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訪問日:2018年4月9日(月)

本日のランチは、大阪・四天王寺に1月21日にオープンした新店の『小麦蕎麦処 四天王寺 五常』へ!
こちらの店は、『らーめんstyle JUNK STORY』、『麺と心 7』、『ガチ味噌肉ソバ ひるドラ』を出店してきた井川店主の「Warm Heart」グループの4号店としてオープンした『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』が屋号とメニューを変えて営業している店!
『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』は2016年6月24日にオープン!
月・水・金の昼のみ、井川店主が厨房に立つ時に営業するスタイルの店としてスタート!
「名物「溶岩焼き」仕立ての醤油そば」という…
熱した特殊な溶岩の上で、チャーシューなどの具を、自分好みの焼き加減でセルフで焼いて、ラーメンにトッピングする「自分だけのラーメン」を…
食前にスムージー、食後にデザート付きで提供。
その斬新なラーメンの提供スタイルが話題となった!
そんな店も、井川店主とタッグを組んで運営していたスタッフの人の卒業によって、2016年12月23日の営業をもって休業。
しかし、翌年の2017年1月14日からは、3月末日までの期限限定営業ながら『中華そば、ひとり。』なる屋号で、井川店主が文字通り一人で営業する店をオープンさせていた!
そんな情報までは聞いていてたけど…
『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』も『中華そば、ひとり。』も未訪のまま…
以前に大阪に転勤していたときには、『らーめんstyle JUNK STORY』に50数回も通った。
それは、井川店主の作るラーメンが好きだったから♪
ただ、スタッフも増えて、2号店、3号店と店舗を増やしていくうちに…
若き天才ラーメン職人は厨房に立つこともなくなってしまって…
大阪に遠征しても、「Warm Heart」グループの店に行くことも少なくなった。
だから、井川店主が厨房に立つ『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』がオープンすると聞いて、ぜひ、行ってみたいと思っていた。
しかし、「溶岩焼き」仕立ての醤油そば」は、その提供スタイルゆえに、お客さんの回転が非常に悪くて…
待ち時間が長いのがネックで、訪問しないまま閉店してしまったし…
『中華そば、ひとり。』は、短期の出店で終了してしまう店だったので…
こちらの店には、あまり、行ってみたいとは思わなかったし…
そして、『小麦蕎麦処 四天王寺 五常』をオープンすると聞いても…
『小麦蕎麦処 四天王寺 五常(仮店舗)』という…
屋号のあとに、あえて「仮店舗」という言葉を付けて、店をオープンさせて、営業日も1月21日のオープン日の後は1月28日から30日まで営業して、その後は未定。
そんな、仮店舗というか、仮営業状況だったので…
本店舗として、普通に営業するようになるまでは訪問は控えるつもり…
ただし、実際にそうなるかどうかは疑問だったけど…
そして、その後、この『小麦蕎麦処 四天王寺 五常(仮店舗)』が、2月に営業したのは、わずか9日間。
井川店主が大阪にいて、営業できる日は、相変わらず限られているようで、まだまだ、本営業には、ほど遠い状態だった。
それが、3月は営業日が15日間に延びて!
さらに、4月は、何と、3日しか休まずに本格営業するというので!

次回、大阪に行く際に、時間が合えば行ってみようと思っていた。
そうして、9日に大阪行きが決まって!
当日に井川店主のTwitterを見に行ってみると…
昨日の日曜日に限定で出した「ざる小麦蕎麦」が今日も提供されるという!
先日、『ロックンビリースーパーワン』で、日本蕎麦ライクなつけ麺をいただいて!
昨日は、愛知県半田市にある『麺屋さくら』で、やはり、同じ様なつけ麺をいただいていたので!
井川店主がどんな麺作りをして、どんな一杯を食べさせてくれるのか!?
スゴく興味があった。
ただし、提供数が20食と限られているので、急がないといけない。
しかし、朝、三重県で一仕事して、近鉄特急で大阪に向かっても、店に辿り着けるのはお昼近い時間になってしまう…
そこにきて、こちらの店の営業時間は10時45分だから…
開店して1時間以上経って、まだ、限定が残っているか?
まあ、無ければ無いで、デフォルトのラーメンを食べればいいとは思っていたけど…
ただ、この後、1時30分には大阪の日本橋に行かなくてはならないので…
もし、行列ができていたりしたら、デフォのラーメンすら食べられない可能性がある…
そんな不安を抱えながら、近鉄特急で上本町へ!
そして、上本町で下車して、隣接する地下鉄の谷町九丁目駅から地下鉄谷町線で一駅隣りの四天王寺前夕陽ヶ丘駅へ!
そうして、駅4番出口を出て、徒歩5分ほどの店の前へとやって来たのは11時59分。
すると、店頭には、『いかれたNOODLE Fishtons』の夜営業で!
また、『麺や ひなた』の開店1周年の日にも偶然お会いした大阪ラーメニストの重鎮Yさんの姿が!
「おはようございます!」とお声を掛けさせていただくと…
「よう、会いますな(笑)」と言って笑っていた。
ガラス越しに見えた井川店主と目があって挨拶。
Yさんと雑談していると…
ほんの数分で、お客さんが出てきて…
イケメンスタッフの人から呼ばれて、入店。
改めて、井川店主に挨拶して着席。
スタッフの人から注文を聞かれて…
本日の限定麺「ざる小麦蕎麦 ~本山葵、ぬちまーすを添えて~」を注文すると…
すんなりと注文が通った♪


そこで、さらに…
「追加ざるを国産強力小麦粉麺に変更で!」と言って注文すると!
同じ「ざる小麦蕎麦」を「麺大盛り」で注文していたYさんも…
「そんなのあるなら、私もそれに替えて!」(笑)
というわけで、同じ注文が2人前入ると…
「麺の茹で時間5分かかります。」
井川店主から、そう言われて、2人で頷くと…
少しして、井川社長によって作られた「ざる小麦蕎麦 ~本山葵、ぬちまーすを添えて~」が、スタッフの人の手によって運ばれてきた。


ざる蕎麦用の丸竹スダレの上にキレイに盛りつけられ中太ストレート麺の上には柚子がすりおろされて…
三連皿には、本山葵にうずらの卵、薬味ネギ、ぬちまーすの塩が入る!
見た目は、日本蕎麦の「ざる蕎麦」!
ただ、麺は「蕎麦」というには、太すぎて、「細饂飩」という感じかな!


麺の表面に茶色い斑点模様があって…
しかし、全粒粉にしては模様が大きくて、色が淡いので…
これは、焙煎小麦か焙煎大麦か?
気になって、井川社長に聞いてみると…
「アマニです。」という答えがあって…
亜麻仁油に使うスーパーシードだとわかって…
「そういえば、確か大阪の何処かの店で亜麻仁入りの麺、食べたな…」
「何処だっけ?」とひとり言を言うと…
井川店主から…
「ひるドラでしょう!」
『JUNK STORY』のサードプランドの店の名を出されて!
『ひるドラ』で食べたという記憶はなかったけど…
確信がなかったので…
「失礼しました(汗)」と言うしかなかったんだけど(汗)
でも、あとで、ブログを見直しても、『ひるドラ』の記事では亜麻仁には触れていなくて…
そして、ようやく、江坂にある某店で食べたことを思い出したんだけど…
閑話休題(笑)
まずは、柚子の掛かっていないところの麺を、箸で手繰っていただくと…
つるっ!
もちっ!
この強力粉に中力粉をブレンドして製麺したと思われる麺は、つけ麺用に使われる多加水麺で!
ざる蕎麦というよりは、ざる饂飩をたべているような感じ…
次に、「ぬちまーす」を指で摘まんで、パラパラと麺にかけて、いただいてみると…
小麦粉のうま味とともに甘味もよく感じられるようになって、このままでも、十分に美味しい♪
そして、蕎麦猪口のつゆにつけていただくと…
この味わいは、正に、蕎麦つゆ!
濃口醤油、味醂、砂糖で作ったカエシで!
しっかり寝かせてから使用しているので、醤油のカドがとれているし!
このカエシに鰹出汁を合わせていて!
そして、これ、キチンと出汁を引いて、鰹節の香りとうま味が引き出されていて♪
ラーメン店ではよくある、煮出して、鰹節の酸味や渋みが出てしまうなんてこともなかったし!
これだけ美味しい蕎麦つゆを出すのは、関西では、『麺哲』系の店と、『ロックンビリースーパーワン』の嶋崎店主くらいしか私は知らない…
でも、これだけ、完璧に日本蕎麦の蕎麦つゆを作ってきているのに…
なぜ、麺は、饂飩っぽい食感の多加水麺!?
他の店では、もっと、蕎麦っぽい食感の麺を合わせてきているのに…
最初は、そう思った…
ただ、よくよく考えてみれば、石臼挽きの全粒粉を使った蕎麦っぽい食感の中華麺を、蕎麦つゆっぽいつけ汁につけて食べて!
本当の蕎麦みたいだといっても…
よくよく考えれば、それなら、本物の蕎麦を食べればいいので…
これはこれでもいいのかな!?
でも、ちょっと、麺が太くて、饂飩っぽい食感なのが…
そこで、井川店主に…
「この麺、18番ですか?」と聞いてみると…
「いいえ、17番です。」という答えがあって!
『東池袋大勝軒』系の店御用達の切刃を使っていることがわかったけど…
通常、販売されている切刃は10番、12番、14番、16番、18番、20番、22番、24番、26番、28番、30番というふうに偶数で2番刻みで用意されていて、奇数というのは特殊…
しかし、井川店主によれば…
「16では太いし、18では細い…」
「やっぱり、17番じゃないとダメだったんです。」なんて話していたけど…
切刃は、30mmの麺帯から何本の麺を切り出すかによって、その刃の数量で番手が決められている。
だから、例えば、20番なら…
30mm÷20=1.5mm。
これで、計算すれば
16番は1.88mm。
18番で1.67mm。
その差、わずか0.21mm。
しかし、1.88mmでは太い!
1.67mmでは細いので、17番の1.77mmの太さにこだわる…
蕎麦つゆに柚子が入らないようにして、麺の先3分の1程度をつけて、食べてみると…
柚子の爽やかな柑橘系香りが口一杯に広がるのがいい♪
そうして、この調子で麺を食べきって、少ししたところで…
最初の麺を食べ始めて、少しして、井川店主にお願いして、作ってもらった「追加ざる」も出された。


こちらは、すりおろされた柚子の代わりに刻み海苔が載せられていて…
パッと見、先ほどの麺に比べて、細く見える。
でも、よくよく見ると、どうやら、太さはいっしょのようで…
こちらは、平打ちの形状だから、そう見えたんだね…
まず、この平打ちの中太ストレート麺を、何もつけずに、そのまま、いただくと…
ふわっと小麦が香る麺で!


先ほどの麺も、小麦粉の風味の感じられる麺だったけど…
こちらの方が風味は強い♪
そして、「ぬちまーす」の塩をつけていただくと…
こちらも、小麦粉のうま味に甘味がより際立って感じられてよかったし♪
蕎麦つゆにつければ…
つるっとした、のど越しのいい麺で!
たぶん、この麺は、強力粉だけで打った中加水麺じゃないかと思うけど!
こちらの麺の方が、風味もいいし!
のど越しのよさもあって!
それに、何より、この蕎麦つゆと合っていて、美味しくいただけるのがいい♪
それと、先ほどの饂飩っぽい麺は、柚子がよくあっていて!
もしかすると、生姜でも麺に載せて食べるとよかったかもしれないけど…
こちらの麺は、蕎麦といっしょで海苔が合う♪
それに、本山葵をちょこんと麺に載せて食べても、とても美味しくいただけたし♪
個人的には断然、「追加ざる」に使われた麺が好みだったけど…
ここは大阪だし…
好みは人それぞれだし…
それに、2つの麺の食感の違いを楽しむという点では、とてもいいアイデアだったと思う♪
最後は、徳利に入ったそば湯ならぬ、割りスープをもらって、セルフでスープ割りして!
刻みネギを入れて、いただいたところ…


昆布のうま味とともに…
鯖、ウルメなどの節を煮出したような…
節のうま味に酸味、渋味も加わって…
でも、これはこれで、美味しくいただいて完食♪
今まで、純粋に中華麺の美味しさを実感できるメニューといったら、『麺哲』系の店で、季節限定で提供される「盛り」一点だけだったのが…
こうして、選択肢が増えたのがよかったし♪
『麺哲』系の「盛り」が、ほぼ、どの店でも、『麺哲』のレシピ通りなのに対して、こちらの「ざる小麦蕎麦」の場合、昨日の麺と今日の麺では、違う麺が使われていて!
これから、また、今日とは、また、違った麺が食べられる楽しみがあるのもいい♪
また、大阪に来る機会に、この「ざる小麦蕎麦」が提供されていたら…
ぜひ、食べてみたい♪
美味しかった♪
ご馳走さまでした。

メニュー:淡口中華そば(鶏と貝のあっさり醤油味)…750円
濃口中華そば(鶏とたまり醤油の濃いめの醤油味)…750円
地鶏と蛤の塩そば(数量限定) ~地鶏のタタキと半熟玉子(半玉)付き~…1000円
トッピング
半熟玉子…100円/チャーシュー増し…280円
麺大盛(スープも増量します)…150円
御飯物
白ご飯(昆布だしと天然塩)…150円
煮込みチャーシュー丼(並)…300円(小)…250円
【本日の限定麺】ざる小麦蕎麦(北海道産強力粉、中力粉、アマニ粉ブレンド)
~本山葵、ぬちまーすを添えて~(20食限定)…800円
麺大盛(1枚半分)…100円
追加 ざる1枚…150円
(※追加は国産強力小麦粉麺に変更可能)
好み度:ざる小麦蕎麦
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こちらの店は、『らーめんstyle JUNK STORY』、『麺と心 7』、『ガチ味噌肉ソバ ひるドラ』を出店してきた井川店主の「Warm Heart」グループの4号店としてオープンした『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』が屋号とメニューを変えて営業している店!
『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』は2016年6月24日にオープン!
月・水・金の昼のみ、井川店主が厨房に立つ時に営業するスタイルの店としてスタート!
「名物「溶岩焼き」仕立ての醤油そば」という…
熱した特殊な溶岩の上で、チャーシューなどの具を、自分好みの焼き加減でセルフで焼いて、ラーメンにトッピングする「自分だけのラーメン」を…
食前にスムージー、食後にデザート付きで提供。
その斬新なラーメンの提供スタイルが話題となった!
そんな店も、井川店主とタッグを組んで運営していたスタッフの人の卒業によって、2016年12月23日の営業をもって休業。
しかし、翌年の2017年1月14日からは、3月末日までの期限限定営業ながら『中華そば、ひとり。』なる屋号で、井川店主が文字通り一人で営業する店をオープンさせていた!
そんな情報までは聞いていてたけど…
『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』も『中華そば、ひとり。』も未訪のまま…
以前に大阪に転勤していたときには、『らーめんstyle JUNK STORY』に50数回も通った。
それは、井川店主の作るラーメンが好きだったから♪
ただ、スタッフも増えて、2号店、3号店と店舗を増やしていくうちに…
若き天才ラーメン職人は厨房に立つこともなくなってしまって…
大阪に遠征しても、「Warm Heart」グループの店に行くことも少なくなった。
だから、井川店主が厨房に立つ『ENTERTAIN麺T style JUNKSTORY M.I label 』がオープンすると聞いて、ぜひ、行ってみたいと思っていた。
しかし、「溶岩焼き」仕立ての醤油そば」は、その提供スタイルゆえに、お客さんの回転が非常に悪くて…
待ち時間が長いのがネックで、訪問しないまま閉店してしまったし…
『中華そば、ひとり。』は、短期の出店で終了してしまう店だったので…
こちらの店には、あまり、行ってみたいとは思わなかったし…
そして、『小麦蕎麦処 四天王寺 五常』をオープンすると聞いても…
『小麦蕎麦処 四天王寺 五常(仮店舗)』という…
屋号のあとに、あえて「仮店舗」という言葉を付けて、店をオープンさせて、営業日も1月21日のオープン日の後は1月28日から30日まで営業して、その後は未定。
そんな、仮店舗というか、仮営業状況だったので…
本店舗として、普通に営業するようになるまでは訪問は控えるつもり…
ただし、実際にそうなるかどうかは疑問だったけど…
そして、その後、この『小麦蕎麦処 四天王寺 五常(仮店舗)』が、2月に営業したのは、わずか9日間。
井川店主が大阪にいて、営業できる日は、相変わらず限られているようで、まだまだ、本営業には、ほど遠い状態だった。
それが、3月は営業日が15日間に延びて!
さらに、4月は、何と、3日しか休まずに本格営業するというので!

次回、大阪に行く際に、時間が合えば行ってみようと思っていた。
そうして、9日に大阪行きが決まって!
当日に井川店主のTwitterを見に行ってみると…
昨日の日曜日に限定で出した「ざる小麦蕎麦」が今日も提供されるという!
先日、『ロックンビリースーパーワン』で、日本蕎麦ライクなつけ麺をいただいて!
昨日は、愛知県半田市にある『麺屋さくら』で、やはり、同じ様なつけ麺をいただいていたので!
井川店主がどんな麺作りをして、どんな一杯を食べさせてくれるのか!?
スゴく興味があった。
ただし、提供数が20食と限られているので、急がないといけない。
しかし、朝、三重県で一仕事して、近鉄特急で大阪に向かっても、店に辿り着けるのはお昼近い時間になってしまう…
そこにきて、こちらの店の営業時間は10時45分だから…
開店して1時間以上経って、まだ、限定が残っているか?
まあ、無ければ無いで、デフォルトのラーメンを食べればいいとは思っていたけど…
ただ、この後、1時30分には大阪の日本橋に行かなくてはならないので…
もし、行列ができていたりしたら、デフォのラーメンすら食べられない可能性がある…
そんな不安を抱えながら、近鉄特急で上本町へ!
そして、上本町で下車して、隣接する地下鉄の谷町九丁目駅から地下鉄谷町線で一駅隣りの四天王寺前夕陽ヶ丘駅へ!
そうして、駅4番出口を出て、徒歩5分ほどの店の前へとやって来たのは11時59分。
すると、店頭には、『いかれたNOODLE Fishtons』の夜営業で!
また、『麺や ひなた』の開店1周年の日にも偶然お会いした大阪ラーメニストの重鎮Yさんの姿が!
「おはようございます!」とお声を掛けさせていただくと…
「よう、会いますな(笑)」と言って笑っていた。
ガラス越しに見えた井川店主と目があって挨拶。
Yさんと雑談していると…
ほんの数分で、お客さんが出てきて…
イケメンスタッフの人から呼ばれて、入店。
改めて、井川店主に挨拶して着席。
スタッフの人から注文を聞かれて…
本日の限定麺「ざる小麦蕎麦 ~本山葵、ぬちまーすを添えて~」を注文すると…
すんなりと注文が通った♪


そこで、さらに…
「追加ざるを国産強力小麦粉麺に変更で!」と言って注文すると!
同じ「ざる小麦蕎麦」を「麺大盛り」で注文していたYさんも…
「そんなのあるなら、私もそれに替えて!」(笑)
というわけで、同じ注文が2人前入ると…
「麺の茹で時間5分かかります。」
井川店主から、そう言われて、2人で頷くと…
少しして、井川社長によって作られた「ざる小麦蕎麦 ~本山葵、ぬちまーすを添えて~」が、スタッフの人の手によって運ばれてきた。


ざる蕎麦用の丸竹スダレの上にキレイに盛りつけられ中太ストレート麺の上には柚子がすりおろされて…
三連皿には、本山葵にうずらの卵、薬味ネギ、ぬちまーすの塩が入る!
見た目は、日本蕎麦の「ざる蕎麦」!
ただ、麺は「蕎麦」というには、太すぎて、「細饂飩」という感じかな!


麺の表面に茶色い斑点模様があって…
しかし、全粒粉にしては模様が大きくて、色が淡いので…
これは、焙煎小麦か焙煎大麦か?
気になって、井川社長に聞いてみると…
「アマニです。」という答えがあって…
亜麻仁油に使うスーパーシードだとわかって…
「そういえば、確か大阪の何処かの店で亜麻仁入りの麺、食べたな…」
「何処だっけ?」とひとり言を言うと…
井川店主から…
「ひるドラでしょう!」
『JUNK STORY』のサードプランドの店の名を出されて!
『ひるドラ』で食べたという記憶はなかったけど…
確信がなかったので…
「失礼しました(汗)」と言うしかなかったんだけど(汗)
でも、あとで、ブログを見直しても、『ひるドラ』の記事では亜麻仁には触れていなくて…
そして、ようやく、江坂にある某店で食べたことを思い出したんだけど…
閑話休題(笑)
まずは、柚子の掛かっていないところの麺を、箸で手繰っていただくと…
つるっ!
もちっ!
この強力粉に中力粉をブレンドして製麺したと思われる麺は、つけ麺用に使われる多加水麺で!
ざる蕎麦というよりは、ざる饂飩をたべているような感じ…
次に、「ぬちまーす」を指で摘まんで、パラパラと麺にかけて、いただいてみると…
小麦粉のうま味とともに甘味もよく感じられるようになって、このままでも、十分に美味しい♪
そして、蕎麦猪口のつゆにつけていただくと…
この味わいは、正に、蕎麦つゆ!
濃口醤油、味醂、砂糖で作ったカエシで!
しっかり寝かせてから使用しているので、醤油のカドがとれているし!
このカエシに鰹出汁を合わせていて!
そして、これ、キチンと出汁を引いて、鰹節の香りとうま味が引き出されていて♪
ラーメン店ではよくある、煮出して、鰹節の酸味や渋みが出てしまうなんてこともなかったし!
これだけ美味しい蕎麦つゆを出すのは、関西では、『麺哲』系の店と、『ロックンビリースーパーワン』の嶋崎店主くらいしか私は知らない…
でも、これだけ、完璧に日本蕎麦の蕎麦つゆを作ってきているのに…
なぜ、麺は、饂飩っぽい食感の多加水麺!?
他の店では、もっと、蕎麦っぽい食感の麺を合わせてきているのに…
最初は、そう思った…
ただ、よくよく考えてみれば、石臼挽きの全粒粉を使った蕎麦っぽい食感の中華麺を、蕎麦つゆっぽいつけ汁につけて食べて!
本当の蕎麦みたいだといっても…
よくよく考えれば、それなら、本物の蕎麦を食べればいいので…
これはこれでもいいのかな!?
でも、ちょっと、麺が太くて、饂飩っぽい食感なのが…
そこで、井川店主に…
「この麺、18番ですか?」と聞いてみると…
「いいえ、17番です。」という答えがあって!
『東池袋大勝軒』系の店御用達の切刃を使っていることがわかったけど…
通常、販売されている切刃は10番、12番、14番、16番、18番、20番、22番、24番、26番、28番、30番というふうに偶数で2番刻みで用意されていて、奇数というのは特殊…
しかし、井川店主によれば…
「16では太いし、18では細い…」
「やっぱり、17番じゃないとダメだったんです。」なんて話していたけど…
切刃は、30mmの麺帯から何本の麺を切り出すかによって、その刃の数量で番手が決められている。
だから、例えば、20番なら…
30mm÷20=1.5mm。
これで、計算すれば
16番は1.88mm。
18番で1.67mm。
その差、わずか0.21mm。
しかし、1.88mmでは太い!
1.67mmでは細いので、17番の1.77mmの太さにこだわる…
蕎麦つゆに柚子が入らないようにして、麺の先3分の1程度をつけて、食べてみると…
柚子の爽やかな柑橘系香りが口一杯に広がるのがいい♪
そうして、この調子で麺を食べきって、少ししたところで…
最初の麺を食べ始めて、少しして、井川店主にお願いして、作ってもらった「追加ざる」も出された。


こちらは、すりおろされた柚子の代わりに刻み海苔が載せられていて…
パッと見、先ほどの麺に比べて、細く見える。
でも、よくよく見ると、どうやら、太さはいっしょのようで…
こちらは、平打ちの形状だから、そう見えたんだね…
まず、この平打ちの中太ストレート麺を、何もつけずに、そのまま、いただくと…
ふわっと小麦が香る麺で!


先ほどの麺も、小麦粉の風味の感じられる麺だったけど…
こちらの方が風味は強い♪
そして、「ぬちまーす」の塩をつけていただくと…
こちらも、小麦粉のうま味に甘味がより際立って感じられてよかったし♪
蕎麦つゆにつければ…
つるっとした、のど越しのいい麺で!
たぶん、この麺は、強力粉だけで打った中加水麺じゃないかと思うけど!
こちらの麺の方が、風味もいいし!
のど越しのよさもあって!
それに、何より、この蕎麦つゆと合っていて、美味しくいただけるのがいい♪
それと、先ほどの饂飩っぽい麺は、柚子がよくあっていて!
もしかすると、生姜でも麺に載せて食べるとよかったかもしれないけど…
こちらの麺は、蕎麦といっしょで海苔が合う♪
それに、本山葵をちょこんと麺に載せて食べても、とても美味しくいただけたし♪
個人的には断然、「追加ざる」に使われた麺が好みだったけど…
ここは大阪だし…
好みは人それぞれだし…
それに、2つの麺の食感の違いを楽しむという点では、とてもいいアイデアだったと思う♪
最後は、徳利に入ったそば湯ならぬ、割りスープをもらって、セルフでスープ割りして!
刻みネギを入れて、いただいたところ…


昆布のうま味とともに…
鯖、ウルメなどの節を煮出したような…
節のうま味に酸味、渋味も加わって…
でも、これはこれで、美味しくいただいて完食♪
今まで、純粋に中華麺の美味しさを実感できるメニューといったら、『麺哲』系の店で、季節限定で提供される「盛り」一点だけだったのが…
こうして、選択肢が増えたのがよかったし♪
『麺哲』系の「盛り」が、ほぼ、どの店でも、『麺哲』のレシピ通りなのに対して、こちらの「ざる小麦蕎麦」の場合、昨日の麺と今日の麺では、違う麺が使われていて!
これから、また、今日とは、また、違った麺が食べられる楽しみがあるのもいい♪
また、大阪に来る機会に、この「ざる小麦蕎麦」が提供されていたら…
ぜひ、食べてみたい♪
美味しかった♪
ご馳走さまでした。

メニュー:淡口中華そば(鶏と貝のあっさり醤油味)…750円
濃口中華そば(鶏とたまり醤油の濃いめの醤油味)…750円
地鶏と蛤の塩そば(数量限定) ~地鶏のタタキと半熟玉子(半玉)付き~…1000円
トッピング
半熟玉子…100円/チャーシュー増し…280円
麺大盛(スープも増量します)…150円
御飯物
白ご飯(昆布だしと天然塩)…150円
煮込みチャーシュー丼(並)…300円(小)…250円
【本日の限定麺】ざる小麦蕎麦(北海道産強力粉、中力粉、アマニ粉ブレンド)
~本山葵、ぬちまーすを添えて~(20食限定)…800円
麺大盛(1枚半分)…100円
追加 ざる1枚…150円
(※追加は国産強力小麦粉麺に変更可能)
小麦蕎麦処 四天王寺 五常 (ラーメン / 四天王寺前夕陽ケ丘駅、桃谷駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
好み度:ざる小麦蕎麦

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麺処 きなり【弐四】 ~5月中旬に東中野のフレンチビストロ跡地に移転オープン予定の店でオンリーワンの味わいの「つけそば」~>>
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