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訪問日:2010年6月9日(水)

RAMEN CiQUE【五】-1

とよつねさんから東京に行くと連絡があって…
2日間、夕食をご一緒することになった。


関西ラーメンブロガーの重鎮が、東京のラーメンをどう評価するのか!?
興味があった。

とよつねさんからのリクエストは…
「淡麗な関東の清湯ラーメンを食べたい!」というもの。

そこで、何店かをピックアップして、セレクトした結果…
初日の今夜、1軒目に向かったのが「RAMEN CiQUE」!

ラーメンデータベースの塩ラーメン部門全国第1位の店!

果たして、須藤シェフの創造性溢れる一杯を、とよつねさんがどう評価するのだろうか!?

最寄りの東京メトロ丸ノ内線・南阿佐ケ谷駅から徒歩で7分ほどの店に着くと、外待ちなしで、すんなりと入店することができて…
しかも、ちょうど席が2席空いていたので、待つことなく着席できた!

あとで、須藤シェフに伺ったところ…
「昼ほどではないですけど、夜も行列ができるんですけどね。」
「今日は少ないですね。」と話してくれたので…
今夜は本当にラッキー♪

券売機で、「塩ラーメン」の券を買って…
さらに、私のすすめで「焼きトマト」をトッピングするとよつねさん!
私は、ノーマルな「塩ラーメン」を選択…

RAMEN CiQUE【五】-2

2人でカウンターの上に食券を置いて…
私だけが「かけでお願いします。」
「具は別盛りで…」とリクエスト。

頷くと、黙って調理に入る須藤シェフ!

まず、カットしたトマトを取り出すと、オーブンに入れていく!
次に、寸胴から小鍋にスープを移して、火に掛けていく…

頃合いをみて、「三河屋製麺」と印字された箱から取り出した麺を投入して茹でていく。
火を止め、丼にアツアツになったスープを注ぐと…
テボを引き上げ、ビシッと湯切りを決めて、麺は丼の中へ…

箸でキレイに麺を整えたところで、オーブンからトマトの焼き上がりの合図♪

まず、この「焼きトマト」を始めとする具が美しくに盛り付けられた一杯が、とよつねさんに!
次いで、具が別皿に盛られた「塩ラーメン」が私に出された。

RAMEN CiQUE【五】-3

とよつねさんが不思議そうな目で、私の「かけそば」を見つめる。

そして…
「素ラーメンですか!?」
「関西ではあまりないですね…」
そう呟いた。

「素らーめん」!
関西らしい表現!

具なしのうどんを「素うどん」と言う関西。
関東では、具なしのそばを「かけそば」と言う。
文化の違いが出た一例…


この、具なしの「かけそば」を広めたのは、おそらく、あの「天空落とし」で有名な「麺処 中村屋」だろう。

ただ、関東でも、この「かけそば」を出す店は、「麺処 中村屋」の他には、「七重の味の店 めじろ」「中華そば屋 伊藤」等…
一部の店に限られる!

関西では、もっと少ない。
私の記憶では、関西で「かけそば」を食べたのは「鶴麺」だけ…

しかし、スープと麺の味だけで食べさせる「かけそば」を出すのは、よほど、自信がなければ難しい…
だから、私は、「かけそば」がメニューにある店では、自信があるんだろうと考えて、「かけそば」を注文することが多い。

今夜は、久し振りに、須藤シェフの作ったスープをいただいた。
「かけ」でいただいたので、より単純にスープの旨味が伝わってくる。
掛け値なしに美味しいスープ♪


RAMEN CiQUE【五】-4RAMEN CiQUE【五】-5

鶏の旨味を引き出し、香味野菜とともにコトコトと煮込まれたスープ!
こして、煮干し、ムロ鰺等の魚介の旨味が加わって…
絶品のスープに仕上がる!

須藤シェフにしか作れないオンリーワンの味!
しかし、塩ラーメンでは全国ナンバーワン!

オンリーワンであるのにナンバーワン!
シェフの実力を改めて再認識させられたスープだった。

そして、従来のものから替えて使い始めたという麺がまた、よかった!

同じ「三河屋製麺」の細縮れの麺を使う!
しかし、新たな麺は、ポツポツとした斑点模様のある全粒粉の麺。

RAMEN CiQUE【五】-6

小麦粉の風味と旨味が感じられる麺で…
いいな!
こういう麺!

しかし、同じ「三河屋製麺」の全粒粉を使う「不如帰」の麺とは全く食感が違った!

そう言うと、須藤シェフからは…
「不如帰さんとは、使っている粉が違いますから…」と一言…

ポクポクとした食感の麺は以前の麺とは変わらず、縮れ麺であるのもいっしょ!

最初に食べたときには、少し違和感のあった食感の麺も、食べ終わるまでには慣れて、こういうのもありかなと思ったし…

この淡麗なスープに縮れ麺を合わせるというのもどうかなと思ったけど…
案外、このコクと旨味のあるスープをいっぱい拾ってくれて、美味しくいただけたし…

だから、結構、前の麺も気に入っていた。

しかし、今回の麺は、前回の麺のまま、使う小麦粉を全粒粉に変えたといった感じの麺で、よりグレードアップが図られていてよかった!

ひとしきり食べて、別皿の具をスープに投入する。
ラーメンの具としては珍しいお麩は、コクと旨味がいっぱいのスープを吸って美味しい♪

肩ロースのチャーシューは、ホロホロと崩れるほどやわらかい。
そして、細裂きのメンマは味付けもいいし、コリコリとした食感がいい!
具は、今日もみんな申し分のない味付けで、仕上がりで、クオリティの高さが感じられた。

RAMEN CiQUE【五】-7

でも、今日「かけ」で食べて感じたのは…
これだけ滋味深いスープで、これだけ小麦の旨みが感じられる麺であれば、具は不要なんじゃないかということ…

チャーシューにメンマは確かに美味しかった。
しかし、スープの邪魔をしているようにも思えた…

そういう意味では、具は、お麩以外は「かけそば」には入れないで、そのまま食べる!
そういう食べ方が正解のような気がした。


それでも、私も、とよつねさんも、スープの最後の一滴まで残さず完食したけどね…

美味しかった♪
ご馳走さまでした。

PS 帰りに須藤シェフのご祖母様手造りの鈴までいただいて、満足して店を出た。
ありがとうございます。


RAMEN CiQUE【五】-8

RAMEN CiQUE【五】-9

住所:東京都杉並区阿佐谷南3-10-8
電話:03-6383-3492
営業時間:(火)18:00~22:00 ※清湯スープのみの営業
(水・木・金)11:30~14:00/18:00~20:00
(土・日・祝)11:30~17:00
定休日:月曜日
アクセス:東京メトロ丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅より徒歩8分




メニュー:塩ラーメン…700円/醤油ラーメン…750円
麺大盛り…150円(平日ランチタイムはサービス)

トッピング
チャーシュー1枚(巻バラ) …100円/チャーシュー1枚(肩ロース) …100円
白味玉(塩味)… 100円/黒味玉(醤油味) …100円
メンマ…100円/のり…100円/辛子高菜…150円/ネギ…150円/焼トマト…150円/バター…100円/コーン…100円

八穀ごはん…150円/八穀炙り角煮丼… 350円/八穀高菜明太丼… 350円


好み度:塩ラーメンstar_s50.gif
接客・サービスstar_s45.gif



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