなってきたので、「ワシワシ」とした食感の麺を変えたかったというのがその理由だ。

この人は麺のことをよく知っている。
季節、天候、温度、湿度によって、材料やつくり方を変えていると言う。
まさに麺のプロフェショナルである。
麺はコシがあって、小麦の旨味も感じるおいしい麺。
打ち立ての麺ではなく、少し熟成もさせているようだ。
店主の狙い通り、これから夏にかけて、さっぱり喉越しよくいただけていいんじゃないかと思う。
つけ汁の味の基本は、やはり「東池袋」の味を踏襲している。
豚骨の分量を増やしていると言っても油は控えめで、魚介系ダシも効いている。
こってり感があって、甘酸っぱさがあまり感じられない「大勝軒」の「もりそば」と思ってもらえればいい。
チャーシューは伝統のモモ肉ではなく、肩ロース肉を使用。
柔らかく、肉の旨味があって、絶対にこちらが正解。
ただ、自分の好みからすれば、つけ汁は、やるならもっと豚骨や鶏等、動物系を増やし、炊き込んで、魚介系は香り付け程度でよかったんじゃないかとも思う…
「必勝軒」の「動物系濃厚スープ」や「つけ麺 目黒屋」がやってる「濃厚デー」のスープのようなものができたらもっとよくなると感じた…
ただ、まだ、店内に「つけ麺」の食べ方のマニュアルが貼り付けられているほど、「つけめん」がマイナーな大阪で、アレンジしながらも「大勝軒」の「もりそば」の味を広めている松本店主。

トレードマークの明るい笑顔で、これからも頑張ってほしい。



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