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2008.06.10
砂町らーめん
訪問日:2008年6月10日(火)

「砂町銀座」といえば、東京下町にある東京を代表する商店街!
その「砂町銀座」に店を開いたのが大成食品の鳥居塾出身だという情報のこちらの店主…
「麺彩房」のようなラーメンを出すのだろうか!?
http://www.tokyo-ramen.co.jp/ramen-jyuku/sotugyousei_tenpo.html

「らーめん 一品」で「らーめん」を一杯いただいたわたしは、腹ごなしの運動も兼ねて、「砂町銀座」まで歩いていった…
早足で歩くこと20分!
都営地下鉄新宿線の西大島駅から16分で店に到着。
今日10日は商店街の「バカ値市」が開催されている影響か買物客でいっぱい!
商店街は活気に満ち溢れている…!
しかし、商店街を折れた路地にあるこの店は、商店街の喧騒から離れシーンと静まりかえっていた…
14時ジャストに入店すると、先客はなし…
店を入ってすぐ右にあった自動券売機で食券を買おうとして…
まず、店主に何がおすすめなのかを聞いてみた…

『らーめんですね!』
『砂町らーめんは味付け玉子にチャーシューが多く入ったらーめんで、味玉だけ付けることもできます。』
『じゃあ、砂町らーめんにします!』
そう言って、食券を買い店主に渡す。
店は白い壁とダークブラウンの木の柱のコントラストがシックなインテリア。
外の看板もそうだけど、少し内外装にお金をかけている…
店主によると、「麺彩房」の日暮里店も手掛けた池袋のラーメン店「生粋」も経営する㈱オービスという会社に発注したんだそうだ…
予算がなくて、だいぶ削ったんだそうだけど、落ち着いた上質感のある内装に仕上がっていて、いい!
これなら、女性客も入る!
ちなみに、この会社!
店主情報だと、この店の内外装工事を済ませた後は、中野の「麺彩房」の店長を務めていた方が独立して阿佐ケ谷に開く「めんさいぼう」という店を手掛けるという店主情報をもらった…
四角い大きなテボで麺を茹でる店主!
ちょっと、麺の湯切りがしにくそう…
程なくしてできあがったラーメンは予想に反したスタイルのラーメンだった…

まず、丼が小さい…
「なんつッ亭」の支店並の小ささ…
店主に丼の話しを聞いたところ…
中野の「青葉」と同じで、300ccのスープにタレ、油を合わせた計340ccに、切り歯18番のストレート麺180gを入れて、ちょうどいい大きさの丼なんだそうで、かっぱ橋で購入したという…
青葉との違いは、容量は同じだけど、青葉の食器は口が広く高さがない…
こちらの食器は、口は狭いが高さがあるとのこと…
『こちらの食器の方が、スープが冷めないメリットがありますよね!』
そう言うと…
『ああ、なるほど…』と頷いていたから、そういうことではなさそうだったけど…
実際には、食洗機が買えないので、手荒いしやすく、重ねてかさばらないことも合わせて考えて選んだんだという…
しかし、実際に「らーめん」に使っている麺はもっと細い…
『この辺のお客さんのことを考えて、結局18番の中太麺にはせずに、20番(の切り歯)にした…』そうだけど…
当然、麺の本数は増し、かさがかさむ…
で、結局、麺の量も150gになった。
まあ、普通の量だけど、これだと、「大盛」にしたくなるお客さんも結構いるはず…
しかし、この丼では大盛にはできない…
「つけめん」は、同じ麺を使って230gで出しているそうだけど…
麺の量が少ないというお客さんが出てきて、大盛を検討しているようだけど、「らーめん」は物理的に無理…
結果的には、大きな丼を買い足さなきゃいけなくなるかもね…
丼の話が長くなってしまった…
肝心の「らーめん」の味…
驚いたのは、豚骨に鶏ガラ、それと魚介を合わせたスープなんだけど、「麺彩房」のような白濁した白湯スープではなく、きれいな清湯スープだったからだ…
このスープがなんとも味わい深い…
辛味と合わさりさらに美味しく感じる…
つい、引き込まれて、スープばかり飲み進めていってしまった。
豚骨を9時間煮込む。
ただ、丁寧にアクをとって、出来上がったスープは翌朝、再度煮立たせ、さらに漉して出す…
非常に手間がかかっている。
開店からしばらくは、、昼の営業時間からスープを作っていたので、毎日、仕事の終了時間が深夜2時半まで及んでしまったそう…
今は、朝から翌日分のスープを仕込むようになって、ようやく開店から3週間が経過して慣れてきたところだと話してくれた。
9時間だと今のスープだけれど13時間煮込めば、濃厚な白濁したスープにもなるとのことだったけど…
体力的にキツイ…
住まいは隣町の扇橋とのことだったけど、一人でやるには限界がある…
豚骨系スープのラーメンをつくるのは時間がかかるし、体力がいる…
無理をして身体だけは壊さないことを願う…
麺は大成食品製。
切り歯20番のストレート麺。
歯触わりのいい麺だけど、正直、麺は平凡…
ただ、スープとの絡みはいいし、このスープを引き立てるにはこの麺でいいのかもしれない…
問題は「つけめん」にこの麺を兼用で使ってどうかということ…
大成食品の最低ロットとの関係から、麺は1種類に絞り込まねばならず、「らーめん」用の麺を使わざるを得ない…
『本当は太麺にしたい!』
そう店主は話す。
『自家製麺なら、ロットは関係ないんだけど…』ともいうけれど…
製麺所の麺と違って1週間、10日と持つわけではないので、自家製麺をやるにも、基本的にはお客さんを増やさなくては無理!
第8回ラーメン王選手権優勝の小林さんから『あとは地元のお客さんにいかに来てもらえるかですね。』と言われたという。
店主もその点は心得ている…
前の店は、この地で、ここに店を構えて34年営業を続けてきた町のラーメン屋さんだったそうで…
後継者がいないことから、廃業したそうなんだけど…
こちらの固定客を取り込み、地元の常連客をどれだけ取り込められるかが鍵になる。
特に、ここは、平日の昼間に「商店街」に買物に来るの主婦層の呼び込みが大事だ!
具の味玉は、きちんと仕事がなされ、白身にも味付けがなされた美味しい逸品!

チャーシューは、店主によると『味付けが薄すぎて失敗した…』ものらしいけど…
ぜんぜん、そんなことはなかった。
やわらかく、しかし、適度の弾力を残しながら上手く煮込まれた肩ロースは店主の謙遜とは裏腹の美味しい絶品チャーシューだった!
湯通しされた「キャベツ」のやわらかい食感…
弾力がある「エリンギ」の食感もとてもいいし、他店にはないアイデア!
最近できた新店の中ではかなり評価の高い店だし、ラーメンだと思う!
これだけの味を持っていれば、必ず、お客さんは入る!
ただ、今はお客はわたし1人…
そこに、中年のご婦人のお客様がお一人で来店!
『らーめんに味付け玉子を入れてね♪』と注文!
そのご婦人とは、店主とわたしの3人で、店に飾られた昔の映画のパンフの女優さんの話しで盛り上がったんだけど…
「ここのらーめんは美味しかったでしょう♪」
そう、わたしに話し掛けてきた…
早くもファンができているようだった…
開業から3週間!
また、これからが楽しみな店!
頑張ってほしい…


住所:東京都江東区北砂4-10-8
電話:03-3649-7218
営業時間:11:30-14:00くらい/17:00-20:30くらい(水曜日は昼のみ営業)
休日:金曜
アクセス:都営地下鉄新宿線・西大島駅から徒歩20分。砂町銀座商店街を明治通りから入り右手フラワーショップ「ハラダ」の路地を入った先
メニュー:らーめん…680円/味玉らーめん…750円/砂町らーめん…880円
つけめん…750円/味玉つけめん…820円/砂町つけめん…950円
評価:砂町らーめん
サービス・接客

「砂町銀座」といえば、東京下町にある東京を代表する商店街!
その「砂町銀座」に店を開いたのが大成食品の鳥居塾出身だという情報のこちらの店主…
「麺彩房」のようなラーメンを出すのだろうか!?
http://www.tokyo-ramen.co.jp/ramen-jyuku/sotugyousei_tenpo.html

「らーめん 一品」で「らーめん」を一杯いただいたわたしは、腹ごなしの運動も兼ねて、「砂町銀座」まで歩いていった…
早足で歩くこと20分!
都営地下鉄新宿線の西大島駅から16分で店に到着。
今日10日は商店街の「バカ値市」が開催されている影響か買物客でいっぱい!
商店街は活気に満ち溢れている…!
しかし、商店街を折れた路地にあるこの店は、商店街の喧騒から離れシーンと静まりかえっていた…
14時ジャストに入店すると、先客はなし…
店を入ってすぐ右にあった自動券売機で食券を買おうとして…
まず、店主に何がおすすめなのかを聞いてみた…

『らーめんですね!』
『砂町らーめんは味付け玉子にチャーシューが多く入ったらーめんで、味玉だけ付けることもできます。』
『じゃあ、砂町らーめんにします!』
そう言って、食券を買い店主に渡す。
店は白い壁とダークブラウンの木の柱のコントラストがシックなインテリア。
外の看板もそうだけど、少し内外装にお金をかけている…
店主によると、「麺彩房」の日暮里店も手掛けた池袋のラーメン店「生粋」も経営する㈱オービスという会社に発注したんだそうだ…
予算がなくて、だいぶ削ったんだそうだけど、落ち着いた上質感のある内装に仕上がっていて、いい!
これなら、女性客も入る!
ちなみに、この会社!
店主情報だと、この店の内外装工事を済ませた後は、中野の「麺彩房」の店長を務めていた方が独立して阿佐ケ谷に開く「めんさいぼう」という店を手掛けるという店主情報をもらった…
四角い大きなテボで麺を茹でる店主!
ちょっと、麺の湯切りがしにくそう…
程なくしてできあがったラーメンは予想に反したスタイルのラーメンだった…

まず、丼が小さい…
「なんつッ亭」の支店並の小ささ…
店主に丼の話しを聞いたところ…
中野の「青葉」と同じで、300ccのスープにタレ、油を合わせた計340ccに、切り歯18番のストレート麺180gを入れて、ちょうどいい大きさの丼なんだそうで、かっぱ橋で購入したという…
青葉との違いは、容量は同じだけど、青葉の食器は口が広く高さがない…
こちらの食器は、口は狭いが高さがあるとのこと…
『こちらの食器の方が、スープが冷めないメリットがありますよね!』
そう言うと…
『ああ、なるほど…』と頷いていたから、そういうことではなさそうだったけど…
実際には、食洗機が買えないので、手荒いしやすく、重ねてかさばらないことも合わせて考えて選んだんだという…
しかし、実際に「らーめん」に使っている麺はもっと細い…
『この辺のお客さんのことを考えて、結局18番の中太麺にはせずに、20番(の切り歯)にした…』そうだけど…
当然、麺の本数は増し、かさがかさむ…
で、結局、麺の量も150gになった。
まあ、普通の量だけど、これだと、「大盛」にしたくなるお客さんも結構いるはず…
しかし、この丼では大盛にはできない…
「つけめん」は、同じ麺を使って230gで出しているそうだけど…
麺の量が少ないというお客さんが出てきて、大盛を検討しているようだけど、「らーめん」は物理的に無理…
結果的には、大きな丼を買い足さなきゃいけなくなるかもね…
丼の話が長くなってしまった…
肝心の「らーめん」の味…
驚いたのは、豚骨に鶏ガラ、それと魚介を合わせたスープなんだけど、「麺彩房」のような白濁した白湯スープではなく、きれいな清湯スープだったからだ…
このスープがなんとも味わい深い…
辛味と合わさりさらに美味しく感じる…
つい、引き込まれて、スープばかり飲み進めていってしまった。
豚骨を9時間煮込む。
ただ、丁寧にアクをとって、出来上がったスープは翌朝、再度煮立たせ、さらに漉して出す…
非常に手間がかかっている。
開店からしばらくは、、昼の営業時間からスープを作っていたので、毎日、仕事の終了時間が深夜2時半まで及んでしまったそう…
今は、朝から翌日分のスープを仕込むようになって、ようやく開店から3週間が経過して慣れてきたところだと話してくれた。
9時間だと今のスープだけれど13時間煮込めば、濃厚な白濁したスープにもなるとのことだったけど…
体力的にキツイ…
住まいは隣町の扇橋とのことだったけど、一人でやるには限界がある…
豚骨系スープのラーメンをつくるのは時間がかかるし、体力がいる…
無理をして身体だけは壊さないことを願う…
麺は大成食品製。
切り歯20番のストレート麺。
歯触わりのいい麺だけど、正直、麺は平凡…
ただ、スープとの絡みはいいし、このスープを引き立てるにはこの麺でいいのかもしれない…
問題は「つけめん」にこの麺を兼用で使ってどうかということ…
大成食品の最低ロットとの関係から、麺は1種類に絞り込まねばならず、「らーめん」用の麺を使わざるを得ない…
『本当は太麺にしたい!』
そう店主は話す。
『自家製麺なら、ロットは関係ないんだけど…』ともいうけれど…
製麺所の麺と違って1週間、10日と持つわけではないので、自家製麺をやるにも、基本的にはお客さんを増やさなくては無理!
第8回ラーメン王選手権優勝の小林さんから『あとは地元のお客さんにいかに来てもらえるかですね。』と言われたという。
店主もその点は心得ている…
前の店は、この地で、ここに店を構えて34年営業を続けてきた町のラーメン屋さんだったそうで…
後継者がいないことから、廃業したそうなんだけど…
こちらの固定客を取り込み、地元の常連客をどれだけ取り込められるかが鍵になる。
特に、ここは、平日の昼間に「商店街」に買物に来るの主婦層の呼び込みが大事だ!
具の味玉は、きちんと仕事がなされ、白身にも味付けがなされた美味しい逸品!

チャーシューは、店主によると『味付けが薄すぎて失敗した…』ものらしいけど…
ぜんぜん、そんなことはなかった。
やわらかく、しかし、適度の弾力を残しながら上手く煮込まれた肩ロースは店主の謙遜とは裏腹の美味しい絶品チャーシューだった!
湯通しされた「キャベツ」のやわらかい食感…
弾力がある「エリンギ」の食感もとてもいいし、他店にはないアイデア!
最近できた新店の中ではかなり評価の高い店だし、ラーメンだと思う!
これだけの味を持っていれば、必ず、お客さんは入る!
ただ、今はお客はわたし1人…
そこに、中年のご婦人のお客様がお一人で来店!
『らーめんに味付け玉子を入れてね♪』と注文!
そのご婦人とは、店主とわたしの3人で、店に飾られた昔の映画のパンフの女優さんの話しで盛り上がったんだけど…
「ここのらーめんは美味しかったでしょう♪」
そう、わたしに話し掛けてきた…
早くもファンができているようだった…
開業から3週間!
また、これからが楽しみな店!
頑張ってほしい…


住所:東京都江東区北砂4-10-8
電話:03-3649-7218
営業時間:11:30-14:00くらい/17:00-20:30くらい(水曜日は昼のみ営業)
休日:金曜
アクセス:都営地下鉄新宿線・西大島駅から徒歩20分。砂町銀座商店街を明治通りから入り右手フラワーショップ「ハラダ」の路地を入った先
メニュー:らーめん…680円/味玉らーめん…750円/砂町らーめん…880円
つけめん…750円/味玉つけめん…820円/砂町つけめん…950円
評価:砂町らーめん

サービス・接客

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