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2006.11.14
旬麺 しろ八
訪問日:2006年11月14日

11月の14杯目は、「しろ八@新宿御苑前」の「しろ八塩ラーメン」!
今日は、石神本2007のニューカマー!
もうすぐ復活を遂げようとしている、かつて末広町にあった「ラーメン創房 玄」!
店主は、この「玄」の田中店主と師弟関係にあり…
玄流ラーメンの流れを汲む無化調ラーメンの食べられる店でもある…
店の場所は、東京メトロ丸ノ内線の2番出口の階段を上がり、左に…
そして、またすぐの道を左に…
要するに、出口を出たら左に出て、くるっと180゜回転して、反転する形で道を進めば、あとは真っすぐ!
交差する靖国通りの信号を渡って、さらに真っすぐ進めば、道の右側にラーメンと書かれたのぼりとともに店が見えてくる…
時刻は14時!
店に入ると、先客はなく、店主ひとり…
店主に挨拶を交わし、自動食券販売機で、目当ての「しろ八塩らーめん」の食券を買う…

「塩しろ八麺」とは、大きくて幅広のチャーシューが3枚入り、味玉が入る…
「青葉」の「特製ラーメン」のようなメニュー!
店主に食券を渡しながら…
「石神本に載って、やはり影響ありました!?」と聞いてみた…
「影響ありますよ!」
「うちは、店の外観汚いでしょう。だから、店の前まで来て、帰っちゃう人もいたんですよ。」
「でも、おかげで名前が知れて、入ってきてもらえるようになりました。」
嬉しそうに語る店主!
「石神さんは、いつ来られたんですか!?」
「9月です!」
「一人でフラリと来られて…」
「最初は、まさか、あの石神さんとは思いませんでした…」
「へぇ~!じゃあ、出版間近にギリギリで間に合ったですね!」
「ええ…石神さんが来た後、事務所から連絡があり、本に載るからと…」
こんな会話を交わしているうち、ラーメンができあがった!

ラーメン作りを見ていたら、店主は、スープを小鍋に移して温めていたので…
なぜか事情を聞いてみると…
「忙しいときは、こんなことしていられないので、大きな鍋に火を入れっぱなしにしています。」
「でも、長時間スープを火にかけていると、風味が飛んでしまうんです!」
「だから、できるだけこうして、小鍋で一つ一つ温めて出しているんです。」
こうしてもらえば、いつでも安定した品質のスープをいただくことができる!
作る側は手間がかかるけど、食べる側にとってはありがたい!
スープを飲もうとしたら…
「濃かったり、薄かったりしたら言ってください!調整します!」
店主から声がかかった…
ひと口いただくと…
濃くも薄くもない…
いい塩梅!
繊細なスープ!
椎茸に鶏の旨味…
野菜の旨味…
そして海産物の旨味が溶け込んだ「コク旨スープ」!
まろやかで、コクがあって、久しぶりに正統派の美味しい塩ラーメンらしいスープをいただいた。
麺は、フィットチーネのような平打ち麺!
どうかなと思ったけど、スープとの絡みもよくて美味しい!
具もよかった!
切り置きせず、出す都度切り出される細長のチャーシューは、豚バラ肉の脂身と赤身のそれぞれの旨味を感じる!
味付けもよくてとても美味しい!
味玉も、黄身の茹で加減、白身の味付けとも好みのものだった!
「塩しろ八麺」にして正解!
でも、いちばんよかったのは、「春菊」!
春菊は、好き嫌いがあって、独特の苦みが苦手な人も多いと思う…
しかし、ここの春菊は、苦味がなく、さっぱりしていて、この塩らーめんのアクセントとして生きている!
店主に聞いたところ…
「これは生でも食べられる春菊で、無農薬の有機栽培農家から仕入れてます。」
「えぐみもなくて、春菊は好きじゃないというお客さんも、これなら食べられるとおっしゃっていました。」
この春菊!
実は、11月限定の野菜!
ラーメンに入れる野菜は、月替わりで旬の野菜に変わるんだとか…

なぜ、野菜なのか!?
聞いてみると…
「僕は、メンマが嫌いなんです。だから、メンマの代わりになるものを探して、野菜にしたんです。」
「でも、お客さんから、なんでメンマが入っていないんだと怒られたこともあります…」
「そんなときは、ごめんなさい。僕はメンマが嫌いなんで、嫌いな人が作ったメンマなんて美味しくないでしょう…」
そう答えるんだそう…

話しを聞いていて、わかったのは…
この野菜だけではなく、チャーシューや、椎茸、鶏、塩に至るまで…
真剣に健康に配慮した食材を提供する玄流スピリットがラーメン作りに表れているということ!
しかし、店主は、「健康に優しい材料を使い、無化調の玄流は、一般受けするのが難しい」と言う…
お客さんに、味がない!とかコクがない!と言われたことも多々あるという…
最後にわがまま言って、スープを追加!
スープ割りにしてもらった!
最初にスープを飲んだとき、麺を食べているときゎ、いい塩梅だったんですけど…
残ったスープを飲もうとしたら少し濃く感じた…
店主は快く引き受けてくれて、再び小鍋でスープを温めてくれ…
鶏油まで追加…
さらに「ネギ入れましょうか!?」
さすがに気が引けて断ったけど…
本当にサービス精神旺盛ないい店です!
さらに店主から…
「わさびを入れて飲んでみてください!」と小皿に入れたわさびが出され…
少しづつわさびを溶き入れて試してみると…
これが、まるで、鹿児島名物の「鶏飯(けいはん)」のスープようで…
ご飯を入れて食べたら、美味しい雑炊になる…
そんなことを思っていたら…
「お客さんで、最初に麺だけ食べて、後からご飯を入れてお茶漬けのようにして食べる人がいるんですよ。」
やっぱ、考えることは同じなんだな…
最後に、店主は「ラーメン創房 玄」には、わずか3ヵ月しかいなかったそうで…
あまり田中店主との関わりはないよう…
しかし、わずかな間でも、玄魂に触れ、それをラーメンづくりに取り入れ、実践させているのはさすが!
今日は、どうもご馳走さまでした。


住所:東京都新宿区富久町18-5
電話:03-3341-0207
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
(土曜・祝日)11:30~15:00
定休日:日曜日
アクセス:東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅2出口から徒歩6分
メニュー:醤油らーめん…650円、しろ八麺…880円、味玉麺…750円、チャーシューメン…850円
こってり醤油らーめん…650円、こってりしろ八麺…880円、こってり味玉麺…750円、こってりチャーシューメン…850円
塩らーめん…680円、塩しろ八麺…880円、塩玉らーめん…780円、塩ちゃーしゅーめん…880円
つけ麺…700円、しろ八つけ麺…900円、こってりつけ麺…700円、こってりしろ八つけ麺…900円
中盛(1.5玉)…50円、大盛…100円、半ライス…100円、ライス…150円、チャーシュー丼…250円
評価:塩しろ八麺…880円
接客・サービス

11月の14杯目は、「しろ八@新宿御苑前」の「しろ八塩ラーメン」!
今日は、石神本2007のニューカマー!
もうすぐ復活を遂げようとしている、かつて末広町にあった「ラーメン創房 玄」!
店主は、この「玄」の田中店主と師弟関係にあり…
玄流ラーメンの流れを汲む無化調ラーメンの食べられる店でもある…
店の場所は、東京メトロ丸ノ内線の2番出口の階段を上がり、左に…
そして、またすぐの道を左に…
要するに、出口を出たら左に出て、くるっと180゜回転して、反転する形で道を進めば、あとは真っすぐ!
交差する靖国通りの信号を渡って、さらに真っすぐ進めば、道の右側にラーメンと書かれたのぼりとともに店が見えてくる…
時刻は14時!
店に入ると、先客はなく、店主ひとり…
店主に挨拶を交わし、自動食券販売機で、目当ての「しろ八塩らーめん」の食券を買う…

「塩しろ八麺」とは、大きくて幅広のチャーシューが3枚入り、味玉が入る…
「青葉」の「特製ラーメン」のようなメニュー!
店主に食券を渡しながら…
「石神本に載って、やはり影響ありました!?」と聞いてみた…
「影響ありますよ!」
「うちは、店の外観汚いでしょう。だから、店の前まで来て、帰っちゃう人もいたんですよ。」
「でも、おかげで名前が知れて、入ってきてもらえるようになりました。」
嬉しそうに語る店主!
「石神さんは、いつ来られたんですか!?」
「9月です!」
「一人でフラリと来られて…」
「最初は、まさか、あの石神さんとは思いませんでした…」
「へぇ~!じゃあ、出版間近にギリギリで間に合ったですね!」
「ええ…石神さんが来た後、事務所から連絡があり、本に載るからと…」
こんな会話を交わしているうち、ラーメンができあがった!

ラーメン作りを見ていたら、店主は、スープを小鍋に移して温めていたので…
なぜか事情を聞いてみると…
「忙しいときは、こんなことしていられないので、大きな鍋に火を入れっぱなしにしています。」
「でも、長時間スープを火にかけていると、風味が飛んでしまうんです!」
「だから、できるだけこうして、小鍋で一つ一つ温めて出しているんです。」
こうしてもらえば、いつでも安定した品質のスープをいただくことができる!
作る側は手間がかかるけど、食べる側にとってはありがたい!
スープを飲もうとしたら…
「濃かったり、薄かったりしたら言ってください!調整します!」
店主から声がかかった…
ひと口いただくと…
濃くも薄くもない…
いい塩梅!
繊細なスープ!
椎茸に鶏の旨味…
野菜の旨味…
そして海産物の旨味が溶け込んだ「コク旨スープ」!
まろやかで、コクがあって、久しぶりに正統派の美味しい塩ラーメンらしいスープをいただいた。
麺は、フィットチーネのような平打ち麺!
どうかなと思ったけど、スープとの絡みもよくて美味しい!
具もよかった!
切り置きせず、出す都度切り出される細長のチャーシューは、豚バラ肉の脂身と赤身のそれぞれの旨味を感じる!
味付けもよくてとても美味しい!
味玉も、黄身の茹で加減、白身の味付けとも好みのものだった!
「塩しろ八麺」にして正解!
でも、いちばんよかったのは、「春菊」!
春菊は、好き嫌いがあって、独特の苦みが苦手な人も多いと思う…
しかし、ここの春菊は、苦味がなく、さっぱりしていて、この塩らーめんのアクセントとして生きている!
店主に聞いたところ…
「これは生でも食べられる春菊で、無農薬の有機栽培農家から仕入れてます。」
「えぐみもなくて、春菊は好きじゃないというお客さんも、これなら食べられるとおっしゃっていました。」
この春菊!
実は、11月限定の野菜!
ラーメンに入れる野菜は、月替わりで旬の野菜に変わるんだとか…

なぜ、野菜なのか!?
聞いてみると…
「僕は、メンマが嫌いなんです。だから、メンマの代わりになるものを探して、野菜にしたんです。」
「でも、お客さんから、なんでメンマが入っていないんだと怒られたこともあります…」
「そんなときは、ごめんなさい。僕はメンマが嫌いなんで、嫌いな人が作ったメンマなんて美味しくないでしょう…」
そう答えるんだそう…

話しを聞いていて、わかったのは…
この野菜だけではなく、チャーシューや、椎茸、鶏、塩に至るまで…
真剣に健康に配慮した食材を提供する玄流スピリットがラーメン作りに表れているということ!
しかし、店主は、「健康に優しい材料を使い、無化調の玄流は、一般受けするのが難しい」と言う…
お客さんに、味がない!とかコクがない!と言われたことも多々あるという…
最後にわがまま言って、スープを追加!
スープ割りにしてもらった!
最初にスープを飲んだとき、麺を食べているときゎ、いい塩梅だったんですけど…
残ったスープを飲もうとしたら少し濃く感じた…
店主は快く引き受けてくれて、再び小鍋でスープを温めてくれ…
鶏油まで追加…
さらに「ネギ入れましょうか!?」
さすがに気が引けて断ったけど…
本当にサービス精神旺盛ないい店です!
さらに店主から…
「わさびを入れて飲んでみてください!」と小皿に入れたわさびが出され…
少しづつわさびを溶き入れて試してみると…
これが、まるで、鹿児島名物の「鶏飯(けいはん)」のスープようで…
ご飯を入れて食べたら、美味しい雑炊になる…
そんなことを思っていたら…
「お客さんで、最初に麺だけ食べて、後からご飯を入れてお茶漬けのようにして食べる人がいるんですよ。」
やっぱ、考えることは同じなんだな…
最後に、店主は「ラーメン創房 玄」には、わずか3ヵ月しかいなかったそうで…
あまり田中店主との関わりはないよう…
しかし、わずかな間でも、玄魂に触れ、それをラーメンづくりに取り入れ、実践させているのはさすが!
今日は、どうもご馳走さまでした。


住所:東京都新宿区富久町18-5
電話:03-3341-0207
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
(土曜・祝日)11:30~15:00
定休日:日曜日
アクセス:東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅2出口から徒歩6分
メニュー:醤油らーめん…650円、しろ八麺…880円、味玉麺…750円、チャーシューメン…850円
こってり醤油らーめん…650円、こってりしろ八麺…880円、こってり味玉麺…750円、こってりチャーシューメン…850円
塩らーめん…680円、塩しろ八麺…880円、塩玉らーめん…780円、塩ちゃーしゅーめん…880円
つけ麺…700円、しろ八つけ麺…900円、こってりつけ麺…700円、こってりしろ八つけ麺…900円
中盛(1.5玉)…50円、大盛…100円、半ライス…100円、ライス…150円、チャーシュー丼…250円
評価:塩しろ八麺…880円

接客・サービス

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