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2007.11.19
洛二神【四】
訪問日:2007年11月19日(月)

大阪で一番おいしい醤油ラーメンを食べさせる店!
まず、醤油ダレがおいしい!
これに、煮干、ムロ鰺、鯖節、鰹節、椎茸からとった極上の和風魚だしスープとゲンコツ、鶏ガラからとった動物系スープを合わせた絶品のダブルスープが注がれる!
旨味の詰まった極上スープに合わせるのは切り刃28番の刃を使って仕上げた自家製の極細ストレート麺!
「とんこつらーめん」に使われる「博多麺」のようなカタメの食感の麺ながら、麺にしなやかさがあり、繊細な旨味スープをよく持ち上げてくれ、実においしい…
器のデザインも店主の繊細さを表す…
朝顔が開いたようなデザインで奥に深い…
スープが冷めにくい配慮がなされているのだ…
いつも帰りには「おおきに。」と言って深々と頭を下げる…
この、控えめで礼儀正しく、腰が低い…
しかし、ラーメン作りには妥協せず真摯な京男らしい松村店主に、店主のつくるラーメンには好感を持っている。
しかし…
実は本日はここに来る予定ではなかった…
最初に向かったのは…
「一麺一会 まるしん」…
ラーメンデータベースのサイトでこちらの店名を知り…
「一麺一会」という名前にすごく興味を覚えた。

醤油にこだわりがあるということもネットの情報で見て、店の前までやってはきたんだけど…
店内では、若い店員さんだろうか…
長髪茶髪のお兄ちゃんとお客のガタイのいいおっさんが話をしている…
お客は、このおっさん1人…
入口の脇に店を紹介した雑誌のカラーコピーが貼ってあった。
雑誌では、先ほど垣間見たお兄さん店員さんが「ニンニクスライスラーメン」に「スタミナラーメン」をすすめていた…
だいたい、醤油が売りのラーメン店のおすすめラーメンがこれ!?
しかも、醤油、塩、味噌と何でも揃っていて20種類以上あるラーメンが自慢だと…
どうも、わたしの趣味ではなさそうだ…
ある程度外すことは最初から覚悟はしていたけど、記事を読んで、これは確信に変わった…
訪問を中止して「洛二神」に向かう…
17時59分。
店の前までやってくると…あれっ!シャッターが下りている…

シャッターにも日曜定休となってるし…
臨休か…
仕方なく、中五商店街から天五商店街への横断歩道を渡り、後ろを振りかえると…
「洛二神」のシャッターを開けている男の姿が…
松村店主だ!
18時開店だったんだね…
この店…
店に戻り、入口を入っていくと、松村店主ともう1人…
どうも好きになれないおっさん店員が…
前回、今年5月にお昼に伺ったときは、女性の店員さんだったのに…
彼女は昼だけ…
そして、彼は夜だけなのか!?
卓上のメニューを見て、おっさん店員に「チャーシュー醤油そば」を注文!

しかし、目線の位置を上げると、壁に2つの限定メニューを発見!
「あっ!ちょっと待ってください!」
限定メニューは、夜の営業のみ限定5食の「塩つくね」と1日30食の「魚濃つけめん」

どちらにするか…
夜のみ5食限定というのはかなり魅力ではあったけど…
松村店主のつくる「塩そば」は、「醤油そば」の延長で、何となく想像できる。
対して「つけめん」は想像がつかない…
しかも、「魚嫌いな人はご遠慮ください…」とある…面白い…
結局、「魚濃つけめん」にすることに…
「麺をゆがくのに少しお時間ちょうだいしますけど…よろしいですか?」
松村店主の声がかかる…
「構いませんよ!」
奥の厨房の中にいる松村店主に答える。
確かに、わたしの後にきたお客さんの「和風中華そば」よりも遅れてつけ汁が出され、さらに遅れて麺が出された。

しかし、あの愛想のないおっさん店員でさえ…
後客に出されたラーメンをを出す際に、申し訳なさそうに…
「もう出ますから…もう少しお待ちください…」と低姿勢だった…
そんな風に言われたら…
かえって、こっちの方が恐縮してしまうよ…
大阪の人たちは「イラチ」とは知っているけど…
「どんだけ~!」
しかし、できあがった麺を見たら以外だった…
茹で時間がかかっていたので、太麺が出てくるものと思っていたら、出てきたのは太くもなければ細くもない平打ちの麺が出てきた…
食べると、従来の「洛二神」の麺の食感とはおよそ異なるプリプリとした食感の麺。
なるほどね。
太麺を合わせないのが、松村店主らしいといえばらしいかもね…
つけ汁は、魚の風味!
ただ、いつもの節系のかおりに混じって、なんだか煮魚の匂いがする…
つけ汁につけて麺を食べる…
やっぱり、煮魚の煮汁のような味がする。
つけ汁の中の具を探ると、薄切りのチャーシューが2枚にブツ切りされたチャーシューが1個と思って引き上げると…
これは…
魚の身だ!
石神本2007で生魚を使う鮮魚系の店が出てきているという情報は知っていた。
しかし、実際に魚の身が入った「つけめん」を食べたのははじめて…
魚の正体は鯖。
〆鯖、鯖の味噌煮、鯖の唐揚げ…
わたしは、魚好きで、特に青い魚はよく食べる!
安いしね…
だから、一口食べてすぐわかったけどね…
でも、「何で鯖なんだ!」…
「何で大和ハウスなんだ!」のCM以上の疑問…
「魚濃」はわかるけど、動物系のせっかくのダシが鯖のディープさで飛んじゃってるよ!
まだ、鯛だとか白身の魚を使うならわかるけどね…
青魚は煮れば臭みが出るからね…
間違っては困るけど、このつけ汁は決して生臭いわけじゃない!
きちんと火を通して煮た鯖が入ってる…
ただ、ごはんで、おじやにして食べるならまだしも、「つけめん」には合わない…
元のスープとプリプリした麺の旨味があったから食べられたけど…
最後のスープ割りはいただけなかった…
「つけめん」とともに出された「一味唐辛子」を投入してもダメ!

まあ、これは個人的な見解なんで…
でもこれは…
好き嫌いが分かれるとかの問題ではなく、確実に苦手という人が出る「つけ麺」だね…
この「つけ麺」のコンセプトを松村店主に聞きたかったけど、今日はおっさん店員がカウンター席を仕切っているから無理だし…
仕方ないので、おっさん店員に…
「これ、生魚使ってるんですね…」と言ったら…
限定の紙を指差し…
「だから、ここに書いてあるでしょう!?」
「魚が嫌いな人は遠慮くださいと…」
顔をしかめて言われてしまった…
きっと、他のお客さんからクレームがついてるんだろうね…
わたしは、これがラーメン王・石神秀幸さんの言う「新しい潮流」というのなら、こんなもん要らないと思った…


住所:大阪府大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1階西
電話: 06-6371-1088
営業時間:(月~金)11:30~14:30/18:00~翌1:00
(土)18:00~翌1:00
定休日:日曜日
アクセス:大阪市営地下鉄天神橋筋六丁目駅徒歩5分
メニュー:和風中華そば…700円/味付け玉子入り中華そば…800円/チャーシューそば…900円/スペシャル(味玉+チャーシュー)…1000円
塩つくねそば(夜のみ5食限定)…800円/魚濃つけ麺(30食限定)…900円
評価:魚濃つけ麺
接客・サービス

大阪で一番おいしい醤油ラーメンを食べさせる店!
まず、醤油ダレがおいしい!
これに、煮干、ムロ鰺、鯖節、鰹節、椎茸からとった極上の和風魚だしスープとゲンコツ、鶏ガラからとった動物系スープを合わせた絶品のダブルスープが注がれる!
旨味の詰まった極上スープに合わせるのは切り刃28番の刃を使って仕上げた自家製の極細ストレート麺!
「とんこつらーめん」に使われる「博多麺」のようなカタメの食感の麺ながら、麺にしなやかさがあり、繊細な旨味スープをよく持ち上げてくれ、実においしい…
器のデザインも店主の繊細さを表す…
朝顔が開いたようなデザインで奥に深い…
スープが冷めにくい配慮がなされているのだ…
いつも帰りには「おおきに。」と言って深々と頭を下げる…
この、控えめで礼儀正しく、腰が低い…
しかし、ラーメン作りには妥協せず真摯な京男らしい松村店主に、店主のつくるラーメンには好感を持っている。
しかし…
実は本日はここに来る予定ではなかった…
最初に向かったのは…
「一麺一会 まるしん」…
ラーメンデータベースのサイトでこちらの店名を知り…
「一麺一会」という名前にすごく興味を覚えた。

醤油にこだわりがあるということもネットの情報で見て、店の前までやってはきたんだけど…
店内では、若い店員さんだろうか…
長髪茶髪のお兄ちゃんとお客のガタイのいいおっさんが話をしている…
お客は、このおっさん1人…
入口の脇に店を紹介した雑誌のカラーコピーが貼ってあった。
雑誌では、先ほど垣間見たお兄さん店員さんが「ニンニクスライスラーメン」に「スタミナラーメン」をすすめていた…
だいたい、醤油が売りのラーメン店のおすすめラーメンがこれ!?
しかも、醤油、塩、味噌と何でも揃っていて20種類以上あるラーメンが自慢だと…
どうも、わたしの趣味ではなさそうだ…
ある程度外すことは最初から覚悟はしていたけど、記事を読んで、これは確信に変わった…
訪問を中止して「洛二神」に向かう…
17時59分。
店の前までやってくると…あれっ!シャッターが下りている…

シャッターにも日曜定休となってるし…
臨休か…
仕方なく、中五商店街から天五商店街への横断歩道を渡り、後ろを振りかえると…
「洛二神」のシャッターを開けている男の姿が…
松村店主だ!
18時開店だったんだね…
この店…
店に戻り、入口を入っていくと、松村店主ともう1人…
どうも好きになれないおっさん店員が…
前回、今年5月にお昼に伺ったときは、女性の店員さんだったのに…
彼女は昼だけ…
そして、彼は夜だけなのか!?
卓上のメニューを見て、おっさん店員に「チャーシュー醤油そば」を注文!

しかし、目線の位置を上げると、壁に2つの限定メニューを発見!
「あっ!ちょっと待ってください!」
限定メニューは、夜の営業のみ限定5食の「塩つくね」と1日30食の「魚濃つけめん」

どちらにするか…
夜のみ5食限定というのはかなり魅力ではあったけど…
松村店主のつくる「塩そば」は、「醤油そば」の延長で、何となく想像できる。
対して「つけめん」は想像がつかない…
しかも、「魚嫌いな人はご遠慮ください…」とある…面白い…
結局、「魚濃つけめん」にすることに…
「麺をゆがくのに少しお時間ちょうだいしますけど…よろしいですか?」
松村店主の声がかかる…
「構いませんよ!」
奥の厨房の中にいる松村店主に答える。
確かに、わたしの後にきたお客さんの「和風中華そば」よりも遅れてつけ汁が出され、さらに遅れて麺が出された。

しかし、あの愛想のないおっさん店員でさえ…
後客に出されたラーメンをを出す際に、申し訳なさそうに…
「もう出ますから…もう少しお待ちください…」と低姿勢だった…
そんな風に言われたら…
かえって、こっちの方が恐縮してしまうよ…
大阪の人たちは「イラチ」とは知っているけど…
「どんだけ~!」
しかし、できあがった麺を見たら以外だった…
茹で時間がかかっていたので、太麺が出てくるものと思っていたら、出てきたのは太くもなければ細くもない平打ちの麺が出てきた…
食べると、従来の「洛二神」の麺の食感とはおよそ異なるプリプリとした食感の麺。
なるほどね。
太麺を合わせないのが、松村店主らしいといえばらしいかもね…
つけ汁は、魚の風味!
ただ、いつもの節系のかおりに混じって、なんだか煮魚の匂いがする…
つけ汁につけて麺を食べる…
やっぱり、煮魚の煮汁のような味がする。
つけ汁の中の具を探ると、薄切りのチャーシューが2枚にブツ切りされたチャーシューが1個と思って引き上げると…
これは…
魚の身だ!
石神本2007で生魚を使う鮮魚系の店が出てきているという情報は知っていた。
しかし、実際に魚の身が入った「つけめん」を食べたのははじめて…
魚の正体は鯖。
〆鯖、鯖の味噌煮、鯖の唐揚げ…
わたしは、魚好きで、特に青い魚はよく食べる!
安いしね…
だから、一口食べてすぐわかったけどね…
でも、「何で鯖なんだ!」…
「何で大和ハウスなんだ!」のCM以上の疑問…
「魚濃」はわかるけど、動物系のせっかくのダシが鯖のディープさで飛んじゃってるよ!
まだ、鯛だとか白身の魚を使うならわかるけどね…
青魚は煮れば臭みが出るからね…
間違っては困るけど、このつけ汁は決して生臭いわけじゃない!
きちんと火を通して煮た鯖が入ってる…
ただ、ごはんで、おじやにして食べるならまだしも、「つけめん」には合わない…
元のスープとプリプリした麺の旨味があったから食べられたけど…
最後のスープ割りはいただけなかった…
「つけめん」とともに出された「一味唐辛子」を投入してもダメ!

まあ、これは個人的な見解なんで…
でもこれは…
好き嫌いが分かれるとかの問題ではなく、確実に苦手という人が出る「つけ麺」だね…
この「つけ麺」のコンセプトを松村店主に聞きたかったけど、今日はおっさん店員がカウンター席を仕切っているから無理だし…
仕方ないので、おっさん店員に…
「これ、生魚使ってるんですね…」と言ったら…
限定の紙を指差し…
「だから、ここに書いてあるでしょう!?」
「魚が嫌いな人は遠慮くださいと…」
顔をしかめて言われてしまった…
きっと、他のお客さんからクレームがついてるんだろうね…
わたしは、これがラーメン王・石神秀幸さんの言う「新しい潮流」というのなら、こんなもん要らないと思った…


住所:大阪府大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1階西
電話: 06-6371-1088
営業時間:(月~金)11:30~14:30/18:00~翌1:00
(土)18:00~翌1:00
定休日:日曜日
アクセス:大阪市営地下鉄天神橋筋六丁目駅徒歩5分
メニュー:和風中華そば…700円/味付け玉子入り中華そば…800円/チャーシューそば…900円/スペシャル(味玉+チャーシュー)…1000円
塩つくねそば(夜のみ5食限定)…800円/魚濃つけ麺(30食限定)…900円
評価:魚濃つけ麺

接客・サービス

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