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2011.02.10
中村商店
訪問日:2011年2月10日(木)


「きんせい」グループの新たな店がまた大阪・寝屋川市にオープンした!
2月10日オープンの新店は『中村商店』!
そして、この店!
オーナーである中村さんの出身地である和歌山県にちなんで和歌山ラーメンを出すという。
和歌山ラーメンといったら、関東人の私としては、新横浜ラーメン博物館に入っていた「井出商店」が真っ先に頭に浮かぶ。
『井出商店』に『中村商店』!?
偶然だろうか?
「きんせい」の名を冠せず、自らの名を屋号にした店!
関西を代表するラーメン店の新店だけに興味があった。
午前中、北浜での用事を終えて、京阪電車に乗り込んだ。
京阪電車に乗ったのは、大阪に来てからこれが2回目。
しかも、前回は、天満橋から京橋までの移動に使っただけで、京橋から京都寄りに行くのは初めて!
そして、初めて降り立った寝屋川市駅!
地図を便りに店を目指す。
駅から15分ほど歩いて到着した店は、ファミレスのような感じ!
駐車場が広く取られているロードサイド店だった。
近くには、昨年、関東進出を果たした『来来亭』があって、また、『餃子の王将』、焼き肉の『梅田明月館』、回転寿司の『くら寿司』、そしてファミレスの『ココス』と…
外食産業の大手チェーンが何店も集まる場所…
建物の大きさからも、いかに多くのお客さんを取り込むかが勝負の店のようにみえるけど…
でも、何故、「きんせい」が、こんな、普通はラーメンチェーン店が入るような場所に店を構えたのだろう!?
はっきり言って、多くのお客さんはファミレスに来る感覚でやってきて、特別に美味しいラーメンを求めてやって来るわけではないんだろうから…
味で勝負する「きんせい」には、こういう立地のこの大きすぎる店は合わない気がするけど…
入る前からそんな疑問が頭を過った。
店に到着したところで、駐車場から出てきた1台の車が、私の前で止まって、運転席の窓が開いた。
「遅いじゃないですか!」
「もう、今、4杯食べてきたとこですよ!」
「タカさん居てましたけど、久しぶりに師匠といっしょに仕事して緊張されてましたわ~」
一方的にこうまくしたてたのはリキコデラックスさん!
しかし、4杯って…
さすが!
常人には真似できないっす…
店に入っていくと…
すぐに女性スタッフが現われて…
「お一人様ですか?」
「では、カウンター席へどうぞ♪」
案内された席は、直線に配置されたカウンター席の一番右端の席で、正面には、先ほど、リキコさんが話していたタカさんこと『ラーメン人生 JET』の山本店主と、山本店主の師匠である、「きんせい」グループ代表の中村オーナーの姿があった。
ふと、こちらをみたタカさんと挨拶…
「昨日はどうも!」
タカさんとは、昨日、『ラァメン家 69'N' ROLL ONE』とのコラボが行なわれた『カドヤ食堂』で会ったばかりだったので、そう切り出すと…
「初日から皆さんに来ていただきまして、ほんま、感謝してます。」
聞くと、関西の新店ハンターの方々はもとより、大阪や近県からも多くのラーメン愛好家の皆さんがオープン時より続々来店してくれたという!
さすが「きんせいグループ」の新店は、他の新店とは違う!
女性スタッフから…
「只今、オープンキャンペーンでラーメンをお得な価格で提供させていただいてます♪」
通常のメニューとは別にオープン記念のメニューが別に用意されていて、オープンから3日間、ラーメン類のみ150円引きで食べられる。

「黒ラーメン」と「魚介ラーメン」というのがあって、気になったので、女性スタッフの方に、デフォルトのラーメンとはどこが違うのかを聞いてみたところ…
「黒ラーメンは、ラーメンにマー油が掛けられたもので、魚介ラーメンは、同じように魚介のオイルが掛けられたものです、」という…
店に来るまでは、この2つのラーメンを食べようと思っていた。
というのも、「黒ラーメン」は、予想通りのラーメンだったけど、「魚介ラーメン」は通常の和歌山ラーメンの豚骨醤油ラーメンのスープの他に魚介のスープを用意して、ブレンドするか、最初から豚骨魚介のスープを別に用意されているんだろうと思っていたから…
しかし、どうも、スープは一つのようで、ただ、上から何かを足すだけだと聞いて…
それなら、つけ麺の方がいいかな?
せっかく、寝屋川まで来たのだから、2杯食べようと思っていたんだけど…
これを聞いて悩んでしまった。
取り敢えず、「黒ラーメン」を注文すると…
ランチタイムにはライスが無料で付く…
さらに、大、中、小から量も選べるというので…
小ライスでお願いした。
「黒ラーメン」が、すぐにできあがり、運ばれてきた。
茶濁した醤油豚骨スープの和歌山ラーメンらしいスープの上から、何故か黒いマー油が掛けられたラーメン!


マー油が掛けられていないところのスープをレンゲですくって飲んでみると…
おやっ?
もう一度、飲んでみたけど…
同じ…
これは…
どうしちゃったんだろう…
しょっぱいだけで、豚骨のうま味があまり感じられないスープ…
とても「きんせい」が出すようなラーメンのスープではない…
さらに、26番の極細ストレートの麺は、麺の細さが生かされていないもちもち感のある麺で…
スープとは完全にミスマッチ…

トロトロに煮込まれたチャーシューは悪くはなかったけど…
初日ということもあって、満足のいくスープができなかったのかもしれない…
ただ、それにしても…
結局、麺は食べたものの、スープはすべて残して…
席を立った。
「もう一杯いかがですか?」
タカさんからは、そう言って誘われたけど…
「お客さんが待ってますので…」
そう言って、お断りさせていただいた…
「きんせい」ブランドの店ということもあってか、私と同じ、オープン初日に行った関西のラーメン愛好家の評価は概ね良好のようだ…
しかし、本日のこの「きんせい」らしからぬラーメンは、私の好みではなかった…
と同時に、危機感を持った。
この店を機に、「きんせい」は違った道を歩もうとしているのではないか?
ここのところ、急速に店舗を増やし続けてきた「きんせい」!
でも、これまでオープンした店は、直営にしろ、暖簾分けされた店にしろ、皆、味は申し分のない店ばかりで、ここまではよかった。
ただ、FC展開を図るようになって、どうなのかなとは思っていたけど…
関西を代表する、手作りの美味しいラーメンを出す店が、こうして方向転換するのであれば…
これは、とても危険な感じがしてならないし…
そうでないことを祈る…


メニュー:ラーメン…650円/黒ラーメン…680円/魚介ラーメン…700円/ネギラーメン…750円
※オープン3日間(2/10~2/12)限りラーメン150円引き
特製つけ麺…800円/特製つけ麺チャーシュー…1000円
好み度:黒ラーメン
接客・サービス
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「きんせい」グループの新たな店がまた大阪・寝屋川市にオープンした!
2月10日オープンの新店は『中村商店』!
そして、この店!
オーナーである中村さんの出身地である和歌山県にちなんで和歌山ラーメンを出すという。
和歌山ラーメンといったら、関東人の私としては、新横浜ラーメン博物館に入っていた「井出商店」が真っ先に頭に浮かぶ。
『井出商店』に『中村商店』!?
偶然だろうか?
「きんせい」の名を冠せず、自らの名を屋号にした店!
関西を代表するラーメン店の新店だけに興味があった。
午前中、北浜での用事を終えて、京阪電車に乗り込んだ。
京阪電車に乗ったのは、大阪に来てからこれが2回目。
しかも、前回は、天満橋から京橋までの移動に使っただけで、京橋から京都寄りに行くのは初めて!
そして、初めて降り立った寝屋川市駅!
地図を便りに店を目指す。
駅から15分ほど歩いて到着した店は、ファミレスのような感じ!
駐車場が広く取られているロードサイド店だった。
近くには、昨年、関東進出を果たした『来来亭』があって、また、『餃子の王将』、焼き肉の『梅田明月館』、回転寿司の『くら寿司』、そしてファミレスの『ココス』と…
外食産業の大手チェーンが何店も集まる場所…
建物の大きさからも、いかに多くのお客さんを取り込むかが勝負の店のようにみえるけど…
でも、何故、「きんせい」が、こんな、普通はラーメンチェーン店が入るような場所に店を構えたのだろう!?
はっきり言って、多くのお客さんはファミレスに来る感覚でやってきて、特別に美味しいラーメンを求めてやって来るわけではないんだろうから…
味で勝負する「きんせい」には、こういう立地のこの大きすぎる店は合わない気がするけど…
入る前からそんな疑問が頭を過った。
店に到着したところで、駐車場から出てきた1台の車が、私の前で止まって、運転席の窓が開いた。
「遅いじゃないですか!」
「もう、今、4杯食べてきたとこですよ!」
「タカさん居てましたけど、久しぶりに師匠といっしょに仕事して緊張されてましたわ~」
一方的にこうまくしたてたのはリキコデラックスさん!
しかし、4杯って…
さすが!
常人には真似できないっす…
店に入っていくと…
すぐに女性スタッフが現われて…
「お一人様ですか?」
「では、カウンター席へどうぞ♪」
案内された席は、直線に配置されたカウンター席の一番右端の席で、正面には、先ほど、リキコさんが話していたタカさんこと『ラーメン人生 JET』の山本店主と、山本店主の師匠である、「きんせい」グループ代表の中村オーナーの姿があった。
ふと、こちらをみたタカさんと挨拶…
「昨日はどうも!」
タカさんとは、昨日、『ラァメン家 69'N' ROLL ONE』とのコラボが行なわれた『カドヤ食堂』で会ったばかりだったので、そう切り出すと…
「初日から皆さんに来ていただきまして、ほんま、感謝してます。」
聞くと、関西の新店ハンターの方々はもとより、大阪や近県からも多くのラーメン愛好家の皆さんがオープン時より続々来店してくれたという!
さすが「きんせいグループ」の新店は、他の新店とは違う!
女性スタッフから…
「只今、オープンキャンペーンでラーメンをお得な価格で提供させていただいてます♪」
通常のメニューとは別にオープン記念のメニューが別に用意されていて、オープンから3日間、ラーメン類のみ150円引きで食べられる。

「黒ラーメン」と「魚介ラーメン」というのがあって、気になったので、女性スタッフの方に、デフォルトのラーメンとはどこが違うのかを聞いてみたところ…
「黒ラーメンは、ラーメンにマー油が掛けられたもので、魚介ラーメンは、同じように魚介のオイルが掛けられたものです、」という…
店に来るまでは、この2つのラーメンを食べようと思っていた。
というのも、「黒ラーメン」は、予想通りのラーメンだったけど、「魚介ラーメン」は通常の和歌山ラーメンの豚骨醤油ラーメンのスープの他に魚介のスープを用意して、ブレンドするか、最初から豚骨魚介のスープを別に用意されているんだろうと思っていたから…
しかし、どうも、スープは一つのようで、ただ、上から何かを足すだけだと聞いて…
それなら、つけ麺の方がいいかな?
せっかく、寝屋川まで来たのだから、2杯食べようと思っていたんだけど…
これを聞いて悩んでしまった。
取り敢えず、「黒ラーメン」を注文すると…
ランチタイムにはライスが無料で付く…
さらに、大、中、小から量も選べるというので…
小ライスでお願いした。
「黒ラーメン」が、すぐにできあがり、運ばれてきた。
茶濁した醤油豚骨スープの和歌山ラーメンらしいスープの上から、何故か黒いマー油が掛けられたラーメン!


マー油が掛けられていないところのスープをレンゲですくって飲んでみると…
おやっ?
もう一度、飲んでみたけど…
同じ…
これは…
どうしちゃったんだろう…
しょっぱいだけで、豚骨のうま味があまり感じられないスープ…
とても「きんせい」が出すようなラーメンのスープではない…
さらに、26番の極細ストレートの麺は、麺の細さが生かされていないもちもち感のある麺で…
スープとは完全にミスマッチ…

トロトロに煮込まれたチャーシューは悪くはなかったけど…
初日ということもあって、満足のいくスープができなかったのかもしれない…
ただ、それにしても…
結局、麺は食べたものの、スープはすべて残して…
席を立った。
「もう一杯いかがですか?」
タカさんからは、そう言って誘われたけど…
「お客さんが待ってますので…」
そう言って、お断りさせていただいた…
「きんせい」ブランドの店ということもあってか、私と同じ、オープン初日に行った関西のラーメン愛好家の評価は概ね良好のようだ…
しかし、本日のこの「きんせい」らしからぬラーメンは、私の好みではなかった…
と同時に、危機感を持った。
この店を機に、「きんせい」は違った道を歩もうとしているのではないか?
ここのところ、急速に店舗を増やし続けてきた「きんせい」!
でも、これまでオープンした店は、直営にしろ、暖簾分けされた店にしろ、皆、味は申し分のない店ばかりで、ここまではよかった。
ただ、FC展開を図るようになって、どうなのかなとは思っていたけど…
関西を代表する、手作りの美味しいラーメンを出す店が、こうして方向転換するのであれば…
これは、とても危険な感じがしてならないし…
そうでないことを祈る…


メニュー:ラーメン…650円/黒ラーメン…680円/魚介ラーメン…700円/ネギラーメン…750円
※オープン3日間(2/10~2/12)限りラーメン150円引き
特製つけ麺…800円/特製つけ麺チャーシュー…1000円
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yainam
屋号そのものに「きんせい」を入れてないので、明らかに目指すもの・ターゲットはきんせいとは違うんでしょうね。
なんというか、ラーメンを食べ歩き始める前に食べたことあるような、食べ歩きの原点的な味でした。
なんというか、ラーメンを食べ歩き始める前に食べたことあるような、食べ歩きの原点的な味でした。
ramen151e
> yainamさん
コメントありがとうございます。
> 屋号そのものに「きんせい」を入れてないので、明らかに目指すもの・ターゲットはきんせいとは違うんでしょうね。
「きんせい」ということで、期待とは裏腹の平凡なラーメンが出てきたので、つい辛口になってしまいました。
確かに仰られるように、「きんせい」の文字は付けてはおりません。
しかし、オーナーの名を冠して、似顔絵まで出している直営店ですから…
FC店の「夢風」とは違うと思いますし…
今までの路線と違う道を歩むのは、やはり危険な気がします。
コメントありがとうございます。
> 屋号そのものに「きんせい」を入れてないので、明らかに目指すもの・ターゲットはきんせいとは違うんでしょうね。
「きんせい」ということで、期待とは裏腹の平凡なラーメンが出てきたので、つい辛口になってしまいました。
確かに仰られるように、「きんせい」の文字は付けてはおりません。
しかし、オーナーの名を冠して、似顔絵まで出している直営店ですから…
FC店の「夢風」とは違うと思いますし…
今までの路線と違う道を歩むのは、やはり危険な気がします。
ゆーちゃん
結構みなさん気遣って思うこと書いてない方が多いように見受けられたので、151eさんははっきりと感じたことを書いてくれていて、ホントいつも参考になります\(^o^)/
ramen151e
> ゆーちゃんさん
コメントありがとうございます。
バカ正直…
大阪の友人からはお叱りを受けています。
でも、仲良しクラブにはなりたくない…
そうしなければ、自分の存在価値がなくなると思っている…
バカなんです…
コメントありがとうございます。
バカ正直…
大阪の友人からはお叱りを受けています。
でも、仲良しクラブにはなりたくない…
そうしなければ、自分の存在価値がなくなると思っている…
バカなんです…
このコメントは管理者の承認待ちです
2011/02/17 Thu 21:34 [ Edit ]
とある拉麺食い
寝屋川で同じことを感じ
枚方で絶望したものです。
特に枚方店では不味いと感じてしまったので麺を残して帰りました
嫌な流れですね
枚方で絶望したものです。
特に枚方店では不味いと感じてしまったので麺を残して帰りました
嫌な流れですね
2011/09/04 Sun 18:40 URL [ Edit ]
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関西ラーメン界を牽引するきんせいグループの新店が昨日オープン。
きんせいグループ直営店は、栄町にある総本家、高槻本店、交野、茨木に続く5軒目。
その他、暖簾分けされた店として、東成きんせい、ラーメン人生JET、JUNKSTORY谷町きんせいがある。
今回の中村商店?...
食マニア Y氏の書斎 2011/02/13 Sun 20:06
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