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訪問日:2014年10月1日(水)

貪瞋痴(とんじんち)-1

本日は、午後の3時に仙台駅を出発して仙台空港へ!

そして、仙台空港からは、こちら仙台空港をハブ空港にしているIBEXエアラインズのボンバルディア CRJに初めて乗って小松空港へ!

貪瞋痴(とんじんち)-2

小松空港からは、空港バスでJR小松駅へ!
小松駅からは、サンダーバードで高岡駅経由氷見駅まで行くはずが


貪瞋痴(とんじんち)-3

電車が遅れていて、結局、富山行きのサンダーバードは、金沢止まりとなってしまい
ようやく、特急はくたか、氷見線と乗り継いで、氷見駅に着いたのは、夜の8時過ぎ!

貪瞋痴(とんじんち)-4貪瞋痴(とんじんち)-5

そうして、駅からは徒歩で店に向かったんだけど
到着したのは8時15分。

しかし、5時間以上も掛けて、ようやくやってきたのは『貪瞋癡(とんじんち)』!
こちらは、ラーメンが美味しい、氷見のワインバー


従来は、木・金の昼と木・金・土の夜に、ワインバーの常連客にラーメンを店主の気まぐれで提供していた。
しかし、4月1日よりラーメン屋として営業するようになったという情報を得て、今度、北陸に行く予定があったら、ぜひ、行きたいと思っていた。


入店すると
入口近くのカウンター席には、5人のお客さんがいて、皆さん、フレンチかイタリアンかの料理を堪能しながら、ワインを嗜んでいた。

なお、奥にはテーブル席もあったけど、お客さんの姿はなし。
そして、カウンターの内側の厨房には女性が1人。


さて、どの席に座ればいいのかなと思っていたら
「こちらにどうぞ!」

そう言うと、1人の男性客が席を立って、厨房に入っていったんだけど
この人が、こちらの店の店主だった。

しかし、誰もラーメンを食べているお客さんはいなかったし
ここで、ラーメンが食べられる雰囲気はない(汗)

卓上にはメニューもなかったので、店主にラーメンが食べられるのか聞いてみると
「煮干し以外ならできますよ。」と言われて…

ラーメンが食べられるのは嬉しいんだけど、煮干しが売り切れというのが痛い。
それで…

「え~、氷見産煮干しラーメン食べたかったな…」
「煮干しラーメン大好きなんですよ…」


思わず、そう口走ってしまった。
すると、これが、きっかけで、店主との会話が始まって

気づくと、いつの間にか、片手にワイングラスを持っていた(笑)
そうして、しばらく、店主とラーメン談義をして!

そうして、そろそろ、ラーメン作りましょうかということになって!
店主によって作られたのがこちら!


貪瞋痴(とんじんち)-6貪瞋痴(とんじんち)-7

でも、このラーメンが何のラーメンなのかはわからない。
情報では、こちらの店のレギュラーメニューは、「白醤油ラーメン」、「黒醤油ラーメン」!


それに、売り切れになってしまった「氷見産煮干しラーメン」の3つのはずだから
たぶんというか、まず、これが「白醤油ラーメン」に間違いはないと思うけど!

記念撮影をして!
黄金色したスープをいただくと


貪瞋痴(とんじんち)-8

あれっ!?
煮干しだ

スープは、鶏のうま味がいっぱいのスープに煮干しを効かせたといった感じのスープで!
でも、確か、「白醤油ラーメン」って、鶏だけでとったスープで、煮干しは入っていないはずなのに


そこで、店主に…
「煮干し入ってるじゃないてすか!」と言うと…

「お客さんが、煮干しが食べたいといっていたから、煮干しを足しました。」と話してくれて!
さらに…

「チャーシューも、本当は豚バラの煮豚が入りますけど、レアチャーシューの話をされてたので、そうしました。」と話していて…
どうやら、好みに応じて、「白醤油ラーメン」をベースにカスタマイズしてくれたようだ!

しかし、このスープ!
鶏が濃い!


濃厚清湯といってもいいほどの鶏のうま味が詰まったスープで!
いい出汁出してる♪


それに、さらに、香油に使われた鶏油が、スープに、さらにうま味とコクを与えてくれていて!
美味しく食べさせてくれている♪


そして、たぶん、追い煮干ししたと思われる煮干しは
背黒の片口鰮の煮干しで!

頭も腸も取り除かずに煮干しが使われているため、煮干しのうま味の他に、煮干しの苦味も出ていたけど
このビターな味わいが、ニボラーには、たまらない味わいでよかったし♪

さらに、スープからは、大豆のうま味も感じられたので!
カエシに使われた白醤油は、小麦粉ではなく、大豆が原料の白醤油なのか


あるいは、薄口醤油も使ったのか
店主に確かめたところ

大豆から作られた白醤油を使ったと答えがあったけど!
やっぱり、大豆のうま味があるとないとでは、美味しさが違うんだよね♪


麺は、切刃22番の中細ストレート麺が合わせられていて!
噛むとパツッと切れる、カタめで、歯切れのいい食感の麺は、加水率29%くらいの低加水麺だと思われるけど!


食感が最高だし!
コクうまのスープをいっぱい持ってきてくれるのがいい♪


貪瞋痴(とんじんち)-9

しかし、こんな低加水麺を北陸で食べたことがなかったので
店主に尋ねると

やはり、こちらでは、こんな麺を使っている店はない
こっちは、もちっとした昔ながらの中華麺が主流だと言っていたけど

店主の考えは、スープにしても、麺にしても、お客さんに合わせるのではなく
自分が美味いと思ったものを妥協などせず提供するというもの。

ただし、チャーシューだけは、どうしても煮豚でなくてはダメというお客さんがいるので
豚バラ肉のチャーシューも用意していると話していたけど!

そして、その店主おすすめの豚肩ロースの真空低温調理されたレアチャーシューは、しっとりとした食感がとてもよかったし♪
塩味の塩梅がとてもよくて!


貪瞋痴(とんじんち)-10

これは、ソミュール液につけ込んで調理しているからだと思うけど!
このコンフィは、さらに、噛むと、肉のうま味がジュワっと出てくる美味しいレアチャーシューで♪


これは、ぜひ、チャーシュー増しのトッピングを用意してほしいと思う!
絶品のレアチャーシューだった♪


そして、切り込みが入れられた幅広のメンマも、コリコリとした食感がよかったし!
微塵切りされた玉ねぎのシャリシャリとした食感もよくて!


期待以上の美味しさに大満足♪
そうして、最後に、気になった、こちらの店の『貪瞋癡』という屋号について店主に聞いてみた。

貪瞋癡(とんじんち)とは
ググってみると

仏教で言うところの心の三毒。
貪:むさぼる(貪欲)、必要以上に求める心
瞋:いかり(瞋意)怒りの心
癡:おろか(愚癡)真理に対する無智の心


なんだそうで…
この仏教の教えと店主の人生と

何か、深い意味があるのかと思ったんだけど
「貪瞋癡」と題された達磨の絵が気に入って、それが屋号になった

深い意味などなく!
それで、この作者の絵を何枚か買い求めて、店内に展示していると話していた。


なかなか面白い店主だったし!
レギュラーメニューの鶏清湯スープのラーメン以外にも、週末には、鶏白湯や、豚骨、牛骨スープのラーメンも気まぐれで作るようなので!


次回は、週末にぜひ、また、訪問したいな♪
ご馳走さまでした。

貪瞋痴(とんじんち)-11貪瞋痴(とんじんち)-12

メニュー:白醤油ラーメン…700円/黒醤油ラーメン…700円/氷見産煮干しラーメン…800円
氷見牛すじカレー…700円


貪瞋痴

夜総合点★★★★★ 5.0



関連ランキング:ダイニングバー | 氷見駅



好み度:白醤油煮干しラーメンstar_s50.gif
接客・サービスstar_s50.gif

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