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2008.03.07 麺や 七彩
訪問日:2008年3月7日(金)

麺や 七彩-1


昨年オープンした新店でブレイクした店のうちの一店がここ「麺や 七彩」!

埼玉の名店「むさし坊」でメニューづくりをしていたという阪田さんに藤井さんが独立開業した店!

この2人のコンビがつくる無化調の「喜多方らーめん」が美味しいと評判を呼び、大行列をつくっているという…

もう開業から1年以上も経ってからの訪問になるけど、どんな味を楽しませてくれるのだろうか!?

最寄り駅の西武新宿線の都立家政駅の改札を抜け、商店街の中にある店に着くと、時刻は10:49…

既に5人が開店を待っている!
でも、まあ、これくらいならね…
たいしたことはないし…
ファーストロットに入れたのはよかった!

麺や 七彩-2


着いてすぐの10:50に2人の店主のうちの1人!
藤井店主が出てきた!

早めに開店するのかな!?
と思ったら、丸椅子を何脚か持ってきて、店と商店街の道路を挟んだ向かい側の側道に並べ始めた…

そして、わたしも含めて立って開店を待っている人たちに対し、向かい側の椅子に移動するようお願いされた。

そのとき、前に並んでいた男性客が、藤井店主に開店時刻を確かめた…

すると…
「11時30分です!」

えっ…
11時じゃないの!?

わたしのみたガイドブックの情報では11時になっていたのに…

げっ!まだ、この寒空の下30分以上も待たねばならないとは…

しかし、この後、11時過ぎには行列は13人に伸び、開店前には20人を越えた…
やはり、噂通りの人気!

11:33!
定刻より3分遅れで開店!

麺や 七彩-3


先頭から順番に自動券売機で食券を買って、店の奥のカウンター席から詰めて座っていく…
藤井店主が券売機の前に立ち、ガイド役をしている。

わたしの番が来て、まず、「喜多方らーめん(タイプH)」の「普通盛(160g)」券を買い、さらに「喜多方らーめん(タイプB)」も普通盛で買って、その場で藤井店主に渡した。

麺や 七彩-4


藤井店主からは「どちらを先にお出ししましょうか?」と聞かれ…

「醤油、塩の順でお願いします!」と答えた。

ちなみにタイプHが醤油ラーメンで、喜多方にある名店「はせ川」の醤油味のラーメンを目標につくったという一品!

タイプBは塩ラーメンで、こちらも同じく喜多方の名店「坂内食堂」の塩味のラーメンを模倣してつくったもの…

アルファベッドは喜多方の両名店の屋号の頭文字からきている…

席に着いてラーメンを待つ。

以外だったのは、平ざるで麺を茹でているとはいえ、阪田店主の基本はラーメン1個づくり。

麺の茹で時間は短めでそう待つこともないんだけど、やはり1個づくりは時間がかかる…

それに、麺を茹でる前に丁重に麺を揉み解してから茹でるので、その分の時間もとられる…

しかし、この1個1個丁重に作るから美味しいラーメンが食べられるんだろうね…

我慢して待たないと…

そのうちにわたしの番になって、わたしの麺が茹で始められた。

でも、あれっ!?
やけに麺の量が少なく見えるけど…

でも、これは当たり前で…先頭に来ていたお兄ちゃんに、わたしの前に並んでいたガタイのでかい男性客は240gの「大盛」!

その男性客の前に並ばれていたご婦人3人組は揃って200gの「中盛」を注文していたからね…

こちらの店では、160gの普通盛から200gの「中盛」、240gの「大盛」まで麺の量に関係なく同一料金!

なので、わたしのように2杯食べようと目論んでいる人でない限り、男性は「大盛」!
女性でも「中盛」にするケースが多いんだとか…

意図的と思える、あまり湯切りされていない麺が阪田店主の手によってスープの張られたラーメン丼に入れられる…

麺がくっつかないようカタチを整えると具が載せられ完成!

藤井店主が「お待たせしました!」と手元まで持ってきてくれた。

麺や 七彩-5


ただ、このラーメンの仕上がりをみて、不満が1点!
いつからチャーシュー2ケになったんだろう…

石神本をはじめ、幾多のラーメン雑誌に登場するこちらのラーメンの写真を見ても、みんなチャーシューは3つ載っているのに…

これも小麦粉をはじめとする国産食材の値上げに起因するものなのだろうか…

スープはキレイに澄んだ清湯スープ!

これだけ濁りなくスープを仕上げるには、かなりこまめにアク取りをしないといけない…

それに、何といっても、この醤油味の旨味スープ!

鶏ガラ、ゲンコツ、煮干し、鰹節、昆布…
それぞれの食材の旨味が凝縮されて…
美味しい!

無化調でこの味が出せるというのはすごい!

スープの濃さも、ほんのちょっと濃いめで、麺に絡ませて食べるときも、スープを飲むときも美味しく感じる絶妙の味加減…

このスープの実力は評判通り!というか評判以上!

毎朝打ってその日に使いきり、翌日には持ち越さないという無添加の自家製麺は打ちたての小麦粉の風味を感じる麺!

この多加水の平打ち麺は、やや、やわらかめだけど、プリプリとした食感がいい!

それと、麺を茹でる直前に手で揉んで自然につけられた縮れがスープを持ってきて適度に絡む…
美味しい!

このラーメンは、最近いただいた醤油ラーメンの中では、東京の「甲斐@久我山」、大阪の「カドヤ食堂@今福鶴見」と並んで美味しい!

バラ肉を角切りにしたチャーシューも適度に味付けがなされて、この醤油味のスープに馴染む。

唯一、不満だったのは、メンマの代わりに入っていた「芋がら」…

藤井店主に聞いたら、これ「里芋の根を干して乾燥させたもの」らしいんだけど…
じゃが芋を丸ごと蒸かして皮だけを食べたような…
そんな食感…

わたしのような愚舌の持ち主には、この高尚な味はわからなかったな…

住所:東京都中野区鷺宮3-1-12
電話:03-3330-9266
営業時間:11:30~麺100食終了まで(~16:00が目安)
休日:火曜
アクセス:西武新宿線都立家政駅北口を出て北へ。徒歩2分

メニュー:タイプH(醤油味)喜多方らーめん670円
タイプB(塩味)喜多方らーめん670円
小盛(160g)、中盛(200g)、大盛(240g)は同一料金。特盛(320g)+100円


評価:タイプH(醤油味)喜多方らーめんstar_s45.gif

接客・サービスstar_s45.gif
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