訪問日:2008年8月12日(火)

らーめん神田 磯野-1

今年4月に神田にオープンした新店…

ネットでの評判は賛否両論…
なんでも、青森・八戸のラーメン店にいた方が開いた店で…
スープの出汁に鴨を使ったラーメンを出すとか…

出汁の旨味が引き出されていて美味しいという意見がある一方…
出汁の旨味が生かされていないという否定的な意見もあり…

あっさりしすぎておとなしすぎるとか…
ラーメンの価格が高すぎるという評価もされている…

私も、ラーメン780円という価格はさておき、トッピング全部入りラーメン1250円という価格はラーメンという「食物」の領域を逸脱した価格に思えたし…
ブランド地鶏である名古屋コーチンの玉子を使った味玉の150円という価格も少し強きに感じた…

しかし、味の評価は自分で確かめてみないとわからないし…

というわけで、やってきました「神田 磯野」!

店は神田といっても、JR神田駅ではなく、東京メトロ丸の内線の淡路町駅または都営地下鉄新宿線・小川町駅から近い…
A3出口を出て、靖国通り沿いを岩本町方面に進むとすぐに店はあった…

店に入り、自動券売機で「醤油チャーシュー麺」の食券を買って席について…
白いコック服姿の若き店主に食券を渡す…

らーめん神田 磯野-2

らーめん神田 磯野-3

店主はビニール袋から麺を取り出すと、なぜかステンレス製のバットの中で麺を長く延ばし、手に取ると、何度かふわっと空気に触れさせるように持ち上げ、落とすような仕草を繰り返した後、テボの中に投入していった…

鶏のいい匂いを漂わせる大きな寸胴の中では、丸鶏と大量の野菜が弱火で煮込まれていたんだけど…
店主は、この大きな寸胴からではなく、スープだけが漉されて入った小さな寸胴からおタマでラーメン丼にすくい入れていた…

最初、表面から油だけをすくい、次にスープをすくって注ぎ入れる…

セットしていたタイマーが鳴るまで麺を湯がき、麺が茹であがると…
なぜか、麺を平ざるに移し、チャッチャッと湯切りしラーメン丼に入れる…

キレイに箸で麺を整えると、あらかじめ切り出されていたチャーシューにメンマ、岩海苔、白髪ネギが盛り付けられて…
これで「醤油チャーシューメン」の完成!

らーめん神田 磯野-4

香り高きラーメン!
なんともいえないいい匂いがする。

誰かがブログに『最初は鴨を使っていたけど、今は使っていない…』みたいなことを書いていたけど、これはまさに鴨の香り!

スープは、丸鶏から出た臭みのない旨味たっぷりの出汁がよく出ている!

それと、昆布に鰹節、鯖節の節系による魚介系出汁が芳醇な味を醸し出していている!

それに、スープ表面に漂う鶏油!
この鶏湯がこのスープにコクを与えている…

無化調なのに深みがある…
新横浜のラー博にある「支那そば屋」のスープにも似た旨味たっぷりのスープ!
このスープには、一口目でノックアウトされてしまった!

後で店主にスープの感想を話したところ…

『コストの高い名古屋コーチンに、さらにその名古屋コーチンの倍のコストががかかる鴨を使ってスープをつくっている。』

『ただ、無化調のスープなので、化調の味に慣れたお客さんからすると、物足りない味に感じてしまうかもしれない…』と話す…

しかし、それはそれでいいと…
『わかってもらえる人に食べてもらえたら嬉しい!』とも…

らーめん神田 磯野-5

名古屋コーチンの丸鶏…
かすみ鴨…
高級食材を惜し気もなく使ったこのスープの原価率は高い!

これで780円というラーメンの価格は決して高くはない!
そう話すと…

『本当は、もっとお金をいただきたいところですけど、ここ神田だと、800円を切らないと駄目だろうと思って…』
この価格にしたんだという…

さらに…
『今はエヌアールフードからの仕入れではなく、独自のルートで仕入れている…』等とも話してくれたんだけど…
何のことだかわからず、きょとんとしていたところ…

「支那そば屋」の名前を出したので、私が自分の過去を知っていると勘違いした店主は…

『雑誌の取材でも話していなかったんですけど…』と前置きした上で、自身の過去を語ってくれた…

この才能溢れる若き店主の名は小笠原さんといい、青森出身!
そして、小笠原店主が八戸の「八戸麺道大陸」で働いていたところに現われたのが、ラーメンの鬼こと佐野 実さんで…
これが縁で上京し、「支那そば屋」で働くようになった…

そして、そこから独立して開業したのがこちらというわけ…

なるほど…
だからこういうラーメンなのか…
謎が解けた気がした…

麺については、小笠原店主からはは何も触れられなかったし、私も尋ねなかった…

自家製麺ではないし、特に、特別なものにも思えなかったこの中華麺は…
スープとの絡みがよく、スープの旨味を伝えてくれた!
麺が主張しないところがかえってよかったのかもしれない…

豚バラ肉の巻きチャーシューはやわらかく、メンマはポリポリとかためな食感だったのがよかった!

ラーメン激戦区に船出した若き店主!
近くには行列店の「つじ田」もあるけど…
味ではどこにも負けない力があるのだから…
自分を信じて頑張ってほしい!

らーめん神田 磯野-6

らーめん神田 磯野-7

住所:東京都千代田区神田須田町1-3
電話:03-3256-2929
営業時間:11:30~20:30 (土祝11:30~19:00)
休日:日曜
アクセス:東京メトロ丸の内線・淡路町駅、都営地下鉄新宿線・小川町駅よりA3出口から徒歩2分

メニュー:醤油らーめん…780円/醤油チャーシュー麺…980円/海鮮わんたん麺…1100円/磯野らー麺全部のせ…1250円
大盛り…120円増し/味玉(名古屋コーチン)…150円
本日の炊き飯…300円/自家製マンゴープリン…300円
和風冷やし味噌麺…800円


好み度:醤油チャーシュー麺star_s50.gif
接客・サービスstar_s50.gif
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