fc2ブログ
2007.11.30 のあ吉
訪問日:2007年11月30日(金)

のあ吉-1

本日は、本日1日だけ復活した塩ラーメン店のレポート!

かつて渋谷にあった塩ラーメンの店「のあ」は惜しまれながらも閉店…

しかし、神保町に移転して、今度は、とんかつ屋「のあ吉」に姿を変えて営業を開始した…

この「のあ吉」が本日1日限定で「のあ」として復活するというニュースを「とらさん会議室」でキャッチ!

情報では…

11月30(金) 12:00~
200食限定で…
「塩ラーメン」が提供されるという…

これは行かないとね!

地図を頼りに、靖国通り沿いにある店の前にやってくると…

看板はあったけど…
普通に「とんかつ」のお得メニューのことが書いてあるだけで、ラーメンについては何の記載もなし…

のあ吉-2

一瞬、あれって思ったけど…
店のある3階に上る階段には人!人!人!

これだな…
最後尾に並んでいた人に確認したら、やはりそう!

12時20分!
今週4回目の大行列に加わる…

しかし…
みんな、どこで情報を仕入れたのだろう…

みんな「のあ」の復活を待っていた?
わたしは、正直、「のあ」には行ったことがないので、よくわからないんだけど…

「鶏と水だけで作ったスープ」は…
おいしいというチャーシューは…
これだけの人を呼び込めるものなのだろうか…

ふと、行列している人…
そして、食べ終わって帰る人の中に…
某ラーメン評論家にラーメンブロガーの人たちを発見!

やはり、業界関係者(?)はこういうラーメンのイベントは見逃さないんだね。

並んでいる途中でハプニングが発生!

1階から店のある3階まで、ずっと階段の片側を行列が塞いでいるため、2階の飲食店から苦情がきた!

並ぶなら上の階から並べという…

しかし、それをお客に言われても…
みんな押し黙っていたら、その人、階段を上がっていったから…
たぶん、直接、店に文句を言いにいったんだね…

しばらくして、列が動いたと思ったら、列は3階を通り越して、4階まで…
クレームが来て、こうなりました…

のあ吉-3

結局、1時間12分を要して、やっと「塩ラーメン」を食べられたんだけど…
皆さん、お疲れさまでした…

店の入口を入ると、左正面に大画面のプラズマテレビ!

コンクリート打ちっぱなしの壁に…
天井はダクト等、配管が剥き出しの天井…

カーテンが閉められ、陽射しをシャットアウトした店内は暗く、間接証明で照らされている…

無機質でモダンな店内は、とんかつ屋らしくもないし、ラーメン屋らしくもない…

席が1つ空き、入れ替わりに席につく

カウンターの上には、サービスの「キムチ」!
みんなラーメンを待つ間に、ラーメンを食べながらパクパクと食べている…

のあ吉-4

わたしは、ラーメンを食べ終わってから、味見してみたけど、おいしいキムチだった!

普段も、このキムチ!
とんかつを食べれば、サービスで食べられるので、どうぞ!

5個作りされていたラーメンの1つがわたしのもとに…

のあ吉-5

濃厚そうな鶏白湯スープ!
肉の塊のような大きなチャーシューが3つも入っている…

スープをいただくと…
これは濃い!
濃厚すぎる…

店の外に置いてあった段ボールの箱から、丸鶏、鶏ガラの他に大量のモミジを使って出汁をとったと思われるスープは、濃厚かつクリーミー!

ドロッとしたスープは、スープというよりは、「つけめん」のつけダレと言える…

麺をいただくと…
やわらかい…
麺自体も麺の茹で方もやわらかめ。

ただ、このスープに合っていないこともない。

麺は「大盛軒食品」の中細麺。

行列していたときに、階段の踊り場に置いてあったのを発見した。

この麺は、ごく普通の中華麺で、特に何かを主張するような麺じゃない。
でも、逆に、これだけ個性の強いスープにはいい組み合わせだと思う。

太さもいい。
もう少し太い、切り刃17~18番くらいの麺にしてもいいとは思うけど、細いのはダメ!

スープの絡みがよすぎてしまう。

圧巻だったのは、噂のチャーシュー!

のあ吉-6

大きいし、分厚い!
これでカタかったら食べられない!
しかし、これが…
ホロッと崩れる…
歯がなくても食べられるくらいのやわらかさ!

しかし、この量はすごい!
チャーシューだけでもお腹いっぱいになるよ!

値段の表示はなく、会計のとき、はじめて900円であることを知ったけど…
これだけの質量のチャーシューが入っていれば、決して高くはない…

満足の一杯だった。

1箱目の麺が底をついて、店の外の階段の踊り場に置いてあった2箱目の段ボールを取りに行ったご主人!
たぶん、100食を売り切り、残り100食に入るとこなんだね。

お勘定を済ませたわたしは、1人でラーメンを作り、大忙しのご主人に一言!

「もう、このおいしいラーメンは食べられないのですか?」

すると…
「そう言っていただけると嬉しいです。」
「ありがとうございます。」
「今度は土日にやります。」
「また、いらしてください。」

目を細めて嬉しそうに語る人柄のよさそうなご主人が、そう申しておりました…

今日、時間がなくて、途中で断念して帰っていかれたお客さんには朗報ですね!

のあ吉-7

住所:東京都千代田区神田神保町1-6 樋谷ビル3F
電話:03-5281-2929
営業時間:12:00~ ※200食限定。材料切れまで
営業日:11/30(金)


のあ吉 [ かつ、串揚げ ] - Yahoo!グルメ




メニュー:塩ラーメン…900円

評価:塩ラーメンstar_s40.gif
接客・サービスstar_s45.gif
スポンサーサイト



2007.11.29 愚直【弐】
訪問日:2007年11月29日(木)

愚直【弐】-1

全粒粉(ぜんりゅうふん)の小麦粉を使った切り刃8番の幅広平打ち麺!

濃厚豚骨魚介のつけダレには、提供される寸前に真っ赤に焼けた焼け石が2個入って出され…
さらに、スープ割りをすると、また新たに焼け石1個が追加される。

個性的な「つけめん」を出す店として石神本のニューカマーにも選ばれているけど…
ここはパフォーマンスだけではない、味も優れた実力店!

「次回はとんこつらーめんをいただきに来ます!」
前回訪問時に誓った斎藤店主との約束を果たすために本日の再訪となった。

12時8分に店に入っていくと、空席が1席あった…

「とんこつらーめん」を注文!

愚直【弐】-2

斎藤店主は「つけめん」を3個づくりしていた。

大量の麺を茹ではじめる!
その間にチャーシューを炙る…
「ジュウ!ジュウ!」
美味しそうな肉の焼かれる音と匂いが店内に充満する…

石にも加熱!
つけダレの準備が終わったタイミングで、「ピピピッ!」
タイマー音が鳴る!

大量の麺を笊にあけると、すばやく冷水にさらし水洗いする…

「ザッ!ザッ!」と小気味いい音を立て水切りされた麺は、3つの皿にボン、ボン、ボンと入れられ…
見事に大、中、小の3つの盛ができあがった。

味玉が添えられ麺が出される。

つぎはつけダレ!
スープを注ぐと、メンマ、炙りチャーシュー!
さらに熱せられた焼き石が入れられ…
ジュージューと音を立てているつけダレが出されていった。
見ているだけで熱気と旨味が伝わってくる!

次はわたしの「とんこつらーめん」

粉をふいたストレートの麺が1玉出され、茹でられる。

熱々のスープが丼に注がれると、麺も茹で上がった。
炙りチャーシュー、メンマ白髪ねぎ、岩海苔等の具がキレイに盛り付けられて完成!

愚直【弐】-3

豚骨魚介の「つけめん」とは違って、豚骨100%のスープ!

「とんこつらーめん」独特の「ブタ臭さ」は微塵もない!
豚骨の臭みを消して、旨味だけを閉じ込めたスープ!
スープは火傷するくらい熱々で、身体の芯まで暖まる…

美味しいスープだったけど、もう少し豚骨の甘みが引き出されていたらもっとよかったんだろうけど…

でも、1人で「とんこつらーめん」と「つけめん」のスープ作りから、麺作りまでしているからね…

圧力釜を使って作り上げるスープにはやはり限界があるのかな…

麺は、「とんこつらーめん」の麺としてはかなり太目の18番の切り刃を使った自家製ストレート。

しかし、この麺はすごい!
小麦粉の旨味を感じる!

パツンパツンと歯切れのいい食感も好きだ!

こんなのはじめて!
すばらしいチューニングが麺に施されている。

「購入した製麺機は小さいし、たいしたものは作れないですよ。」と謙遜する斎藤店主…

忙しい中、さらに美味しい麺をつくろうと励む…

さらに、この毎日の「らーめん」と「つけめん」の2種類の麺づくりの他に…

その2種類のための「とんこつスープ」と「豚骨魚介スープ」づくり…

チャーシューや味玉等の具材も手作りで行う。

すべてはお客さまのため…
お客さまに喜んでもらいたいからと話す斎藤店主…

外で待つお客さんに、わざわざ扉を開けにいって…
「寒いから中でお待ちください。」と声をかける…
こんなサービスも怠らない…

わたしは、こんな斎藤店主のようなマインドの店には、大変だけど、がんばってほしいし、応援したくなる!

焼肉のようなチャーシューは賛否あるみたいだけど、わたしは好きだ!
メンマのコリッとした食感も、白髪ネギのシャキシャキ感もいいし…
岩海苔も案外合ってると思う!

替玉しようかと思ったけど、お腹いっぱい!
麺の量を聞き忘れたけど、一般的な「とんこつらーめん」の店よりかぜん多いし…
この麺、食べ応えもある!

帰りがけ、会計のときに…
「また、来ていただけたんですね。」
「ありがとうございます。」

感謝され…
頭を下げられ…
逆に恐縮してしまった…

本当に美味しいとんこつ「らーめん」に豚骨魚介の「つけめん」が食べられる店!
おすすめの一店です!

愚直【弐】-4

住所:東京都板橋区大谷口北町12-7 セブンマンション 1F
電話:非公開
営業時間:(水曜以外毎日(日曜・祭日含む))12:00~14:30/19:00~23:00
(水曜)12:00~15:00
定休日:不定休
アクセス:東武東上線・中板橋駅南口から徒歩8分

メニュー:とんこつらーめん…600円/大盛…700円/替玉…100円
つけ麺(250g)…650円/中盛(350g)…650円/大盛(500g)…750円


評価:とんこつらーめんstar_s45.gif
接客・サービスstar_s45.gif
訪問日:2007年11月27日(火)

中華そば ゼットン【弐】-1

3度振られた「中華そば ゼットン」…

今月16日に、4度目の訪問で…
やっと、念願の「つけそば」にありつけた…

「つけそば」は、濃厚鶏白湯魚介のつけダレが絶品!
この味を無化調でつくれるとは、すごい!

中力粉を混ぜた自家製の太麺も評判通りの逸品で、大変おいしくいただけた!

気になったのは、「つけそば」を食べているときに、品川店主が作っていた「中華そば」!

丁重に…
ゆっくりと…
湯切りされる麺…

丁寧に…
具が盛り付けられ…
おいしそう!

次回は「中華そば」と思って店をあとにし…
本日の訪問となった。

JR池袋駅西口から店まで、またテコテコと歩く…

しかし、遠いいな…
もう少し駅に近ければいいのに…

徒歩15分…
角を曲がり、ようやく店が見えるところまでやってくると…

ものすごい大行列!

外に並んでいる人だけで21人…
中に立って待つ人が6人…
とすると…
さらに、店内の椅子で7人が座って待っていることになるので…
都合、34人待ち!

昨日の「頑者」の行列にもまいったけど、今日の行列には絶句…

時刻はすでに13時23分だというのに…

中華そば ゼットン【弐】-2

しかし、突如、住宅街に現れた、この異様な光景は、地元住民の方々にはどう映っているのでしょうか…

延々と待つ…
ここはお客さんの回転が悪い…

なかなかお客さんが出てこない…

こうしているうちに…
イケメンの店員が貼紙を持ってきて入口に貼り出した…

「つけそば、終了しました。 店主」
13時59分…

中華そば ゼットン【弐】-3

騒めく行列客…
「つけそばを食べるのに、もう40分以上待っているのに…」
行列客の中からそんな言葉が聞こえてきた。

あらら…

わたしは「中華そば」狙いだから構わないけど…
ガッカリするよね…

さらに待つ…
ひたすら待つ…

14時37分!
結局、席に案内され、「中華そば」が出されるまで、1時間17分を費やした…

麺を引き上げると、ゆったりとしたモーションで湯切りをする品川店主…
チャーシューも直前に切り出したものを盛り付ける…

今日も、愛しむように丁重に、丁寧に作られた「中華そば」が運ばれてきた!

中華そば ゼットン【弐】-4

キレイな清湯スープの「中華そば」!
白湯スープの「つけそば」のルックスとは大違い!

スープをいただくと…

鶏の旨味がたっぷり溶け込んだスープには、いりこ、ゴマ鯖、鰹節の魚介風味が加わり、何とも上品で繊細な味わい!

「つけそば」の鶏白湯魚介のスープは、濃厚でワイルドな味なのに対して…
「中華そば」の鶏ガラ魚介のスープはあっさりとして奥深い味わい。

ストレートの細麺は、ややカタメに茹でられ、歯切れのいい食感!

麺の熟成度合もよく、旨味を感じる…

さすが「中華そば ゼットン」こだわりの自家製麺!

製麺室には、北海道産の国産小麦粉他数種類の小麦粉が置かれ…
品川店主の製麺への想いが感じ取れた…

チャーシューは脂身、赤身のバランスがよく、肉のジューシーを感じる。

メンマも適度なコリコリ感がいい!

優しい味で、いつの時代でも飽きない…
毎日でもいただける…
そんな「中華そば」でした…

しかし、1時間以上も待たないと食べられないっていうのは…
ちょっと辛いなぁ…

中華そば ゼットン【弐】-5

住所:東京都豊島区西池袋2-9-7 プエルト西池袋1F
電話:03-3981-5011
営業時間:11:30~15:00/17:00-20:00 ※材料がなくなり次第終了
定休日:月曜
アクセス:JR各線、東武東上線、東京メトロ有楽町線/丸ノ内線・池袋駅西口から徒歩15分。池袋警察署方面に進み池袋警察交差点を右折・1本目左折し突き当たりの一方通行を西武池袋線方面に直進した左側。
西武池袋線・椎名町駅徒歩10分

メニュー:中華そば(並180g・中230g)…650円
つけそば(並250g・中350g)…700円/(大500g)…800円


評価:中華そばstar_s45.gif
接客・サービスstar_s40.gif
2007.11.26 頑者【参】
訪問日:2007年11月26日(月)

頑者【参】-1

本日は「頑者」で連食!

2食目は、「つけめん」!
やはり、この店に来たら、これを食べずに帰るわけには行かないでしょう!

本日、シャッターで訪れ、未食の「ラーメン」をいただいた!

そのまま、もう1杯「つけめん」を食べててもよかったんだけど…
ここは「完全入替制」を採っているので、わたしだけ2品注文して、食べるのが遅くなってしまうと…
後続のお客さんをそれだけ待たせてしまうことになり、申し訳ない…

そこで、1度「ラーメン」を食べた後、また、午後にもう1度こちらに戻ってくることにした…

13時41分!
再び店を訪れると…

22人待ち…
午前中よりか3人多く並んでいる…

頑者【参】-2

きっと、ずっとシャッター前からこんな状態だったんだろうね。

しかし、13時半も回り、そろそろ14時になろうというのに、まだ、わたしの後ろに人が並ぶ…

20人を超える行列は、今まででもそう多くは経験していない…

昨年から今年にかけても数えるほどしかないのに…

13時57分に店員さんが注文を取りにきて…
「つけめんチャーシュー」を注文!

頑者【参】-3

「つけめんチャーシュー」にしたのは、先ほど「ラーメン」を食べたときに、左右隣りの人が、普通の「つけめん」に「つけめんチャーシュー」を注文していて…
普通の「つけめん」は、具がみんなつけ汁の中に沈んでしまっているのに対して…
「つけめんチャーシュー」は大量のチャーシューにより、味玉やなるとなどの具がつけ汁の上に浮かび、ビジュアル的にキレイだったのと、おいしそうに見えたから…

14時17分!
2度目の入店!

14時22分に、また大橋店主から「つけめんチャーシュー」を受け取った。

頑者【参】-4

結局、2度目の待ち時間は、入店まで36分。「つけめん」提供までで41分。
午前中に比べると入店までで3分。提供まではちょうど同じ時間を要したことになる。

やっぱ、1人2分×人数というのがだいたいどこの店でも待ち時間の目安になるね…

「つけめんチャーシュー」は、思った通り、ビジュアル的にはキレイ!

まずは麺からいただきます…

この麺は…
先ほどの「ラーメン」の麺とは太さが違う…
切り刃14番くらいだろうか…

それに、味もチューニングも違うよ!
もちっとして、少し水っぽさのある麺。
ラーメン用の麺と違って、加水率が高い麺だ…

この麺の、この噛み心地のよさは何なんだろう…
つけ汁につけて食べると、より麺のうまさが実感できる!

これはもう「つけめん」用の麺としては最高の部類に入る!
メチャ美味しい!

「吉左右@木場」、「つけ麺 目黒屋@馬込沢」、「東池袋 大勝軒 八王子店」に匹敵する麺のうまさ!

本当においしい「つけめん」の店は、麺にこだわるよ!
だから、結局、大変でも自家製麺に走るんだよね…
労を惜しんで製麺所の麺で妥協などしない…

名前だけ売れている製麺所の麺を使う…
まったく自身のつくるスープと合ってもいないのに…

ろくに麺の勉強もせず、そんな安直な方向に走る店主が多いのも事実だし、こういう店主には閉口するけどね…

本当のプロは自分のつくるスープにどんな麺が合うのかをわかっている!
それに辿り着くまで大変な苦労を重ねていたりするんだけどね…

さらに、よりよきものを求めて製麺に励む…
これがプロの姿だよね!

しかし、本当においしい麺でした…

でも、これはまだプロローグにすぎなかった…

圧巻だったのは、強烈な魚介風味と動物系の旨味か溶け込んだつけ汁!

豚骨、鶏ガラ、モミジの動物系の旨味が詰まったスープに煮干、鯖節、鰹節の魚介系スープが加わり…
さらに魚粉投入によって魚介風味の強い旨味スープに仕上がっている!

「ラーメン」のときもかなり衝撃を受けたこの豚骨魚介のスープは、「つけめん」のつけ汁になって、さらにその存在感をあらわにする!

昨年、はじめて食べたときも、ガツーンと衝撃を受けた味…
でも、今日はさらに旨味がパワーアップして進化しているように感じた!

「究極のつけめん」…
「至高のつけめん」…
そんな賛辞で讃えたくなる「つけめん」!

大量に入ったチャーシューも、臭みなどなくおいしいし、味付けもいい!
味玉も美味しいし…

ただ、メンマはどうなっちゃったの?
「つけめん」…
あるいは「つけめんチャーシュー」にはメンマは入っていないってこと?

入れ忘れっぽいね…

でも、これだけ美味しければそんなことどうでもいいや!

帰りがけ、店員さんに支払いをしてながら…
「ラーメンもつけめんも最高だった!」と告げると…

大橋店主から…
「午前中も来られていましたよね!?」
と声がかかった…

「ラーメンもつけめんも食べたかったんで…2度並びました…」
そう答えると…

「はぁ…そうだったんですか…」
「別に一度に頼んでくれてよかったのに…」

「いや、わたしだけ2つ注文して遅くなったら、迷惑がかかるからと思って…」
「いや、そんな気遣いは要りませんよ…」
「みなさんそうしてるんですから…」

あれっ…そうなの…
でも、なんか悪いなと思って食べても…
落ち着かないし、だいいちおいしく食べられないもんね!

最後のお客さんが勘定するまで、大橋店主と少し話しをして店をあとにしたけど…
無口そうな大橋店主だったけど、結構喋るんだね…

満足でした!
いつか、また、「つけめん」に「ラーメン」…
食べにきます!

頑者【参】-5

住所:埼玉県川越市新富町1-1-8
電話:049-226-1194
営業時間:11:30~16:30 ※スープ切れ終了
定休日:日曜
アクセス:西武新宿線本川越駅下車2分

メニュー:ラーメン…650円/チャーシューメン…950円
つけめん…700円/つけめんチャーシュー…1000円
つけあつ…700円/辛つけめん…750円
大盛…100円増し


評価:つけめんチャーシューstar_s50.gif
接客・サービスstar_s35.gif
2007.11.26 頑者【弐】
訪問日:2007年11月26日(月)

頑者【弐】-1

本日は、つけめんの雄「頑者」!

雑誌「TOKYO1週間」のラーメン大賞で、昨年「六厘舎」に6連覇を阻まれるまで、「つけめん部門」のトップに君臨し続けてきた店!

わたしは、昨年の8月に1度行ったきりで、今回が2度目の訪問。

前回の訪問では、自身、当時としては、こんなおいしい「つけめん」は食べたことがないと思えた「究極の一杯」をいただき、大感激した記憶がある!

西武新宿線の本川越駅に降り立ち、駅近の店に向かう。

11時28分!
開店2分前で、既に19人待ちの行列ができている…

頑者【弐】-2

20番目の客として並ぶ。

しかし、わたしの後にも後続客が続々!
すぐ後に5人、そして2人が列に加わり、あとは、道を折れて並んでしまったため、計測不能…

11時33分!
店員さんが出てきて、お客さんから注文を取る…

でも、お客さんを店に入れない…

なぜなんだろうと思っていたら…
そう!
もう、開店前にお客さんを入れてたんだよね…

11時45分から、ぞろぞろとファーストロットの「つけめん」を食べたお客さんが出てきた。

さらに待つ…

11時57分!
再び店員さんが現れる…

頑者【弐】-3

「ラーメン」を注文!

「普通盛でいいですか?」と聞かれて…
「はい!」と答えたが、これは目論みがあってのこと…

そう!
今日、わたしはここで、「ラーメン」ともう一杯!
「つけめん」も食べて帰るつもりで来たのだ!

「ラーメン」だけ注文したのは…
別に「つけめん」もいっしょに注文してもいいのだろうけど…
この店は、「完全入替制」のシステムを採っているため…
わたしだけが2食食べて遅くなったとしても…
わたしが食べ終わるまでは、次に控えた12名のお客さんは店内に入れず…
わたしのせいで外で待たせてしまうことになる…

用事を済ませてから、また来ればいいことなので、そうしたのだけれど…
後ろには恐ろしいほどの行列…
わたしの選択肢は果たして正しかったんだろうか…

12時2分から、第2ロットのお客さんが食べ終わり店を出てきた…
そして、12時6分までに全員が帰っていった…

12時7分入店!
席を立ち、コートをハンガーに引っ掻け、セルフの水を汲んで席に戻ったところで…
「ラーメンお待ちどうさまでした!」という声とともに大橋店主から「ラーメン」が出された。
時刻は12時9分!

並びはじめて41分で、やっと「ラーメン」とご対面できた!

頑者【弐】-4

しかし、「ラーメン」を注文したのはわたしだけなんだね…

「ラーメン」か1つ出されただけで…
あとのお客さんは全員「つけめん」…

まだ大橋店主を含めた3人のスタッフが厨房で作っているよ!

出された「ラーメン」は、「ラーメン」本で見るよりはビジュアル的にキレイ!

スープには、魚粉が振り掛けられ…
いかにもワイルドな「頑者」の「ラーメン」って感じだね!

スープをいただくと…
スープ自体は案外あっさりしているのには驚いた。

1口目は、ちょっと薄味に感じたスープが、飲み進めるにつれ、ちょうどよくなってくる。

これくらいの味の濃さがいいんだよね!

キレのあるスープ!
これに油がコクを与えている…

しかし、この「ラーメン」を支配しているのは強烈な魚介!

基本にあるのは、豚骨をはじめとする動物系の旨味!
しかし、ここに鰹出汁と鰹の魚粉が加わり、鰹風味の強いスープに仕上がっている!

煮干もしっかり味を主張して、アクセントとしてきいている!
魚介のスープが好きな人にはかなりおすすめのスープです!

麺は、切り刃17番くらいの、やや捻れの入った中太麺。

最初の1口目は、カタく、ボソッとした食感で、茹でが足りないのでは?というような感じがした…

しかし、そうじゃなくて、わざとこういうチューニングがなされているんだね。
食べ進めるうちに、このスープには、この麺が合うんだということがわかる。

このスープには細麺を合わせたんでは、スープが勝ちすぎてしまう…
かといって、中太のよくあるツルっとした麺ではスープに絡みづらい…

その点、この麺は、スープとの絡みもよく、スープの旨味を引き立てる…
よく噛み締めて食べると、熟成された麺の旨味もわかってくる。

どうしたら一番おいしく食べられるのか…
考えた上で麺をつくっている…

具のチャーシューもしっかりした味付けがなされ、肉のジューシーさを感じるおいしいものだったし、味玉もメンマもよかった!

「つけめん」のおいしい店は、「ラーメン」はちょっと…
そういう店も多いと思う…
スープがダメだったり、麺を「つけめん」兼用で使ってスープに合わなかったり…
店によっては両方ともいただけない場合もあるしね…

だけど、この店は「ラーメン」、「つけめん」とも一級品!

わたしがミシュランの審査員だったら、ここは三ツ星確実なんだけどな…

わざわざ、そこの店で食事をするためだくに、旅費をかけて来てもいいという基準に適合するしね!

頑者【弐】-5

頑者【弐】-6

住所:埼玉県川越市新富町1-1-8
電話:049-226-1194
営業時間:11:30~16:30 ※スープ切れ終了
定休日:日曜
アクセス:西武新宿線本川越駅下車2分

メニュー:ラーメン…650円/チャーシューメン…950円
つけめん…700円/つけめんチャーシュー…1000円
つけあつ…700円/辛つけめん…750円
大盛…100円増し


評価:ラーメンstar_s45.gif
接客・サービスstar_s35.gif
訪問日:2007年11月22日(木)

麺屋 青山 臼井店【弐】-1

「麺屋 青山 臼井店」での2杯目は「つけ麺」!

わたしは過去に、同じ店舗で連食したことはあまりない。
福岡の「一風堂」大名本店、成田の「福一」…
あとは、「えにし@戸越銀座」くらい…

皆、共通しているのは、ラーメンを2杯食べて、麺の量がそんな多い店ではないってこと…

今回みたいに、「らーめん」、「つけ麺」の同一店舗での連食ははじめて!

でも、食べられるかな?

「おいしかったので、つけめんも食べてみたいけど…」
「麺の量はいくらあるんですか?」
店員さんに聞いてみた…

すると…
「どうもありがとうございます。」

「つけ麺は200g。らーめんは150gです。」
というので、連食を決心!

食券を買いに席を立とうとすると…
自分が買いに行くからいいと店員さんが制する…

お言葉に甘えてお願いすることにする…

「何味がいいですか?」と聞いてきたので…

スープは「らーめん」と同じ「白湯魚介」で…
麺は平打ち麺でお願いした。

こちらの臼井店では、「こってり」の白湯スープを選択すると、通常、切り刃14番の中太麺になる。
ただし、「つけ麺」は切り刃8番というチョー幅広の平打ち麺が選べる。

麺屋 青山 臼井店【弐】-2

その場で、口頭で厨房に向かって注文を入れる店員さん。

この店の厨房はカウンターを隔ててあり、店員さんの顔は見えるんだけど…
調理の様子はぐるっと囲まれたくもりガラスの衝立てで遮られて見ることができない…
ここがちょっと残念…

ラーメンのときより少し時間がかかって「つけ麺」登場!

麺屋 青山 臼井店【弐】-3

麺の上に、チャーシュー、味玉、メンマ、ほうれん草、海苔と具が並べられ、ビジュアル的にはキレイ!

麺は平打ち…
プリプリして、ピロピロした平打ち麺独特の食感!

この麺の方が余計に卵の味がわかる。

青山店主は、製麺機を購入。
ここ臼井店に置いて、本店の麺もここで製麺しているという。

今は、どうやら4種類の麺を用途に合わせて製麺しているようだ…

しかし、毎月、月替りで替わる限定「らーめん」もあり、また、これ用に麺をつくることもあるようで、麺作りを楽しんでる感じだね。

昨年末、「麺屋 青山」と並んで評価の高い成田の名店「福一」に伺ったときに…
石曽根店主が、この臼井店とともに青山店主が製麺を始めたのを羨ましがっていたのを思い出した…

つけ汁は、熱々!
器を触ると、火傷するくらい熱いよ!

魚介の風味の強いつけ汁!
つけ汁が濃厚で、醤油味が濃く、粘度が高いところ…
魚介風味が強く、ただ、やや粉っぽさが残るところなんかも…
「渡なべ@高田馬場」っぽい…

でも、こういう味、好きだな。

白湯魚介のスープは、「らーめん」も悪くはなかったけど、この「つけ麺」でより力を発揮する。

チャーシューも、「つけ麺」のものは丸い豚バラ肉の巻きチャーシューが使われ、表面が炙られ、芳ばしいし、温かいし、脂も気にならないし…
何よりおいしい!

味玉もデフォルトで半分付くのがいい!
ただ、味玉トッピングしても、半分が1個にしかならないのでご注意を…

最後にスープ割りまでしてもらって…
「味玉らーめん」に続いて、「つけ麺」も完食!

もうお腹いっぱい!
ご馳走様でした!

鶏白湯魚介スープの「らーめん」も「つけ麺」もおいしかった!

でも、「らーめん」は鶏ガラ魚介も食べてみたいし…
本店の豚骨魚介も食べて、味の違いを確かめてみたいな…

また、来ないとね!
でも、これって、まんまと店の戦略にはまってしまったってこと!?

麺屋 青山 臼井店【弐】-4

麺屋 青山 臼井店【弐】-5

住所:千葉県佐倉市稲荷台1-10-2 第2倉田ビル102
電話:043-461-5898
営業時間:11:00~14:30/17:30~22:00 ※スープ切れで終了
定休日:無休
アクセス:京成線・京成臼井駅北口から徒歩1分。
線路沿いを東京方面へすぐ。駐車場あり

メニュー:らーめん…680円/味玉らーめん…780円/ちゃーしゅーめん…980円/味玉ちゃーしゅーめん…1080円
つけ麺…680円/味玉つけ麺…780円/ちゃーしゅーつけ麺…980円/味玉ちゃーしゅーつけ麺…1080円
塩らーめん…680円/塩ちゃーしゅー麺…980円


評価:つけ麺star_s45.gif
接客・サービスstar_s45.gif
訪問日:2007年11月22日(木)

麺屋 青山 臼井店-1

「麺屋 青山」の2号店。
こちらは、本店とはまた違う味が楽しめるんだとか…

「麺屋 青山」では成田にある本店と、ここ臼井店でも「こってり」3種、「あっさり」2種の5種類のスープから「らーめん」が選択できるシステム。

違いは、本店は、「麺屋 こうじ」時代から変わらない豚骨の「こってり」スープなのに対して、こちらは鶏白湯の「こってり」に変えてきていること!

「あっさり」は両店とも同じ鶏ガラベースのラインナップ…

まとめると…

【本店(成田)】

(こってり)
豚骨醤油
豚骨魚介
豚骨にんにく油


(あっさり)
鶏ガラ醤油
鶏ガラ魚介



【臼井店】

(こってり)
白湯醤油
白湯魚介
白湯にんにく油


(あっさり)
鶏ガラ醤油
鶏ガラ魚介



「こってり」の味を変えたのはお客さんを飽きさせない配慮からで…
2号店を臼井という成田の近くで開店させるくることによって…
本店の豚骨に飽きた方は臼井の鶏白湯…
臼井の鶏白湯に飽きたら、本店の豚骨という効果を狙ったんだそうだ。

これは、あとから聞いた店員さんの説明でわかったことなんだけどね…

実は、わたしは今日が「初青山」!

「麺屋 こうじ」が柏にあったときには食べているけど…
あれからだいぶ時も過ぎたし…
味は進化していくものだしね…

なので、本店の味も知らないんで、比べようもないんだけど…

京成電鉄の臼井駅…
はじめて訪れた駅…
ホームに降りたら、ホームから店が見える!

麺屋 青山 臼井店-2

改札を抜け、さっそく店に…
店に近づくと、店員さんが扉を開けてくれて…
「どうぞ。」
「いらっしゃいませ。」

店内に入ると、すぐに自動券売機があって、その前で「らーめん」のシステムを説明してくれる。

麺屋 青山 臼井店-3

わたしは「味玉らーめん」の食券を買い、店員さんに食券を渡しながら…
「白湯魚介で…」

麺屋 青山 臼井店-4

入口近くの左から2番目のカウンター席に水の入ったコップが置かれ…
「こちらにどうぞ!」

さらに…
「荷物は隣りの席をお使いください…」

「らーめん」が来るまで、店内観察!
製麺室は何処なのか?

探してみると、それはトイレに行く途中の右側にあった。
ただし、アコーデオンカーテンで閉ざされ中は見えなかったけど…

席に戻ると…
もう「味玉らーめん」が席に運ばれていた。

麺屋 青山 臼井店-5

まずはスープをいただく…
濃いめの醤油味のスープ!
魚介の風味が口の中を覆いつくす…

「おいしい!」
思わず、口に出てしまう…
近くにいた店員さんからは…
「ありがとうございます。」

スープは濃厚で、油も多め!
「めん徳 二代目 つじ田@小川町」で食べたラーメンのスープに近い。

ただ、「つじ田」は豚骨、鶏がらを使っていて、素材が違うんだけれど、味の方向性が似ている気がした…
麺は、青山店主が始めた自家製麺で、白湯の「こってり」スープには切り刃18番の中太ストレートを合わせる。

卵が練り込まれた卵麺で、なかなかおいしい!
このくらいの「こってり」スープの「らーめん」にはちょうどいい太さだね!

具のチャーシューは何故か豚バラの三枚肉の長細いチャーシューが1枚…
薄っぺらいし、芳ばしくもない…
確か、ここのチャーシューって、炙って出してたと思うんだけど…
チャーシューにはガッカリ…

ただ、ネギの食感もよかったし、ほうれん草もこの濃口スープに合う。

味玉も期待通りおいしくいただけました!

ただ、デフォルトで半分入る味玉が100円増しの「味玉らーめん」にすると1個にしかならないのは何故?
味玉のトッピングって玉子半分ってこと?

麺屋 青山 臼井店-6

ここだけが解せなかったけど…
まあ、いいか…

なかなかおいしくいただけましたけど…
デフォルトだと麺の量は150gと、ごく平均的なので…

50円増しで、半玉増量になる「大盛」を選択する手はありですね…

ご馳走様!

ただ、まだお腹いっぱいにはなっていないので…
もう1杯!
「つけ麺」もいってみます!
では!

麺屋 青山 臼井店-7

住所:千葉県佐倉市稲荷台1-10-2 第2倉田ビル102
電話:043-461-5898
営業時間:11:00~14:30/17:30~22:00 ※スープ切れで終了
定休日:無休
アクセス:京成線・京成臼井駅北口から徒歩1分。
線路沿いを東京方面へすぐ。駐車場あり

メニュー:らーめん…680円/味玉らーめん…780円/ちゃーしゅーめん…980円/味玉ちゃーしゅーめん…1080円
つけ麺…680円/味玉つけ麺…780円/ちゃーしゅーつけ麺…980円/味玉ちゃーしゅーつけ麺…1080円
塩らーめん…680円/塩ちゃーしゅー麺…980円


評価:味玉らーめんstar_s40.gif
接客・サービスstar_s45.gif
2007.11.21 らー麺 きん
訪問日:2007年11月21日(水)

らー麺 きん-1

東長崎の「オリオン食堂2」で、エビ油香るおいしい「しょうゆつけめん」をいただきレポートしたところ、コメントをいただいた。

コメントをいただいた方のブログにお邪魔すると…
どうも「オリオン食堂2」以上においしい「つけめん」を食べさせる店が同じ東長崎にあるようだ…

その名は「らー麺 きん」!

気になるので、訪ねてみることにした…

駅近の店に着くと…
店の外観はしょぼい感じ…
別にうまい「つけめん」が食べられるなら、外観なんか関係ないけどね…

店に入ると…
全8席ある席のうち7席が埋まってる。

ただいまの時刻12:05。
まあまあ流行ってるって感じかな…

驚いたのは若い女性客が3人居たこと…
失礼だけど、このボロい店に女性客が入るなんて…

よほど、おいしいのかもしれない…
期待が高まる。

空いていた最後の1席に座り、「つけめん」の「大盛」を注文する。

らー麺 きん-2

ここは、「普通盛」の「つけめん」で、麺の量が225g。
「大盛」だと300gになって無料で増量できる。

ちなみに、この上は450gの「特盛」で100円増しになる。

「冷たいのでいいですか?」と店長さんに聞かれたので…
「はい。」と頷く…

「あつもり」も選択できて、注文のときに告げるんだね。

後客は皆、そうしてたよ…
しかし、わたしは最後の席に滑り込めて、ラッキーだったのかもしれない…

わたしが席に着いた直後から、バタバタとお客さんが来店して、店内の待合席はいっぱい…

外に行列もできて8人待ちになった…

厨房では忙しく作業をしている…
しかし、壁に遮られて、作業の様子を窺い知ることができない。

ここの店、厨房に面したL字型のカウンター席になっているんだけど…
わたしの座った手前側、短辺部分のカウンター席からは厨房との間に、ちょっとした高さの壁がある…

わかったのは、2つの寸胴からそれぞれスープを入れていたので、きっとダブルスープなんだろうと思ったことぐらい…

わたしの「つけめん」ができたようだ!

らー麺 きん-3

麺はかなり太め…
切り刃は12番くらいか…

多加水の麺は、かたすぎず、やわらかすぎず、ちょうどいいかたさ。

もちもちとした食感の麺で、噛んだときのグチュっと潰れる感触がいい!

最近は、「愚直」、「中華そば ぜっとん」、「麺恋処 いそじ」と…
おいしい自家製麺を食べ続けているので、これらの麺と比べてしまうとどうしても劣ってしまうけど…

この麺は、つけ汁につけると力を発揮する!

相当うまい!

もちろん、つけ汁がおいしいからそう感じるんだろうけど…

この麺はまさに「つけめん」のための麺!
「つけめん」用ににチューニングされた麺といえる。
つけ汁も豚骨の旨味に、魚介の旨味!

両方の旨味がバランスよく溶け込んでいて、うまい!

濃厚な豚骨魚介のつけ汁なんだけど、スープの粘度もわたしにはちょうどいい!
時折、顔を出す海苔もいい!
チャーシューもトロトロ!
メンマも悪くない!

正直、こんな実力があるとは思わなかった…

最後にスープ割りをいただいたけど、うまいのは当然だよね!

期待以上の「つけめん」でした。
今度は「らーめん」を食べにまた来ます!

1つ気になったのは、今時、珍しくここは喫煙OKの店なんだけど…
後客の若い男が、待っているときから、店内で煙草プカプカ吸ってて…

わたしの隣りのカウンター席が空くと、灰皿を持ち込んで座り、ここでもプカプカ…

これが、「つけめん」を食べているわたしの顔にまともに直撃!
煙が目にしみた…

はっきり言って迷惑!

人が少ないときならまだしも…
少なくともランチタイムだけでも禁煙にしてほしいな。

お願いしますよ!店主さん!

らー麺 きん-4

住所:東京都豊島区長崎4-12-7
電話:090-1815-5023
営業時間:12:00~15:00/18:00~24:00 ※売り切れ次第終了
定休日:月曜
アクセス:西武池袋線・東長崎駅から徒歩2分

メニュー:らー麺…600円/ねぎらー麺…700円/チャーシュー麺…850円/ねぎチャーシュー麺…950円
つけ麺(冷やし・あつもり)…700円/辛つけ麺(冷やし・あつもり)…700円
各大盛り無料/特盛り…100円増し/トッピングにんにく…50円増し
HP:http://www.ramen-kin.com/
店主のブログ:http://mycasty.jp/kin/


評価:つけ麺(冷やし)star_s45.gif
接客・サービスstar_s25.gif
2007.11.20 麺恋処 いそじ
訪問日:2007年11月20日(火)

麺恋処 いそじ-1

「テレビ朝日|裸の少年」で放映されて知った店!

番組では、具もスープの色も、見た目、「青葉」の「特製ラーメン」のようなラーメンを食べていた…

ただ、麺たけが「青葉」とは違う。
自家製の太麺ストレートで、テレビをみる限りはおいしそうにみえた…
ただ、スープとの絡みが悪そうだな?

そんな疑問に答えを出すため…
やってきました代々木!

ここは昔からそうだけど、予備校と専門学校の街だね。

駅から店に向かう途中にも代ゼミがあって、10代の学生が街に溢れてる!

店のある辺りの場所につくと…
そこは「山埼製麺所 第二工場」…

麺恋処 いそじ-2

変わった名前のお蕎麦屋さんでした…

おかしいな?
と思ったら…
ありました!
「麺恋処 いそじ」

角地に建ち、目立つ「山埼製麺所 第二工場」の隣りにあって、ひっそりと佇む…

入口が狭く、暖簾や看板に書かれた店名も控えめで、つい見逃してしまう…

わかる人にだけ来てもらえればいい…
店の構えは、そう言っているようだ…

店に入ると、中で3人待ち…
スーツ姿のビジネスマンもいるが、やはり、学生が多い…

自動券売機で、「得中華そば」の食券を買う。
普通盛と中盛が同じ値段だったので、中盛のボタンを押す。

麺恋処 いそじ-3

待っている間に女性の店員さんが食券を受け取りにきた…

厨房には、テレビでみた元イタリアンのシェフだった店主と若い店員さんの2人…
店主が「中華そば」を担当し、店員さんが「つけめん」を作っている。

そう待つこともなく、女性店員さんに案内されて席に着く…

席の前にいる店員さんが、麺箱から麺を3玉出してきた。
その隣りには製麺機が鎮座している…

なんともうまそうな麺だったので、近くで見せてもらった。

きれいな色をした麺だ!
小麦のかおりがなんともいい!
こういう自家製のおいしそうな麺を目のあたりにしてしまうと…
防腐剤や保存料等が含まれた製麺所の麺は食べられなくなるね…

「中華そば大盛お待たせしました!」
中華そばの大盛が2つ学生客のもとに出される。

麺1玉の大きさを見て、かなり大きめだったので、大盛はどれくらいあるのかと思ったら…

何と、大盛420g!
ただ、わたしの注文した中盛も315gある…

「つけめん」ならば、中盛でちょうどいいんだろうけど…
「中華そば」の315gというのは多いね…
「中華そば」なら、普通盛の210gでじゅうぶんだったね。

これでも、普通の店の大盛の量だし…

それにしても…
「中華そば」420gとは…
すごい!

学生さんに腹いっぱい食べてもらおうという店の配慮か…

「柚子入れてもいいですか?」
男性店員さんが聞いてきた…

「お願いします。」と言うと、柚子の皮を削ぎ、何欠片かをラーメンに入れてい
く…

「お待ちどうさまでした。」
「得ラーメン」が完成して出された…

麺恋処 いそじ-4

豚骨ベースの動物系スープと節系の魚介スープがブレンドされたスープ!
油もやや多め…

若干、動物系が弱いけど、わたしの好きなタイプの豚骨魚介のスープで、おいしい!

最近、食べた中では「麺 @みのり台」の味に似ている…

うまいことはうまいけど、「九段 斑鳩」の坂井店主がつくるスープと比べちゃうとまだまだかな…

麺は、しなやかで、滑らかで…
小麦の旨味が詰まった麺!

切り刃16番くらいだと思うけど…
このストレートの太麺…
思ったよりスープに絡む。
うまい!

わたしは、太麺を合わせたラーメンで、あまりおいしいものに巡り合ったことがない…

今日も、どうかなと疑心暗鬼だったので、ある意味、嬉しい誤算…

味玉はおいしかった!
チャーシューはカタかったけど、まあまあ…
メンマもそれなりで…

でもトータルではかなりいい線いくラーメンだと思う!

今日は、おいしい麺に出会えたし…
帰りがけに店主から「裸の少年」の収録秘話も聞けたのもよかったしね!

ひとつ気になったのは、「ラァメン家 69’N’ ROLL ONE」の嶋崎店主がここの「中華そば」を食べてどう思っ
たのか?

ストイックに麺づくりに励む彼の…
こちらの麺に対する感想はぜひとも聞いてみたいな…

麺恋処 いそじ-5

住所:東京都渋谷区代々木1-14-5
電話:03-3378-6555
営業時間:11:30~19:00
休日:日曜・祝日・第2月曜・第4月曜(第4日曜は営業)
アクセス:JR山手線、総武線、都営大江戸線・代々木駅西口から徒歩5分。
代々木ゼミナールの角を左折。直進した右側

メニュー:中華そば…650円/中華そば(中盛)…650円/中華そば(大盛)…750円
得中華そば…850円/得中華そば(中盛)…850円/得中華そば(大盛)…950円

つけめん…680円/つけめん(中盛)…680円/つけめん(大盛)…780円
得つけめん…880円/得つけめん(中盛)…880円/得つけめん(大盛)…980円

※麺の量は、普通210g、中盛315g、大盛420g
※得は、味玉、チャーシュー、メンマが増量


評価:得中華そばstar_s45.gif
接客・サービスstar_s45.gif
2007.11.19 洛二神【四】
訪問日:2007年11月19日(月)

洛二神【四】-1

大阪で一番おいしい醤油ラーメンを食べさせる店!

まず、醤油ダレがおいしい!

これに、煮干、ムロ鰺、鯖節、鰹節、椎茸からとった極上の和風魚だしスープとゲンコツ、鶏ガラからとった動物系スープを合わせた絶品のダブルスープが注がれる!

旨味の詰まった極上スープに合わせるのは切り刃28番の刃を使って仕上げた自家製の極細ストレート麺!

「とんこつらーめん」に使われる「博多麺」のようなカタメの食感の麺ながら、麺にしなやかさがあり、繊細な旨味スープをよく持ち上げてくれ、実においしい…

器のデザインも店主の繊細さを表す…
朝顔が開いたようなデザインで奥に深い…
スープが冷めにくい配慮がなされているのだ…

いつも帰りには「おおきに。」と言って深々と頭を下げる…

この、控えめで礼儀正しく、腰が低い…
しかし、ラーメン作りには妥協せず真摯な京男らしい松村店主に、店主のつくるラーメンには好感を持っている。

しかし…

実は本日はここに来る予定ではなかった…

最初に向かったのは…
「一麺一会 まるしん」…
ラーメンデータベースのサイトでこちらの店名を知り…
「一麺一会」という名前にすごく興味を覚えた。

洛二神【四】-2

醤油にこだわりがあるということもネットの情報で見て、店の前までやってはきたんだけど…

店内では、若い店員さんだろうか…
長髪茶髪のお兄ちゃんとお客のガタイのいいおっさんが話をしている…

お客は、このおっさん1人…

入口の脇に店を紹介した雑誌のカラーコピーが貼ってあった。

雑誌では、先ほど垣間見たお兄さん店員さんが「ニンニクスライスラーメン」に「スタミナラーメン」をすすめていた…

だいたい、醤油が売りのラーメン店のおすすめラーメンがこれ!?
しかも、醤油、塩、味噌と何でも揃っていて20種類以上あるラーメンが自慢だと…

どうも、わたしの趣味ではなさそうだ…
ある程度外すことは最初から覚悟はしていたけど、記事を読んで、これは確信に変わった…

訪問を中止して「洛二神」に向かう…

17時59分。
店の前までやってくると…あれっ!シャッターが下りている…

洛二神【四】-3

シャッターにも日曜定休となってるし…
臨休か…
仕方なく、中五商店街から天五商店街への横断歩道を渡り、後ろを振りかえると…
「洛二神」のシャッターを開けている男の姿が…

松村店主だ!
18時開店だったんだね…
この店…

店に戻り、入口を入っていくと、松村店主ともう1人…
どうも好きになれないおっさん店員が…

前回、今年5月にお昼に伺ったときは、女性の店員さんだったのに…

彼女は昼だけ…
そして、彼は夜だけなのか!?

卓上のメニューを見て、おっさん店員に「チャーシュー醤油そば」を注文!

洛二神【四】-4

しかし、目線の位置を上げると、壁に2つの限定メニューを発見!

「あっ!ちょっと待ってください!」

限定メニューは、夜の営業のみ限定5食の「塩つくね」と1日30食の「魚濃つけめん」

洛二神【四】-5

どちらにするか…
夜のみ5食限定というのはかなり魅力ではあったけど…

松村店主のつくる「塩そば」は、「醤油そば」の延長で、何となく想像できる。

対して「つけめん」は想像がつかない…
しかも、「魚嫌いな人はご遠慮ください…」とある…面白い…

結局、「魚濃つけめん」にすることに…

「麺をゆがくのに少しお時間ちょうだいしますけど…よろしいですか?」
松村店主の声がかかる…

「構いませんよ!」
奥の厨房の中にいる松村店主に答える。

確かに、わたしの後にきたお客さんの「和風中華そば」よりも遅れてつけ汁が出され、さらに遅れて麺が出された。

洛二神【四】-6

しかし、あの愛想のないおっさん店員でさえ…
後客に出されたラーメンをを出す際に、申し訳なさそうに…
「もう出ますから…もう少しお待ちください…」と低姿勢だった…

そんな風に言われたら…
かえって、こっちの方が恐縮してしまうよ…

大阪の人たちは「イラチ」とは知っているけど…
「どんだけ~!」

しかし、できあがった麺を見たら以外だった…

茹で時間がかかっていたので、太麺が出てくるものと思っていたら、出てきたのは太くもなければ細くもない平打ちの麺が出てきた…

食べると、従来の「洛二神」の麺の食感とはおよそ異なるプリプリとした食感の麺。

なるほどね。
太麺を合わせないのが、松村店主らしいといえばらしいかもね…

つけ汁は、魚の風味!
ただ、いつもの節系のかおりに混じって、なんだか煮魚の匂いがする…

つけ汁につけて麺を食べる…
やっぱり、煮魚の煮汁のような味がする。

つけ汁の中の具を探ると、薄切りのチャーシューが2枚にブツ切りされたチャーシューが1個と思って引き上げると…

これは…

魚の身だ!

石神本2007で生魚を使う鮮魚系の店が出てきているという情報は知っていた。
しかし、実際に魚の身が入った「つけめん」を食べたのははじめて…

魚の正体は鯖。

〆鯖、鯖の味噌煮、鯖の唐揚げ…
わたしは、魚好きで、特に青い魚はよく食べる!
安いしね…

だから、一口食べてすぐわかったけどね…

でも、「何で鯖なんだ!」…
「何で大和ハウスなんだ!」のCM以上の疑問…

「魚濃」はわかるけど、動物系のせっかくのダシが鯖のディープさで飛んじゃってるよ!

まだ、鯛だとか白身の魚を使うならわかるけどね…
青魚は煮れば臭みが出るからね…

間違っては困るけど、このつけ汁は決して生臭いわけじゃない!
きちんと火を通して煮た鯖が入ってる…

ただ、ごはんで、おじやにして食べるならまだしも、「つけめん」には合わない…

元のスープとプリプリした麺の旨味があったから食べられたけど…

最後のスープ割りはいただけなかった…
「つけめん」とともに出された「一味唐辛子」を投入してもダメ!

洛二神【四】-7

まあ、これは個人的な見解なんで…

でもこれは…
好き嫌いが分かれるとかの問題ではなく、確実に苦手という人が出る「つけ麺」だね…

この「つけ麺」のコンセプトを松村店主に聞きたかったけど、今日はおっさん店員がカウンター席を仕切っているから無理だし…

仕方ないので、おっさん店員に…
「これ、生魚使ってるんですね…」と言ったら…

限定の紙を指差し…
「だから、ここに書いてあるでしょう!?」
「魚が嫌いな人は遠慮くださいと…」
顔をしかめて言われてしまった…

きっと、他のお客さんからクレームがついてるんだろうね…

わたしは、これがラーメン王・石神秀幸さんの言う「新しい潮流」というのなら、こんなもん要らないと思った…

洛二神【参】-8

洛二神【参】-9

住所:大阪府大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1階西
電話: 06-6371-1088
営業時間:(月~金)11:30~14:30/18:00~翌1:00
(土)18:00~翌1:00
定休日:日曜日
アクセス:大阪市営地下鉄天神橋筋六丁目駅徒歩5分

メニュー:和風中華そば…700円/味付け玉子入り中華そば…800円/チャーシューそば…900円/スペシャル(味玉+チャーシュー)…1000円
塩つくねそば(夜のみ5食限定)…800円魚濃つけ麺(30食限定)…900円


評価:魚濃つけ麺star_s25.gif
接客・サービスstar_s30.gif
訪問日:2007年11月16日(金)

中華そば ゼットン-1

「中華そば ゼットン」!
本日、4度目の挑戦!

10月に1度行って「麺切れ終了」…
今週は2度…
火曜、水曜と行って、何れも「臨休」…
3度振られ続けていた…

13時6分に店に着くと、今日は営業しているみたいだ…
その証拠に道まで人があふれている…

店内で待つ人を合わせると、その数19名!
久しぶりにこんな行列に出くわした…
列の最後尾に並んで順番を待つ…

店内に入り、椅子に座ったところで、奥様が注文を取りにきた。

「つけそば 中盛」を注文!

「つけそば」は並盛250g、中盛350g、大盛500gの設定…
価格は並盛・中盛が同価格の700円。
大盛は100円増しのが800円。

「中華そば」は並盛180gと中盛230gの設定で、ともに価格は650円。

店は昼間なのに薄暗く、明るいのは厨房と隣接するカウンター席だけ…

間接証明に照らされ、ライトアップされた酒の陳列棚がやけに目立つ…

元「レストラン&バー」だったところを改装して開業したみたいで、今はカウンター席しかないので、手前の何もないスペースがただ、だだっ広く見えるだけだけど…

かつてはここにもテーブル席があったと思わせる…

たからじゃないだろうけど…
後ろに並んでいる若い女性客2人組なんか…
「そこ空いてんだからテーブル置け!だよね。」

「昼だけでも置くべきだよ…」
待ちくたびれてぼやいてた…

でも、その気持ち…
わかる…

店に着いてから42分!
13時48分に、奥様に誘導されてようやく席へ着く…

すると、それを待っていたかのように「つけそば」が男性店員さんの手によって出された。

「中華そば ゼットン」!
本日、4度目の挑戦!

10月に1度行って「麺切れ終了」…
今週は2度…
火曜、水曜と行って、何れも「臨休」…
3度振られ続けていた…

13時6分に店に着くと、今日は営業しているみたいだ…
その証拠に道まで人があふれている…

店内で待つ人を合わせると、その数19名!
久しぶりにこんな行列に出くわした…
列の最後尾に並んで順番を待つ…

店内に入り、椅子に座ったところで、奥様が注文を取りにきた。

「つけそば 中盛」を注文!

「つけそば」は並盛250g、中盛350g、大盛500gの設定…
価格は並盛・中盛が同価格の700円。
大盛は100円増しのが800円。

「中華そば」は並盛180gと中盛230gの設定で、ともに価格は650円。

店は昼間なのに薄暗く、明るいのは厨房と隣接するカウンター席だけ…

間接証明に照らされ、ライトアップされた酒の陳列棚がやけに目立つ…

元「レストラン&バー」だったところを改装して開業したみたいで、今はカウンター席しかないので、手前の何もないスペースがただ、だだっ広く見えるだけだけど…

かつてはここにもテーブル席があったと思わせる…

たからじゃないだろうけど…
後ろに並んでいる若い女性客2人組なんか…
「そこ空いてんだからテーブル置け!だよね。」

「昼だけでも置くべきだよ…」
待ちくたびれてぼやいてた…

でも、その気持ち…
わかる…

店に着いてから42分!
13時48分に、奥様に誘導されてようやく席へ着く…

すると、それを待っていたかのように「つけそば」が男性店員さんの手によって出された。

中華そば ゼットン-2

麺からいただく…

これは…
「テレビ朝日|裸の少年」のラーメン特集で佐野実さんを唸らせた麺!

誰かが、うどん粉を使っていてカタイ麺だと言っていた…

確かに、順番待ちをしていたときに見た製麺室には、日清製粉の強力粉の他に、中力粉も置いてあったので、ブレンドして使ってはいるんだろうけど…

ただカタイだけの麺ではない。

14番の切り刃を使ってるというこのストレートの太麺…
程よい弾力があって…
噛んだときの食感がいい!
何より小麦粉の旨味を感じる!
小麦粉を噛み締めながら、モグモグと食べる。

これはうまい!

つけ汁からはおいしそうな魚介のかおりが漂ってくる!

ちょうど、目の前でつけ汁を作っているところで、器に白濁したスープが注がれていた。

「づゅる麺 池田@目黒」と似たようなスープ!
スープは鶏白湯のようだ…
つけ汁だけ少し飲んでみると、甘味と酸味を感じる。
かなり濃厚なスープ!
油も多め!

しかし、ぜんぜんくどさがない。

鯖節、鰹節、そして煮干…
魚介の風味も強く感じる!
しかし、お互いが喧嘩せず、うまく融合している感じで、バランスがすごくいい!

「濃厚鶏白湯魚介」のつけめん!

かなり好みの味!
「づゅる麺 池田」といい勝負かもしれない!

ゴロゴロとブツ切りされたチャーシューも美味だし、太くてコリコリとした食感のメンマも秀逸!

スープ割りも最高で、最後までおいしくいただけたし…
3度振られても来たかいがあった!

次回はぜひ、もうひとつの看板メニューである「中華そば」を食べに来よう!

PS 店名の「ゼットン」はウルトラマンを倒した唯一の怪獣「ゼットン」から由来したものと思っていたら…

そうではなく…

品川店主が好きだった90年代のヤンキー漫画「クローズ」の登場人物「ゼットン」からだった…

ちなみに「ゼットン」こと「花澤 三郎」は、ウルトラマンと呼ばれていた横暴な体育教師を倒したことからそうあだ名がついたんだそうだ…


中華そば ゼットン-3

住所:東京都豊島区西池袋2-9-7 プエルト西池袋1F
電話:03-3981-5011
営業時間:11:30~15:00/17:00-20:00 ※材料がなくなり次第終了
定休日:月曜
アクセス:JR各線、東武東上線、東京メトロ有楽町線/丸ノ内線・池袋駅西口から徒歩15分。池袋警察署方面に進み池袋警察交差点を右折・1本目左折し突き当たりの一方通行を西武池袋線方面に直進した左側。
西武池袋線・椎名町駅徒歩10分

メニュー:中華そば(並180g・中230g)…650円
つけそば(並250g・中350g)…700円/(大500g)…800円


評価:つけそばstar_s50.gif
接客・サービスstar_s30.gif
訪問日:2007年11月15日(木)

麺屋 とらのこ【参】-1

今月2日の訪問以来、今月2度目の訪問になる「麺屋 とらのこ」!

今日は、魚だしのきいた鈴木店主の作る「つけめん」をどうしても食べたくなった!

11時48分に最寄り駅の西武池袋線「大泉学園」駅に着き、小走りに店までの道のりを急ぐ!
混雑するお昼休みに入る前までに店に着きたかったからだ。

11時54分に店に着くと、小さなお子さんを抱っこした夫婦2組ともう1人の男性客が並んでいた。

しかし、9分待ったところで、男性店員さんが出てきて…
「お1人さまですか?」と聞かれ入店。

席に着き、「つけ麺 特盛」を注文!

鈴木店主は先客の「つけ麺」をつくっていた。

麺を3玉半用意すると、2玉の麺を1玉づつテボに入れ、残り1玉半はいっしょにしてテボに投入!
茹であがるまでにつけ汁作りにかかる。

2つ器を並べ、ペットボトルに入った醤油ダレを入れると、その後は4種類の液体を入れていく…
スープが入り、具のチャーシュー、メンマが加わる。

最後に2つの器のつけ汁とも味見して、タレや液体を追加して味を整え…
1つの器にだけは、さらにタレを追加…

そうしたところで、後ろを振り替えると、茹でている麺を一本つまみ試食…
麺の茹で加減を確かめる。
納得して3つのテボを引き上げるとテボに入れたまま水で洗う。
店員さんから受け取った飲料水の入ったポットの冷水もこの上から注ぐと、バシッ!バシッ!と湯切りして丼に入れ完成!

まず、2玉分の麺を入れた丼と、タレ濃いめの付け汁がお客さんに出すと…
「特盛のタレは濃いめにしておきました。濃かったら言ってください。」と話す鈴木店主…

もう1つの1玉半の麺を入れた丼とノーマルなつけ汁の「大盛」のお客さんにも「濃かったら言ってください。」と…

この人は、お客さんに話しかけるときに、必ず「つくり笑い」をする…

前回のブログでも書いたけど、いつもは強面の店主がこのときだけ見せる愛想とのギャップが非常に面白い!

お客さんに「つけ麺」を出し終えると、店員さんに注文を再確認して、次の「つけ麺」作りに入る鈴木店主。

注文が前のお客さんとまったく同じ「つけ麺」の大盛と特盛だったので、同じ作業を繰り返す…

できあがると、特盛を注文したわたしに…
「特盛のタレは濃いめにして…」と同じ言葉を言い、つくり笑いを浮かべた…

麺屋 とらのこ【参】-2

麺だけをいただく…

今時の「つけ麺」の麺にしては細い麺で縮れも強い…
切り刃20番くらいだろうか…

前はどうだったかな?

味、食感は「青葉」の各店で使っている麺に似ている気がする…
可もなし不可もなしといった麺…

「らーめん」共通で使えるようにしているんだね…

つけ汁につけると、麺がつけ汁によく絡みすぎて、甘じょっぱく酸味のあるつけ汁を持ってきすぎてしまう…

いや、それだけじゃないな…
やっぱ、つけ汁も、甘じょっぱいな…

途中で麺についた水分で薄まり、ちょうどよくなるかと思って食べ進めたけど…
結局、最後までつけ汁は濃いまま…

つけ汁は、動物系、魚介系だしともよく出ていた!

特に、卓上にある魚粉を入れなくてもじゅうぶん魚だしのいい風味が出ていたので、このタレの濃さが残念だった…

チャーシューも、先日いただいた熱々スープの中ではおいしく感じられたけど、この少し温めになったつけ汁の中では、あまりおいしいとは感じられなかった…
よかったのはスープ割り!

最初、スープ割りをお願いして、出来上がったものは、タレが濃いこともあって味も濃く感じた…

しかし…
「濃かったら言ってください。」と今回も同じ台詞を繰り返したので…

遠慮なく…
「もう少しスープをお願いします!」と言って、スープを足してもらった。

再度出されたものは、ちょうどいい塩梅になった!
さらに、スープもより熱々になり、魚介の風味も増して、おいしくいただけた!

こんなことなら、早めに「濃い!」と言えばよかったな…

住所:東京都練馬区東大泉3-2-7 ブライト大泉学園105号
電話:03-3923-8891
営業時間:11:30~14:00/18:00~22:30
(土・日・祝)11:30~14:00/18:00~22:00
定休日:月曜・第1火曜
アクセス:西武池袋線・大泉学園駅北口から徒歩5分

メニュー:魚だしらーめん…600円/らーめん…550円
つけめん(かつお醤油汁)…650円
ゆず胡椒つけ麺(昼夜15食限定)…680円
ぶたごはん…200円
HP:http://toranoko.qee.jp/


好み度:つけめんstar_s40.gif
接客・サービスstar_s35.gif
2007.11.14 愚直
訪問日:2007年11月14日(水)

愚直-1

昨日、「中華そば ゼットン」に行き、まさかの臨休…

その前にも、14時半に行って「麺切れ閉店」…

毎回、池袋駅から往復30分近くも歩いて訪問しているというのに…

今日が3度目の正直!
池袋駅西口から今日もテクテクと歩いて店の近くまでくると…

昨日と同じ…
お客さんがいないし、何となくひっそりしている…

店の前までくると、嫌な予感が的中…

「店主体調不良により…」臨休だという…

愚直-2

3度目の正直のはずが…
2度あることは3度あるになってしまった…

縁がないな…

今日は、まさかとは思ったけど、万一に備えて次に行きたい店の地図を持ってきていた。
それが「愚直」…

石神本のニューカマーに選ばれていた「とんこつらーめん」の店で、「らーめん」もいいけど、焼き石を投入してつけ汁を熱々にして食べさせる「つけめん」を食べてみたかった!

池袋駅に戻ると、東武東上線に乗車!
各駅電車で4つ目の中板橋駅で下車。

駅南口の階段を下りたら、右手にある商店街を直進!
突き当たりの「中板橋駅入口」まで歩いたら、右折。
下頭橋通りという「お地蔵さま」のイラストが掲げられた道を進み、「かどや」という赤いテントに店名が書かれた食堂の手前を左折。

愚直-7愚直-8

真っすぐ進むと、川越街道にぶつかり、この川越街道の道を挟んだ向こう側、斜め左の位置に店が見える。

店に入ると、先客はわたしのすぐ前に入ったお客さんを入れて4名。

すぐ前に入ったお客さんが「つけ麺 中盛」を注文し、わたしも同じものをオーダー。

愚直-4

あとの3人は「とんこつらーめん」を食べている。

するとそこへ、新たな学生のお客さんが入って「とんこつらーめん 大盛」を注文した!
3玉の麺を3つのテボに入れ茹で始める店主。

次に、チャーシューを何枚か切り出して網で焼き始めた!

煙が上がり、肉の焼けるいい匂いが店内に充満する。
ここは誰かが「ブタ臭い」等と言っていたけど、まったく気にならない…

麺をテボに入れたあと、タイマーをセットして、店の奥のスペースに引っ込む店主…
どうやらスープを取りに行ったようだ…

スープをラーメン丼に注ぐと、新たに麺を2つのテボに1つずつ入れてゆがき始める店主…

そして短いゆがき時間で後から投入したテボを2つ引き上げると、湯切りして、2つとも丼に移す…

炙られて芳ばしいかおりを放つチャーシューにタッパの中で醤油漬けにされたメンマ、ネギが盛り付けられ、後客の学生さんに出された。

ちょうど、そこでタイマーが鳴り、先に茹でていた麺が茹であがった!

3つのテボで茹でられた麺はざるで1つになり、冷水のシャワーを浴び、締められると…
2皿に分け盛り付けられた…

つけ汁が作られ、炙りチャーシュー等の具が入れられると、最後に熱せられ赤くなった石が投入される…

これで「つけ麺」の完成!

愚直-5

なるほど、これは熱々のつけ汁だ!

石神本によると、スープ割りの際にはまた、新たな石を投入してスープを温めてくれるんだそう…

まあ、「つけ麺 TETSU」をパクったパフォーマンスだけの「つけめん」なのか?
ラーメン王が認めた実力があるのか!
食べれば答えが出る…

まずは麺から…

茶褐色した麺。
全粒粉(ぜんりゅうふん)を使っているからだね。
全粒粉とは小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたもの。
「づゅる麺 池田@目黒」で食べて以来だ…

独特の風味と食感を持っている。
ただ、脂肪分が多いため通常の小麦粉よりも保存性が悪くなると聞いたことがある。

幅広の分厚い麺…
平打ちの麺と聞いていたけど…

確かに幅はある…
しかし、かなり幅があるし、厚みもある…
それに縮れているし…

食べると…
まず、噛むと押し返すような強い弾力!
でも、そのまま噛み続けると潰れる…
食べ応えのある麺!
この多加水の麺はまさに「つけ麺」のための麺!

でも、何より小麦の旨味が感じられるのがいい!

このまま、麺だけでもじゅうぶんいただける。

それに、よくつけ汁に絡んで、うまい!

あとで、手の空いた店主に聞いてみると…
店主は製麺機メーカーから購入した小型の製麺機を使って、この幅広で厚い麺を毎日、製麺しているんだという…

縮れは、縮れをつけるパーツを購入してつけようとしましたが、うまくいかずに、なんと手でつけているそう…

しかも、毎朝、そして昼と夜の営業時間の合間を使って、「つけ麺」用の麺を40食分、「らーめん」用の麺を60食分作っている…

麺の切り刃は8番!
4mm近い幅の麺!

以前は、もっと厚みの薄い平打ちの麺を合わせていたようだけど…
「ピロピロした食感が好きじゃない!」との理由でこの幅広の厚みのある麺に替えたそうだ。

「きしめん」のような麺をイメージしているという…

縮れをつけたのは、つけ汁と絡みやすくするためで、一番最初は、太麺ストレート、次に平打ち麺、そして今はこの幅広で厚みのある縮れ麺へと進化させてきている…

「つけめん」好きな方はぜひ、この麺を召し上がってみて!

豚骨魚介のつけ汁は、豚骨の甘味、旨味がよく溶け込んで濃厚な味!
しかし、これに魚介が加わり、さっぱりといただける。

これは、いわゆる「とんこつらーめん」店が作った「つけ麺」のレベルをはる
かに上回り、専門店並の実力のあるつけ汁だと思う!
炙りチャーシューは、まるでうまい焼肉を食べているかのよう!

チャーシューの味付けがおいしくて…
これが炙られて…
これはもう絶品!

メンマも、よく醤油味染み込み、しかし、コリコリとした食感のあるメンマでよかった!

最後のスープ割りはやはり焼石が入った!
再びつけ汁が熱せられる。最後までおいしくいただけた。

愚直-6

店主は言う…
「(修業先の弁慶からの)独立に当たっては、自分の好きなとんこつらーめんの店にしたかった。」

「最近は少しづつお客さまも増えましたけど、少し前までは、1日10食~20食しか出ない日もあって、毎日スープを捨てていました…」とも…

今は、50食限定で終了となっているけれど、これは大盛、替玉を想定してのもので、1人でやる限界である「らーめん」用麺60食分、「つけ麺」用麺40食分を用意して、麺切れまでは営業すると言っておりますので、どうか足をお運びください…

愚直-3

PS ここは、自動券売機がなく、後清算の方式をとっている。

店主は1人ですべての作業をこなさなければならず、奥のスペースに引っ込むこともある。

なので、必ず、帰りには一声かけて清算して帰ってやってください。

多くのラーメン店が自動券売機による前清算方式をとっているため、故意ではなく、支払いをせずに帰ってしまうお客さんも多いとか…

なぜ機械を置かないのか?
尋ねたところ…

機械を置くスペースがないのと、入口に大きな機械を置いたら、店のインテリアが崩れてしまうと…

そこで、小型の壁設置型の機械をレンタルすることをすすめて合意!
もうしばらくしたら、機械が設置されるかもしれないよ。

愚直-9

住所:東京都板橋区大谷口北町12-7 セブンマンション 1F
電話:非公開
営業時間:(水曜以外毎日(日曜・祭日含む))12:00~14:30/19:00~23:00
(水曜)12:00~15:00
定休日:不定休
アクセス:東武東上線・中板橋駅南口から徒歩12分

メニュー:とんこつらーめん…600円/大盛…700円/替玉…100円
つけ麺(250g)…650円/中盛(350g)…650円/大盛(500g)…750円


好み度:つけ麺star_s45.gif
接客・サービスstar_s45.gif
訪問日:2007年11月13日(火)

麺舗 十六-1

今月11月1日にオープンした「麺舗 十八@大山」!

わたしはオープニングの日に行って「十八番(おはこ)」という具だくさんの「
つけそば」をいただいた。

「麺舗 十八」は「麺舗 十六@要町」の姉妹店としてオープン!

今日はそのお姉さんの方の「麺舗 十六」に来ている…

とはいっても、今日は本当は「中華そば ゼットン」を目指して池袋までやってきた!

先月に1度行って「麺切れ終了」で振られ、再訪…

しかし…
またも「臨休」で振られてしまった…

駅から遠い道のりを歩いてきたというのに…

麺舗 十六-2麺舗 十六-3麺舗 十六-4

気を取り直して「麺舗 十六」に向かい、店に到着したのは11時40分…
結局、池袋駅に着いてから、延々30分歩いたことになる…
疲れた…

これで、まだ、すんなり入店できればよかったんだけど…

すでに光文社本社ビルの脇を曲がったところで、店の前に大勢のお客さんが並んでいるのが見えた…
その数10名…

麺舗 十六-5

この店は回転が悪いので、結構待ちそう…

途中、女将さんが注文を取りにくる…

ここは「つけそば」が売りではあるんだけど…
今日は未食の汁そばを食べてみることにする!

問題は「らーめん」にするか細麺を使った「塩そば」にするか!?

「つけそば」のあの味が「らーめん」になったらどうなるのか?
あのおいしい太麺の自家製麺が細麺になったらどうなるのか?
この二択…

わたしは前者を選択して「らーめん」を注文!

量は少し考えて「普通」でお願いした!

でも、普通でも300gあるんだよね。
「つけそば」も「らーめん」も…

結局、28分待って、入店できたのは12時8分…
さらに「らーめん」が出てきたのは7分後の12時15分…
35分待ち…

まあ、でも、しょうがない…
ここに来るときは時間に余裕を持って、待つ覚悟が必要だね…

厨房には、ご夫婦2人。
店主が1人で調理を担当。
「らーめん」ができる間、店内の様子を観察していたら、麺の量に関する貼紙がされていた。

「少なめ」が170gで「他店の普通盛」。
「普通」が300gで「他店の倍」。
価格は500gの「多め」までは、価格アップせずにセレクトできる。

しかし、今日はじめて知ったんだけど、250円増しにすると700gに増量できて、800g以上も可能だという!最高どれくらい食べた人がいるんだろう…

3個作りされていた「らーめん」ができあがり、配られる。
最後の1つがわたしのもとに…

麺舗 十六-6麺舗 十六-7

おお!これはボリュームある!

「つけそば」なら400gでも食べられたけど、この「らーめん」普通盛りの300gは多いね。

スープからいただきます…
生姜のきいたスープ!
甘じょっぱい…

なんかすき焼きの煮汁のよう…
第1印象は、徳島ラーメンのスープのように感じた…
ただ、スープ自体は豚骨に魚介系のダシも出ている。
醤油ダレが甘くて濃い…
それに、この香味は野菜からなのだろうか…

これは好き嫌いが分かれそうなスープだね…

麺は中太ストレートの自家製麺。

打ちたての麺という感じで、生麺は小麦粉がかおる。
味がいいのも「つけそば」で食べていて実証済!

しかし、どうもスープとの絡みという点では弱いかな…

かといって、このスープに細麺も合わないだろうし…
縮れをつけるとか、捻るとか少し工夫をした方がいいかもしれない…

ただ、スープも麺も1人で作る…
それに、これだけの人気店だと…

昼間だけの営業でも、労働時間は早朝から深夜に及ぶ…

「吉左右@木場」「つけ麺 目黒屋@馬込沢」等夫婦2人で営む人気店は皆、同じ宿命を背負ってる…

常連客の方が店主に話しかけていた。
どうやら、最近、店主が身体を壊して店を休んだようだ…

往々にして、過労が店主を襲う!

ほんと、この「ラーメン屋」という商売は売上、利益が少ない割りに労働条件は過酷!
好きじゃなければやっていけない商売といえる。

ご主人、ご自愛ください…
肩ロース肉のチャーシューはトロトロ!
メンマはポリポリとカタイ食感が特徴!
どちらもうまい!

やはり、「塩そば」にすべきだったか…

「らーめん」はあまりわたし好みではなかったけど…
ここの「つけそば」は好きだし…

未食の「塩そば(細麺)」、「B麺」と呼ばれる油そばも食べてみたいな!

麺舗 十六-8

住所:東京都豊島区池袋3-6-8
電話:なし
営業時間:10:30~15:00(材料切れ次第終了)
定休日:日曜日、祝日
アクセス:東京メトロ有楽町線・要町駅徒歩3分

メニュー:らーめん…600円/つけそば…650円/あつもり…650円/塩そば(細麺)…600円/B麺(あぶらそば)…650円


好み度:らーめんstar_s30.gif
接客・サービスstar_s45.gif
訪問日:2007年11月12日(月)

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-1

新しい大勝軒が江古田にできたという…

場所は西武池袋線の江古田駅前だという…

東池袋大勝軒・山岸大将の最後の弟子が開いた店だとも…

しかし、最後の弟子は「東池袋大勝軒 いちぶん@柏」の立崎店主じゃなかったっけ!?
もしかして同期とか?

そんな疑問を抱きつつ、江古田に向けて出発!

江古田駅の南口。
武蔵大学がある方の出口を出て右へ…
線路沿いを歩く…

狭い範囲にラーメン屋さんは2軒あったけど、いずれも「大勝軒」じゃない…

駅の反対側、北口にも行ってみた…
しかし、こちらは店の所在地と住所が違う…

再度、南口に戻って、線路沿いから「江古田銀座」商店街に入り探したけど…
それらしき店はなし…

ふと、人が行列している光景が「江古田銀座」から線路沿いに抜ける路地で発見!
近づいてみると、やはりそこは「大勝軒」!
学生さんが6人待っている。

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-2

小柄な美人の若い女性店員さんが出てきて…
「先に食券をお買い求めください♪」

迷うことなく「和風もり・中盛」の食券を買う。

これは、この店だけのオリジナル!
東池袋の味をどんな味に進化させているのか楽しみ!
しかし、この店の店名は何が正式名称なのか?

看板には、○の中に福の文字…
そして「大勝軒」…
「○福大勝軒」なのかと思ったら…

暖簾には、「東池袋 大勝軒 江古田駅前店」とある…
まあ、別にどっちでもいいんだけどね…

7分ほどで…
「どうぞ!」と美人店員さんに促されて入店…

この店、入隅のL字型カウンター席で、手前から奥に長く延びたカウンターが途中で直角に折れ、その奥が厨房になっている。
テーブル席もある。

カウンターの長手方向の席に着き、上を見上げると…
壁面に山岸大将直筆の色紙…

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-3東池袋 大勝軒 江古田駅前店-4

後ろのテーブル席側の壁には、東池袋大勝軒系ではお馴染みの店主と山岸大将とのツーショット写真が飾られている。

9分待って、もう1人の若い女性店員さんが「和風もり」を持ってきてくれた。

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-5

しかし、この店…

中盛で注文したけど、麺の量が少ないね…
これで本当に300gあるのかな?

まさか、茹であげ後の量とか?
それなら、茹であげ前なら200g程度だし、納得かな…
麺は、東池袋のオリジナルより若干細めかな?
切り刃18番の刃で切り出しているのかもね…

ツルツルっといただける。味もなかなかおいしい麺だと思う!

つけ汁は東池袋大勝軒系の特徴である甘味、辛味、酸味が前面に出てこないタイプ…

魚粉たっぷりだし、化調も使っているけど、魚介系ダシもしっかり出ていてわたし好み!

ただ、その分、動物系のダシが少し控えめに感じられたけど…

それと、ゆずの風味がすごく強い…
わたしは嫌いではないけど…
少しやりすぎ!

大きめに削がれたゆずの皮がいくつも入っている…

ゆずは1欠片…
かおり付けのために入れればいい…

あと、チャーシュー、メンマ、なると、のり、茹で玉子半分のいわゆる東池袋大勝軒の定番「もりそば」の具に加え、鶏つくね団子、水菜、椎茸、木耳、ゆずまで入って具だくさんであることは評価したい…

特に、鶏つくね団子、水菜、椎茸が入ることによって、ゆずの風味とともに和風色を高めていていい!

ただ、個人的には椎茸は不要に思えた…

それに、木耳…
食感を楽しむ木耳という食材がこの麺やつけ汁と合うのかは疑問…

でも、いろいろと新しいことを試みるのはいいことだし、レギュラーの具の出来はよかった!

チャーシューは、東池袋大勝軒系の店にあっては、上出来だったし、玉子もいい具合の半熟に茹だっていた!

スープ割りは、ポットで提供される。
スープを注ぐと、魚介の風味が増して、おいしくいただけた。

美人の店員さんにもまた会いたいしね…

また来て、今度は基本の「もりそば」を食べてみようかな。

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-7

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-8

東池袋 大勝軒 江古田駅前店-9

住所:東京都練馬区栄町4-7
電話:03-5999-1201
営業時間:11:00~21:00
定休日:当面無休
アクセス:西武池袋線・江古田駅南口より徒歩2分

メニュー:もりそば(並盛・中盛・大盛)…各650円/(特盛)…700円
みそもり(並盛・中盛・大盛)…各700円/(特盛)…750円
和風もり(並盛・中盛・大盛)…各750円/(特盛)…800円
ラーメン…各650円
みそラーメン750円


好み度:和風もりstar_s40.gif
接客・サービスstar_s40.gif
2007.11.09 旅の途中
訪問日:2007年11月9日(金)

旅の途中-1

今日は新高円寺に来ている…

所用を済ませ、現在地の高円寺南3丁目から高円寺北3丁目に向けて歩く…

目指すは「麺処 田ぶし」!

しかし、住宅街を歩き交差点に出ると…
右斜め方向にカーブする道の途中に…
何かの雑誌で見かけた「らーめん」の看板を見つけた…

旅の途中-2

近づいてみると、そこは「旅の途中」!

「歩く途中」に見つけたので…
これも何かの偶然か!?

予定を変更して、こちらでラーメンをいただくことにした。

店の外に「11月のお遊び」なる限定メニューが貼ってあった!

旅の途中-3

「とりゆずしおらーめん」!
これはうまそうと一瞬考えたけど…
価格が950円と高いし…
はじめてなので、やはり最初は基本の醤油かなと決めて入店!

しかし、もう13時になろうとしているのに店内は満席…

仕方なく外で待とうとしたら、食べ終わったお客さんが立ち上がり席を空けてくれた。
ありがとうございます。

「らーめん」を注文。

旅の途中-4

小さい店で席は6席のみ…
店主が1人で切り盛りしている。

L字型のカウンターの店を入って手前側の一番奥の席に座ったので、店主の調理を間近に見ることができる…

調理手順はこうだ…

まず、冷蔵庫から寸胴を取出しスープを小鍋に移し、火にかけはじめる。
取り出した寸胴はすぐに蓋をして元の冷蔵庫に…

次に、ラーメン丼に茹で湯を入れ、丼を温める。
そして、チャーシューを1枚肉塊から切り出す。

以下…
麺袋から麺を取出し、別の丼の中に入れ、手で軽く揉む。

丼の湯を捨てると、醤油ダレ、鰹か何かの粉末、刻みねぎ、それに固形のねり状のものを入れる。

温めていたスープの火を止め、スープを丼に注ぐと…
大きな鍋に麺を投入し、茹で始めた。

麺を投入して、1分もたたないうちに平ざるで麺を救いあげ、湯切りして丼の中へ…

メンマにチャーシューを盛り付けると「らーめん」の完成!
レンゲを添えて出してくれた。

旅の途中-6

注文をした後に、お通しのようにして出された菜っ葉はすぐ、そのまま食べるんだろうけど、残しておいて後からラーメンに投入!

旅の途中-5

スープを一口…

ゲンコツと鶏ガラかな…
あと魚介のダシも出ている…

修業先である「えにし」よりもやさしい感じのスープだね。

ただ、ちょっと醤油が濃い!
濃い醤油味の味付けには慣れているし、塩と違って、醤油のしょっぱさはそう気にならないけど、これだけしょっぱいと喉が乾く…

麺は「三河屋製麺」の細麺ストレート!

旅の途中-7

滑らかな麺だろうと思っていたら、これが大間違い!
噛むとバツン!バツン!と切れるカタメの麺…

数十秒という短いゆがき時間もあるけど、麺は芯まで茹っているから、こういうチューニングの麺なんだね。

歯応えを大事にしたのかな…
悪くはないよ!

具のチャーシューは、やわらかく煮込まれた肩ロース肉!
厚く切られ、肉の旨味を感じる。
50円プラスで炙ってもらえるようだけど、このままでもじゅうぶんおいしいよ!
少し醤油が濃すぎたけど…
あっさりした醤油ラーメンで、ダシもしっかり出ていたし…
それなりにおいしかった!

ただ、気になったのは800円という価格設定…

確かにおいしくても…
素材に凝ったとしても…
このスープに麺の量(多分140gくらい)、使ってる具材からしたら650円が限度と思う…

食材にお金をかければおいしいラーメンは作れる。

いかに原価をかけずにおいしいものを作るか…

それがプロの腕の見せ所だと思う。

なので、あえて評価は少し辛めにさせてもらいました…

旅の途中-8

旅の途中-9

住所:東京都杉並区高円寺南3-16-21
電話:非公開
営業時間:(平日)12:00~21:00ごろ
(土・日・祝 )12:00~19:00ごろ
定休日:月曜
アクセス:東京メトロ丸の内線・新高円寺駅から徒歩5分

メニュー:らーめん…800円/しお…850円
つけめん並200g…850円/中盛300g…950円/大盛400g…1050円
季節の遊び(11月末まで)とりゆずしおらーめん…950円
HP:http://www.tabinotochu.com/


好み度:らーめんstar_s35.gif
接客・サービスstar_s30.gif
2007.11.08 胡心房【弐】
訪問日:2007年11月8日(木)

胡心房【弐】-1

野津店主以下、スタッフ全員が女性という店!

「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」で「3号味玉ラーメン」を食べた後、すぐにこちらに来たものの…
昼の12時を回ってしまい、すでに店の外には順番待ちの行列ができている…

ここの昼の営業は15時までなので…
先に用事を済ませてからまた来ることにした。

再び「胡心房」を訪れたのは14時45分…

もうさすがにこの時間だと行列はないね!
入口の看板には「お魚とんこつらぁめん」と書かれた看板!

胡心房【弐】-2

そう!こちらは「とんこつラーメン」の店なんだけど、豚骨に魚介系のダシをブレンドしたスープを使う…

クリーミーで、しっかりととんこつの旨味を蓄えたスープなのに、とんこつ臭さはなく、「とんこつラーメン」が嫌いな人もいただける!

ラーメン以外にもサンドイッチやサラダなどのサブメニューが充実していて…
明るく清潔な店は女性客も多く、いつもお客さんで賑わっている。

ドアを開け、店に入っていく…
「いらっしゃいませ♪」
女性スタッフからの明るいあいさつに迎え入れられる!

自動券売機で「白美人ねぎらぁめん」なるラーメンの食券を購入!

胡心房【弐】-3

前にいただいた「味玉らぁめん」はこちらの店の人気№1のラーメンで、具の味玉はもちろんおいしい!
でも、もう1つおいしい具は「ねぎ」!

このラーメンは「とんこつラーメン」には珍しいザックリと切られた長ネギが入っていて、これが甘くておいしい!

なので、そうしたんだけど…
ここはレギュラーメニューの他にも、限定メニューや日替わりメニューがあったりするので、こちらも気になる…

胡心房【弐】-4

3席空いていたカウンター席のうちの1席に座ると…
そのあとわたしに続いてバタバタとお客さんが入り、残り2席も埋まって満席に…

昼の営業終了間際の時間だというのに、相変わらずの盛況ぶり!

野津店主が白い固形のものを小鍋に入れ火にかけはじめる。

しばらくすると、それが液体になる。

そう、これが「お魚とんこつらぁめん」のスープ!

事前に作って冷やして固めておいて、注文がある度に溶かして使うんだね。

スープが温まり、器に移されると、ちょうど麺が茹であがり、野津店主によってしっかり湯切りされた麺が器の中に…

注文があってから切り出されたチャーシューやその他の具を女性スタッフが盛り付け、野津店主が最終確認してからお客さんのもとに…

2人いた女性スタッフの1人が「白美人ねぎらぁめん」を持ってきてくれて…
「こちらのねぎらぁめんのねぎは南白ねぎといって、すごく甘みの強いねぎなんですよ♪」と言う…

すかさず「どこのねぎなの?」と聞き返すと…

「那須高原のねぎです♪」と即答!
ちゃんと商品知識をわかって答えてる!
さすが!

胡心房【弐】-5

スープをいただきます…
クリーミーなとんこつスープ!
にんにく油が浮き、スープに刺激とコクを与えている!
しかし、「お魚とんこつらぁめん」というだけあって、魚介の風味がスープをマイルドにして、食べやすくしている。

うまい!
コラーゲンたっぷりだし…
このへんは店もしっかりPRしてたけど…
女性はコラーゲンに弱いからね!

麺は、以前はとんこつラーメンには珍しい、やや太めの縮れ麺を使ってたはずなのに…
細麺ストレートに変わっている…

しかも、よくある、極細の30番の切り刃を使った「博多麺」ではなく、22番くらいの太さの麺…

さらに驚いたのは、わたしは午前中に「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」で食べたばかりだから、すぐにピンときたけど、嶋崎店主が使っていたのと同じ中根製麺の麺だね…
この麺…

あとで、野津店主にうかがったら、やはり中根製麺の麺でした…
ただ「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」と同じ粉を使っているけど、同じ麺ではないと言っていたのでチューニングを変えているみたい…

食感は「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」と同じで「やわ」だけど、すごく滑らか!

「とんこつラーメン」といえば、「バリカタ」「ハリガネ」「粉おとし」等、カタメの麺というのが一般的だけど…

スープがかなり一般的な「とんこつラーメン」とは違うので、この「滑らか麺」が以外に合う!

しかし、野津店主は言う…
「まだ、もうちょっと…」
まだ、麺は完成していない…
もっと納得できる麺に替えると言う…

また、これからが楽しみになってきた。

それと、何と言っても、本日の主役は「ねぎ」!

女性スタッフが紹介してくれた那須高原産の「南白ねぎ」は、ほんと、甘みがあって、やわらかくておいしい!

「白美人ねぎらぁめん」!
おすすめです!

胡心房【弐】-6

住所:東京都町田市原町田4-1-1 太陽ビル1F
電話:042-727-8439
営業時間:12:00~15:00/18:00~21:00
(日曜・祝日)12:00~20:00 ※スープ、材料がなくなり次第閉店
定休日:月(祝日の場合は営業)
アクセス:JR横浜線、小田急線町田駅から徒歩2分

メニュー:らぁめん…650円/味玉らぁめん…750円/辛。らぁめん…750円/白美人ねぎらぁめん…850円/肉らぁめん…950円/肉玉らぁめん…1050円
裏メニュー…500円/限定品…650円
女性限定ヘルシーセット…950円


好み度:白美人ねぎらぁめんstar_s45.gif
接客・サービスstar_s45.gif
訪問日:2007年11月8日(木)

ラァメン家 69'N'ROLL ONE【参】-4

3度目の「ラァメン家 69'N'ROLL ONE」…

最初にここを訪れたのは昨年の11月24日…

この日のことは今でも鮮明に覚えている…

店に入っていくと…
店内は「シーン…」と静まりかえっている…

入口近くの自動券売機で食券を買おうとすると「1万円、5千円両替お断わり!」の貼紙…

「2号ラーメン」の食券を買い席に着いたけど…

誰も声を発しない…

時折、聞こえるのは、嶋崎店主のあの独特の麺の湯切りパフォーマンスから繰り出される「チャッ!チャッ!チャッ!」という湯切り音と、セルフで水をくむときにと水に空気が入って出る、あの「ボコッ…」という音だけ…

噂には聞いていたけど…

話しかけにくい雰囲気…

実は、この日は、どうしても嶋崎店主に聞いてみたいことがあってここを訪れたんだけど…

「2号ラーメン」は比内地鶏の鶏の旨味が溶け込んだ上質なスープで、鶏油がスープにコクを増していておいしかった!

麺も歯触りのいい滑らかなストレートの細麺で、麺自体の旨味を感じるし、スープとの相性も抜群だった。
ただ、この重苦しい雰囲気の中、どうやって話しを切り出したらいいものか…

リーゼントのロックンローラースタイルの店主…
見た目もやばそうだし…

最後の一滴までスープを飲み干し…
もう後がない状態で話を切り出した…

黙って話を聞いていた嶋崎店主が口を開いた…

真剣な眼差しでわたしの目を見て、わたしの質問に真摯に答えてくださった。

そして、自身の麺作りについて語っていただき…
さらには、2種類の麺を2玉ずつビニール袋に入れると…
「これ、持っていってください…」と…
麺までいただいてしまった…

ともに国産小麦100%の良質な粉を石臼で挽いたものを使用。
製麺所の「中根製麺」の協力もあって、試作に1年を費やし完成させたこだわりの麺!

どうもありがとうございました。

その後、お礼かたがた12月のはじめに伺い、これぞ「煮干ラーメン」という傑作をいただいんだけど…
早いもので、もう、あれから11ヵ月…
久しぶりに嶋崎店主との対面となった。

店に着くと、店の入口付近におじさんがポツンと立っている…

店内は満席なのか?
おじさんの近くに行くと…
「1万円、5千円は使えません…小銭を用意してください!」

なんだ…
店の人なのか…

店に入り、券売機で「3号味玉ラーメン」の券を買い、待合のベンチに腰を下ろす。

3人待ちだったけど、じきに席が空いた。

食券をカウンターの上に置くと、下向き加減に食券だけを見て、無言のままラーメン作りに入る嶋崎店主…

食べ終わったお客さんが席を立つ際に「ごちそうさま!」
嶋崎店主が「ありがとうございます!」

店内で交わされる会話はそれだけ…
そしてあとは沈黙…

相変わらずだね…
この雰囲気は…

嶋崎店主は、真剣にラーメン作りに取り組みたい…

そして、お客さんにも真剣に食べてもらいたい…

だから、無駄口も聞きたくないし、紙幣の両替にも応じたくない…

それが結果としてこういう環境を作らせているんだね…

ピシッと並べられたレンゲの並べ方ひとつとっても、真っすぐで几帳面!
悪くいえば神経質な嶋崎店主の性格がわかるよ。

ここは、ここを理解してくれる人だけが来てくれればいい…
だから、電話番号も非公開にし、今まで石神本への掲載も断っていたことからもうかがい知れる…

3個作りしていたラーメンができた。
2つがともに醤油味の「2号味玉ラーメン」。
1つが塩味の「3号味玉ラーメン」。

ラァメン家 69'N'ROLL ONE【参】-2

作るのを見ていたら、「2号ラーメン」と「3号ラーメン」ではタレと具だけではなく、鶏油まで違うものを使っていた。

「2号味玉ラーメン」が先客2名に配られ、「3号味玉ラーメン」がわたしのもとに…

ここではじめてわたしの顔を見て、一瞬びっくりした表情を浮かべると…
「どうも…」と頭を下げる嶋崎店主。

わたしも、あいさつをして…
「お久しぶりです…」と声を掛けようとしたのに…
もう新たなラーメン作りに入ってるよ…

黙って食べることにする…
鶏油のかおりがいい!

鶏油は2回に分けて入れていた…
最初にタレとともに丼に入れ、スープを注ぐ…

そして麺を入れた後、さらに上から振りかける…

それで、かおるのだ!

スープをレンゲですくい飲んでみる…

鶏の旨味が口いっぱいに広がる…
あとは、ほのかな魚介の風味…
鶏油がスープにコクを与えている…

過去にいただいた「2号ラーメン」に限定の「煮干ラーメン」のスープも絶品だったけど、この「3号ラーメン」も負けず劣らずうまい!

高級素材の比内地鶏の丸鶏を使っているとはいえ、これだけのスープをつくり出せるのは凄い!

麺も、何とも滑らかで、しなやかで…
よくスープを持ち上げて…さすが、凝りに凝ってつくりあげた麺!
脱帽です…

鶏のチャーシューもおいしくいただけたし、穂先メンマのやわらかい食感も最高!

比内地鶏の味玉は価格は150円と高めだけど、希少な卵だし、ありがたくいただいた。

ラァメン家 69'N'ROLL ONE【参】-3

最後に「塩もおいしいですね…」と言うと…

「いやいや…とんでもない…」と…
顔の前で手を振り否定する嶋崎店主…

謙遜されてましたが、本当においしい…
また、うまい塩ラーメンと出会えた…

ラァメン家 69'N'ROLL ONE【参】-1

住所:神奈川県相模原市上鶴間本町4-34-7 町田グリーンハイツ102
電話:店の都合により不掲載
営業時間:11:00~100食終了まで
定休日:不定休
アクセス:JR横浜線、小田急線・町田駅から徒歩8分

メニュー:2号ラーメン…700円/2号チャーシューラーメン…950円/2号味玉ラーメン…850円
3号ラーメン(塩)…700円/3号チャーシューラーメン…950円/3号味玉ラーメン…850円


好み度:3号味玉ラーメンstar_s45.gif
接客・サービスstar_s45.gif
2007.11.07 めん屋 いなば
訪問日:2007年11月7日(水)

めん屋 いなば-1

ラーメンFCの「麺屋 黒船」から個人経営に切り替えた店!

ここもネットの「とらさん会議室」の情報をみて発見!

情報によると、「六厘舎」と「とみ田」が好きな店主が、似たようなラーメンを「麺屋 黒船」時代に限定で出していて、これをメニューにして独立に踏み切ったんだそう…

「麺屋 黒船」は、今でこそ工場生産の濃縮スープが使えるようになったが、前まではマニュアルがあるとはいえ、普通のラーメン屋さんのように素材からダシをとらなければならず、スープづくりに手間と時間を要した。

だから、素人でもできる他のチェーンと違って、勉強すれば、基本のスープ作りの応用で自分好みのスープを作ることができる!

「六厘舎」に「とみ田」…
わたしは、この2店は何度か通った…
決して嫌いな味ではない…
しかし、味以前に店主の態度や言動に問題があり、もう2度と行く気がしない…
「六厘舎」に於いては、店員の高圧な態度も最悪…

そういうわけで、「六厘舎」や「とみ田」に似た味の「つけめん」が他店で食べられるのは歓迎!

店は、JR御徒町駅と秋葉原駅の中間!蔵前橋通り沿いにある。

御徒町駅から昭和通りに出て、信号を渡ったら秋葉原方向へ…
テクテクと歩いて蔵前橋通りを左折すると、店の看板が見える!

店の外の立看板にメニューが貼ってある。

「つけめん」にするのは決めていたけど、「特製」にするかどうかを悩む…

めん屋 いなば-2

しかし、「特製」は味玉1個にチャーシュー1枚増し、海苔2枚という内容で250円増しだったので、割安感はなし!

めん屋 いなば-3

店に入り、入口入ってすぐ右の自動券売機で「つけめん 並盛300g」の食券を買う。

「どちらの席でも、お好きな席にお座りください♪」
女性店員さんが近づいてきてそう言うので…

食券を渡し、入口近くの席に着く。

しかし、この店はキレイだね!

内装工事にも金をかけている!
さすが元FC?

シックなインテリアだし、清潔感あるし、オープンキッチンで調理するところも見えて安心だし…

これなら女性客も入るよ!
オープンキッチンの厨房には、店主と思える年配の親父さんに、中年男性、若い兄ちゃん2人。
それに先ほどの女性の5名…

先客は2名でお客さんより従業員のが多いよ…

時刻はもう14時になるところで、暇な時間帯だっていえばそうなんだけどね…

親父さんは、鍋振りをしてなにやら野菜を炒めているようだ…
若い店員さんが麺をゆがく…

そう待つこともなく「つけめん」が出てきた!

めん屋 いなば-4

お洒落な器に盛られた麺!
おいしそう!

つけ汁には炙られたチャーシューが浮かぶ!
これもうまそう!

麺を一口…
程よい弾力があってなかなかいい食感!
麺自体は悪くなさそうだけど、スープに絡みにくそうな麺だね…

つけ汁につけて食べる…
ストレート麺で表面がつるつるしてるからどうかと思ったけど…
メチャメチャ粘度のあるつけ汁で、つけ汁との絡みはぜんぜん問題ないよ!

すごいつけ汁の粘度!
ドロドロしていて、麺をつける度ににつけ汁が減っていくのがわかる…

ただ、豚骨の旨味があまり感じられない…
スープ作りに失敗したのか?
温度管理を誤って、豚骨の風味が飛んでしまったスープのように感じられた…

さらに、大量すぎる「魚粉」!
魚粉がつけ汁の器の縁にへばりつき、つけ汁の中を浮遊する…

麺をつけ汁に浸せば麺にも箸にまでも魚粉が付着してくる…

最後に飲んだスープ割りなんか、粉っぽくてむせてしまったほどだ…

わたしは、「魚粉」を使うことは賛成だし、「魚粉」たっぷりの「麺屋 とらのこ@大泉学園」の「つけめん」に「魚だしラーメン」は好みだ。

しかし、ものには限度ってものがある。

豚骨が弱いから、よけい気になってしまったのかもしれない…

具のチャーシューは芳ばしくてうまい!
メンマはそれなり。
ただ、炒めキャベツは要らなかったかな…

このスープではラーメンも期待はできないな…

今日のスープが失敗で普段はもっとおいしいということであればいいんだけど…

めん屋 いなば-5

めん屋 いなば-6

住所:東京都台東区台東2-7-4 和田ビル1階
電話:03-3831-7878
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休
交通アクセス:JR御徒町駅と秋葉原の中間。
昭和通りから蔵前橋通りと交差する台東一丁目交差点を左折。鳥越方面へ向かって最初の角

メニュー:特製濃厚豚骨らーめん(並盛200g)…900円/濃厚豚骨らーめん(並盛200g)…650円
特製中華そば(並盛200g)…900円/中華そば(並盛200g)…650円
特製つけめん(並盛300g)…1000円/つけめん(並盛300g)…750円
大盛(100g増し)…100円増し/特盛(200g増し)…200円増し


好み度:つけめんstar_s25.gif
接客・サービスstar_s30.gif
訪問日:2007年11月6日(火)

オリオン食堂2-1

メニューに変わった「つけ麺」があるという店!

店は西武池袋線の東長崎駅南口から徒歩2分の「長崎銀座」商店街の中にある。

「豊島区タウン」というサイトにあったクーポン券を持参して訪問!

12:22に店に着く!
店の外に貼ってあるメニューを見ると…
噂通り、いろんな「つけめん」があるね!

辛味噌、カレー、正(醤)油、塩…
「濃厚カニ汁つけ麺」なんてのもあった…
何でも「あるよ!」って感じだね。

オリオン食堂2-2

メニューを見る限り、売りは「辛味噌」なのだろうか!?

ただ、わたしは初訪問だし、「豊島区タウン」にもおすすめはトッピング全部載せの「特製しょうゆラーメン」と「しょうゆつけめん」とあったので、初回は「正油つけめん」にすることにして店内へ…

店内入ってすぐ右にある自動券売機で食券を買う…

オリオン食堂2-3

席はカウンター席とテーブル席。

カウンター席は、高さ違いのカウンターが2列に並び、お客さん同士が背を向ける形で座るもの…

テーブル席は、4人掛けに2人掛けの席が1つずつあった。

先客は10名。

高い方と低い方のカウンター席にそれぞれ1席ずつ…
2人掛けのテーブル席にも1席空きがある…
低い方のカウンター席に座る…

促されて立ち上がり、厨房の配膳カウンターの前に行き、調理担当の男性店員さんに食券とクーポン券を渡す…

「クーポンは味玉でお願いします!」と言うと…

味と、大盛りにするかどうかを聞いてきた…

「正油で!大盛りで…」と答えて席に戻る…

待つ間、店内を見回していると、「この時間は○○××が調理を担当しています」と書かれた貼紙を発見!

この店…
調理人によって味が違う!
店長に当たればおいしいけど…
そんなネットのカキコミもあったので、この貼紙は興味深く見させてもらった…

でも、ほんとに調理人によってそんなに味が違うものなのかな?

わたしははじめてだから何とも言えないけど…

つけ麺の麺は、北海道産地粉の「北翠」を使ったオリジナル特注麺であるとの貼紙もある!
これは期待が持てる!

しかし、それにしても遅い!
店に着いたのが12:22…
メニューを選び、食券を買い、注文を告げるまで2分のタイムロスがあったとしても、現在時刻12:44で20分待っても出てこない…

苛々していたところにやっと「正油つけめん」登場。

オリオン食堂2-4

時刻は12:45…
21分待ちは待たせすぎじゃない…

ここの「つけめん」は具が麺の上に載る。

大きなバラ肉のチャーシュー、味玉半分、メンマ…
変わったところでは、桜海老におぼろ昆布…
で、なぜか、トッピングの味玉だけは1個ドボンとつけ汁の中につかっている…
麺をいただく…

小麦がギュウっと詰まった麺!
食べ応えがある。
かといって、程よい弾力があって悪くはない。

太麺というので、もっと太い麺をイメージしていたけど、そんなに太くはない。

このくらいがちょうどいい太さ!
もっと太いと顎が疲れると思う…

麺の断面が長方形をした麺で、ウェーヴがかった麺はつけ汁との絡みもいい!

つけ汁は、豚骨と鶏ガラの動物系に魚介系のブレンドスープ。

濃厚な豚骨魚介のつけ汁に慣れてしまったせいか、すこし物足りなさを感じてしまう…

それに、もう少しコクがほしいところ…

そんなことを感じながら食べていたら、卓上に白胡麻、酢とともに置かれていた「つけ麺用エビ油」なるものを発見!

オリオン食堂2-5

掌に少量とり舐めてみる…

海老の殻を火にかけたときのような風味!

つけ汁に投入すると、海老がかおり、スープにコクが出た!

これはいい!
桜海老といっしょにいただくと、これはまさに「海老つけめん」!

こうなると、海老との相性で、おぼろ昆布も生きてくる。

ふと、これ、「塩つけめん」で食べたらどうだったろうという思いがよぎった。
海老との相性のいい塩だったら…
もっとおいしいのでは?と…

バラチャーシューは、脂身が口の中で溶けるジューシーなチャーシュー!

味玉もしっかり味付けがされていて、中身も半熟でいい感じに茹でられている。
メンマも悪くないし…

これで、麺大盛りにしても650円という価格設定は良心的だと思う!

最後にスープ割りをお願いしたら…
「そこの(入口近くにある)ポットでお好きなだけ入れてください。」とのこと…

スープを注ぐと魚介のかおりがパッと引き立つ!

試しにポットの割りスープだけをレンゲにとって味見してみると、これは魚介系のスープ!

少し動物系スープの物足りなさは感じたものの、それなりにおいしい「つけめん」だった。

機会があったら、次回は「塩つけめん」に卓上の「つけ麺用エビ油」を入れて食べてみたいな…

オリオン食堂2-6

オリオン食堂2-7

住所:東京都豊島区南長崎5-15-3
電話:03-3953-7666
営業時間:11:00~24:30(LO24:00)
(祝日以外の月曜)11:00~15:30(LO15:00)
定休日:無休
交通アクセス:西武池袋線・東長崎駅南口から徒歩2分

メニュー:ミニラーメン(正油・潮) …320円
無化調らーめん(正油・潮) …550円
無化調味噌らーめん…650円
無化調辛味噌らーめん…650円
特別仕立て特煮干ラーメン…680円
カレーラーメン(具だくさん雑炊セットつき)…790円
濃厚カニらーめん(辛味噌)… 830円
濃厚カニ汁つけ麺(正油・塩・辛味噌・辛うま)… 850円
無化調つけめん(正油・塩・辛味噌・辛旨) …650円
無化調つけめん(カレー・辛旨) …700円
野菜つけめん(正油・塩・辛味噌)… 720円
野菜つけめん(カレー・辛旨)… 770円
冷や汁つけめん(塩・辛うま)… 750円


好み度:正油つけめんstar_s35.gif
接客・サービスstar_s30.gif