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訪問日:2015年9月17日(木)

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本日のランチに向かったのは、氷見のラーメンが美味しいワインバーの『貪瞋癡』!

もっとも、こちらの店をホームにしているラーメンブロガーのあみの3さんによれば
「ラーメンが美味しいワインバー」改め、「夜はワインが飲めるラーメン屋さん」だそうだけど(笑)

こちらの店は、氷見にあるワンインバーのオーナーシェフの方が、ラーメン好きが高じて、常連のお客さんにラーメンを提供するようになって
このラーメンが美味しいと評判で!

とうとう、昨年の4月1日からは、ランチタイムはラーメン店として!
夜はワインバーだけど、ラーメンも食べられる店として、二毛作営業するようになった。


そうして、その店で出すラーメンの中に、氷見産煮干しを使った「氷見産煮干しラーメン」というストレートに命名されたラーメンがあって!
ニボラーとしては、機会があったら、ぜひ、食べてみたいと思っていたところ


昨年の10月1日に念願叶って訪問することができた♪
夜の8時過ぎに店を訪れたところ


店内は、お客さんでいっぱい!
皆さん、店主の作るイタリア料理を召し上がりながらワインを楽しまれていて♪


ここで、本当にラーメンが食べられるのか疑問に思えて!?
店主にラーメンだけでも食べられるのか聞いてみたところ

「煮干し以外ならできますよ。」と言われて…
ラーメンが食べられるのは嬉しかったけど、「氷見産煮干しラーメン」が食べられないのは残念(泣)

そうして、オーダーも聞かずに店主によって作られたラーメンは、レギュラーメニューの「白醤油ラーメン」のようだったけど
スープを飲むと、煮干しが感じられた

本来、「白醤油ラーメン」は、鶏だけでとったスープのラーメンで、煮干しは入っていないはずなのに
どうやら店主は、ガッカリしている私を見て、スープに追い煮干しして、特別なラーメンを作ってくれたようだった♪

そして、このラーメンが、鶏のうま味に煮干しのうま味もビターさも感じられるスープのラーメンで!
めちゃめちゃ美味しくて、好みの味わいのラーメンだった♪


あれから、ほぼ、1年ぶりにやってきた氷見駅!
駅からは歩いて店へと向かったんだけど


行く途中のアーケード商店街で、「魚」辺に「氷見」と書く文字を発見!
氷見と言えば、まずは、氷見寒鰤(ブリ)に氷見鰯


この当て字は、「魚に自信ありというカンジ」らしいけど!
氷見鰯をブランド化しようという一環で、氷見鰯の箸置きが展示してあった。


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さらに、歩いていくと、橋があって!
そこを左に曲げると


そこには、氷見名物の「忍者ハットリくんカラクリ時計」があって!
さらに、その先にあるのは氷見では有名な『氷見ラーメン』


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こちらは、確か、氷見鰯を使って作った「氷見カレー学会」推奨の「氷見牛カレーラーメン」があったはずだけど!
スルーして、『氷見ラーメン』のすぐ左先にある店へ
(汗)

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入店すると
厨房には店主が1人。

そして、カウンター席には、常連客と思われるお客さん1人!
店主は、私の顔を覚えていてくれたようで


カウンター席の1席に座ると
伊吹行って来ましたよ!」と言うので…

「伊吹って、東京の伊吹ですか?」と聞くと…
「そう、プロレスラーみたいな人がラーメン作っている店!」と話していたけど(笑)

店主は、勉強熱心で、暇があれば、富山県内はおろか、近県のラーメン店を食べ歩いて回っていて!
とうとう、東京まで行ってしまった。


今回は、2泊3日で18軒のラーメン店を食べ歩いたと話していたけど
お疲れさまです(笑)

なお、『伊吹』では何を食べたのか聞いてみると
夜に訪問して、「淡麗」と「濃厚」の2つの「中華ソバ」を食べたと話していたので

「淡麗はよかったでしょうけど、濃厚は食べられました!?」と聞いてみると(笑)
「どっちも好きな味でした。」

「ああいう濃厚な煮干しラーメンも好きなんですよ♪」と話していて!
それで、店で限定で、「濃厚煮干しラーメン」もやったみたいだけど

「ああいうのは、ここでは受けないんですよ。」
「あれは、ここでは、10人いたら、1人でしょうね…」


「あのラーメンがいいっていうお客さんは…」
なんて話しをしていたので…

「いや、こちらだけではなくて、東京でも、あのラーメンがいいっていう人は10人に1人です。」
「店主も、それがわかっていて、以前には、そんなことをブログに書いてました(笑)」


そう言って
「でも、濃厚煮干しラーメン食べたかったな…」と言うと…

「今度、来るときには、電話ください!」
「3日前に言ってくれれば、作りますよ。」
と言ってくれたので!

次がいつになるかはわからないけど
そのときにはお願いします♪

そんな話しをした後に
「煮干しでいいですよね!?」と店主から言われて

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「お願いします。」と言うと…
そう待つことなく、店主によって作られた「氷見産煮干しラーメン」が着丼したんだけど

供された「氷見産煮干しラーメン」は、粗微塵切りされた玉ねぎ以外は、具のない「かけラーメン」状態で!
具は別皿に入れられての提供!


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これは、具からスープに余計な味を移させたくないという配慮から、そうしたと思われるけど!
それだけ、スープに自信のある証拠!


というわけで、まずは、黄金色したスープをいただくと
鶏をじっくりコトコトと炊いて!

氷見産の煮干しを大量に使って水出ししたスープを合わせて!
さらに、鯖節を足すことで、バランスよく、マイルドな味わいに仕上げたといった感じのスープで!

貪瞋痴【弐】-14

フレッシュな鶏のうま味がいっぱいのスープで!
鶏油がスープにコクとうま味を与えてくれていて!


氷見産煮干しの背黒と平子のうま味がグッと感じられて!
平子のビターな味わいが感じられるのもよくて!


そして、鯖節が上手く味をまとめてくれていて!
さらに、大豆のうま味を感じる白醤油のカエシの味付けもよくて!


ヤバい!
このスープ、めっちゃ美味しい♪


そして、麺は、見た目は以前と同じ、切刃22番に見える中細ストレート麺だったけど
以前より、さらに、カタめで、パツっと歯切れのいい麺に変わっていて!

加水率で言えば、30%のものが、1~2程度低めになったものとは思われるけど
食感が違うように感じられたので

店主に確かめたところ
より、いい麺を見つけたということで

前までは、京都の「麺屋 棣鄂(ていがく)」の麺を使っていたけど
より、煮干しスープに合う、東京の「菅野製麺」の麺に変えたと話してくれたけど

わざわざ、京都や東京から麺を取り寄せていたとは
恐れ入りました。

しかし、スープが美味しくて♪
麺もよくて!


思わず、トッピングした具を食べ忘れてしまって
半分ほど食べ進めたところで、盛り付けてみたんだけど

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トッピングされたローストチャーシューは、肉のうま味がよく感じられる美味しいチャーシューだったし♪
太メンマも、コリコリとした食感がよくて最高だったし!


味玉も、いい半熟加減で!
岩海苔が、この白醤油スープとよく合っていたし!


粗微塵切りされた玉ねぎのシャリシャリとした食感もよくて!
スープも麺も、トッピングされた具も、すべてハイレベルで!


期待以上の美味しさに大満足♪
そこで…

せっかく、こんな遠くまで来たので
もう一杯、「黒醤油ラーメン」も食べていくことにした。

そうして、注文を告げると
さっそく、店主によって作られた「黒醤油ラーメン」が着丼!

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そして、店主からは
「このラーメンに使ってる醤油は美智子さんの実家の醤油なんですよ。」と話し!

「醤油の色が濃いでしょう?」
「しょっぱく感じるかもしれませんけど、富山の人たちは、こういうブラックラーメンじゃないとダメなんですよ。」
等とも話していたけど…

正確には、皇后美智子様のご実家の親戚に当たる、正田醤油をカエシに使った!
「富山ブラック」ならぬ「氷見ブラック」な赤黒い色したスープをいただくと


確かに、醤油のカエシの量が多くて、やや、しょっぱめの印象。
でも、許容範囲だし!


醤油が香り高くて!
醤油のコクを強く感じられて♪


そして、鶏のうま味が詰まったスープで!
こちらのスープでも、鶏油がいい仕事していて!


この鶏油が入ることで、鶏の香ばしい風味が広がって!
スープに深みが増している!


そんな感想を話すと
「毎日、鶏油を作って、残った分は廃棄してますから…」と店主は話していたけど

冷蔵すれば、1ヶ月は持つのに
少しでも劣化したものは使わない主義なんだね。

先ほどの「氷見煮干しらーめん」の煮干しに鯖節の魚介を使ったスープは絶品で!
めちゃめちゃ好みのスープだったけど♪


鶏だけで出汁をとった、この純鶏スープも!
とても美味しいスープでした♪


そうして、この「氷見ブラック」のスープに絡む麺は
「氷見煮干しらーめん」と同じ、切刃22番の中細ストレート麺が使われていて!

貪瞋痴【弐】-20

ザクパツのカタめで歯切れのいい食感の低加水麺は、このスープにも合わないことはないけど
スープが強いので、もう一回りか二回り太い、切刃20番か18番の麺を合わせて

加水率も33%~35%くらいの中加水麺にした方が、スープとの相性は、よりよくなるとは思うけど
わざわざ、東京から麺を取り寄せているので、贅沢言っちゃいけないよね

トッピングされたチャーシューも先ほど同様、美味しいチャーシューだったし♪
コリコリ食感の太メンマも、とてもよくて!


本日2杯目だったけど、こちらのスープも美味しかったから、すべて飲み干して完食!
ご馳走さまでした。

しかし、ちょっと、気になったのは
お客さんの数。

私が滞在した40分の間に訪れた後客は5人だけ
先客が1人で、私を合わせても計7人は、これだけクオリティの高い、美味しいラーメンを食べさせてくれる店で少なすぎる。

店主に話すと
土日は石川県他の他県からもお客さんがやってきて、忙しいとは話していたけど!

東京にあったら、屈指の大行列店になっても、不思議じゃない店!
氷見へのアクセスは不便で、高岡駅から氷見駅に向かう氷見線の本数も少ないけど


高岡駅からはバス便もあって!
帰りは、店の比較的近くから出ている、この高岡駅行きのバスを利用したので!


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多少、時間が掛かって、来るのが困難でも
それだけの価値のあるラーメンが食べられる店だと思うので♪

なお、来週から1~2週間、山椒を効かした「担々麺」の限定をやると話していたので!
カラシビな味わいがお好きな方はぜひ!


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メニュー:白醤油ラーメン…700円/黒醤油ラーメン…700円/氷見産煮干しラーメン…800円
氷見牛すじカレー…700円

味たま…100円/のり…50円/岩のり…50円
ライス…100円/自家製からあげ…400円


貪瞋癡

夜総合点★★★★★ 5.0



関連ランキング:ラーメン | 氷見駅



好み度:氷見産煮干しラーメンstar_s50.gif
黒醤油ラーメンstar_s40.gif
接客・サービスstar_s50.gif

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