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2007.04.27
大勝軒 滝野川店
訪問日:2007年4月27日(金)

先月3月20日に、その長い歴史の幕を閉じた「大勝軒」(俗称:東池袋大勝軒)。
山岸大勝から後継者に任命されたのは「南池袋大勝軒」の飯野さんだった。
飯野さんは、山岸大将の一番弟子!
暖簾分けされて、1995年に「滝野川大勝軒」を開業。
その後、2号店として池袋の駅そばに出店したのが「南池袋大勝軒」。
「滝野川大勝軒」は、飯野店主が長年に渡り、山岸大将の味を伝承しながら、自由な発想で月一ペースで創作メニューもつくり続けてきた店。
本日は、せっかく王子まできたので、2杯目のラーメンをここでいただくことに…
いくつかの…
いわゆる「東池袋大勝軒系」の店に行っているものの、こちらの店は初訪問。
「中華そば店 伊藤」を出て、王子駅まで歩くこと20分。さらに駅から10分歩き、計30分を費やして店に着いたのは11時40分。
すんなり入れると思いきや、外に4人待ち。中のベンチにも4人が順番待ちをしていた。
5分ほどで店内へ。
店の入り口のカウンター上の壁には、東池袋大勝軒系の店の証でもある修業時代の店主と山岸大将との2ショット写真が飾られていた。

ここは、食券制。
「ラーメン」の券を購入。

店内のベンチでさらに5分ほど待って席へ。
若いお兄ちゃんのヒゲ店員さんに券を渡す。
「ラーメン入ります!」
「ハイッ!」
威勢の良い声が店内に響き渡る…
店員は男3人。
全員、お揃いの紺無地のシャツを着て、額には鉢巻き。
一番背の高いおじさん店員さんがリーダーのようで、大きな鍋で麺を茹で、冷やし、器に麺を盛る動作を繰り返していた。
こちらも、いっぺんにたくさんの麺を茹でる「大勝軒方式」
麺は「もりそば」も「ラーメン」も共通の中太麺。
麺を茹で始め、6分経ったところで、平ざると箸で麺を掬いスープの張られたラーメン丼へ。
そして、もう一人のおじさん店員が具を盛り付け完成。
でかいチャーシュー…
小さな海苔にナルト…
色の濃い、味付けされたメンマ…
できあがった「ラーメン」は、昔ながらの「大勝軒」の「中華そば」のビジュアルそのもの!


ただ、ここ数年、東池袋の「大勝軒」では「中華そば」は食べていない。
系列の「大勝軒」と名の付く店でも、昨夏に食べた「北習志野大勝軒」ぐらい…
いつも「もりそば」ばかり食べていたので、「中華そば」は久しぶり。
スープを一口すすると…
「あれっ?」
もう一口…「こんなんだっけ?」
麺を一口食べても…
「う~ん…」
「北習志野大勝軒」で食べたときはおいしかった!
ただ、「北習志野大勝軒」は、「大勝軒」の味をベースにしてはいるものの、店主の創意工夫で味を進化させたオリジナル。
単純に味の比較はできないものの、ここのスープに比べるとはるかにうまい。
このスープからは、動物系のダシは感じるものの、魚介の旨味がほとんど感じられない。
決して悪いわけではないけれど、今日、巷にこれだけ美味しいラーメンがあり、美味しいスープかある中、このスープは、申し訳ないけど平凡と言わざるを得ない…
麺も、小麦粉がぎっしり詰まった食べ応えのある麺で、麺自体は悪くはない。
ただ、このもちもちした食感の多加水の麺はスープを持ち上げず、この「ラーメン」スープには合っていない…
チャーシューは大きいけど、モモ肉でパサパサしていて、味付けもない。
ただ、これは、ここだけではなく、多くの「大勝軒」系の店では皆、こんなものなのであまり気にはならない。
肉の臭みがないだけ、ここのは良いと言えるかもしれない…
メンマは、やたらに甘ったるい味付け…
この味付けは、他店にないここのオリジナルなんだろうけど、私にはいただけなかった…
やはり、「大勝軒」は「もりそば」か?
でも、「大勝軒」の「中華そば」はこんなもんじゃないよね…
石神本にも、ここのスープはブレが大きいと記載があった。
飯野店主が作っていたら、どうだったのか?
「南池袋大勝軒」に行って確かめてみないとダメかな?
「ラーメン」にしたことを後悔しながら、そんなことを考えている自分がいた。
それと、余計なお世話かもしれないけど、店名の書かれた布看板はみすぼらしいので、修理された方がいいかと…
店を出た帰り道、飛鳥山の交差点で車と並走しながら走る「都電」を発見。
現在「都電」が走るのは、この「都電荒川線」の「三ノ輪~早稲田」間の1路線のみ。
いづれはこの路線も「都バス」に取って代わるのだろうか?
東池袋の「大勝軒」の閉店と重ね合わせ、こちらは、いつまでも残ってほしいとノスタルジーな気持ちに浸りながら「都電」を見送った。
住所:東京都北区滝野川2-10-3
電話:03-3940-3860
営業時間:11:30~15:00/17:30~22:00 (スープが無くなり次第終了)
定休日:月曜
アクセス:JR京浜東北線・王子駅から飛鳥山公園に沿って行き、明治通りを右側通行で池袋方向へ。徒歩10分
HP:http://www.tai-sho-ken.com/
メニュー:もりそば…650円/もりデラックス(全部入り)…1100円/もりチャーシュー…950円/もり玉子…750円/もり生玉子…750円/もり野菜…900円/もりチャーシュー野菜…1100円/もりメンマ…900円/もりのり…750円/辛味もり…750円
あつもり…650円/中盛り(650g)…100円/大盛り(800g)…200円
ラーメン…650円
好み度:ラーメン
接客・サービス

先月3月20日に、その長い歴史の幕を閉じた「大勝軒」(俗称:東池袋大勝軒)。
山岸大勝から後継者に任命されたのは「南池袋大勝軒」の飯野さんだった。
飯野さんは、山岸大将の一番弟子!
暖簾分けされて、1995年に「滝野川大勝軒」を開業。
その後、2号店として池袋の駅そばに出店したのが「南池袋大勝軒」。
「滝野川大勝軒」は、飯野店主が長年に渡り、山岸大将の味を伝承しながら、自由な発想で月一ペースで創作メニューもつくり続けてきた店。
本日は、せっかく王子まできたので、2杯目のラーメンをここでいただくことに…
いくつかの…
いわゆる「東池袋大勝軒系」の店に行っているものの、こちらの店は初訪問。
「中華そば店 伊藤」を出て、王子駅まで歩くこと20分。さらに駅から10分歩き、計30分を費やして店に着いたのは11時40分。
すんなり入れると思いきや、外に4人待ち。中のベンチにも4人が順番待ちをしていた。
5分ほどで店内へ。
店の入り口のカウンター上の壁には、東池袋大勝軒系の店の証でもある修業時代の店主と山岸大将との2ショット写真が飾られていた。

ここは、食券制。
「ラーメン」の券を購入。

店内のベンチでさらに5分ほど待って席へ。
若いお兄ちゃんのヒゲ店員さんに券を渡す。
「ラーメン入ります!」
「ハイッ!」
威勢の良い声が店内に響き渡る…
店員は男3人。
全員、お揃いの紺無地のシャツを着て、額には鉢巻き。
一番背の高いおじさん店員さんがリーダーのようで、大きな鍋で麺を茹で、冷やし、器に麺を盛る動作を繰り返していた。
こちらも、いっぺんにたくさんの麺を茹でる「大勝軒方式」
麺は「もりそば」も「ラーメン」も共通の中太麺。
麺を茹で始め、6分経ったところで、平ざると箸で麺を掬いスープの張られたラーメン丼へ。
そして、もう一人のおじさん店員が具を盛り付け完成。
でかいチャーシュー…
小さな海苔にナルト…
色の濃い、味付けされたメンマ…
できあがった「ラーメン」は、昔ながらの「大勝軒」の「中華そば」のビジュアルそのもの!


ただ、ここ数年、東池袋の「大勝軒」では「中華そば」は食べていない。
系列の「大勝軒」と名の付く店でも、昨夏に食べた「北習志野大勝軒」ぐらい…
いつも「もりそば」ばかり食べていたので、「中華そば」は久しぶり。
スープを一口すすると…
「あれっ?」
もう一口…「こんなんだっけ?」
麺を一口食べても…
「う~ん…」
「北習志野大勝軒」で食べたときはおいしかった!
ただ、「北習志野大勝軒」は、「大勝軒」の味をベースにしてはいるものの、店主の創意工夫で味を進化させたオリジナル。
単純に味の比較はできないものの、ここのスープに比べるとはるかにうまい。
このスープからは、動物系のダシは感じるものの、魚介の旨味がほとんど感じられない。
決して悪いわけではないけれど、今日、巷にこれだけ美味しいラーメンがあり、美味しいスープかある中、このスープは、申し訳ないけど平凡と言わざるを得ない…
麺も、小麦粉がぎっしり詰まった食べ応えのある麺で、麺自体は悪くはない。
ただ、このもちもちした食感の多加水の麺はスープを持ち上げず、この「ラーメン」スープには合っていない…
チャーシューは大きいけど、モモ肉でパサパサしていて、味付けもない。
ただ、これは、ここだけではなく、多くの「大勝軒」系の店では皆、こんなものなのであまり気にはならない。
肉の臭みがないだけ、ここのは良いと言えるかもしれない…
メンマは、やたらに甘ったるい味付け…
この味付けは、他店にないここのオリジナルなんだろうけど、私にはいただけなかった…
やはり、「大勝軒」は「もりそば」か?
でも、「大勝軒」の「中華そば」はこんなもんじゃないよね…
石神本にも、ここのスープはブレが大きいと記載があった。
飯野店主が作っていたら、どうだったのか?
「南池袋大勝軒」に行って確かめてみないとダメかな?
「ラーメン」にしたことを後悔しながら、そんなことを考えている自分がいた。
それと、余計なお世話かもしれないけど、店名の書かれた布看板はみすぼらしいので、修理された方がいいかと…
店を出た帰り道、飛鳥山の交差点で車と並走しながら走る「都電」を発見。
現在「都電」が走るのは、この「都電荒川線」の「三ノ輪~早稲田」間の1路線のみ。
いづれはこの路線も「都バス」に取って代わるのだろうか?
東池袋の「大勝軒」の閉店と重ね合わせ、こちらは、いつまでも残ってほしいとノスタルジーな気持ちに浸りながら「都電」を見送った。
住所:東京都北区滝野川2-10-3
電話:03-3940-3860
営業時間:11:30~15:00/17:30~22:00 (スープが無くなり次第終了)
定休日:月曜
アクセス:JR京浜東北線・王子駅から飛鳥山公園に沿って行き、明治通りを右側通行で池袋方向へ。徒歩10分
HP:http://www.tai-sho-ken.com/
メニュー:もりそば…650円/もりデラックス(全部入り)…1100円/もりチャーシュー…950円/もり玉子…750円/もり生玉子…750円/もり野菜…900円/もりチャーシュー野菜…1100円/もりメンマ…900円/もりのり…750円/辛味もり…750円
あつもり…650円/中盛り(650g)…100円/大盛り(800g)…200円
ラーメン…650円
好み度:ラーメン

接客・サービス

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