2007.05.08 南池袋大勝軒
訪問日:2007年5月8日(火)

南池袋大勝軒-1

こちら「南池袋大勝軒」は、「滝野川大勝軒」の飯野店主が池袋駅近に出店した2号店。

飯野店主は、ラーメンの神様・山岸大将が「(東池袋)大勝軒」の閉店に当たって、「大勝軒」の後継者として指名した人で、数ある「東池袋大勝軒」系の店の中から、「滝野川大勝軒」、「南池袋大勝軒」が後継店にもなった。

しかし、GW前に訪ねた「滝野川大勝軒」の「ラーメン」は私のイメージした「(東池袋)大勝軒」の「中華そば」の味とは違っていた。

魚介系出汁があまり出ていなかったスープ…
柔らかく旨味の感じられない麺…

後継店とは思えない「ラーメン」の出来に少々ガッカリした。

ただ、「もりそば」を食べたわけではなく、飯野店主が作ったものでもないので、これだけで評価するわけにはいかない。

そこで、やはり「南池袋大勝軒」に行って確かめねばと思い、本日の訪問になった。

池袋駅東口に来て、まず向かったのは、去る3月20日に45年の長い歴史に終止符を打った「(東池袋)大勝軒」。

しかし、その場所には…
すでに「大勝軒」はなかった。
建物は壊され、再開発工事が始まっていた。

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南池袋大勝軒-3

3月20日、「大勝軒」営業最終日の光景が甦った…
さようなら「大勝軒」!
ありがとう「山岸大将」!

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きびすを返して、「南池袋大勝軒」へ向かう。
店に入っていくと、2名待ち。

壁には「東池袋大将軒」系の店ではお決まりの山岸大将と店主のツーショット写真に、山岸大将の単独写真のパネルも飾られていた。

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券売機で「もりそば」の食券を買う。

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すると、「食券お預かります!」と店員さんが手を差し出してきたので…
「もりそばの麺の量はどれくらいあるのですか?」と聞いてみた。

この店員さんの答えはなかなかユニークなものだった。
普通盛りの麺を入れる器を持ってくると…
「これくらいです!」

「…」

「何gなの?」と聞き直すと、店員さん、飯野店主に聞きにいった。

飯野店主が「330g…」と言っているのが聞こえた。

店員さんが「330gです!」と伝えてくれたので…
「それなら普通盛りでじゅうぶん。」と答えた。

「お一人さま、奥の席へ。」
店員さんに促され奥のカウンター席へ。

この店、間口が狭く、奥が長い「鰻の寝床」の構造の店。

店の外装には無垢の古材が使われ「和モダン」な外観。
店内は照明も落とされ、まるでバーのよう。
およそ「大勝軒」らしからぬ店である。

オープンキッチンで、席からはよく厨房が見える。

飯野店主が麺を茹で始めた。
大きな鍋の中に木箱に入った麺を一箱分投入して鍋に蓋をする。

途中、何度か蓋を開けて箸で麺を掻き回したり、テボでワンタンを茹でたりしながら7分後、「ピピピッ」とタイマーが鳴って茹で上がった。

大きな金ざるに移された麺を水洗いすると、すばやく、次々に器に盛り付けていく飯野店主。

「ここまで行けるかな?」
並んだ食券を指差しながら飯野店主が最後に盛り付けた麺とつけ汁が私の前に出された。

よかった。
なんとか、この回のロットの最後の一杯に滑り込めた。

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麺をいただく。
おそらく先日の「滝野川大勝軒」と同じ麺を使っているはずだろうに、噛み締めると麺の食感が違うし、麺の、小麦の旨味さえ感じる。

これはどういうことだろうか?
考えられるのは、麺の茹で方。

茹で時間は「滝野川大勝軒」の方が1分ほど長かった。
もしかしたら、滝野川は、茹で湯の温度が低かったのかもしれない。
低温で茹でたため、芯まで茹らずに外側は茹り過ぎてしまった可能性がある。

いづれにしても、麺がまずいわけではないことはわかって良かった。

つけダレはどうか?
思ったほどは甘くはない。
酸味もそう強くは感じなかった。

もちろん「東池袋大勝軒」系だから砂糖に酢を使う…
甘酸っぱいつけダレではあるけれど、甘さは控えめ…

動物系のダシが強く、魚介は控えめ。
これは「滝野川大勝軒」と共通の傾向。

ただ、「滝野川大勝軒」ではほとんど主張していなかった魚介系がちゃんと今日は顔を出している。

具のメチャメチャ甘い味付けだったメンマも、今日はそんな気にならなかったし…
大きなチャーシューも、もも肉を使ってる割りには、肩ロースの肉のようで柔らかく良かった。

唯一、残念だったのは、スープ割りをしてもらい、飲んでいる時に口に入った肉片のようなもの。
硬く、噛んだら「ジャリ」という音がして吐き出したけど…
気持ち悪かった。

これを除けばまあまあいける「もりそば」ではあると思う…
ただ、この「もりそば」は「東池袋大勝軒」の「もりそば」ではなく、飯野店主の「もりそば」という気がした…

ちなみに私が食べた中では「東池袋大勝軒」の晩年に一番近い味は、「お茶の水大勝軒」という気がしている。
誰が作ったものかにもよるし、異論はあるとは思うけど…

しかし、この「東池袋大勝軒」から巣立っていった山岸大将のお弟子さんの店は全国に多数ある。

「東池袋大勝軒」の伝統の味を守り続けていこうとする店もあれば、基本の味をベースにスープの味や麺を替えて自分流にアレンジしている店もある。

味の評判の良い店がある一方、悪い店があるのも事実。

ただ、私の願いは、「大勝軒」の看板を掲げている以上は、看板に恥じない味をこれからもお客さんに提供していってほしいということ…
頑張っていただきたい!

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住所:東京都豊島区南池袋2-27-16近藤ビル1F
電話:03-5951-2221
営業時間:11:30~22:00
定休日:不定休
交通アクセス:池袋駅東口から徒歩7分
HP:http://www.tai-sho-ken.com/

メニュー:もりそば…650円/もり玉子…750円/もり生玉子…750円/もろのり…750円/もり辛味…750円/もりワンタン(3個)…750円/もり野菜…900円/もりメンマ…900円/もりチャーシュー…950円/もりチャーシュー野菜…1100円/もりデラックス…1100円
あつもり…650円ラーメン…650円/ワンタンメン(6個)…850円


好み度:もりそばstar_s40.gif
接客・サービスstar_s35.gif
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