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訪問日:2006年11月24日

ラァメン家 69'N'ROLL ONE-1

10月の21杯目は、「ラァメン家 69'N'ROLL ONE@町田」の「2号ラーメン」!

ラーメンの鬼・佐野 実さんの激賞するラーメン店!
前回の「裸の少年」でもベタ誉めだったし…

【テレビ朝日|裸の少年】
http://www.tv-asahi.co.jp/hadaka/contents/onair/0133/

ヘアスタイルはリーゼント!
派手な衣裳…

ネットの評判では、店主の嶋崎氏は、外見だけでなく、実際にお客にも怒鳴る…
かなりの変わり者らしい…

でも、そんな評判の店主がつくるラーメンは果たして美味しいのか?
知りたくて…
はるばるやってきた町田!

小田急線のホームで時刻を確認すると11時46分!

せっかく町田まで来たので…
まず、12時開店の「胡心房」に行ってから…
そして、問題の嶋崎店主のところへ行く予定で…

「胡心房」は、人気店とは聞いていたけど、12時前だったら大丈夫だろうと…
店の前までやって来たら…
11時56分現在で18人待ち…

ラァメン家 69'N'ROLL ONE-2

ラァメン家 69'N'ROLL ONE-3

甘い考え方だった…

13時過ぎにまた来たほうがいいと判断!
あきらめて、きびすを返し、駅反対側にある「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」に向かうことに…

「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」に着くと、意外にも並びなし…
店に入ると、先客は5名。
2名がラーメンを食べ、3名がラーメンができるのを待っていた。

入口を入ったすぐ左にある自動券売機の前に立つ…
「1号ラーメン」という鶏と魚介の醤油ラーメンを食べようと思ったんだ」けど、販売機のボタンには「売り切れ」の文字が点灯…

仕方ないので、比内地鶏100%と書かれた醤油味の「2号らーめん」にしてボタンを押した!
「比内地鶏の味玉」もあったけど、150円もするのでパス!

席に着き、食券を渡そうとしただけど…
店主はこちらに背を向け、振り向こうともせず、ラーメンを作っている…

小鍋で温めたスープを丼に注ぐ。
スープを丁寧に注ぎ終わると、麺をデポから引き上げ、激しいアクションの湯切り!
盛り付けをしてラーメンが出されていく…

しかし、「お待ちどおさま!」の言葉はなし…

ただ、ラーメンができ…
ラーメンをお客の前に出し…
引き換えに、無言でカウンターの上に置かれた食券を持っていく…
ただ、それだけ…

わたしの顔を一瞥すると、食券に目を落とし…
次に、食券の上に黙って重しを置く。

メニューの確認もなく、また、黙ったままラーメンをつくり始める店主…

1人のお客さんが立ち上がり…
「ごちそうさま」と言って帰っても…

「ありがとうございました。」の一言もなし…
黙ってラーメンづくりに没頭している…

そういえば、わたしが入ってきたときも、わたしの後にきたお客さんにも、「いらっしゃいませ!」の言葉もなし…

そう、ここは、およそ、ラーメン屋と言うか、飲食店で当たり前の挨拶が欠如している店だ!

これを見て思い出したのが…
佐野 実さんの伝説の店「支那そば屋@藤沢」!

まず、自動券売機の「5千円、1万円の両替禁止!」の貼紙から始まり…
食事中は静かに!
飲食中の新聞、読書の禁止!
セルフで酌む水まで、飲み残し禁止!

ラァメン家 69'N'ROLL ONE-4

どれも、、社会人なら、常識から慎むべきことかもしれないけど…
店側からお客さんに「強制」するというのもどうかとは思う…

そんなことを考えているところに、わたしのラーメンもできたようで、店主により前に置かれた…

誰もが無言のの重苦しい雰囲気の中…
意を決して…
「すいません!ラーメンの写真撮らせていただいてよろしいですか!?」と聞いてみると…

「いいよ!」と短い返事!

ラーメンの写真を撮り、ラーメンをいただいた…

ラァメン家 69'N'ROLL ONE-5

スープは、極上の鶏出汁の出た上質で優しいスープ。
鶏の旨味がよく出ていて、スープにコクがある!

鶏だけで、これだけのスープを作れるなんて…
ブランド地鶏の比内地鶏100%のスープだからだろうか…

懐かしい正統派の醤油ラーメン!
本当に美味しいあっさりした醤油味の…
昔ながらの東京ラーメンを作るのは難しい!

ごまかしがきかないし、ひとつ間違うとインパクトのない、いわゆる業務用スープを使った町のラーメン屋さんのスープになってしまう…

しかし、このスープは素晴らしい!
久しぶりに美味しい東京醤油ラーメンをいただくことができた!

麺も、滑らかで舌触りのいいなんともいい食感の麺!
麺が熟成されているのか?
麺の旨味、小麦粉の旨味を感じる。

この細麺は、スープとも非常によくマッチしている!

ラァメン家 69'N'ROLL ONE-6


この味、この麺の感覚…
どこかで食べたような…
そうだ!
「支那そば屋@新横浜」!

もう5~6年行っていないラー博の佐野さんの店で食べたラーメンに近い!

佐野さんが応援するのもわかる!
店内には「祝・一周年」と書かれたお祝いのプレートも飾られていた!

具のチャーシューは、豚と鶏の2種。

豚バラのチャーシューは、脂身がとろける肉の甘味を感じる!
鶏の巻きチャーシューは、さっぱりしてるものの皮も巻き込んで脂もあり、食感もいい!
穂先メンマが使われているのも気に入った!

毎日でも食べられる!
そんな一杯がこのラーメン!

一瞬、お客さんが途絶えた瞬間を狙って、ご主人にラーメンの礼を言った後…
思い切って、話しかけてみた…

一瞬、間が空いた後、口を開き、きちんと話しをしてくれたし、話しも聞いてくれた…

「麺屋の言いなりになってるラーメン屋は駄目だ!」

「自分ところの麺の切り歯も言えない店は、ラーメン屋じゃない!スープ屋だ!
」と厳しい言葉も出た。

外見や態度からはわからない…
話してわかる…
優しい男だった…

【嶋崎店主プロフィール】
http://www.ytv.co.jp/ryorinin/chef/20060914_03.html

住所:神奈川県相模原市上鶴間本町4-34-7 町田グリーンハイツ102
電話:042-715-6969
営業時間:11:00~18:00※スープがなくなり次第終了
定休日:月曜日。祝日の場合、翌日
アクセス:JR横浜線、小田急線・町田駅南口から徒歩8分

メニュー:2号ラーメン…700円、2号チャーシューラーメン…950円、2号味玉ラーメン…850円
3号ラーメン(塩)…700円、3号チャーシューラーメン…950円、3号味玉ラーメン…850円


評価:2号ラーメン…700円star_s50.gif
接客・サービスstar_s25.gif
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