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2006.12.04
燦燦斗
訪問日時:2006年12月4日

12月の3杯目は、「燦燦斗(さんさんと)@東十条」の「らーめん」!
「愛…燦燦と…♪」
行ってきました「燦燦斗」!
ネットの情報によると、千葉県松戸市の五香にある「らーめん寺子屋」出身とのこと…
ここは、「13湯麺@五香」、「魂闘まつい@本八幡」を経営する店主の松井さんが塾長として指導に当たるラーメン塾で、ここを卒業して、開業した店は少なくない!
【らーめん寺子屋】
http://www6.big.or.jp/~sakurast/ra-men.htm
しかし、わたしは、柏、松戸、鎌ケ谷と千葉県内に開業した何軒かの「らーめん寺子屋」出身の店をを食べ歩いてきて…
今まで、正直「これは!」というものに巡り合えていないのも事実…
果たして、ネットの評判通りの味なのだろうか!?
ネットでは、店の場所がわかりにくいと書かれていた…
でも、行ってみると、そんなことはなく、すぐにわかりった!
駅から1分かからない…
JR京浜東北線の東十条駅北口を出て、左に!
階段を上り、上り切ったところを左に折れ、狭い道を下って行くように進むと、すぐに赤い看板が見えてくる。



古びた店が横に連なる長屋建ての建物の中の一軒が、ここ「燦燦斗」!
建物は古いけど、和風の木製引戸と建物に馴染む茶の暖簾に風情を感じる!

店に入っていくと、華奢な体躯の店主が1人…
2名の先客がカウンターの左右に別れてラーメンを食べていた…
真ん中の席に座り…
「ご主人!らーめんとつけめん…最初に食べるなら、どちらがおすすめですか!?」と問い掛けてみた…
「そうですね…お客さんの好き好きですから…」とかわすところを…
「ご主人の、より自信のある方をいただきたいです!」と迫ると…
「じゃあ、らーめん行きますか!」と言うので…
注文は「らーめん」に決定!

先客が次々に勘定を済ませて帰っていき…
店内には、わたしと店主の2人だけ…
時刻は、昼の12時15分…
最も飲食業の店が忙しい時間だというのに…
「いつもこんな感じなんですか!?」
聞きにくいことをズバッと聞いてみたところ。
「日によって、入るときゎ、満員になることもあるんですけどね…」
「ただ、行列ができることはありません…」とポツリ…
こちらの店は9月開店ということで…
ちょうど、最初の評価が下される3ヵ月にかかるところ…
美味しいのか?
それほどでもないのか?
地元の人に…
ラーメンに偏重していない一般客受けするラーメンなのか否か?
答えはもうすぐ出る!
ラーメンができるまでは、最初の会話以来、一言も交わさず時が過ぎるのを待つ!
偶然にも、店内に流れる曲はジュリーの「時の過ぎ行くままに」…
「らーめん」が完成した!

スープの色、麺の太さ、チャーシューの肉の部位を見る限りは、ラーメン評論家・大崎 裕史さんの言う通り「青葉」チック!
しかし…
スープをひと口いただいて…
これは…
「九段 斑鳩」ではじめて坂井シェフの「特製らーめん」を食べた遠い過去の記憶が甦える…
豚骨の旨味も魚介の風味も申し分ない!
オイルの量はやや多めに感じたけど、癖がなく、程よいこってり感を演出している!
しかし、このスープの特徴は、醤油が生きていること!
醤油の香りに、醤油の持つ甘味、旨味が感じらる!
初期の坂井シェフが作った「らーめん」に近いものがあるかもしれない…
今年食べたラーメンの中では、間違いなくベスト3に入るラーメン!
ここのラーメンは、単に「青葉インスパイア系」などというカテゴリーに入れられるものではない!
本当においしい豚骨魚介ラーメンは?
と聞かれたら…
これからは…
「九段 斑鳩」と、ここ、「燦々斗」の名前をあげるだろう!
中太の自家製麺は、「吉左右」でもそうだったけど、少し太すぎて、食感が悪いのではと心配した…
しかし、食べてみて、それは、間違った先入観だったことに気づかされた…
滑らかな口当たりの麺は、よくスープと絡む!
熟成された麺の旨味も感じる!
とても美味しい麺!
この麺は、客席の後ろのガラス戸の中に鎮座した昔ながらの緑色の製麺機で毎日つくられる!
白熱灯で照らされたこのレトロな製麺機は、展示品のようで…
現役には見えなかったけど…
フルオートマチックではない機械を駆使して見事な麺を作り上げる!
まさに店主の職人芸を機械にみた気がした…

チャーシュー、メンマのレベルも高い!
大きなチャーシューを3等分にカットして出す気配りも、特に女性のお客には優しいサービスと思う♪
なぜ、こんなスープがつくれるのか!?
どこで、覚えたのか!?
寺子屋出身でこんなスープを出しているところは、今までなかった…
「寺子屋っぽくないラーメンですよね!」
「とても美味しいですけど、これは、ご自身で、こういう方向で行こうと決められたんですか?」
疑問を口に出すと…
返ってきた答えは意外なものだった…
独学で編み出したとばかり思っていたこのラーメン…
「松井さんに教えてもらいました…」
こちらの店の後藤店主は、「13湯麺@五香」の店主で、らーめん寺子屋塾長の名前を上げた…
松井さんは懐が深くて、いろんなラーメンをつくれるそうで…
この「豚骨魚介」のスープも松井さん直伝のものだった…
後藤店主は続ける!
「松井さんのラーメンは松井さんしかつくれない…」
それがわかったので、こちらの道を選んだと…
つまり、松井さんが自身の店で出す「鶏ガラ魚介」の清湯スープはつくれないから「豚骨魚介」の白湯スープにしたと…
お世話にになった松井さんへの感謝を込め、また、尊敬の念をもって話されていた…
そういえば、「13湯麺@五香」にも、「魂闘まつい@本八幡」にも行ってないない…
近いうちに行ってみよう!
南越谷の松井さんの店「マルカとんみん@南越谷(閉店)」で店長を務めていた後藤店主は、独立に当たっては、本当は、地元の千葉・市川に出店を希望していた。
しかし、駅前の再開発計画があり、なかなかいい場所がなく…
縁あって、この東十条で開店を果たすことになったんだそう!
こんな店が近くにある東十条の住民の方が羨ましい!
わたしは、遠いのでちょくちょく来るわけにゎいかないけど、ぜひ、再訪して、今度は、つけめんを食べてみたいな!


住所:東京都北区中十条3-16-15 中十条ハイツ103
電話:不明
営業時間:11:00~14:00、18:00~21:00
(水曜)18:00~21:00
定休日:火曜日
アクセス:JR京浜東北線・東十条駅北口(赤羽寄り)の改札を出て、左に出る。線路上の歩道橋を進み、石段を登ってすぐに「左」に折れて坂道を下る。徒歩1分
メニュー:らーめん(200g)…650円、らーめん(中盛:300g)…700円
つけめん(300g)…750円、つけめん(中盛:400g)…800円、つけめん(大盛:500g)…850円
評価:らーめん(200g)…650円
接客・サービス

12月の3杯目は、「燦燦斗(さんさんと)@東十条」の「らーめん」!
「愛…燦燦と…♪」
行ってきました「燦燦斗」!
ネットの情報によると、千葉県松戸市の五香にある「らーめん寺子屋」出身とのこと…
ここは、「13湯麺@五香」、「魂闘まつい@本八幡」を経営する店主の松井さんが塾長として指導に当たるラーメン塾で、ここを卒業して、開業した店は少なくない!
【らーめん寺子屋】
http://www6.big.or.jp/~sakurast/ra-men.htm
しかし、わたしは、柏、松戸、鎌ケ谷と千葉県内に開業した何軒かの「らーめん寺子屋」出身の店をを食べ歩いてきて…
今まで、正直「これは!」というものに巡り合えていないのも事実…
果たして、ネットの評判通りの味なのだろうか!?
ネットでは、店の場所がわかりにくいと書かれていた…
でも、行ってみると、そんなことはなく、すぐにわかりった!
駅から1分かからない…
JR京浜東北線の東十条駅北口を出て、左に!
階段を上り、上り切ったところを左に折れ、狭い道を下って行くように進むと、すぐに赤い看板が見えてくる。



古びた店が横に連なる長屋建ての建物の中の一軒が、ここ「燦燦斗」!
建物は古いけど、和風の木製引戸と建物に馴染む茶の暖簾に風情を感じる!

店に入っていくと、華奢な体躯の店主が1人…
2名の先客がカウンターの左右に別れてラーメンを食べていた…
真ん中の席に座り…
「ご主人!らーめんとつけめん…最初に食べるなら、どちらがおすすめですか!?」と問い掛けてみた…
「そうですね…お客さんの好き好きですから…」とかわすところを…
「ご主人の、より自信のある方をいただきたいです!」と迫ると…
「じゃあ、らーめん行きますか!」と言うので…
注文は「らーめん」に決定!

先客が次々に勘定を済ませて帰っていき…
店内には、わたしと店主の2人だけ…
時刻は、昼の12時15分…
最も飲食業の店が忙しい時間だというのに…
「いつもこんな感じなんですか!?」
聞きにくいことをズバッと聞いてみたところ。
「日によって、入るときゎ、満員になることもあるんですけどね…」
「ただ、行列ができることはありません…」とポツリ…
こちらの店は9月開店ということで…
ちょうど、最初の評価が下される3ヵ月にかかるところ…
美味しいのか?
それほどでもないのか?
地元の人に…
ラーメンに偏重していない一般客受けするラーメンなのか否か?
答えはもうすぐ出る!
ラーメンができるまでは、最初の会話以来、一言も交わさず時が過ぎるのを待つ!
偶然にも、店内に流れる曲はジュリーの「時の過ぎ行くままに」…
「らーめん」が完成した!

スープの色、麺の太さ、チャーシューの肉の部位を見る限りは、ラーメン評論家・大崎 裕史さんの言う通り「青葉」チック!
しかし…
スープをひと口いただいて…
これは…
「九段 斑鳩」ではじめて坂井シェフの「特製らーめん」を食べた遠い過去の記憶が甦える…
豚骨の旨味も魚介の風味も申し分ない!
オイルの量はやや多めに感じたけど、癖がなく、程よいこってり感を演出している!
しかし、このスープの特徴は、醤油が生きていること!
醤油の香りに、醤油の持つ甘味、旨味が感じらる!
初期の坂井シェフが作った「らーめん」に近いものがあるかもしれない…
今年食べたラーメンの中では、間違いなくベスト3に入るラーメン!
ここのラーメンは、単に「青葉インスパイア系」などというカテゴリーに入れられるものではない!
本当においしい豚骨魚介ラーメンは?
と聞かれたら…
これからは…
「九段 斑鳩」と、ここ、「燦々斗」の名前をあげるだろう!
中太の自家製麺は、「吉左右」でもそうだったけど、少し太すぎて、食感が悪いのではと心配した…
しかし、食べてみて、それは、間違った先入観だったことに気づかされた…
滑らかな口当たりの麺は、よくスープと絡む!
熟成された麺の旨味も感じる!
とても美味しい麺!
この麺は、客席の後ろのガラス戸の中に鎮座した昔ながらの緑色の製麺機で毎日つくられる!
白熱灯で照らされたこのレトロな製麺機は、展示品のようで…
現役には見えなかったけど…
フルオートマチックではない機械を駆使して見事な麺を作り上げる!
まさに店主の職人芸を機械にみた気がした…

チャーシュー、メンマのレベルも高い!
大きなチャーシューを3等分にカットして出す気配りも、特に女性のお客には優しいサービスと思う♪
なぜ、こんなスープがつくれるのか!?
どこで、覚えたのか!?
寺子屋出身でこんなスープを出しているところは、今までなかった…
「寺子屋っぽくないラーメンですよね!」
「とても美味しいですけど、これは、ご自身で、こういう方向で行こうと決められたんですか?」
疑問を口に出すと…
返ってきた答えは意外なものだった…
独学で編み出したとばかり思っていたこのラーメン…
「松井さんに教えてもらいました…」
こちらの店の後藤店主は、「13湯麺@五香」の店主で、らーめん寺子屋塾長の名前を上げた…
松井さんは懐が深くて、いろんなラーメンをつくれるそうで…
この「豚骨魚介」のスープも松井さん直伝のものだった…
後藤店主は続ける!
「松井さんのラーメンは松井さんしかつくれない…」
それがわかったので、こちらの道を選んだと…
つまり、松井さんが自身の店で出す「鶏ガラ魚介」の清湯スープはつくれないから「豚骨魚介」の白湯スープにしたと…
お世話にになった松井さんへの感謝を込め、また、尊敬の念をもって話されていた…
そういえば、「13湯麺@五香」にも、「魂闘まつい@本八幡」にも行ってないない…
近いうちに行ってみよう!
南越谷の松井さんの店「マルカとんみん@南越谷(閉店)」で店長を務めていた後藤店主は、独立に当たっては、本当は、地元の千葉・市川に出店を希望していた。
しかし、駅前の再開発計画があり、なかなかいい場所がなく…
縁あって、この東十条で開店を果たすことになったんだそう!
こんな店が近くにある東十条の住民の方が羨ましい!
わたしは、遠いのでちょくちょく来るわけにゎいかないけど、ぜひ、再訪して、今度は、つけめんを食べてみたいな!


住所:東京都北区中十条3-16-15 中十条ハイツ103
電話:不明
営業時間:11:00~14:00、18:00~21:00
(水曜)18:00~21:00
定休日:火曜日
アクセス:JR京浜東北線・東十条駅北口(赤羽寄り)の改札を出て、左に出る。線路上の歩道橋を進み、石段を登ってすぐに「左」に折れて坂道を下る。徒歩1分
メニュー:らーめん(200g)…650円、らーめん(中盛:300g)…700円
つけめん(300g)…750円、つけめん(中盛:400g)…800円、つけめん(大盛:500g)…850円
評価:らーめん(200g)…650円

接客・サービス

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