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訪問日:2017年7月23日(日)

中華そば 大井町 和渦【四】-1

本日のランチに向かったのは、東京・大井町の路地裏にひっそりと佇む店『中華そば 大井町 和渦』!

こちらの店は、昨年の5月23日にオープンした店で
今年の6月15日にメニューを一新して、お洒落な洋風テイストを取り入れた、足し算の「中華そば」から、水と鶏で出汁を引いた、究極の引き算の「中華そば」へのリニューアルを果たした。

そこで、6月22日に訪問して、比内地鶏の丸鶏と名古屋コーチのガラで出汁を引いたという「塩そば」と「特製醤油そば」をいただいて!
その後、7月1日に訪問して、今度は、東京シャモの丸鶏と比内地鶏のガラで出汁を引いた「特製醤油そば」をいただいた。


水と鶏だけで炊くスープはシンプルだけど、シンプルなだけに、素材の鶏がよくなければ、いい出汁出してくれないし
温度管理等をしっかり行わないと、いい材料を使っても美味しいスープは作れない。

だから、素材と料理人の腕のどちらもよくないとできない難しいラーメンといえる。
しかし、いただいた3杯のラーメンはすべて美味しかったし♪


それに、こちらの店は、一回目と二回目の訪問で、使う丸鶏とガラが違ったように
そのときにいい状態の鶏を仕入れる。

しかも、仕入れるのは、最高級地鶏の比内地鶏を中心に、名古屋コーチン、天草大王、東京シャモ、青森シャモロックなどの高級地鶏が使われることが多いので!
地鶏の違いによる香りやうま味の違いも実感できるのがいい♪


そして、今日、こちらにやってきたのは
どうやら、こちらの店でも、ひっそりと「昆布水に浸かったつけ麺」が提供されているという情報を聞きつけて!

そうして、大井町の駅からは少し離れた路地裏にある店へと、13時13分13秒にやってくると
入口の左手にある看板に、「本日の厳選丸鶏」と「本日のガラ」の表示があって!

「本日の厳選丸鶏」は「比内地鶏」と「東京しゃも」!
「本日のガラ」は「比内地鶏」と「美桜鶏」となっていて、めっちゃテンション上がる♪


中華そば 大井町 和渦【四】-4中華そば 大井町 和渦【四】-5

そして、「期間限定 羅臼昆布 端麗つけ麺」の貼り紙もあって!
今日も、ひっそりと提供してくれていた♪


中華そば 大井町 和渦【四】-6

ただ、字が!?
「端麗」って

普通は「淡麗」でしょ!
でも、「淡麗」は、元々、お酒に使われていた言葉で!


ラーメンでは「神奈川淡麗系」というジャンル(?)があるし
大概のラーメン店では「淡麗」の文字を使っていると思われるけど

単純に間違いか
あえて、そうしているのか

ちなみに、「端麗」と「淡麗」のそれぞれの意味は
小説・コラム・ブログなどの書き方の参考書である「日本語表現インフォ」によれば

端麗【たんれい】とは
端(ただ)しくて麗しいさま。すらりと形が整っていて垢抜けているさま。無駄がなく美しいさま。「端」は、 形がきちんと整っているさま(こと)を意味する。

淡麗【たんれい】とは
すっきりしていて、さっぱりしている。余計な味がなく、すっと喉を通り過ぎていくようなお酒のこと

だから、美しいという意味から命名されたのかもしれない
閑話休題。

そうして、ドアを開けて、入店したところ
店内は満席!

こんな時間なのに流行ってる♪
正直、リニューアルして、これだけ美味しいスープのラーメンを出す店だというのに、情報が拡散しないからか


やっぱり、お世辞にも、恵まれた場所にあるとは言えない
場所のハンデによるものかわからないけど

今までに3回来たけど、リニューアル前も、リニューアル後も、いつも空いていたのに
ようやく、口コミでお客さんも増えてきたか!?

そんなことを思いながら、外に出ようとしたら、キレイな女性のお客さんから
「こちら空いてますよ♪」と言われて…

よく見たら、1席のみ席が空いていたので!
券売機で、お目当ての「つけ麺」と10円という、あり得ないサービス価格の「選べるランチ丼」の食券を買って席へ!


中華そば 大井町 和渦【四】-7

そして、食券を上げると
まず、先客3人のラーメンを3個作りした後に、食券を受け取りにくると

「麺は、中盛りの300でいいですか?」と高橋店主から聞かれて
それでお願いしたんだけど

こちらの店の「つけ麺」は並盛200gと中盛300gが同料金でチョイスできるようになっていて!
有料でも300gにしようと思っていたから得した気分♪


中華そば 大井町 和渦【四】-8

さらに、「選べるランチ丼」は、何にするか聞かれて
「とろろ飯だけは売り切れました。」と言われたんだけど

前回訪問したときには、「鶏おろしポン酢丼」オンリーだった「選べるランチ丼」は
「鶏おろしポン酢丼」に加え、「鶏ラー油マヨ丼」、「温玉丼」、「とろろ飯」、「白飯」の5種類から選べるようになっていた。

中華そば 大井町 和渦【四】-9

しかし、何度も言うようだけど、これがすべて10円
いくらなんでも、サービスよすぎじゃない!?

そう言うと
「いや、ちゃんとお金いただいてますから…」

なんて言うんだけど
ラーメンだって、つけ麺だって、価格が高いわけじゃないのに

何か、注文したのが申し訳ないような気持ちになりながら
「では、温玉丼もらっていいですか…」と言って注文成立!

すると、高橋店主は、そのまま、入口横の券売機へと向かっていって
券売機を開けて、何かをして戻ってきたので

「つけ麺売り切れですか?」と聞くと…
「今日はつけ麺ばかり出て、20食用意したのですが、売り切れてしまいました。」なんて言っていたんだけど…

つまり、私のつけ麺が、最後の一杯だったわけで
危ない危ない(汗)

昼で売り切れる。
しかも、この時間で売り切れてしまうなんて、頭になかったので


よかった!
食べられて♪


そうして、この後、高橋店主によって、「つけ麺」が2個作りされるんだけど
中太ストレートっぽい麺が、3基のテボに入れられたので

時計を見て、茹で時間をカウントしようとしたら
それに気づいた高橋店主から

「茹で時間6分です。」と言われて…
「えっ?中太麺じゃなかったでしたっけ…」と言うと…

「ええ、そうです。」
「16番です!」
という答えが返ってきたんだけど…

切刃16番の麺だったら、3分30秒ほど茹でればいいんじゃないのかな
冷水で〆ることを想定したとしても、ちょっと長いような気がするんですけど

そうして、長い時間茹でられた麺が、ようやく、茹で上がると
冷水に曝されて、高橋店主によって、よく〆られた麺が、キレイに丼に盛りつけられて

具がトッピングされて
ガス台の火にかけられていたスープが器に注がれて!

これで期間限定の「羅臼昆布 端麗つけ麺」の完成♪ 
そうして、「つけ麺」が出されると、すぐに、10円の「温玉丼」とともに「味玉」まで出されたので


中華そば 大井町 和渦【四】-10中華そば 大井町 和渦【四】-11中華そば 大井町 和渦【四】-12中華そば 大井町 和渦【四】-13

あれっ注文してないのに
と思ったら

「崩れて、売り物にならない味玉です。」
「よかったら、食べてください。」と高橋店主から言われて


せっかくなのでいただくことにした♪
ありがとうございます。


しかし、この「温玉丼」
ご飯の上に温玉が載せられて!

さらに、花鰹までかけられて!
しつこいようだけど、これで10円だからね
(笑)

供された「羅臼昆布 端麗つけ麺」は、昆布水につかった麺の上に、豚肩ロース肉鶏ムネ肉の2種類のレアチャーシューと、長くて太い一本物の穂先メンマ、くし切りされた柚子が載せられて
つけ汁の中にもカットされた煮豚が入る、見た目にもキレイなつけ麺♪

まずは、麺だけをいただこうとして
卓上に食塩がないか探したんだけど

なかったので、高橋店主に
「塩は付けないのですか?」と聞いてみたところ…

「自家製麺ではないのに、おこがましいかと思いまして…」
「でも、国産小麦100%の麺なので美味しいですよ。」
などと言われて…

そのまま、何もつけずにいただくと
もっちりとした食感の多加水麺で!

中華そば 大井町 和渦【四】-14

弾力があって、コシも強くて!
のど越しのよさもある麺で♪


そして、店主の言うように、小麦粉のうま味がよく感じられる美味しい麺で♪
これだけ美味しい麺なら、別に自家製麺でなくてもいいんじゃないかな!


それと、羅臼昆布を使ったという昆布水はドゥルンドゥルンな、かなり粘度のある昆布水で!
これは、ガゴメ昆布も使われてるね!


それに、もちろん、羅臼昆布が使われているからだろうけど
昆布のうま味を強く感じる昆布水で!

この昆布水
結構、コストかかってるんじゃないのかな(汗)

次に、麺をつけ汁につけていただくと
豊潤な地鶏のうま味溢れるつけ汁で!

カエシに使われた醤油の芳醇な香りとコクが、たまらなくよくて!
めちゃめちゃ美味しい♪


決して、鶏が濃厚なスープではないし
どちらかといえば、淡麗の部類に入るスープなのに

これだけ香り高くて、うま味の強いスープを作れるラーメン職人というのも少ないと思うし♪
やっぱり、その素材に適した温度と抽出時間なのかな


そして、このつけ汁
麺を食べ進めるうちに、麺に絡み付いた昆布水が徐々につけ汁に移っていくことで!

鶏のうま味に加えて、昆布のうま味が、だんだんと重ねられていくのもよくて!
期待を遙かに上回る美味しさ♪


そして、この中太ストレート麺は、スープを弾いてしまうかなと思ったのに
意外に、この鶏清湯スープのつけ汁と、いい感じに絡んでくれたのもよかったし♪

トッピングされた豚肩ロース肉のレアチャーシューは、しっとりとした仕上がりのもので!
噛めば、肉のうま味を感じる絶品のレアチャーシューだったし♪


中華そば 大井町 和渦【四】-15

鶏ムネ肉のレアチャーシューは、厚みがあって、やわらかくて!
ふっくらな食感なのがよくて♪


ソミュール液に漬けて、真空低温調理しているからか
塩分濃度がバツグンで、美味しくいただけたし♪

穂先メンマは、根元がかなり太いものだったのに、やわらかくて!
そして、先端部分がシュクシュクとした食感が、たまらなくよかったし♪


終盤、柚子を麺に搾りかけていただくと
爽やかに味変してくれたのもよかったし♪

そうして、最後は、昆布水によるスープ割り!
のはずだったんだけど


昆布水が濃厚すぎて、昆布水が麺に絡み付いてしまったために、昆布水が不足してしまった。
これは、先客も同じで、昆布水が足りないと言うと


高橋店主は、昆布水足しましょうと言って
先客の残ったつけ汁を受け取って、新たに昆布水を入れて、昆布水割りを作っていたので

高橋店主に
「スープ割りするのと昆布水割りするのと、どちらがコストかかりますか?」と聞いてみたところ…

「それは、昆布水ですかね…」というので…
「じゃあ、スープ割りしてください。」と言うと

「では、スープを温めるので、少しお待ちください。」と言って、高橋店主に作ってもらったスープ割りは
絶品♪

中華そば 大井町 和渦【四】-16

やっぱり、スープは温かい方が、鶏のうま味を堪能できていい!
そして、最後の最後に、このスープ割りを飲みながら「温玉丼」を食べようと思ったんだけど


「温玉丼」に載せられていた花鰹を見て、考えが変わった。
「温玉丼」にスープ割りをかけて、雑炊にすると


中華そば 大井町 和渦【四】-17

鰹が香って♪
鶏と昆布と鰹が織りなすこの味わいもマーベラス!


地鶏のうま味をストレートに感じることのできる「塩そば」もいい♪
そして、地鶏と醤油のカエシのうま味で食べさせてくれる「醤油そば」もいい!


でも、この「つけ麺」は、いろいろと楽しめて、よかったし♪
次回は、何を食べるか悩んでしまう


こちらの店
今日は、少し混んでいたけど、まだ、穴場!

何れ、知られれば
行列店になって、おかしくない店なので!

今のうちに行っておくのがいいと思う♪
ご馳走さまでした。


中華そば 大井町 和渦【四】-3中華そば 大井町 和渦【四】-2

メニュー:特製醤油そば…1000円/醤油そば…800円

特製塩そば…1000円/塩そば…800円

【期間限定】羅臼昆布 端麗つけ麺…900円

特製トッピング…200円/大盛り…100円/肉増し…250円/味付け玉子…150円

炙りチャーシュー丼…250円/選べるランチ丼(鶏おろしポン酢丼/鶏おろしポン酢丼/鶏ラー油マヨ丼/温玉丼/とろろ飯/白飯)…10円


中華そば 大井町 和渦



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好み度:羅臼昆布 端麗つけ麺star_s50.gif
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