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2010.08.24
ラーメン そらの星【弐】
訪問日:2010年8月24日(火)

昨年10月16日オープンの『そらの星』!
関西では少ない横浜発祥の「家系ラーメン」が食べられる店。
店主は、東京・中野にある「武蔵家」で修業後、独立して地元・大阪で開業した。
しかし、開業後は大阪のお客さんの口に合うラーメンに改良しようとして試行錯誤…
私が初めて訪問したときも悩んでいた…
私は、何も、無理に大阪のお客さんの口に合わせる必要はない!
修業先で学んだ味をぶつければいいとアドバイスしたんだけど…
その後、一旦、店を閉めて、スープ改良にも取り組んだという情報も伝え聞いた。
やはり、「家系ラーメン」は、大阪では受け入れられないのだろうか!?
何店かの「家系ラーメン」の先駆者たちも、結局、撤退してしまったようだし…
しかし、思わぬところで、こちら『そらの星』の名を目にした!
それは、先日、近鉄八尾に移転オープンした『らーめん工房 RISE』にお邪魔したときにあった『そらの星』からの開店祝いの花に添えられたカード!
今は、店も再開して、元気に営業しているようだし…
一度、お邪魔してみよう!
そう思っていたところに、一昨日の『麺家 静』の大将から「コラボラーメン」の話を聞いたら…
これは、行くしかないよね!
地下鉄谷町線の千林大宮駅…
店の最寄り駅になるこの駅を下りて、トボトボと歩いて店へ!
そして、店に入っていくと…
私の顔を見た店主からの第一声は…
「大阪に来られたんですってね!」
あれっ、また、こちらでも、『金久右衛門』で聞いたのと同じ台詞を聞いたよ…
まず、券売機で、缶ビールと「チャーシューらーめん」の食券を買っていると…

ガラガラガラ…
扉を開けて、入って来たのは、カップルのお客さん!
そしてすぐに、もう1人、若い男性客が入店!
そこで、缶ビールをもらって、3人分のラーメンを店主が作り終えるのを待った。

まず、挨拶をして、今日、ここに来た主旨を説明!
ズバリ、核心の『麺屋 静』とのコラボラーメン企画の話から入った!
『麺屋 静』の大将から頼まれて来たことを話すと…
「それはありがたいです!」
「ぜひ、お願いしますと大将にお伝えください。」
それから、いろいろ話をして、ほぼ、こんなので行こうかというところまで、話はまとまったけど…
『麺屋 静』の大将がどう思うかがわからないし…
この先は、企画がまとまったら、また、ご報告させてもらいます。
『麺屋 静』の大将がOKすればの前提だけど…
なかなか、面白いラーメンになりそうなので、期待していてください!
話がまとまったので…
私もラーメンを作ってもらうことにした。
もちろん、注文はすべて「普通」で!

悩んで、リニューアルした味は?
どんな味なのか?
改良した味をそのまま味わってみたかったからね…
麺を木箱から取り出して、大事そうにテボに入れて…
真剣な眼差しで、スープの味見を何度も繰り返す店主!
そうしてできあがった渾身の一杯!


見た目は、チャーシュー以外は、以前と変わらないように見えたので、店主にそう話して…
何処をどう変えたのか聞いてみたところ…
「まあ、召し上がってみてください。」
そこで、まずは、スープをいただくと…
これは…
スープの濃度も、濃すぎず、薄すぎず…
鶏油も、多過ぎず、少なすぎず…
いいバランスのスープに仕上がっている。
ただ、「家系ラーメン」としたら少し軽いかな…
ただ、これは、やはり、ただの豚骨醤油のラーメンではなく、「家系ラーメン」
であることには間違いがない!
スープの濃度と鶏油の量が、それぞれ、薄め、少なめの「家系ラーメン」!
私の駄舌では、それしかわからなかった。
それで、そう感想を話したところ…
「醤油を薄めました!」
『角ふじ麺 ○寅』の小川店長は、大阪仕様として、関東では使わなかった薄口醤油を濃口醤油とブレンドして使った。
そんな話をしたところ…
そうではなく、醤油の分量を減らして、かえしを新たにしたのだという…
スープのブレ、バラツキの修正にも取り組んで、何とか納得がいくものができるまで、今年の1月から店を休業して1ヵ月を要したと…
話してくれた。
その間には、無理をしてスープを作り続けた結果、スープの熱にやられて、右耳が何倍にも膨らむ火傷も経験。
まさに、満身創痍の挙げ句に完成させたスープだった!
これが大阪のスタンダードスープ!
それが証拠に、お客さんの多くは「普通」で満足するようになったと言うし…
前は、味「薄め」でも濃いと言っていたお客さんも、今は「薄め」でちょうどいいと言われるようになった。
若い男性客等には、味「濃いめ」!油「多め」!麺「かため」の「家系スタンダード仕様」で満足してもらっているし…
やっと目指すものができるようになった。
ただし、まだ、スープのバラツキがあると精進を怠らないと話す店主…
東京で学んだ味を大阪でもそのまま出せばいい!
そう、安直に言った私の言葉が悔やまれた。
これだけ店主が苦労して作り上げたスープ!
ぜひ、一度、味わっていただきたい!
麺は、「家系」定番の酒井製麺のものを、今でも東京から送らせている。
でも、「家系」はやっぱり、この中太ストレートの麺が、何故か合うんだよね!

そして、ホロホロと崩れる肩ロースのチャーシューがまたよかった!
前のチャーシューも決して、悪くはなかった。
むしろ、それほど美味しいチャーシューにぶつかったことのない「家系ラーメン」の店ではいい部類に入ると思ったけど…
今回の新たに作り替えたチャーシューは最高!

『麺家 静』の大将には怒られるかもしれないけど、コラボラーメンのときのチャーシューは、このチャーシューを使わせてもらおうかな…
満足の行くラーメンだった!
「家系ラーメン」としては珍しく、スープまで飲み干して完食!
美味しかった!
ご馳走さまでした。


住所:大阪府大阪市旭区大宮1-7-25
電話:06-6954-7730
営業時間:11:00~21:00
定休日:木曜
アクセス:大阪市営地下鉄谷町線・千林大宮駅4番出口から徒歩6分
メニュー:らーめん(並)…600円/海苔らーめん…650円/味玉らーめん…700円/チャーシューらーめん…800円/キャベツらーめん…700円
中盛…100円増し/大盛…200円増し
ミニらーめん(小)…400円/ミニ海苔らーめん…450円/ミニ味玉らーめん…500円/ミニチャーシューらーめん…600円/ミニキャベツらーめん…500円
好み度:チャーシューらーめん
接客・サービス
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昨年10月16日オープンの『そらの星』!
関西では少ない横浜発祥の「家系ラーメン」が食べられる店。
店主は、東京・中野にある「武蔵家」で修業後、独立して地元・大阪で開業した。
しかし、開業後は大阪のお客さんの口に合うラーメンに改良しようとして試行錯誤…
私が初めて訪問したときも悩んでいた…
私は、何も、無理に大阪のお客さんの口に合わせる必要はない!
修業先で学んだ味をぶつければいいとアドバイスしたんだけど…
その後、一旦、店を閉めて、スープ改良にも取り組んだという情報も伝え聞いた。
やはり、「家系ラーメン」は、大阪では受け入れられないのだろうか!?
何店かの「家系ラーメン」の先駆者たちも、結局、撤退してしまったようだし…
しかし、思わぬところで、こちら『そらの星』の名を目にした!
それは、先日、近鉄八尾に移転オープンした『らーめん工房 RISE』にお邪魔したときにあった『そらの星』からの開店祝いの花に添えられたカード!
今は、店も再開して、元気に営業しているようだし…
一度、お邪魔してみよう!
そう思っていたところに、一昨日の『麺家 静』の大将から「コラボラーメン」の話を聞いたら…
これは、行くしかないよね!
地下鉄谷町線の千林大宮駅…
店の最寄り駅になるこの駅を下りて、トボトボと歩いて店へ!
そして、店に入っていくと…
私の顔を見た店主からの第一声は…
「大阪に来られたんですってね!」
あれっ、また、こちらでも、『金久右衛門』で聞いたのと同じ台詞を聞いたよ…
まず、券売機で、缶ビールと「チャーシューらーめん」の食券を買っていると…

ガラガラガラ…
扉を開けて、入って来たのは、カップルのお客さん!
そしてすぐに、もう1人、若い男性客が入店!
そこで、缶ビールをもらって、3人分のラーメンを店主が作り終えるのを待った。

まず、挨拶をして、今日、ここに来た主旨を説明!
ズバリ、核心の『麺屋 静』とのコラボラーメン企画の話から入った!
『麺屋 静』の大将から頼まれて来たことを話すと…
「それはありがたいです!」
「ぜひ、お願いしますと大将にお伝えください。」
それから、いろいろ話をして、ほぼ、こんなので行こうかというところまで、話はまとまったけど…
『麺屋 静』の大将がどう思うかがわからないし…
この先は、企画がまとまったら、また、ご報告させてもらいます。
『麺屋 静』の大将がOKすればの前提だけど…
なかなか、面白いラーメンになりそうなので、期待していてください!
話がまとまったので…
私もラーメンを作ってもらうことにした。
もちろん、注文はすべて「普通」で!

悩んで、リニューアルした味は?
どんな味なのか?
改良した味をそのまま味わってみたかったからね…
麺を木箱から取り出して、大事そうにテボに入れて…
真剣な眼差しで、スープの味見を何度も繰り返す店主!
そうしてできあがった渾身の一杯!


見た目は、チャーシュー以外は、以前と変わらないように見えたので、店主にそう話して…
何処をどう変えたのか聞いてみたところ…
「まあ、召し上がってみてください。」
そこで、まずは、スープをいただくと…
これは…
スープの濃度も、濃すぎず、薄すぎず…
鶏油も、多過ぎず、少なすぎず…
いいバランスのスープに仕上がっている。
ただ、「家系ラーメン」としたら少し軽いかな…
ただ、これは、やはり、ただの豚骨醤油のラーメンではなく、「家系ラーメン」
であることには間違いがない!
スープの濃度と鶏油の量が、それぞれ、薄め、少なめの「家系ラーメン」!
私の駄舌では、それしかわからなかった。
それで、そう感想を話したところ…
「醤油を薄めました!」
『角ふじ麺 ○寅』の小川店長は、大阪仕様として、関東では使わなかった薄口醤油を濃口醤油とブレンドして使った。
そんな話をしたところ…
そうではなく、醤油の分量を減らして、かえしを新たにしたのだという…
スープのブレ、バラツキの修正にも取り組んで、何とか納得がいくものができるまで、今年の1月から店を休業して1ヵ月を要したと…
話してくれた。
その間には、無理をしてスープを作り続けた結果、スープの熱にやられて、右耳が何倍にも膨らむ火傷も経験。
まさに、満身創痍の挙げ句に完成させたスープだった!
これが大阪のスタンダードスープ!
それが証拠に、お客さんの多くは「普通」で満足するようになったと言うし…
前は、味「薄め」でも濃いと言っていたお客さんも、今は「薄め」でちょうどいいと言われるようになった。
若い男性客等には、味「濃いめ」!油「多め」!麺「かため」の「家系スタンダード仕様」で満足してもらっているし…
やっと目指すものができるようになった。
ただし、まだ、スープのバラツキがあると精進を怠らないと話す店主…
東京で学んだ味を大阪でもそのまま出せばいい!
そう、安直に言った私の言葉が悔やまれた。
これだけ店主が苦労して作り上げたスープ!
ぜひ、一度、味わっていただきたい!
麺は、「家系」定番の酒井製麺のものを、今でも東京から送らせている。
でも、「家系」はやっぱり、この中太ストレートの麺が、何故か合うんだよね!

そして、ホロホロと崩れる肩ロースのチャーシューがまたよかった!
前のチャーシューも決して、悪くはなかった。
むしろ、それほど美味しいチャーシューにぶつかったことのない「家系ラーメン」の店ではいい部類に入ると思ったけど…
今回の新たに作り替えたチャーシューは最高!

『麺家 静』の大将には怒られるかもしれないけど、コラボラーメンのときのチャーシューは、このチャーシューを使わせてもらおうかな…
満足の行くラーメンだった!
「家系ラーメン」としては珍しく、スープまで飲み干して完食!
美味しかった!
ご馳走さまでした。


住所:大阪府大阪市旭区大宮1-7-25
電話:06-6954-7730
営業時間:11:00~21:00
定休日:木曜
アクセス:大阪市営地下鉄谷町線・千林大宮駅4番出口から徒歩6分
メニュー:らーめん(並)…600円/海苔らーめん…650円/味玉らーめん…700円/チャーシューらーめん…800円/キャベツらーめん…700円
中盛…100円増し/大盛…200円増し
ミニらーめん(小)…400円/ミニ海苔らーめん…450円/ミニ味玉らーめん…500円/ミニチャーシューらーめん…600円/ミニキャベツらーめん…500円
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suemii
初コメ失礼いたします
僕も最近そらの星いってきました
行く度にラーメンが進化しているので凄い研究熱心で向上心がある店主さんだなといつも感じています。
あのチャーシューは旨いですよねコラボには是非(笑)
僕も最近そらの星いってきました
行く度にラーメンが進化しているので凄い研究熱心で向上心がある店主さんだなといつも感じています。
あのチャーシューは旨いですよねコラボには是非(笑)
2010/08/25 Wed 09:21 URL [ Edit ]
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