2007.05.31
ラーメン 武藤製麺所【参】
訪問日:2007年5月31日(木)

本日2杯目のラーメンも、ここ「武藤製麺所」で…
1杯目の「3/4鶏の塩らーめん」の味に感激した私は、続いて2杯目の「3/4特濃らーめん」をいただくことに…
このラーメンは、1杯目のラーメンとは違い、こちらの店のオリジナル。
麺は「鶏の塩らーめん」に使用された切り歯24番の細麺の他、18番の中太麺が選べる。
中太麺をチョイスしてオーダー。
1杯目と違って麺を茹でるのに時間がかかる。
その間に「裸の少年」(4月14日放送)の反響を店主に聞いてみた。
「放送されて、お客さん増えました?」と問い掛けると…
「一時だけでしたね…」
「それより、佐野さんのキャラだから、ああいう風に言われたのは仕方ないんでしょうけど、収録の大部分はカットされていて、恥ずかしいところばかり放映されちゃって…」と悔やむ店主。
「店主が上がっちゃって喋らないからいけないんですよ(笑)!」と店員さんから声も上がり、楽しい収録秘話を伺うことができた。
「3/4特濃らーめん」ができあがったようだ。
写真を撮ろうとすると、店主が「麺の量が少ないから写真写り悪いな…」と気にしていた…


こちらにもデフォルトで味玉が半分入る。
そして、スープに沈んでしまっているけど、「鶏の塩らーめん」とは違い、こちらには豚の肩ロース肉のチャーシューが入る。
具の味玉もチャーシューもどちらもおいしい!
特にチャーシューは、しっかり味付けがなされ、柔らかく煮込まれていた。
スープは豚骨の甘味、旨味がよく炊きだされたスープ。
しかし、全く豚臭さはない。
ここのところを店主に聞くと…
「特濃に使う豚骨スープは12時間強火でゲンコツを炊きだしたもの。」
温度管理が難しく、劣化が激しいので手を焼くそうだが、これに、別の寸胴で炊きだした「鶏白湯スープ」と、さらにまた別の寸胴で作った「魚介スープ」をブレンドさせて使う。
「豚骨」に「鶏白湯」と「魚介」のスープを加えることによって、臭みがなく、飲みやすいマイルドなスープに仕上がるんだそうだ…
なるほど…
トリプルスープだったんだ!
「それでは、この3つのスープに加え、先ほどの鶏塩らーめんのスープを合わせると4つスープを仕込まなければならないんですか?」
「そうです。4つのスープを作ってます。」と厨房の中にある4つの寸胴を指差した。
左から「豚骨スープ」、「鶏白湯スープ」、「鶏清湯スープ」、「魚介スープ」
ちなみに「塩らーめん」に「醤油らーめん」にはもう「鶏清湯スープ」と「魚介スープ」のダブルスープををブレンドして使うと言う。
麺の種類も多い。
「塩らーめん」、「醤油らーめん」には切り歯24番の細麺。
「特濃らーめん」には18番の中太麺。
そして、「つけ麺」には、10番の平打ち麺を使い分ける。
そして、これらの麺はすべて…
毎日、店の外からも観察することのできる製麺室で…
製麺機を使って製麺した自家製麺!

この「特濃」に使われた18番の中太ストレートの多加水麺…
スープとの絡みが悪いんじゃないかと思ったら、どうして、どうして…
この濃厚な豚骨鶏白湯魚介のスープにしっかり絡む。
先ほどの24番の細麺だったら、きっとスープに負けてしまったと思う。
モチモチしたうどんのような食感もいい!
さすが製麺のプロ。
ちゃんと、スープに合わせて麺を作っている。

つけ麺用の麺を見せてもらった。

次回は、この幅3mmもあるビロビロの平打ち麺で、ぜひとも「つけめん」を食べてみたい。

住所:東京都足立区竹の塚6-7-14
電話:03-3850-4551
営業時間:11:00~14:00/18:00~翌1:00
(日・祝)11:00~21:00
定休日:月曜定休 (祝日の場合は翌火曜休み)
アクセス:東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口より北へ。一本目を東へ。徒歩2分
メニュー:わんたん塩めん…800円/わんたんめん(醤油味)…780円
鶏の塩らーめん…600円/ねぎのとり塩めん…750円/鶏たっぷりの塩らーめん…780円/かけそば(塩)…500円/3/4鶏の塩らーめん…550円
醤油ラーメン…580円/ねぎの醤油らーめん…730円/チャーシューメン…880円/かけそば(醤油)…500円/3/4鶏の醤油らーめん…530円
特濃ラーメン…650円/ねぎの特濃らーめん…800円/チャーシュー特濃ラーメン…950円/3/4鶏の特濃らーめん…600円
つけ麺(塩・細麺)…630円/つけ麺(醤油・細/太)…630円/チャーシューつけ麺(塩・醤油)…630円/特濃つけ麺(太)…650円
好み度:3/4鶏の特濃らーめん
接客・サービス

本日2杯目のラーメンも、ここ「武藤製麺所」で…
1杯目の「3/4鶏の塩らーめん」の味に感激した私は、続いて2杯目の「3/4特濃らーめん」をいただくことに…
このラーメンは、1杯目のラーメンとは違い、こちらの店のオリジナル。
麺は「鶏の塩らーめん」に使用された切り歯24番の細麺の他、18番の中太麺が選べる。
中太麺をチョイスしてオーダー。
1杯目と違って麺を茹でるのに時間がかかる。
その間に「裸の少年」(4月14日放送)の反響を店主に聞いてみた。
「放送されて、お客さん増えました?」と問い掛けると…
「一時だけでしたね…」
「それより、佐野さんのキャラだから、ああいう風に言われたのは仕方ないんでしょうけど、収録の大部分はカットされていて、恥ずかしいところばかり放映されちゃって…」と悔やむ店主。
「店主が上がっちゃって喋らないからいけないんですよ(笑)!」と店員さんから声も上がり、楽しい収録秘話を伺うことができた。
「3/4特濃らーめん」ができあがったようだ。
写真を撮ろうとすると、店主が「麺の量が少ないから写真写り悪いな…」と気にしていた…


こちらにもデフォルトで味玉が半分入る。
そして、スープに沈んでしまっているけど、「鶏の塩らーめん」とは違い、こちらには豚の肩ロース肉のチャーシューが入る。
具の味玉もチャーシューもどちらもおいしい!
特にチャーシューは、しっかり味付けがなされ、柔らかく煮込まれていた。
スープは豚骨の甘味、旨味がよく炊きだされたスープ。
しかし、全く豚臭さはない。
ここのところを店主に聞くと…
「特濃に使う豚骨スープは12時間強火でゲンコツを炊きだしたもの。」
温度管理が難しく、劣化が激しいので手を焼くそうだが、これに、別の寸胴で炊きだした「鶏白湯スープ」と、さらにまた別の寸胴で作った「魚介スープ」をブレンドさせて使う。
「豚骨」に「鶏白湯」と「魚介」のスープを加えることによって、臭みがなく、飲みやすいマイルドなスープに仕上がるんだそうだ…
なるほど…
トリプルスープだったんだ!
「それでは、この3つのスープに加え、先ほどの鶏塩らーめんのスープを合わせると4つスープを仕込まなければならないんですか?」
「そうです。4つのスープを作ってます。」と厨房の中にある4つの寸胴を指差した。
左から「豚骨スープ」、「鶏白湯スープ」、「鶏清湯スープ」、「魚介スープ」
ちなみに「塩らーめん」に「醤油らーめん」にはもう「鶏清湯スープ」と「魚介スープ」のダブルスープををブレンドして使うと言う。
麺の種類も多い。
「塩らーめん」、「醤油らーめん」には切り歯24番の細麺。
「特濃らーめん」には18番の中太麺。
そして、「つけ麺」には、10番の平打ち麺を使い分ける。
そして、これらの麺はすべて…
毎日、店の外からも観察することのできる製麺室で…
製麺機を使って製麺した自家製麺!

この「特濃」に使われた18番の中太ストレートの多加水麺…
スープとの絡みが悪いんじゃないかと思ったら、どうして、どうして…
この濃厚な豚骨鶏白湯魚介のスープにしっかり絡む。
先ほどの24番の細麺だったら、きっとスープに負けてしまったと思う。
モチモチしたうどんのような食感もいい!
さすが製麺のプロ。
ちゃんと、スープに合わせて麺を作っている。

つけ麺用の麺を見せてもらった。

次回は、この幅3mmもあるビロビロの平打ち麺で、ぜひとも「つけめん」を食べてみたい。

住所:東京都足立区竹の塚6-7-14
電話:03-3850-4551
営業時間:11:00~14:00/18:00~翌1:00
(日・祝)11:00~21:00
定休日:月曜定休 (祝日の場合は翌火曜休み)
アクセス:東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口より北へ。一本目を東へ。徒歩2分
メニュー:わんたん塩めん…800円/わんたんめん(醤油味)…780円
鶏の塩らーめん…600円/ねぎのとり塩めん…750円/鶏たっぷりの塩らーめん…780円/かけそば(塩)…500円/3/4鶏の塩らーめん…550円
醤油ラーメン…580円/ねぎの醤油らーめん…730円/チャーシューメン…880円/かけそば(醤油)…500円/3/4鶏の醤油らーめん…530円
特濃ラーメン…650円/ねぎの特濃らーめん…800円/チャーシュー特濃ラーメン…950円/3/4鶏の特濃らーめん…600円
つけ麺(塩・細麺)…630円/つけ麺(醤油・細/太)…630円/チャーシューつけ麺(塩・醤油)…630円/特濃つけ麺(太)…650円
好み度:3/4鶏の特濃らーめん

接客・サービス

スポンサーサイト
2007.05.31
ラーメン 武藤製麺所【弐】
訪問日:2007年5月31日(木)

先月4月14日「テレビ朝日|裸の少年」で放映された「佐野実の春に食べたいラーメン!」で、こちらの「武藤製麺所」が取り上げられていた。
「大喜@湯島」で修業されていた人が独立されて開店させた店…
「大喜」のラーメンは好きで、特に「鶏そば」はかなり好みなので…
並ばずに…
しかもリーズナブルに「大喜」ライクな「鶏そば」が食べられるこちらの店はありがたい…
東武伊勢崎線の竹の塚駅が最寄り駅。
店に着くと、外に写真付きのメニューが書かれた看板があり…
見た目「大喜」そっくりのラーメンが並ぶ。

入ってすぐ、入口のすぐ右側に券売機がある。

「3/4鶏塩らーめん」なるメニューを発見!
「3/4特濃らーめん」もある。
店員さんに尋ねたら、麺の量は1玉140gということで、3/4玉なら105g。
それならと…
「3/4鶏塩らーめん」と「3/4特濃らーめん」の両方の食券を買って、カウンター席に着く。
まずは「3/4鶏塩らーめん」から…
この店、店内は広く、ゆったりとテーブル席が配され、カウンター席も店の奥に向かって長く延びておいる。席数も多い。
一見、ラーメンFCチェーンかファミレスのよう…
店内の様子を観察していたら、早くもラーメンが出来てきた。


見た目は「大喜@湯島」の昔の「鶏そば」といった感じ…
スープを一口…もう一口…
このスープ、とても塩加減の塩梅がいい!
最初は若干薄く感じた塩味も飲み進めるうちに、ちょうど良く感じられるようになった。
鶏の旨味をたっぷり含み、魚介の風味でさっぱりと飲ませるスープ!
美味しい!
以前より、よりよく進化している!
麺は、切り刃24番の細麺ストレート!
滑らかな口当りで、スープと良く絡み、スープをいっぱい持ってくる。
この低加水の麺は、このスープと相性バッチリ。
白髪ネキの食感もよろしく、鶏チャーシューもスープの旨味を吸って最高!
半分デフォルトで入っている味玉もいいね!
これは、「大喜」の「鶏そば」のコピーとはいえ、かなりレベルの高い一杯だ。
ただ、私の食べた「3/4」はもちろんのこと、普通盛の「鶏塩らーめん」でも麺の量は140gとやや少なめなので、成人男子ならば大盛り(半玉70g増しの210g)にした方がいいかもしれない…
大盛りにしても、20円増しだしね!
この良心的な価格設定は嬉しい♪
この価格設定は…
店主によると…
「美味しい麺をいっぱい食べてもらいたいから。」
「自家製麺だからできる価格です。」
元々の価格設定だって、「大喜」で食べれば850円のところ、ここならば、600円と250円も安いし…
「大喜」ではやっていない「大盛(1.5玉210g)」に「特盛(2玉280g)」も、ここではありだし…
それぞれ、たった20円増し、40円増しでできる。
この旨味のあるスープに麺、そして具材が入って、この価格を実現させているのは偉い。
店主の心意気を感じた。
この後、「3/4特濃らーめん」を食べることになるのだけど…
この模様はまた、次回のブログで…

住所:東京都足立区竹の塚6-7-14
電話:03-3850-4551
営業時間:11:00~14:00/18:00~翌1:00
(日・祝)11:00~21:00
定休日:月曜定休 (祝日の場合は翌火曜休み)
アクセス:東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口より北へ。一本目を東へ。徒歩2分
メニュー:わんたん塩めん…800円/わんたんめん(醤油味)…780円
鶏の塩らーめん…600円/ねぎのとり塩めん…750円/鶏たっぷりの塩らーめん…780円/かけそば(塩)…500円/3/4鶏の塩らーめん…550円
醤油ラーメン…580円/ねぎの醤油らーめん…730円/チャーシューメン…880円/かけそば(醤油)…500円/3/4鶏の醤油らーめん…530円
特濃ラーメン…650円/ねぎの特濃らーめん…800円/チャーシュー特濃ラーメン…950円/3/4鶏の特濃らーめん…600円
つけ麺(塩・細麺)…630円/つけ麺(醤油・細/太)…630円/チャーシューつけ麺(塩・醤油)…630円/特濃つけ麺(太)…650円
好み度:3/4鶏の塩らーめん
接客・サービス

先月4月14日「テレビ朝日|裸の少年」で放映された「佐野実の春に食べたいラーメン!」で、こちらの「武藤製麺所」が取り上げられていた。
「大喜@湯島」で修業されていた人が独立されて開店させた店…
「大喜」のラーメンは好きで、特に「鶏そば」はかなり好みなので…
並ばずに…
しかもリーズナブルに「大喜」ライクな「鶏そば」が食べられるこちらの店はありがたい…
東武伊勢崎線の竹の塚駅が最寄り駅。
店に着くと、外に写真付きのメニューが書かれた看板があり…
見た目「大喜」そっくりのラーメンが並ぶ。

入ってすぐ、入口のすぐ右側に券売機がある。

「3/4鶏塩らーめん」なるメニューを発見!
「3/4特濃らーめん」もある。
店員さんに尋ねたら、麺の量は1玉140gということで、3/4玉なら105g。
それならと…
「3/4鶏塩らーめん」と「3/4特濃らーめん」の両方の食券を買って、カウンター席に着く。
まずは「3/4鶏塩らーめん」から…
この店、店内は広く、ゆったりとテーブル席が配され、カウンター席も店の奥に向かって長く延びておいる。席数も多い。
一見、ラーメンFCチェーンかファミレスのよう…
店内の様子を観察していたら、早くもラーメンが出来てきた。


見た目は「大喜@湯島」の昔の「鶏そば」といった感じ…
スープを一口…もう一口…
このスープ、とても塩加減の塩梅がいい!
最初は若干薄く感じた塩味も飲み進めるうちに、ちょうど良く感じられるようになった。
鶏の旨味をたっぷり含み、魚介の風味でさっぱりと飲ませるスープ!
美味しい!
以前より、よりよく進化している!
麺は、切り刃24番の細麺ストレート!
滑らかな口当りで、スープと良く絡み、スープをいっぱい持ってくる。
この低加水の麺は、このスープと相性バッチリ。
白髪ネキの食感もよろしく、鶏チャーシューもスープの旨味を吸って最高!
半分デフォルトで入っている味玉もいいね!
これは、「大喜」の「鶏そば」のコピーとはいえ、かなりレベルの高い一杯だ。
ただ、私の食べた「3/4」はもちろんのこと、普通盛の「鶏塩らーめん」でも麺の量は140gとやや少なめなので、成人男子ならば大盛り(半玉70g増しの210g)にした方がいいかもしれない…
大盛りにしても、20円増しだしね!
この良心的な価格設定は嬉しい♪
この価格設定は…
店主によると…
「美味しい麺をいっぱい食べてもらいたいから。」
「自家製麺だからできる価格です。」
元々の価格設定だって、「大喜」で食べれば850円のところ、ここならば、600円と250円も安いし…
「大喜」ではやっていない「大盛(1.5玉210g)」に「特盛(2玉280g)」も、ここではありだし…
それぞれ、たった20円増し、40円増しでできる。
この旨味のあるスープに麺、そして具材が入って、この価格を実現させているのは偉い。
店主の心意気を感じた。
この後、「3/4特濃らーめん」を食べることになるのだけど…
この模様はまた、次回のブログで…

住所:東京都足立区竹の塚6-7-14
電話:03-3850-4551
営業時間:11:00~14:00/18:00~翌1:00
(日・祝)11:00~21:00
定休日:月曜定休 (祝日の場合は翌火曜休み)
アクセス:東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口より北へ。一本目を東へ。徒歩2分
メニュー:わんたん塩めん…800円/わんたんめん(醤油味)…780円
鶏の塩らーめん…600円/ねぎのとり塩めん…750円/鶏たっぷりの塩らーめん…780円/かけそば(塩)…500円/3/4鶏の塩らーめん…550円
醤油ラーメン…580円/ねぎの醤油らーめん…730円/チャーシューメン…880円/かけそば(醤油)…500円/3/4鶏の醤油らーめん…530円
特濃ラーメン…650円/ねぎの特濃らーめん…800円/チャーシュー特濃ラーメン…950円/3/4鶏の特濃らーめん…600円
つけ麺(塩・細麺)…630円/つけ麺(醤油・細/太)…630円/チャーシューつけ麺(塩・醤油)…630円/特濃つけ麺(太)…650円
好み度:3/4鶏の塩らーめん

接客・サービス

2007.05.30
ヒロシです【弐】
訪問日:2007年5月30日(水)

「ヒロシです」!
この人をおちょくった店名に興味を持ち、ここを訪れたのは確か昨年の7月だったと思う。
【ヒロシです】
http://ramen151e.blog71.fc2.com/blog-entry-229.html
「つけめん」を食べたんだけど、ライトテイストの「つけめん」は甘酸っぱい「東池袋大勝軒」チックな味だった。
「東池袋大勝軒」と何か関係があるのか?
その辺も探りつつ、もう一度このユニークな名前の店の「つけめん」を食べてみようかと思った。
11時37分…
最寄りの東武伊勢崎線の曳船駅着…
改札を出て右手の西口を出ると、目の前の路地に「らー麺 つけ麺 ヒロシです」の提灯が見える。
店に入って行くと、誰もいない…
しかし、奥の簾の向こうで人の気配がする。
券売機で「大盛りつけめん」の食券を買い、席に着こうとすると簾で仕切られた厨房の中から店主登場。

先客はいない。
エアコンのスイッチを押し、食券を受け取ると、また厨房に下がる店主。
数分して再び、「つけ麺」の麺とつけダレの入った器を両手に持って現われた店主にデジカメを指し示し、「写真撮っていいですか?」と尋ねる。


店主は「いいですよ。」と答えながら…
人の顔を見て…
「お客さん、前に来ましたよね?」と聞いてきた。
「去年の7月以来です…」と答えると…
「13時過ぎに来て、麺やスープのこと話した…覚えてますよ。」
「あ、そう。時間までよく覚えてますね!」と聞き返すと…
「去年のその頃は二人で交替で店やってて、昼は自分が13時から15時までの担当だったから…」
「お客さんだけですよ。うちのつけ麺が大勝軒みたいな味だって言ったのは…」
「実は、前の店主が大勝軒に関係があったんですよ。」
「えっ、別に店主さんがいたんですか!?」
そう差し水を向けたら、堰を切ったように喋りだす店主…
「この店の店主は和食の板前やって、ラーメン屋にも勤めてて、ここをやることになって自分が呼ばれた。」
「自分は、一昨年の12月に引っ越してきて、店は1月にオープン。」
「自分はズブの素人だったんで、最初は、接客と運びをやっていたんだけど、店主に教えられてラーメンを作るようになり、スープづくりに麺づくりも覚えた。」
「自分は、昼13時~15時と夜22時~深夜2時。」
「店主は開店の11時~13時と夜18時~22時で交替でやるようになった。」
「しかし、いつのまにか店主の都合で一週間に一度しか来ないようになって、とうとう今年の2月には長野に帰ってしまった…」
「それから自分一人でやってる。」
「人も使っていたけど、人件費がかさむから、今は自分一人で何でもしなければならなくて大変。」
「だから、営業時間も短縮した。」
私が「つけ麺」を食べている間、延々語っていた…
さらに…
「いちいち写真撮るのにことわってきたの、お客さんが初めてだよ。」
「みんな、勝手に撮ってるのに…」
「それにラーメンマニアの人って、同じ店には来ないでしょう!?」
「だから、また、来てもらって嬉しいですよ。」
「しかし、ラーメンのブログ書いてる人も適当だよね。」
「自分は前の店主から習ったけど、もともとは大勝軒で店主が学んだ味。」
「それなのに、みんな違うこと書いてる。」
「うちのつけ麺、安いでしょう?」
「600円だけど、味玉入りだからね。大勝軒は玉子半分だし、普通の茹で玉子だしね。うちは味玉。だから、実質500円ちょっとでつけ麺が食べられる。」
「まあ、みんなが味玉好きなわけではないけどね…」
「いや、うまいですよ。味玉。」
そう口を挟むと…
さらに、店主のマシンガントークは続く…
「うち、ラー麺もつけ麺も600円でしょう!これで酎ハイが150円だから、これで、他のラーメン屋さん並みの価格だし、餃子食べても250円だから、しめて1000円ですむ…」
「酎ハイ150円は安い!利益採れないでしょう?酎ハイばかり飲まれて長居されたら困らないです?」
そう聞くと…
「原価は半分。これで自分の人件費は入ってないから利益はないですね。」
「ラーメン屋は、ラーメン食べてもらいたいし、だから酒は高いところが多い…」
「でも、いいんですよ。人が入っていないとき、サクラになって、人が入ってくるから…人が入っていないと入りづらいからね。」
「それに、長居されたら困るけど、この椅子に座って、長居はできないでしょう…」とケタケタと明るく笑う。
「ただ、夜も一人でやってるから、ラー麺作りながら、酎ハイおかわり、酎ハイおかわりってね…忙しいんですよ。」
店主のトークを聞いているうちにいつのまにか完食。
スープ割りを頼んだ。
出てきたスープ割りにはネギが浮かぶ。
つけ汁は甘く、酸っぱい。
一味唐辛子は入っているが、辛味はあまり感じず、甘酸っぱさが勝つ。
魚介系ダシは感じるが動物系ダシが少し弱い…
しかし、スープ割りすると甘酸っぱさが緩和され、魚介風味が強まって美味しくなった。
麺は自家製の中太ストレート。
切り歯17番くらいの太さで、それなりに旨味もあるし、モチッとした食感も悪くない。
チャーシューは柔らかく、臭みもなく、無難。
特別のものがあるわけではないけれど、近くにあればまた食べてみたいと思う一杯だった。
しかし、この店主!普段は無口なくせに、食い付き、喋り出すと止まらない…
でも、根は正直で真面目で面白い男。
的場浩司や中村繁之のサインがあったので、ここに来たのか聞いてみると…
「いや、これ、Vシネマの撮影が錦糸町のフィリピンパブであって、前の店主が芸能界の知り合いに頼まれて、スープに麺を持ち込んで、そこで作ったんだ。」
「店に来てもらったわけじゃないけど、ただサインもらったわけじゃない…食べてもらってサインくれたんだから、インチキじゃないよ…」

時計は12時を回り、Yシャツ、スーツ姿のサラリーマンがドヤドヤと入ってきたのを機に席を立った。
つけ麺の味もさることながら、この店主のトークを聞きたい人は一度どうぞ…
ちなみに、「ヒロシです」のこの新店主の名前を聞いたら、こんな答えが返ってきた…
「ヒロキです…」
住所:東京都墨田区東向島2-14-3
電話:不明
営業時間:11:00~14:30/18:30~翌1:00
定休日:無休
アクセス:東武伊勢崎線曳舟駅より徒歩1分。西口改札を出て左の路地を入ってすぐ左側
メニュー:らー麺…600円/大盛りらー麺…700円/チャーシュー麺…800円/あっさり麺…600円
つけ麺…600円/大盛りつけ麺…700円/チャーシューつけ麺…800円
みそらー麺…700円/チャーシューみそらー麺…900円
みそつけ麺…700円/みそチャーシューつけ麺…900円
大盛…100円/特盛…200円/餃子…250円
好み度:大盛りつけ麺
接客・サービス

「ヒロシです」!
この人をおちょくった店名に興味を持ち、ここを訪れたのは確か昨年の7月だったと思う。
【ヒロシです】
http://ramen151e.blog71.fc2.com/blog-entry-229.html
「つけめん」を食べたんだけど、ライトテイストの「つけめん」は甘酸っぱい「東池袋大勝軒」チックな味だった。
「東池袋大勝軒」と何か関係があるのか?
その辺も探りつつ、もう一度このユニークな名前の店の「つけめん」を食べてみようかと思った。
11時37分…
最寄りの東武伊勢崎線の曳船駅着…
改札を出て右手の西口を出ると、目の前の路地に「らー麺 つけ麺 ヒロシです」の提灯が見える。
店に入って行くと、誰もいない…
しかし、奥の簾の向こうで人の気配がする。
券売機で「大盛りつけめん」の食券を買い、席に着こうとすると簾で仕切られた厨房の中から店主登場。

先客はいない。
エアコンのスイッチを押し、食券を受け取ると、また厨房に下がる店主。
数分して再び、「つけ麺」の麺とつけダレの入った器を両手に持って現われた店主にデジカメを指し示し、「写真撮っていいですか?」と尋ねる。


店主は「いいですよ。」と答えながら…
人の顔を見て…
「お客さん、前に来ましたよね?」と聞いてきた。
「去年の7月以来です…」と答えると…
「13時過ぎに来て、麺やスープのこと話した…覚えてますよ。」
「あ、そう。時間までよく覚えてますね!」と聞き返すと…
「去年のその頃は二人で交替で店やってて、昼は自分が13時から15時までの担当だったから…」
「お客さんだけですよ。うちのつけ麺が大勝軒みたいな味だって言ったのは…」
「実は、前の店主が大勝軒に関係があったんですよ。」
「えっ、別に店主さんがいたんですか!?」
そう差し水を向けたら、堰を切ったように喋りだす店主…
「この店の店主は和食の板前やって、ラーメン屋にも勤めてて、ここをやることになって自分が呼ばれた。」
「自分は、一昨年の12月に引っ越してきて、店は1月にオープン。」
「自分はズブの素人だったんで、最初は、接客と運びをやっていたんだけど、店主に教えられてラーメンを作るようになり、スープづくりに麺づくりも覚えた。」
「自分は、昼13時~15時と夜22時~深夜2時。」
「店主は開店の11時~13時と夜18時~22時で交替でやるようになった。」
「しかし、いつのまにか店主の都合で一週間に一度しか来ないようになって、とうとう今年の2月には長野に帰ってしまった…」
「それから自分一人でやってる。」
「人も使っていたけど、人件費がかさむから、今は自分一人で何でもしなければならなくて大変。」
「だから、営業時間も短縮した。」
私が「つけ麺」を食べている間、延々語っていた…
さらに…
「いちいち写真撮るのにことわってきたの、お客さんが初めてだよ。」
「みんな、勝手に撮ってるのに…」
「それにラーメンマニアの人って、同じ店には来ないでしょう!?」
「だから、また、来てもらって嬉しいですよ。」
「しかし、ラーメンのブログ書いてる人も適当だよね。」
「自分は前の店主から習ったけど、もともとは大勝軒で店主が学んだ味。」
「それなのに、みんな違うこと書いてる。」
「うちのつけ麺、安いでしょう?」
「600円だけど、味玉入りだからね。大勝軒は玉子半分だし、普通の茹で玉子だしね。うちは味玉。だから、実質500円ちょっとでつけ麺が食べられる。」
「まあ、みんなが味玉好きなわけではないけどね…」
「いや、うまいですよ。味玉。」
そう口を挟むと…
さらに、店主のマシンガントークは続く…
「うち、ラー麺もつけ麺も600円でしょう!これで酎ハイが150円だから、これで、他のラーメン屋さん並みの価格だし、餃子食べても250円だから、しめて1000円ですむ…」
「酎ハイ150円は安い!利益採れないでしょう?酎ハイばかり飲まれて長居されたら困らないです?」
そう聞くと…
「原価は半分。これで自分の人件費は入ってないから利益はないですね。」
「ラーメン屋は、ラーメン食べてもらいたいし、だから酒は高いところが多い…」
「でも、いいんですよ。人が入っていないとき、サクラになって、人が入ってくるから…人が入っていないと入りづらいからね。」
「それに、長居されたら困るけど、この椅子に座って、長居はできないでしょう…」とケタケタと明るく笑う。
「ただ、夜も一人でやってるから、ラー麺作りながら、酎ハイおかわり、酎ハイおかわりってね…忙しいんですよ。」
店主のトークを聞いているうちにいつのまにか完食。
スープ割りを頼んだ。
出てきたスープ割りにはネギが浮かぶ。
つけ汁は甘く、酸っぱい。
一味唐辛子は入っているが、辛味はあまり感じず、甘酸っぱさが勝つ。
魚介系ダシは感じるが動物系ダシが少し弱い…
しかし、スープ割りすると甘酸っぱさが緩和され、魚介風味が強まって美味しくなった。
麺は自家製の中太ストレート。
切り歯17番くらいの太さで、それなりに旨味もあるし、モチッとした食感も悪くない。
チャーシューは柔らかく、臭みもなく、無難。
特別のものがあるわけではないけれど、近くにあればまた食べてみたいと思う一杯だった。
しかし、この店主!普段は無口なくせに、食い付き、喋り出すと止まらない…
でも、根は正直で真面目で面白い男。
的場浩司や中村繁之のサインがあったので、ここに来たのか聞いてみると…
「いや、これ、Vシネマの撮影が錦糸町のフィリピンパブであって、前の店主が芸能界の知り合いに頼まれて、スープに麺を持ち込んで、そこで作ったんだ。」
「店に来てもらったわけじゃないけど、ただサインもらったわけじゃない…食べてもらってサインくれたんだから、インチキじゃないよ…」

時計は12時を回り、Yシャツ、スーツ姿のサラリーマンがドヤドヤと入ってきたのを機に席を立った。
つけ麺の味もさることながら、この店主のトークを聞きたい人は一度どうぞ…
ちなみに、「ヒロシです」のこの新店主の名前を聞いたら、こんな答えが返ってきた…
「ヒロキです…」
住所:東京都墨田区東向島2-14-3
電話:不明
営業時間:11:00~14:30/18:30~翌1:00
定休日:無休
アクセス:東武伊勢崎線曳舟駅より徒歩1分。西口改札を出て左の路地を入ってすぐ左側
メニュー:らー麺…600円/大盛りらー麺…700円/チャーシュー麺…800円/あっさり麺…600円
つけ麺…600円/大盛りつけ麺…700円/チャーシューつけ麺…800円
みそらー麺…700円/チャーシューみそらー麺…900円
みそつけ麺…700円/みそチャーシューつけ麺…900円
大盛…100円/特盛…200円/餃子…250円
好み度:大盛りつけ麺

接客・サービス

2007.05.28
つけ麺 目黒屋【七】
訪問日:2007年5月28日(月)

本日、月曜日は「つけ麺 目黒屋」の「濃厚デー」。
魚介を一切使わない動物系だけの濃厚スープが楽しめる日!

先週の水曜日、こちら目黒店主の師匠である小林マスターの店「必勝軒」に、やはり同じ趣向のスープを出す日に行ったら、何と53人待ちの行列ができていた。
こちらは、さすがにそこまでの行列はないだろうけど、あまり長い間待つのも嫌だし…
そんなわけで、15時閉店の30分位前なら空いているだろうと向かった。
店に着いたのは14時25分…
席は2席空いている。
目論み通り!
並ばずに入れたのははじめてだ!
券売機で「冷つけめん」と「大盛り」の券を買い、目黒店主に券を渡す。

直後に、常連さんらしきお客さんが来店すると…
「すいません!今、つけ麺の麺終わっちゃったんですよ…」と目黒店主。
「ラーメンの細麺でならつけ麺作れますけど…」
「私もたまに食べますけど、喉越しがよくて、うまいですよ!」とPR。
「じゃあ、細麺で作って!」と常連さん。
この方、今年1月から来るようになり、もう30回以上「つけ麺」を食べに通っていると話していたし…
よほど気に入ったんだね。
その後、すぐ一人が来店。
このお兄ちゃんのお客さんにも、太麺終了を詫び、細麺でなら「つけ麺」を作るこてはできることを説明。
しかし、こちらの人は…
「じゃあ、俺、ラーメンにする…」
続いて、お客さんが来て、「ラーメン」の券を渡したところで、「材料切れ」閉店…
時刻は14時31分…

危ない!危ない!
もう少し遅かったら…
「つけ麺」を食べられないどころか、何も食べられないところだった…
その差、わずか6分…
船橋駅から乗った東武野田線に一本乗り遅れたら、次の電車は10分後の出発だったから、アウト!
マジで危なかった…
皆さんもギリギリに来るのはギャンブルになるので注意しましょう!
でも、何とか幸いなことに最後の「つけ麺」を食べることができた。
麺を茹で上げると、冷水にさらし、洗う目黒店主。
つけダレは冷めないように湯煎したバットの中で温めたものを出す。
本日「濃厚デー」最後の一杯になる「つけ麺」ができた!


「すごい麺の量!」
思わず口走ると…
目黒店主から「すのこを引いて底上げしてますから多く見えますけど、冷つけならいけますよ。温つけだと、キツイですけど…」
「冷つけめん」の大盛りの場合、水切りはしても多少水が底に残るのでこうしているそう。
「東池袋大勝軒」系の店では最後の方の麺は水浸しになっていて、ふやけてしまっているから、この配慮は嬉しいな。
麺は相変わらずうまい!
この軽くウェーブがかった切り歯14番の太麺は、小麦粉の風味を感じられる美味しい麺だ。
この多加水の麺は、モチモチした食感もよく、つけ麺に最適な麺だと思う。
つけ汁は、豚骨と鶏のダシの旨味が炊きだされた濃厚な味。
野菜の甘味も感じる。
普段の鰹節風味の魚介系ダシがブレンドされたスープが好きだったけど、この動物系だけのスープもいい!
ぜんぜんくどくないし!
これは、師匠の店と同じで、豚骨だけでなく、鶏ガラ、モミジ、丸鶏を使ってダシを摂っているからだね。
師匠の店との違いは、あそこまでドロドロに濃厚にしていないこと。
それに、あまり「しょっぱく」ないこと。
「必勝軒」のつけ汁は、少ししょっぱい。
麺をつけて食べるには問題ないが、スープ割りして飲んだときに、少し「しょっぱく」感じることがある。
しかし、ここのは、特に今日のは、「しょっぱさ」を微塵も感じさせなかった。
目黒店主の言う「これ以上、濃厚にしたら、自分が食べられない…」というこの濃厚さ加減も食べやすくて悪くない。
より濃厚なものを求めるなら「必勝軒」。
ほどよい濃厚さなら「つけ麺 目黒屋」という選択肢もこれからはできそうだ。
大盛りの450gあった麺も、スルスルと胃に収まり、最後のスープ割りをお願いする。
しかし、このスープ割り!
メチャメチャうまい!
スープがマイルドになって非常に飲みやすい。
さっぱりした飲み口に変わったので、魚介系ダシを加えたスープで割ったのかと尋ねたけど、動物系オンリーのスープだと言う…
どうしたら動物系だけでこんな飲みやすくおいしいスープができるのか!?
一度、体感してみてください。
帰り際、必勝軒修業時代の目黒店主の写真を発見。

この写真、当時、必勝軒の夜の営業時間に、遊びで「目黒屋」という提灯を出して「居酒屋」をやっていたときに撮ったものだそう。
今は忙しくやっていないそうだけど…
最後に目黒店主ご夫妻の美男美女のツーショット写真も撮らせていただき、お腹いっぱいになって店を後にした…

次回は、常連さんが食べて「美味しい!」と言っていた「ラーメン」用に熟成させた切り歯17番の中太麺を合わせたレギュラーの魚介風味の「冷つけめん」で食べてみたいな…
PS 月曜日の【濃厚デー】に来れない皆様への朗報!
月曜日以外でも、濃厚スープを10杯分程度用意しているということでしたので…
ただし、早めに来店されることが必要です!


住所:千葉県鎌ヶ谷市馬込沢3-22
電話:047-430-5005
営業時間:11:30~15:00(麺がなくなり次第閉店)
定休日:水曜日
交通アクセス:東武野田線馬込沢駅西口より北西へ徒歩3分
メニュー:冷つけめん…700円/温つけめん…750円/小冷つけめん…650円/小温つけめん…700円/つけ麺大盛り増し…100円
ラーメン…650円/小ラーメン…600円/お子さまラーメン…450円/ラーメン替え玉…100円
好み度:【濃厚デー】冷つけめん
接客・サービス

本日、月曜日は「つけ麺 目黒屋」の「濃厚デー」。
魚介を一切使わない動物系だけの濃厚スープが楽しめる日!

先週の水曜日、こちら目黒店主の師匠である小林マスターの店「必勝軒」に、やはり同じ趣向のスープを出す日に行ったら、何と53人待ちの行列ができていた。
こちらは、さすがにそこまでの行列はないだろうけど、あまり長い間待つのも嫌だし…
そんなわけで、15時閉店の30分位前なら空いているだろうと向かった。
店に着いたのは14時25分…
席は2席空いている。
目論み通り!
並ばずに入れたのははじめてだ!
券売機で「冷つけめん」と「大盛り」の券を買い、目黒店主に券を渡す。

直後に、常連さんらしきお客さんが来店すると…
「すいません!今、つけ麺の麺終わっちゃったんですよ…」と目黒店主。
「ラーメンの細麺でならつけ麺作れますけど…」
「私もたまに食べますけど、喉越しがよくて、うまいですよ!」とPR。
「じゃあ、細麺で作って!」と常連さん。
この方、今年1月から来るようになり、もう30回以上「つけ麺」を食べに通っていると話していたし…
よほど気に入ったんだね。
その後、すぐ一人が来店。
このお兄ちゃんのお客さんにも、太麺終了を詫び、細麺でなら「つけ麺」を作るこてはできることを説明。
しかし、こちらの人は…
「じゃあ、俺、ラーメンにする…」
続いて、お客さんが来て、「ラーメン」の券を渡したところで、「材料切れ」閉店…
時刻は14時31分…

危ない!危ない!
もう少し遅かったら…
「つけ麺」を食べられないどころか、何も食べられないところだった…
その差、わずか6分…
船橋駅から乗った東武野田線に一本乗り遅れたら、次の電車は10分後の出発だったから、アウト!
マジで危なかった…
皆さんもギリギリに来るのはギャンブルになるので注意しましょう!
でも、何とか幸いなことに最後の「つけ麺」を食べることができた。
麺を茹で上げると、冷水にさらし、洗う目黒店主。
つけダレは冷めないように湯煎したバットの中で温めたものを出す。
本日「濃厚デー」最後の一杯になる「つけ麺」ができた!


「すごい麺の量!」
思わず口走ると…
目黒店主から「すのこを引いて底上げしてますから多く見えますけど、冷つけならいけますよ。温つけだと、キツイですけど…」
「冷つけめん」の大盛りの場合、水切りはしても多少水が底に残るのでこうしているそう。
「東池袋大勝軒」系の店では最後の方の麺は水浸しになっていて、ふやけてしまっているから、この配慮は嬉しいな。
麺は相変わらずうまい!
この軽くウェーブがかった切り歯14番の太麺は、小麦粉の風味を感じられる美味しい麺だ。
この多加水の麺は、モチモチした食感もよく、つけ麺に最適な麺だと思う。
つけ汁は、豚骨と鶏のダシの旨味が炊きだされた濃厚な味。
野菜の甘味も感じる。
普段の鰹節風味の魚介系ダシがブレンドされたスープが好きだったけど、この動物系だけのスープもいい!
ぜんぜんくどくないし!
これは、師匠の店と同じで、豚骨だけでなく、鶏ガラ、モミジ、丸鶏を使ってダシを摂っているからだね。
師匠の店との違いは、あそこまでドロドロに濃厚にしていないこと。
それに、あまり「しょっぱく」ないこと。
「必勝軒」のつけ汁は、少ししょっぱい。
麺をつけて食べるには問題ないが、スープ割りして飲んだときに、少し「しょっぱく」感じることがある。
しかし、ここのは、特に今日のは、「しょっぱさ」を微塵も感じさせなかった。
目黒店主の言う「これ以上、濃厚にしたら、自分が食べられない…」というこの濃厚さ加減も食べやすくて悪くない。
より濃厚なものを求めるなら「必勝軒」。
ほどよい濃厚さなら「つけ麺 目黒屋」という選択肢もこれからはできそうだ。
大盛りの450gあった麺も、スルスルと胃に収まり、最後のスープ割りをお願いする。
しかし、このスープ割り!
メチャメチャうまい!
スープがマイルドになって非常に飲みやすい。
さっぱりした飲み口に変わったので、魚介系ダシを加えたスープで割ったのかと尋ねたけど、動物系オンリーのスープだと言う…
どうしたら動物系だけでこんな飲みやすくおいしいスープができるのか!?
一度、体感してみてください。
帰り際、必勝軒修業時代の目黒店主の写真を発見。

この写真、当時、必勝軒の夜の営業時間に、遊びで「目黒屋」という提灯を出して「居酒屋」をやっていたときに撮ったものだそう。
今は忙しくやっていないそうだけど…
最後に目黒店主ご夫妻の美男美女のツーショット写真も撮らせていただき、お腹いっぱいになって店を後にした…

次回は、常連さんが食べて「美味しい!」と言っていた「ラーメン」用に熟成させた切り歯17番の中太麺を合わせたレギュラーの魚介風味の「冷つけめん」で食べてみたいな…
PS 月曜日の【濃厚デー】に来れない皆様への朗報!
月曜日以外でも、濃厚スープを10杯分程度用意しているということでしたので…
ただし、早めに来店されることが必要です!


住所:千葉県鎌ヶ谷市馬込沢3-22
電話:047-430-5005
営業時間:11:30~15:00(麺がなくなり次第閉店)
定休日:水曜日
交通アクセス:東武野田線馬込沢駅西口より北西へ徒歩3分
メニュー:冷つけめん…700円/温つけめん…750円/小冷つけめん…650円/小温つけめん…700円/つけ麺大盛り増し…100円
ラーメン…650円/小ラーメン…600円/お子さまラーメン…450円/ラーメン替え玉…100円
好み度:【濃厚デー】冷つけめん

接客・サービス

2007.05.24
麺乃屋【弐】
訪問日:2007年5月24日(木)

5月の大阪出張第二弾。
2軒目に訪れたラーメン店は「麺乃屋」。
「上六」こと、上本町六丁目にある近鉄「上本町」駅が最寄り駅の店。
しかし、「洛二神」のある最寄り駅の「天六」(天神橋六丁目駅)もそうだけど、大阪人は言葉を略す傾向があるよね…
私は、大阪市営地下鉄谷町線の谷町九丁目駅から行ったけど、これも「谷九」って言うのかな?
こちらの店も昨年の春に一度来店して、「ひやあつ十八番」という醤油味の「つけめん」をいただいている。
ちなみに、「ひやあつ十八番」の「ひやあつ」とは、冷たい麺に熱いスープの意で、「十八番」は、麺を切る切り歯の番手のこと。
「ひやひや十六番」という「味噌つけめん」もあって、こちらは、冷たい麺にスープで、16番の切り歯になる。
この切り歯、番号が小さいものを使えば使うほど、麺は太くなっていく。
詳しい解説は「洛二神」のところで解説しているので、興味のある方はご覧ください。
店に入ると、木の温もりが感じるウッディなインテリアで、低くジャズが流れている…
間接照明でやや暗めの店内は落ち着いた雰囲気の大人の隠れ家といった感じだ。
先客は5名。
まず、ビールと、あて(つまみ)に「すじ煮込み」と「鶏ポン酢」をオーダー。

このアテ(関東ではつまみ)…
100円と180円だよ!
量は少ないけどメチャ安い!
味もよく、値段とともに大満足!

それに、私は注文しなかったけど、キムチも小皿一皿までは無料!
二皿目からでも50円なので…
これもお得!
その他、目の前で揚げていた鶏の唐揚げやパリッと焼き上がった餃子等、この店は美味しそうなサイドメニューの宝庫。
また、夜にゆっくり来てみたくなる…
ビールを飲んでる途中で、「紀州梅塩らーめん」を追加で注文。
本当は醤油味の「麺乃屋らーめん」元味か新味がおすすめらしいんだけど、入口にあった写真付きのメニューを見て、この「紀州梅塩らーめん」に一目惚れしたんだよね。

ここは確か家族でやってるはずなんだけど、今日、店に出てるのはお兄ちゃんとお姉ちゃんの二人だね。
前に来たときは、年配のお父さんが「つけめん」を作ってくれたけど、今日は、ラーメン作るのはお兄ちゃんの役目。
手慣れた手つきでテボをさっと上げ、麺の湯切りをするお兄ちゃん。
具を盛り付け、「紀州梅塩らーめん」の完成!


梅干しの果肉にプチトマト
他の具は貝割れ、ネギ、大葉、メンマ、チャーシュー、ブロッコリーの芽。
いろどりも鮮やかなラーメンだ。
沖縄産塩を使い、紀州鶏に宗田節、サンマを加えたというスープは、塩の尖りなどない、いい塩梅の塩スープ。
なかなか美味しい!
ただ、ちょっとおとなしすぎるというか、さっぱりしすぎると感じるかもしれない…
鶏の出汁はよく出ているので、鶏油か何かでコクを出せばもっとよくなる!
麺は、滑らかな舌触りの平打ち麺。
やや柔らかめの麺だが、紐皮うどんを食べているようなこの食感はいい!
ただ、スープとは少し絡みにくいかな…
具のペースト状の梅果肉はよくこのラーメンには合っている。
やや酸味のあるブチトマトも飾りとしてではなく、塩スープとの相性は悪くない。
大葉の香りもいい。
チャーシューは、スープの邪魔をしない薄味の味付けで、やわらかくおいしい!
チャーシューはビールの「アテ」にして食べるのもよさそうだ。
特別なインパクトのないスープと麺だったが、締めのラーメンに食べるのには最適!
この落ち着いた店の雰囲気も好きだし…
また、今度も夜に来てみよう!

住所:大阪府大阪市中央区上本町西5-1-6 寛永ビル 1F
電話:06-6761-9117
営業時間:11:30~14:30/18:00~23:30(日曜、連休の最終日は~22:00、売り切れ次第閉店)
定休日:月曜、第3火曜
アクセス:近鉄・上本町駅8番出口を出て上町筋を北に進み上本町5南の交差点の先の水道局のちょっと先の左側徒歩3分
メニュー:麺乃家らーめん(元味)…650円/麺乃家らーめん(新味)…650円/みそらーめん<ぴり辛>…750円/梅塩らーめん…750円
ひやあつ十八番(つけ麺)…750円/ひやあつ十六番(みそつけ麺<ぴり辛>)…750円
好み度:紀州梅塩らーめん
接客・サービス

5月の大阪出張第二弾。
2軒目に訪れたラーメン店は「麺乃屋」。
「上六」こと、上本町六丁目にある近鉄「上本町」駅が最寄り駅の店。
しかし、「洛二神」のある最寄り駅の「天六」(天神橋六丁目駅)もそうだけど、大阪人は言葉を略す傾向があるよね…
私は、大阪市営地下鉄谷町線の谷町九丁目駅から行ったけど、これも「谷九」って言うのかな?
こちらの店も昨年の春に一度来店して、「ひやあつ十八番」という醤油味の「つけめん」をいただいている。
ちなみに、「ひやあつ十八番」の「ひやあつ」とは、冷たい麺に熱いスープの意で、「十八番」は、麺を切る切り歯の番手のこと。
「ひやひや十六番」という「味噌つけめん」もあって、こちらは、冷たい麺にスープで、16番の切り歯になる。
この切り歯、番号が小さいものを使えば使うほど、麺は太くなっていく。
詳しい解説は「洛二神」のところで解説しているので、興味のある方はご覧ください。
店に入ると、木の温もりが感じるウッディなインテリアで、低くジャズが流れている…
間接照明でやや暗めの店内は落ち着いた雰囲気の大人の隠れ家といった感じだ。
先客は5名。
まず、ビールと、あて(つまみ)に「すじ煮込み」と「鶏ポン酢」をオーダー。

このアテ(関東ではつまみ)…
100円と180円だよ!
量は少ないけどメチャ安い!
味もよく、値段とともに大満足!

それに、私は注文しなかったけど、キムチも小皿一皿までは無料!
二皿目からでも50円なので…
これもお得!
その他、目の前で揚げていた鶏の唐揚げやパリッと焼き上がった餃子等、この店は美味しそうなサイドメニューの宝庫。
また、夜にゆっくり来てみたくなる…
ビールを飲んでる途中で、「紀州梅塩らーめん」を追加で注文。
本当は醤油味の「麺乃屋らーめん」元味か新味がおすすめらしいんだけど、入口にあった写真付きのメニューを見て、この「紀州梅塩らーめん」に一目惚れしたんだよね。

ここは確か家族でやってるはずなんだけど、今日、店に出てるのはお兄ちゃんとお姉ちゃんの二人だね。
前に来たときは、年配のお父さんが「つけめん」を作ってくれたけど、今日は、ラーメン作るのはお兄ちゃんの役目。
手慣れた手つきでテボをさっと上げ、麺の湯切りをするお兄ちゃん。
具を盛り付け、「紀州梅塩らーめん」の完成!


梅干しの果肉にプチトマト
他の具は貝割れ、ネギ、大葉、メンマ、チャーシュー、ブロッコリーの芽。
いろどりも鮮やかなラーメンだ。
沖縄産塩を使い、紀州鶏に宗田節、サンマを加えたというスープは、塩の尖りなどない、いい塩梅の塩スープ。
なかなか美味しい!
ただ、ちょっとおとなしすぎるというか、さっぱりしすぎると感じるかもしれない…
鶏の出汁はよく出ているので、鶏油か何かでコクを出せばもっとよくなる!
麺は、滑らかな舌触りの平打ち麺。
やや柔らかめの麺だが、紐皮うどんを食べているようなこの食感はいい!
ただ、スープとは少し絡みにくいかな…
具のペースト状の梅果肉はよくこのラーメンには合っている。
やや酸味のあるブチトマトも飾りとしてではなく、塩スープとの相性は悪くない。
大葉の香りもいい。
チャーシューは、スープの邪魔をしない薄味の味付けで、やわらかくおいしい!
チャーシューはビールの「アテ」にして食べるのもよさそうだ。
特別なインパクトのないスープと麺だったが、締めのラーメンに食べるのには最適!
この落ち着いた店の雰囲気も好きだし…
また、今度も夜に来てみよう!

住所:大阪府大阪市中央区上本町西5-1-6 寛永ビル 1F
電話:06-6761-9117
営業時間:11:30~14:30/18:00~23:30(日曜、連休の最終日は~22:00、売り切れ次第閉店)
定休日:月曜、第3火曜
アクセス:近鉄・上本町駅8番出口を出て上町筋を北に進み上本町5南の交差点の先の水道局のちょっと先の左側徒歩3分
メニュー:麺乃家らーめん(元味)…650円/麺乃家らーめん(新味)…650円/みそらーめん<ぴり辛>…750円/梅塩らーめん…750円
ひやあつ十八番(つけ麺)…750円/ひやあつ十六番(みそつけ麺<ぴり辛>)…750円
好み度:紀州梅塩らーめん

接客・サービス

2007.05.24
中華そば カドヤ食堂【弐】
訪問日:2007年5月24日(木)

5月の大阪出張第二弾。
今回1軒目に訪れたラーメン店は「カドヤ食堂」。
こちらは、全国一のラーメン店を決めるテレビ番組の企画で大阪代表で出場した店だ。
【カスペ! 美味しんぼ塾 ラーメン道〜日本全県グランプリ〜】
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2007/07-009.html
「カドヤ食堂」という店名は、元々、食堂をやっていて、ラーメンが美味しいと評判になり…
ラーメン専門店に転身した後も屋号を引き継いで使っているため。
昼の12時8分…
店の前まで来たところ、行列していた…
昼休みの一番混む時間帯とはいえ、9人待ち。
私も行列に加わる。

結局、30分待たされて入店。
メニューを見て、「中華そば」にするか「煮干しそば」にするか迷ったけど…
注文を取りにきた女性店員さんにおすすめを聞くと、「うちは中華そばが一番のおすすめです。」ときっぱり答えるので…
基本の「中華そば」に決定!

実は、こちらには昨年の夏に一度来ていて、そのときは「つけそば」をいただいた。
さっぱりといただけるつけ汁で、暑い大阪の夏にはうってつけのメニューだった。
トッピングの豚足がうまいと評判だったけど、そのときは残念ながら売り切れ…
注文してから10分ほどして「中華そば」が出てきた…
少し待たせすぎだな…
事前に注文を取る等、工夫が必要だと思った…


スープは醤油味のやさしい東京ラーメンといった感じだ。
しかし、高級素材の名古屋コーチン、白金豚の豚骨を使用したという動物系出汁に加えて…
青森産イワシの焼節、気仙沼薫製サンマ節、道南真昆布等の厳選した魚介系出汁もよく溶け込んだスープは、コクがあって味わい深い。
醤油もまろやかで…
なんとも…
しみじみとうまい。
やや柔らかめに茹でられたこの手打ち麺のような中細の平打ち麺は、このスープにはよく合っている。
ただ、厚切りのものが2枚入った自慢の岩手産「白銀(プラチナ)ポーク」の豚バラ肉の巻きチャーシューは、やや臭みがあり、硬く、イマイチだった…
穂先メンマも、私は好きで悪くはなかったが、なぜか硬かったのが気になった…
しかし、もっと気になったのが、麺の量の少なさとトッピングの値段の高さ。
麺は「つけそば」は増量できたが、「中華そば」他の汁そば類は不可。
「替え玉」もできない。
ただ、代わりに「替え飯」なるものが用意され、「中華そばのスープに入れてお召し上がりください。」ということらしいのだが…
どうもこれが気に入らない。
なら、「替え玉」させてよと言いたいし…
それに、このあっさりしたスープにご飯を入れて、美味しいのかも疑問…
もちろん、「豚飯」、「メンマ飯」のサイドメニューもあり、サイドメニューのハーフサイズ程度のものを「中華そば」と組み合わせた「本日のサービス定食」もある。
それに、大阪では定番の「白飯」とセットになった「そば定食」もある。
これらを食べてお腹を満たせばよいのかもしれないけど…
できれば、もっと麺を食べたかったし…
結果的には、今日のチャーシューにメンマの出来はイマイチだったかもしれないけど、麺が増量できないなら、これらをトッピングしたかった…
しかし、トッピングの価格が高すぎ!
チャーシュー増し400円。メンマ増し200円。
チャーシューにしてもメンマにしても特別のものを使っているので、原価が高くなるのはわかる。
ただ、ちょっと割高に感じて、トッピングするのを躊躇われた…
「替え玉」するには、厨房がクローズで客席と離れているのでやりにくいこと…
「替え玉」すれば、その分時間がかかり、待たせているお客さんをさらに待たせることにもなる。
そんな事情から「替え玉」はやりたくてもできないのかもしれない。
「大盛り」にできない?
あるいはしたくない事情も店側にはあるのかもしれない。
ラーメン丼のサイズが小さいからか?
店主のこだわりから、大盛りにするとスープと麺のバランスが崩れておいしく食べられないと思っているのか?
真実は店主が不在でわからなかったけど…
食べ放題のザーサイのはよかった…

でも、スープに麺は美味しかったので、もう少し麺を食べたかったのが本音…

住所:大阪府大阪市鶴見区鶴見4-1-18
電話:06-6933-9323
営業時間:11:30~16:00/18:00~21:00(スープ切れ次第終了)
定休日:月曜、第3火曜
アクセス:大阪市営地下鉄鶴見緑地線「今福鶴見駅」3番出口から北へ徒歩2分
メニュー:中華そば…680円/塩そば…700円/煮干し醤油…780円/特製つけそば…750円/特製つけそば(大)…850円/特製つけそば(特盛)…950円/かけそば定食…830円/かけそば定食(塩)…850円、替めし…150円
焼豚大盛り…400円、メンマ大盛り…200円
好み度:中華そば
接客・サービス

5月の大阪出張第二弾。
今回1軒目に訪れたラーメン店は「カドヤ食堂」。
こちらは、全国一のラーメン店を決めるテレビ番組の企画で大阪代表で出場した店だ。
【カスペ! 美味しんぼ塾 ラーメン道〜日本全県グランプリ〜】
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2007/07-009.html
「カドヤ食堂」という店名は、元々、食堂をやっていて、ラーメンが美味しいと評判になり…
ラーメン専門店に転身した後も屋号を引き継いで使っているため。
昼の12時8分…
店の前まで来たところ、行列していた…
昼休みの一番混む時間帯とはいえ、9人待ち。
私も行列に加わる。

結局、30分待たされて入店。
メニューを見て、「中華そば」にするか「煮干しそば」にするか迷ったけど…
注文を取りにきた女性店員さんにおすすめを聞くと、「うちは中華そばが一番のおすすめです。」ときっぱり答えるので…
基本の「中華そば」に決定!

実は、こちらには昨年の夏に一度来ていて、そのときは「つけそば」をいただいた。
さっぱりといただけるつけ汁で、暑い大阪の夏にはうってつけのメニューだった。
トッピングの豚足がうまいと評判だったけど、そのときは残念ながら売り切れ…
注文してから10分ほどして「中華そば」が出てきた…
少し待たせすぎだな…
事前に注文を取る等、工夫が必要だと思った…


スープは醤油味のやさしい東京ラーメンといった感じだ。
しかし、高級素材の名古屋コーチン、白金豚の豚骨を使用したという動物系出汁に加えて…
青森産イワシの焼節、気仙沼薫製サンマ節、道南真昆布等の厳選した魚介系出汁もよく溶け込んだスープは、コクがあって味わい深い。
醤油もまろやかで…
なんとも…
しみじみとうまい。
やや柔らかめに茹でられたこの手打ち麺のような中細の平打ち麺は、このスープにはよく合っている。
ただ、厚切りのものが2枚入った自慢の岩手産「白銀(プラチナ)ポーク」の豚バラ肉の巻きチャーシューは、やや臭みがあり、硬く、イマイチだった…
穂先メンマも、私は好きで悪くはなかったが、なぜか硬かったのが気になった…
しかし、もっと気になったのが、麺の量の少なさとトッピングの値段の高さ。
麺は「つけそば」は増量できたが、「中華そば」他の汁そば類は不可。
「替え玉」もできない。
ただ、代わりに「替え飯」なるものが用意され、「中華そばのスープに入れてお召し上がりください。」ということらしいのだが…
どうもこれが気に入らない。
なら、「替え玉」させてよと言いたいし…
それに、このあっさりしたスープにご飯を入れて、美味しいのかも疑問…
もちろん、「豚飯」、「メンマ飯」のサイドメニューもあり、サイドメニューのハーフサイズ程度のものを「中華そば」と組み合わせた「本日のサービス定食」もある。
それに、大阪では定番の「白飯」とセットになった「そば定食」もある。
これらを食べてお腹を満たせばよいのかもしれないけど…
できれば、もっと麺を食べたかったし…
結果的には、今日のチャーシューにメンマの出来はイマイチだったかもしれないけど、麺が増量できないなら、これらをトッピングしたかった…
しかし、トッピングの価格が高すぎ!
チャーシュー増し400円。メンマ増し200円。
チャーシューにしてもメンマにしても特別のものを使っているので、原価が高くなるのはわかる。
ただ、ちょっと割高に感じて、トッピングするのを躊躇われた…
「替え玉」するには、厨房がクローズで客席と離れているのでやりにくいこと…
「替え玉」すれば、その分時間がかかり、待たせているお客さんをさらに待たせることにもなる。
そんな事情から「替え玉」はやりたくてもできないのかもしれない。
「大盛り」にできない?
あるいはしたくない事情も店側にはあるのかもしれない。
ラーメン丼のサイズが小さいからか?
店主のこだわりから、大盛りにするとスープと麺のバランスが崩れておいしく食べられないと思っているのか?
真実は店主が不在でわからなかったけど…
食べ放題のザーサイのはよかった…

でも、スープに麺は美味しかったので、もう少し麺を食べたかったのが本音…

住所:大阪府大阪市鶴見区鶴見4-1-18
電話:06-6933-9323
営業時間:11:30~16:00/18:00~21:00(スープ切れ次第終了)
定休日:月曜、第3火曜
アクセス:大阪市営地下鉄鶴見緑地線「今福鶴見駅」3番出口から北へ徒歩2分
メニュー:中華そば…680円/塩そば…700円/煮干し醤油…780円/特製つけそば…750円/特製つけそば(大)…850円/特製つけそば(特盛)…950円/かけそば定食…830円/かけそば定食(塩)…850円、替めし…150円
焼豚大盛り…400円、メンマ大盛り…200円
好み度:中華そば

接客・サービス

2007.05.23
必勝軒【壱拾】
訪問日:2007年5月23日(水)

今日は、こちら「必勝軒」に着いて、いきなりすごいものを見てしまった。
行列が店の前の広い待合スペースからはみ出し、店の前の「まろにえ通り」にまで延びている。
並んでいる人の人数を数えたら、何と53人!
私の並んだ「必勝軒」、いや、今まで並んだラーメン店行列でも、当時、人気最高潮のときの中野の「青葉」本店に次ぐ記録だ。

今日はさすがにあきらめようかと思ったけど、ちょうど十数名のお客さんが総入れ替え状態のように出てきたので並んでみようかと思った…
この店、待っている間に注文を入れ、小林マスターの経験による独特の「もりそば」、「ラーメン」を作り、出す順番により、結果的に後先は出るものの、お客さんへの提供時間は早くなり、回転がいい。
でも、この人数である…
どれくらい待つのだろうか?
「動物系濃厚スープの日」の行列はすごいとは聞いていた…
しかし、水曜日限定だったものが、火曜日も増えて2日になり、分散された。
なのに、この行列…
陽が照り、ジリジリと暑い…
もう夏と言ってもいい日差しが肌を刺す。
いつもの店員さんが店から出てきてご婦人に日傘を差し出す。
カップルで来ていた女性にも…
さすが!こんなところにも気を配れるんだね。
この店は…
感心してたら、店員さんの清水さんが注文を取りにきた。
「ラーメン」を「多め」で注文!
しかし、こちらの店の店員さんは、清水さんにしても、石橋さんにしても、注文を取るときにも気遣いができる人たちだ。
今日も、私の前に並んでいた年配のお客さんが「ラーメン」を注文したときにも…
「本日のスープはかなり濃厚なスープになっておりますがよろしいでしょうか?」
「麺の量も、普通のお店と比べて多いです。少なめもご用意しております。いかがいたしましょうか?」とさり気なく聞いていた。

本当、こちらの店は、真にお客さんのことを考えてサービスをさり気なく行える…
以前のブログでも紹介した通り、小林マスターの接客態度やサービス魂が従業員にまで徹底されている。
たから、味ももちろんいいけど、気持ちよく食べられるので、並んでも、また来たいと思わせる。
サービスなんて関係ない!
最近、有名になって、商売の基本を忘れている店も何店か目にしている。
従業員教育もできていない、お客に横柄な態度をとる店員のいる店も見てきた…
そういう店は、最初、お客さんが入らず苦労した当時のことを思い出してほしい…
そして、この「必勝軒」の接客サービスを見習って、初心に還ってほしいと切に願う…
結局、13時ジャストに並び始めて、席に着けたのは、14時2分に閉店した後の14時10分。
ここまで1時間10分を費やした。
席に座って間もなく「ラーメン・多め」が出された。


今日のスープは、前に食べたものより濃そう…
スープがドロッとしている。
実際に飲んでも濃厚だった。
最後の方だったので、スープが煮詰まったためだろう…
しかし、これが、なんとも美味しい!
スープだけ飲むと、濃厚すぎるけど、麺といっしょに食べると最高!
それに、ここの「動物系濃厚スープの日」のスープは、豚骨だけではなく、鶏ガラ、モミジ、丸鶏に野菜を炊き込んで作っているため、まろやかで、くどさがない。
「多め」で注文した2.5玉325gもある麺がするっと胃袋に収まっていく…
チャーシューもメンマも美味しかったし、満足して完食。
残ったスープは、小林マスターにお願いして「ラーメンのスープ割り」にしてもらっていただく。

こうすると、よりスープがおいしく飲めるので、ついつい最後まで飲んでしまう。
もう、お腹が膨れて苦しい…
でも、小林マスター!
今日も美味しかったですよ!
ご馳走さまでした。

住所:千葉県習志野市津田沼2-5-9
電話:047-474-8283
営業時間:(月・火・金)11:30~14:00、18:30~21:00
(水)11:30~14:00
(土)10:00頃~150玉
(祝)10:00頃~150玉、18:30~21:00
定休日:水曜の夜、日曜、不定休あり
アクセス:JR総武線・津田沼駅南口から徒歩5分。千葉工大ぞいのマロニエ通りを直進。左側
メニュー:ラーメン…700円/チャーシューメン…950円/特製もりそば…750円/もりチャーシュー…1,000円/大盛り(4玉まで)…100円増し
好み度:ラーメン
接客・サービス

今日は、こちら「必勝軒」に着いて、いきなりすごいものを見てしまった。
行列が店の前の広い待合スペースからはみ出し、店の前の「まろにえ通り」にまで延びている。
並んでいる人の人数を数えたら、何と53人!
私の並んだ「必勝軒」、いや、今まで並んだラーメン店行列でも、当時、人気最高潮のときの中野の「青葉」本店に次ぐ記録だ。

今日はさすがにあきらめようかと思ったけど、ちょうど十数名のお客さんが総入れ替え状態のように出てきたので並んでみようかと思った…
この店、待っている間に注文を入れ、小林マスターの経験による独特の「もりそば」、「ラーメン」を作り、出す順番により、結果的に後先は出るものの、お客さんへの提供時間は早くなり、回転がいい。
でも、この人数である…
どれくらい待つのだろうか?
「動物系濃厚スープの日」の行列はすごいとは聞いていた…
しかし、水曜日限定だったものが、火曜日も増えて2日になり、分散された。
なのに、この行列…
陽が照り、ジリジリと暑い…
もう夏と言ってもいい日差しが肌を刺す。
いつもの店員さんが店から出てきてご婦人に日傘を差し出す。
カップルで来ていた女性にも…
さすが!こんなところにも気を配れるんだね。
この店は…
感心してたら、店員さんの清水さんが注文を取りにきた。
「ラーメン」を「多め」で注文!
しかし、こちらの店の店員さんは、清水さんにしても、石橋さんにしても、注文を取るときにも気遣いができる人たちだ。
今日も、私の前に並んでいた年配のお客さんが「ラーメン」を注文したときにも…
「本日のスープはかなり濃厚なスープになっておりますがよろしいでしょうか?」
「麺の量も、普通のお店と比べて多いです。少なめもご用意しております。いかがいたしましょうか?」とさり気なく聞いていた。

本当、こちらの店は、真にお客さんのことを考えてサービスをさり気なく行える…
以前のブログでも紹介した通り、小林マスターの接客態度やサービス魂が従業員にまで徹底されている。
たから、味ももちろんいいけど、気持ちよく食べられるので、並んでも、また来たいと思わせる。
サービスなんて関係ない!
最近、有名になって、商売の基本を忘れている店も何店か目にしている。
従業員教育もできていない、お客に横柄な態度をとる店員のいる店も見てきた…
そういう店は、最初、お客さんが入らず苦労した当時のことを思い出してほしい…
そして、この「必勝軒」の接客サービスを見習って、初心に還ってほしいと切に願う…
結局、13時ジャストに並び始めて、席に着けたのは、14時2分に閉店した後の14時10分。
ここまで1時間10分を費やした。
席に座って間もなく「ラーメン・多め」が出された。


今日のスープは、前に食べたものより濃そう…
スープがドロッとしている。
実際に飲んでも濃厚だった。
最後の方だったので、スープが煮詰まったためだろう…
しかし、これが、なんとも美味しい!
スープだけ飲むと、濃厚すぎるけど、麺といっしょに食べると最高!
それに、ここの「動物系濃厚スープの日」のスープは、豚骨だけではなく、鶏ガラ、モミジ、丸鶏に野菜を炊き込んで作っているため、まろやかで、くどさがない。
「多め」で注文した2.5玉325gもある麺がするっと胃袋に収まっていく…
チャーシューもメンマも美味しかったし、満足して完食。
残ったスープは、小林マスターにお願いして「ラーメンのスープ割り」にしてもらっていただく。

こうすると、よりスープがおいしく飲めるので、ついつい最後まで飲んでしまう。
もう、お腹が膨れて苦しい…
でも、小林マスター!
今日も美味しかったですよ!
ご馳走さまでした。

住所:千葉県習志野市津田沼2-5-9
電話:047-474-8283
営業時間:(月・火・金)11:30~14:00、18:30~21:00
(水)11:30~14:00
(土)10:00頃~150玉
(祝)10:00頃~150玉、18:30~21:00
定休日:水曜の夜、日曜、不定休あり
アクセス:JR総武線・津田沼駅南口から徒歩5分。千葉工大ぞいのマロニエ通りを直進。左側
メニュー:ラーメン…700円/チャーシューメン…950円/特製もりそば…750円/もりチャーシュー…1,000円/大盛り(4玉まで)…100円増し
好み度:ラーメン

接客・サービス

2007.05.22
らーめん 弥七【四】
訪問日:2007年5月22日(火)

5月21日~22日の大阪出張第1弾。
5軒目に訪れたラーメン店は「らーめん 弥七」。
私が過去食べた大阪のラーメンの中で一番好きなのがこちらの「塩ラーメン」!
東京の「人形町」で開業。
その後、地元大阪のここ「中津」に移転。
人形町時代から「塩ラーメン」の味は評判を呼び、雑誌やテレビでも取り上げられるほどだった。
大阪でも、この「塩ラーメン」の味は受け入れられ、「大阪ウォーカー」の新人賞等を受賞。
「いらち」な大阪人気質から、ラーメン店では極めて珍しい行列のできる店になっていて、これは味にうるさい大阪人を魅了している証拠でもある。
しかし、昨年は3回訪問したけど、最後の訪問はもう一年以上前…
久しぶりにやってきた。
店に入ると、あれっ!店主と同じような顔した人がいるよ…
兄弟?
厨房には、この二人だけで、いつも居た店主の奥様の姿は見えない…
アタッシュケースが重たかったので、一つ空いていたカウンター席の後ろに置きに行ったら、「先に食券お願いします!」
券売機の前に立ち、「塩ラーメン」の券を買おうかとしたら、赤い目立つボタンに「夜限定 大人の旨辛」の文字が…

5月の夜限定メニューだと言う、この「大人の旨辛」!
ついつい釣られて赤ボタンを押し、「中盛り」のボタンも押してしまった…。
こちらのラーメンの麺の量は1玉140g。
中盛りは1.5玉で210g。大盛りは2玉で280g。
なので、私はいつも中盛りにしている。
兄弟に食券を渡し、「大人の旨辛」ができるのを待つ。
店内の壁はサイン色紙だらけ。
誰のサインかわからなかったけど、新しい色紙も増えていたね。
店主は、去年と変わらないメッシュ入りのモヒカンヘアー!
小さな扇風機は昨年と変わらない場所に置かれ、汗をかきながら相変わらず厨房を所狭しと動き回っている。
先客は7人。
しかし、帰りには外で3人待ちになっていた。
夜の営業も盛況だね。
「大人の旨辛」ができた!


しかし、この真っ赤なスープのビシュアル…
すごく辛そう!
実際、スープを飲んだら、やはり辛い!
しかも、想像以上に辛い!
しかし、不思議なことに甘味も感じ、旨味も感じる。実に複雑極まりない味のスープだ。
基本は「醤油らーめん」ベースで、そこに、辣油、にんにく、胡麻ペースト等で作ったと思われる特製ダレを加えていた。
しかも大量に!
たから、「坦々麺」と言ってもいいのかもしれないけど…
何しろ辣油の量がハンパじゃない!
肌から汗が吹き出す。
店主が先客の食べた食器を下げにきたので、「メチャ辛いですね。」と言うと、「辛いけど、うまいでしょう!?」とニコリ。
確かにスープには旨味がある。
豚骨、鶏ガラを炊きだしてつくったクリーミーなスープに煮干し、鯖節等の魚介風味に昆布、干し椎茸といった和風ダシのフレーバーがプラスされたスープ。
強烈な辣油の辛味をしても消せないスープの旨味!
この強烈に辛いスープの中でも、コシのある歯応えを保っていた自家製麺の存在も大きい。
賽の目に切られた芳ばしい炙りチャーシューはメチャうまいし、白髪ネギのシャキシャキ感もいい。
大きめにみじん切りされた玉葱の甘味もこの強烈に辛いスープには合っている。
結局、「辛い!辛い!」と言いながらも、最後までスープを飲み干し完食。
帰り際、「たまには、暑い季節、こういうのを食べて汗かくのもいいでしょ!」と店主に問われ、頷かざるを得なかった…
確かに旨い。辛い。
だから「旨辛」!
辛いのが好きな人には特に…
そうでない人も、辛いですけどおすすめです!

住所:大阪府大阪市北区豊崎3-4-8
電話:06-6373-0035
営業時間:11:00~14:00/18:00~21:00
定休日:土曜・日曜・祝日
アクセス:地下鉄御堂筋線中津駅1番出口から東へ。4筋目を越えた右側。徒歩3分
メニュー:醤油らーめん…650円/醤油ちゃーしゅーめん…900円
塩らーめん…700円/塩ちゃーしゅーめん…950円
麺の中盛(0.5玉増し)…70円/麺の大盛(1玉増し)…120円
ヘタめし…280円
【5月の夜限定】大人の旨辛…850円
HP:http://www.noodle.co.jp/
好み度:大人の旨辛
接客・サービス

5月21日~22日の大阪出張第1弾。
5軒目に訪れたラーメン店は「らーめん 弥七」。
私が過去食べた大阪のラーメンの中で一番好きなのがこちらの「塩ラーメン」!
東京の「人形町」で開業。
その後、地元大阪のここ「中津」に移転。
人形町時代から「塩ラーメン」の味は評判を呼び、雑誌やテレビでも取り上げられるほどだった。
大阪でも、この「塩ラーメン」の味は受け入れられ、「大阪ウォーカー」の新人賞等を受賞。
「いらち」な大阪人気質から、ラーメン店では極めて珍しい行列のできる店になっていて、これは味にうるさい大阪人を魅了している証拠でもある。
しかし、昨年は3回訪問したけど、最後の訪問はもう一年以上前…
久しぶりにやってきた。
店に入ると、あれっ!店主と同じような顔した人がいるよ…
兄弟?
厨房には、この二人だけで、いつも居た店主の奥様の姿は見えない…
アタッシュケースが重たかったので、一つ空いていたカウンター席の後ろに置きに行ったら、「先に食券お願いします!」
券売機の前に立ち、「塩ラーメン」の券を買おうかとしたら、赤い目立つボタンに「夜限定 大人の旨辛」の文字が…

5月の夜限定メニューだと言う、この「大人の旨辛」!
ついつい釣られて赤ボタンを押し、「中盛り」のボタンも押してしまった…。
こちらのラーメンの麺の量は1玉140g。
中盛りは1.5玉で210g。大盛りは2玉で280g。
なので、私はいつも中盛りにしている。
兄弟に食券を渡し、「大人の旨辛」ができるのを待つ。
店内の壁はサイン色紙だらけ。
誰のサインかわからなかったけど、新しい色紙も増えていたね。
店主は、去年と変わらないメッシュ入りのモヒカンヘアー!
小さな扇風機は昨年と変わらない場所に置かれ、汗をかきながら相変わらず厨房を所狭しと動き回っている。
先客は7人。
しかし、帰りには外で3人待ちになっていた。
夜の営業も盛況だね。
「大人の旨辛」ができた!


しかし、この真っ赤なスープのビシュアル…
すごく辛そう!
実際、スープを飲んだら、やはり辛い!
しかも、想像以上に辛い!
しかし、不思議なことに甘味も感じ、旨味も感じる。実に複雑極まりない味のスープだ。
基本は「醤油らーめん」ベースで、そこに、辣油、にんにく、胡麻ペースト等で作ったと思われる特製ダレを加えていた。
しかも大量に!
たから、「坦々麺」と言ってもいいのかもしれないけど…
何しろ辣油の量がハンパじゃない!
肌から汗が吹き出す。
店主が先客の食べた食器を下げにきたので、「メチャ辛いですね。」と言うと、「辛いけど、うまいでしょう!?」とニコリ。
確かにスープには旨味がある。
豚骨、鶏ガラを炊きだしてつくったクリーミーなスープに煮干し、鯖節等の魚介風味に昆布、干し椎茸といった和風ダシのフレーバーがプラスされたスープ。
強烈な辣油の辛味をしても消せないスープの旨味!
この強烈に辛いスープの中でも、コシのある歯応えを保っていた自家製麺の存在も大きい。
賽の目に切られた芳ばしい炙りチャーシューはメチャうまいし、白髪ネギのシャキシャキ感もいい。
大きめにみじん切りされた玉葱の甘味もこの強烈に辛いスープには合っている。
結局、「辛い!辛い!」と言いながらも、最後までスープを飲み干し完食。
帰り際、「たまには、暑い季節、こういうのを食べて汗かくのもいいでしょ!」と店主に問われ、頷かざるを得なかった…
確かに旨い。辛い。
だから「旨辛」!
辛いのが好きな人には特に…
そうでない人も、辛いですけどおすすめです!

住所:大阪府大阪市北区豊崎3-4-8
電話:06-6373-0035
営業時間:11:00~14:00/18:00~21:00
定休日:土曜・日曜・祝日
アクセス:地下鉄御堂筋線中津駅1番出口から東へ。4筋目を越えた右側。徒歩3分
メニュー:醤油らーめん…650円/醤油ちゃーしゅーめん…900円
塩らーめん…700円/塩ちゃーしゅーめん…950円
麺の中盛(0.5玉増し)…70円/麺の大盛(1玉増し)…120円
ヘタめし…280円
【5月の夜限定】大人の旨辛…850円
HP:http://www.noodle.co.jp/
好み度:大人の旨辛

接客・サービス

2007.05.22
洛二神【参】
訪問日:2007年5月22日(火)

5月21日~22日の大阪出張第1弾で、4軒目に訪れたラーメン店は「洛二神」。
大阪だけではなく、全国でも屈指の「醤油ラーメン」が食べられる店として有名。
昨年、2度訪問していて、今度で3度目の訪問になる。
11時46分に入店すると…
先客は4名。
空いていた一番奥の厨房に近い席に着く。
厨房には坊主頭の松村店主。
接客は、女性がしている。
店主とお揃いのTシャツを着た彼女は奥様?店員さん?
何れにしても、過去2度来て、あまり愛想がいいとは言えなかった「おっちゃん」は今日は居ない…
夜ばかり来ていて、今回が初めての昼だから、昼夜では店員さんの顔触れも違うのかな?
女性の方がお水の入ったコップと銀のトレーをカウンターの前に置き、注文を聞いてきたので、「和風中華そば」を注文。

ほどなく、「お待ちどうさまでした。」と「中華そば」が運ばれてきた。


この独特の口が狭く、奥に深い形状の器は、スープを冷めにくくする工夫なのか?
スープは、鶏ガラ、豚骨でダシを摂った動物系スープに煮干し、鰹節、鯖節にむろ鰺、昆布、干し椎茸の和風風味のスープのダブルスープをブレンドして作られる。
しかし、「魚系そば」という看板を掲げるだけあって、かなり魚介風味が強いスープで、動物系は控えめだ。
ほんのりと甘い醤油味のスープは、ダシの旨味を蓄え、飲み口は、すっきりしているのに何とも深い味わいにコクがある…
麺は極細の縮れ麺。
しかし、前に来たときも細いとは思ったけど、せいぜい切り歯24番程度。
これは、もっと細く見える。
そこで、松村店主に「麺、前より細くなっていませんか?」と聞いてみた…
「はい。細くしてます。」
「これから梅雨入りする、この時期は、麺は細い方が食感がええ思います。」
そう、優しくきれいな京都弁で答えが返ってきた。
さらに麺の切り歯を確かめたところ、28番だという…
細く見えたはずだ…
28番だと、麺の幅は、ほぼ1mm…
同じ醤油味のラーメンの麺では「天空落とし」で一世風靡した「中村や@高座渋谷」の麺が細いと言われる。
しかし、それでも26番だから、それより細いことになる。
博多のとんこつラーメンに使用されるストレートの極細麺は30番のものがあるが、これに迫る細い麺になる。
ちなみに、切り歯とは、30mm幅の麺を切る刃物の番手のことで、例えば切り歯20番なら、30(mm)÷20(番)=1.5で、幅1.5mm。
12番なら、30÷12=2.5で、幅2.5mmの太さの麺ということになる。
低加水の極細縮れ麺は、旨味たっぷりのスープに絡み、いっぱいスープを持ってくる。
硬めに茹でられ、噛むと「バツッ」と切れる食感の麺は賛否が分かれるかもしれないが、私はこういうのも好きだ。
具は、チャーシュー、キクラゲ、小海老、九条ネギ。
炙りチャーシューは芳ばしく、味付けも最高!
細切りされたキクラゲの食感も麺同様歯切れがよくて、私は好きだ。
満足な一杯でした。


住所:大阪府大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1F西
電話:06-6371-1088
営業時間:昼の部
11:30~14:30(月~金曜日)
12:00~14:30(土曜日)
夜の部
18:00~23:30
土曜は品切れが予想されますので早めにご来店ください。
定休日:日曜
交通アクセス:大阪市営地下鉄堺筋線・天神橋筋6丁目駅、JR大阪環状線・天満橋駅から徒歩5分。
天神橋筋天五中崎商店街入口から徒歩20m
メニュー:和風中華そば…700円/味付玉子入り中華そば…800円/チャーシューそば…900円/味付玉子入りチャーシューそば…1000円
きざみごはん(チャーシューのきざみ入)…300円/仁屋 唐方辛味明太子ごはん…300円/根昆布とじゃこ明太子ごはん…350円
HP:http://www.rakunijin.com/index.htm
好み度:和風中華そば
接客・サービス

5月21日~22日の大阪出張第1弾で、4軒目に訪れたラーメン店は「洛二神」。
大阪だけではなく、全国でも屈指の「醤油ラーメン」が食べられる店として有名。
昨年、2度訪問していて、今度で3度目の訪問になる。
11時46分に入店すると…
先客は4名。
空いていた一番奥の厨房に近い席に着く。
厨房には坊主頭の松村店主。
接客は、女性がしている。
店主とお揃いのTシャツを着た彼女は奥様?店員さん?
何れにしても、過去2度来て、あまり愛想がいいとは言えなかった「おっちゃん」は今日は居ない…
夜ばかり来ていて、今回が初めての昼だから、昼夜では店員さんの顔触れも違うのかな?
女性の方がお水の入ったコップと銀のトレーをカウンターの前に置き、注文を聞いてきたので、「和風中華そば」を注文。

ほどなく、「お待ちどうさまでした。」と「中華そば」が運ばれてきた。


この独特の口が狭く、奥に深い形状の器は、スープを冷めにくくする工夫なのか?
スープは、鶏ガラ、豚骨でダシを摂った動物系スープに煮干し、鰹節、鯖節にむろ鰺、昆布、干し椎茸の和風風味のスープのダブルスープをブレンドして作られる。
しかし、「魚系そば」という看板を掲げるだけあって、かなり魚介風味が強いスープで、動物系は控えめだ。
ほんのりと甘い醤油味のスープは、ダシの旨味を蓄え、飲み口は、すっきりしているのに何とも深い味わいにコクがある…
麺は極細の縮れ麺。
しかし、前に来たときも細いとは思ったけど、せいぜい切り歯24番程度。
これは、もっと細く見える。
そこで、松村店主に「麺、前より細くなっていませんか?」と聞いてみた…
「はい。細くしてます。」
「これから梅雨入りする、この時期は、麺は細い方が食感がええ思います。」
そう、優しくきれいな京都弁で答えが返ってきた。
さらに麺の切り歯を確かめたところ、28番だという…
細く見えたはずだ…
28番だと、麺の幅は、ほぼ1mm…
同じ醤油味のラーメンの麺では「天空落とし」で一世風靡した「中村や@高座渋谷」の麺が細いと言われる。
しかし、それでも26番だから、それより細いことになる。
博多のとんこつラーメンに使用されるストレートの極細麺は30番のものがあるが、これに迫る細い麺になる。
ちなみに、切り歯とは、30mm幅の麺を切る刃物の番手のことで、例えば切り歯20番なら、30(mm)÷20(番)=1.5で、幅1.5mm。
12番なら、30÷12=2.5で、幅2.5mmの太さの麺ということになる。
低加水の極細縮れ麺は、旨味たっぷりのスープに絡み、いっぱいスープを持ってくる。
硬めに茹でられ、噛むと「バツッ」と切れる食感の麺は賛否が分かれるかもしれないが、私はこういうのも好きだ。
具は、チャーシュー、キクラゲ、小海老、九条ネギ。
炙りチャーシューは芳ばしく、味付けも最高!
細切りされたキクラゲの食感も麺同様歯切れがよくて、私は好きだ。
満足な一杯でした。


住所:大阪府大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1F西
電話:06-6371-1088
営業時間:昼の部
11:30~14:30(月~金曜日)
12:00~14:30(土曜日)
夜の部
18:00~23:30
土曜は品切れが予想されますので早めにご来店ください。
定休日:日曜
交通アクセス:大阪市営地下鉄堺筋線・天神橋筋6丁目駅、JR大阪環状線・天満橋駅から徒歩5分。
天神橋筋天五中崎商店街入口から徒歩20m
メニュー:和風中華そば…700円/味付玉子入り中華そば…800円/チャーシューそば…900円/味付玉子入りチャーシューそば…1000円
きざみごはん(チャーシューのきざみ入)…300円/仁屋 唐方辛味明太子ごはん…300円/根昆布とじゃこ明太子ごはん…350円
HP:http://www.rakunijin.com/index.htm
好み度:和風中華そば

接客・サービス

2007.05.22
煮干しらーめん 玉五郎【弐】
訪問日:2007年5月22日(火)

5月21日~22日の大阪出張第1弾で、3軒目に訪れたラーメン店は「煮干しらーめん 玉五郎」。
ここは昨年9月1日に開店した、大阪では珍しい煮干し風味のラーメンを出す店。
昨年、9月末に一度訪れて、煮干し風味の「つけめん」を食べた。
なかなか煮干しが効いていておいしかったし、今度来る機会があったら、ぜひ、らーめん」を食べてみたいと思っていた。
11時8分…
最寄り駅はJR環状線の天満駅だけれど、大阪市営地下鉄・堺筋線の扇町駅から向かった。
途中、昼間からオープンしている酒場にパチンコ店、風俗店が犇めくデンジャラスゾーンを通り店に着くと、なんだ、まだ開店していない…

ここ大阪は11時開店の店が多く、てっきり、こちらも11時開店と思い込んでいた。
仕方ないので、ここから歩いて数分のところにある大阪一№1と呼び声の高いラーメン店「洛二神」に行くことにする。
しかし、店の前までくると、こちらも11時30分の開店…
店の前に佇み、しばし考えて、「玉五郎」に戻ることにした。
11時18分…
まだ、開店まで20分以上ある…
店主が出てきて、煮干しのダシがらが入ったバットを外に積み上げられた木箱の上に置き、飾り付けが始まった。
近づくとフワッと煮干しが香る。

メニューが書かれた板や墨、提灯が次々に運び出される。



そして、最後に暖簾が掛けられ、定刻11時30開店!


「いらっしゃいませ!」
一番目の客として入店すると、店主と若いお兄ちゃん店員さんから挨拶がきた。
奥のカウンター席に着き、「特製煮干しらーめん」を注文。
「特製」は、「らーめん」にしろ「つけめん」にしろ通常、チャーシュー1枚のところ3枚が入り、煮玉子が1個ついて200円高。
店内にも、「特製」の説明書きとともに「お得です。」の貼り紙がされていた。
お兄ちゃん店員さんが、札幌ラーメンの定番麺、小林製麺所に特注で発注しているという麺を1玉取り出すと、テボに入れて茹で始める。
前回は長かった髪を短く刈り込み、赤茶に染めたお兄ちゃん店員さん。
「髪、どおしたん!?」と聞くと、「暑くなったもんで…」と答えが返ってきたけど…
それだけで、大阪なのにオチはなし…
チャーシューが塊から3枚切られ、煮玉子が糸で半分に切断され、具の準備はOK!
ラーメン丼にタレと油が入り、煮干し風味のスープが注がれる。
煮干しが香り立つ。
いい匂い!
「ピピピピピィ!」
タイマーが鳴り、麺の茹で上がりを知らせる。
湯切りされた麺が丼に入れられ、具がきれいに盛り付けられて「特製煮干しらーめん」の完成!


さっそくスープをいただいてみる。
煮干し風味のスープだけど、思ったよりは控えめ…
「ふくもり@駒沢大学」の「煮干しらーめん」をかなりマイルドにした感じのスープ。
スープ自体は、煮干しが苦手な人でもいただける一般受けする味で、「ラーメン 爺@吉川町」と共通する方向性かもしれない。
それなりにおいしいスープだけれど、「煮干しラーメン」好きには、多少の物足りなさが残る…
麺は、切り歯20番くらいの中細の縮れ麺で、スープとの絡みは悪くない。
特に主張のない麺だが、茹で加減もちょうどよく、この煮干しスープには合っている。
宮崎県のもち豚(無菌豚)を使用したというチャーシューは、肩ロースで、柔らかく煮込まれ、味付けもいい。
ただ、3枚入っているというチャーシューは、斜めに削ぎ切りされたもので、普通に切られた1枚のチャーシューに比べると小さく薄く、単純に3倍あるわけではなかった。
煮玉子は、黄身が真っ赤で塩加減の塩梅もよくうまい。
煮上がったばかりの湯気を立てていたメンマが使われ、やや柔らかめだったものの、味付けはよかった。
麺と具はいいと思う。
問題はスープ。
彼もここのオーナー店主もも、ここに店を構えるに当たり、近くの「洛二神」を意識して、「洛二神」とは違った個性を出したいと、わざわざ東京まで足を運び、ラーメンの食べ歩きをして研究を重ね、行き着いたのが「煮干しらーめん」だったという。
主にお兄ちゃん店員さんがスープづくりを任されているということだったので、少しスープの話しをさせてもらった。
「スープは今のままでもじゅうぶんおいしいし、万人受けを狙うなら、今の路線でいいかもしれない。」
「しかし、煮干しらーめんを標榜して、個性を出したいなら、もっと煮干しを前面に出すべきでは…」
少しスープに対する感想を話させてもらった。
プロに対して、はなはだ失礼な話しで、素人が生意気な意見をしたというのに、彼は熱心に耳を傾けてくれた。
そして、「ありがとうございます。」
「これからも、もっとおいしいスープづくりをするよう頑張ります。」と真剣な眼差しで答えてくれた。
この店は期待できる。
しばらくして、また大阪に来た折りには、さらなる進化を確かめに来ないとね…

住所:大阪府大阪市北区天神橋5-6-33
電話:06-6136-1313
営業時間:11:30~23:00
定休日:無休
アクセス:JR大阪環状線・天満駅から北へ。徒歩3分
メニュー:煮干しらーめん…650円/特製煮干しらーめん…850円/味玉子入りめん…750円/チャーシューめん…950円
つけめん 1.5玉…700円/つけめん 2玉…800円/つけめん 3玉…850円/つけめん 小盛…650円
玉子かけご飯…250円/チャーシュー丼…350円
好み度:特製煮干しらーめん
接客・サービス

5月21日~22日の大阪出張第1弾で、3軒目に訪れたラーメン店は「煮干しらーめん 玉五郎」。
ここは昨年9月1日に開店した、大阪では珍しい煮干し風味のラーメンを出す店。
昨年、9月末に一度訪れて、煮干し風味の「つけめん」を食べた。
なかなか煮干しが効いていておいしかったし、今度来る機会があったら、ぜひ、らーめん」を食べてみたいと思っていた。
11時8分…
最寄り駅はJR環状線の天満駅だけれど、大阪市営地下鉄・堺筋線の扇町駅から向かった。
途中、昼間からオープンしている酒場にパチンコ店、風俗店が犇めくデンジャラスゾーンを通り店に着くと、なんだ、まだ開店していない…

ここ大阪は11時開店の店が多く、てっきり、こちらも11時開店と思い込んでいた。
仕方ないので、ここから歩いて数分のところにある大阪一№1と呼び声の高いラーメン店「洛二神」に行くことにする。
しかし、店の前までくると、こちらも11時30分の開店…
店の前に佇み、しばし考えて、「玉五郎」に戻ることにした。
11時18分…
まだ、開店まで20分以上ある…
店主が出てきて、煮干しのダシがらが入ったバットを外に積み上げられた木箱の上に置き、飾り付けが始まった。
近づくとフワッと煮干しが香る。

メニューが書かれた板や墨、提灯が次々に運び出される。



そして、最後に暖簾が掛けられ、定刻11時30開店!


「いらっしゃいませ!」
一番目の客として入店すると、店主と若いお兄ちゃん店員さんから挨拶がきた。
奥のカウンター席に着き、「特製煮干しらーめん」を注文。
「特製」は、「らーめん」にしろ「つけめん」にしろ通常、チャーシュー1枚のところ3枚が入り、煮玉子が1個ついて200円高。
店内にも、「特製」の説明書きとともに「お得です。」の貼り紙がされていた。
お兄ちゃん店員さんが、札幌ラーメンの定番麺、小林製麺所に特注で発注しているという麺を1玉取り出すと、テボに入れて茹で始める。
前回は長かった髪を短く刈り込み、赤茶に染めたお兄ちゃん店員さん。
「髪、どおしたん!?」と聞くと、「暑くなったもんで…」と答えが返ってきたけど…
それだけで、大阪なのにオチはなし…
チャーシューが塊から3枚切られ、煮玉子が糸で半分に切断され、具の準備はOK!
ラーメン丼にタレと油が入り、煮干し風味のスープが注がれる。
煮干しが香り立つ。
いい匂い!
「ピピピピピィ!」
タイマーが鳴り、麺の茹で上がりを知らせる。
湯切りされた麺が丼に入れられ、具がきれいに盛り付けられて「特製煮干しらーめん」の完成!


さっそくスープをいただいてみる。
煮干し風味のスープだけど、思ったよりは控えめ…
「ふくもり@駒沢大学」の「煮干しらーめん」をかなりマイルドにした感じのスープ。
スープ自体は、煮干しが苦手な人でもいただける一般受けする味で、「ラーメン 爺@吉川町」と共通する方向性かもしれない。
それなりにおいしいスープだけれど、「煮干しラーメン」好きには、多少の物足りなさが残る…
麺は、切り歯20番くらいの中細の縮れ麺で、スープとの絡みは悪くない。
特に主張のない麺だが、茹で加減もちょうどよく、この煮干しスープには合っている。
宮崎県のもち豚(無菌豚)を使用したというチャーシューは、肩ロースで、柔らかく煮込まれ、味付けもいい。
ただ、3枚入っているというチャーシューは、斜めに削ぎ切りされたもので、普通に切られた1枚のチャーシューに比べると小さく薄く、単純に3倍あるわけではなかった。
煮玉子は、黄身が真っ赤で塩加減の塩梅もよくうまい。
煮上がったばかりの湯気を立てていたメンマが使われ、やや柔らかめだったものの、味付けはよかった。
麺と具はいいと思う。
問題はスープ。
彼もここのオーナー店主もも、ここに店を構えるに当たり、近くの「洛二神」を意識して、「洛二神」とは違った個性を出したいと、わざわざ東京まで足を運び、ラーメンの食べ歩きをして研究を重ね、行き着いたのが「煮干しらーめん」だったという。
主にお兄ちゃん店員さんがスープづくりを任されているということだったので、少しスープの話しをさせてもらった。
「スープは今のままでもじゅうぶんおいしいし、万人受けを狙うなら、今の路線でいいかもしれない。」
「しかし、煮干しらーめんを標榜して、個性を出したいなら、もっと煮干しを前面に出すべきでは…」
少しスープに対する感想を話させてもらった。
プロに対して、はなはだ失礼な話しで、素人が生意気な意見をしたというのに、彼は熱心に耳を傾けてくれた。
そして、「ありがとうございます。」
「これからも、もっとおいしいスープづくりをするよう頑張ります。」と真剣な眼差しで答えてくれた。
この店は期待できる。
しばらくして、また大阪に来た折りには、さらなる進化を確かめに来ないとね…

住所:大阪府大阪市北区天神橋5-6-33
電話:06-6136-1313
営業時間:11:30~23:00
定休日:無休
アクセス:JR大阪環状線・天満駅から北へ。徒歩3分
メニュー:煮干しらーめん…650円/特製煮干しらーめん…850円/味玉子入りめん…750円/チャーシューめん…950円
つけめん 1.5玉…700円/つけめん 2玉…800円/つけめん 3玉…850円/つけめん 小盛…650円
玉子かけご飯…250円/チャーシュー丼…350円
好み度:特製煮干しらーめん

接客・サービス

2007.05.21
大吾郎商店【参】
訪問日:2007年5月21日(月)








住所:大阪府大阪市北区大淀中4-15-15
電話:06-6458-5236
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:日曜日
アクセス:阪急線・中津駅から国道176号を西へ、淀川河川公園の南側、日本ペイント社の正門前。徒歩20分
メニュー:醤油らぁめん…600円、塩らぁめん…600円、とんこつぁめん…600円、ひやあつつけめん…750円、チャシューめん…各らぁめん+200円、ピリ辛ネギらぁめん…各らぁめん+100円、トッピング半熟煮玉子…100円、各種大盛り…100円増し、こってりつけめん(夜の部限定)…850円、カレーつけめん(夜の部限定)…850円
好み度
接客・サービス








住所:大阪府大阪市北区大淀中4-15-15
電話:06-6458-5236
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:日曜日
アクセス:阪急線・中津駅から国道176号を西へ、淀川河川公園の南側、日本ペイント社の正門前。徒歩20分
メニュー:醤油らぁめん…600円、塩らぁめん…600円、とんこつぁめん…600円、ひやあつつけめん…750円、チャシューめん…各らぁめん+200円、ピリ辛ネギらぁめん…各らぁめん+100円、トッピング半熟煮玉子…100円、各種大盛り…100円増し、こってりつけめん(夜の部限定)…850円、カレーつけめん(夜の部限定)…850円
好み度

接客・サービス

2007.05.21
大阪大勝軒【弐】
訪問日:2007年5月21日(月)

今回の5月21日~22日の1泊2日の大阪出張。
1軒目に訪れたラーメン店は「大阪大勝軒」。
こちらの店に来るのは約1年振り。
でも、こちらの松本店主とは、3月20日「東池袋大勝軒」閉店の日に東池袋の店の前でお会いしていた。
「次回、大阪に行くときは必ず寄らせてもらいます。」と約束して、本日、その約束を果たしに来た。
新幹線で新大阪経由で梅田に入り、午前中の用事を済ませて店に向かう。
この店の最寄り駅は大阪市営地下鉄堺筋線の扇町駅。
しかし、梅田から歩いてもそうはかからない。
ホワイティ梅田の地下街を「泉の広場」まで行き、地上に出て、大阪東急インの脇を通り、その先の「神山町」の交差点の一つ先の道を左折してすぐの場所に店はある。
私の足で徒歩9分で来れた。
店の前まで来ると、大阪では珍しいラーメン店の行列ができている。
しかも、時刻は13時を過ぎているというのに4名待ちだ。
おばちゃんの店員さんが店の中からメニューを持って現れ、渡された。
しばらくして、再度現れると…
「何にしましょう?」と注文を聞いてくる。
「つけ麺にしたいんですけど、普通と中盛と大盛では、それぞれ麺の量は何gあるんですか?」と聞いてみる。
「普通で270g。中盛は400g。大盛だと550g」だと言うので、1玉270gとして、中盛が1.5玉、大盛が2玉とすると数が微妙に合わないなと思いつつ…
「中盛」で注文。
5分も待たないうちに席が空き、おばちゃん店員さんに「どうぞ!」と招き入れられた。
「いらっしゃい。」と笑顔で松本店主が迎えてくれる。
席はカウンター席の奥から3番目。
麺を茹でる松本店主が立つ位置に近い席だ。
私が入った後は数人のお客さんが入ったものの、ようやくピークも過ぎたようで、食べ終えたお客さんがポツポツと帰っていった。
私と後客の分の麺を茹で終え、汗を拭い、ホッとひといきの松本店主に話しかけた。
「盛況ですね!」
「東池袋の閉店以来、忙しくなりました?」
「松本さんも、あのニュースステーションのインタビューに応じて全国放送されて、一躍有名人になったんじゃないですか?」
「そんな、とんでもないですよ。」
「でも、おかげさまで前に比べるとお客さんはボチボチ入っています。」
「ああ、それはよかった!」
東池袋の味を大阪向けにアレンジした松本さんの味が少しでも多くの大阪の人にわかってもらえて。
こちらの「もりそば」の大きな特徴はスープにある。
東池袋の味を持ち込んだが、そのままでは受けなかったため、試行錯誤しながら、今の味に辿り着いた。
豚骨を多く使い、動物系を強めたスープ。
その分、煮干し、鯖節、鰹節の魚介系は控えめに…
それと、「大勝軒」の「甘」「辛」「酸」のうち、甘味と酸味は極力抑えた。
これが、大阪風。
「郷に入れば郷に従え。」だね
私の「つけ麺・中盛」が上がった。


麺がやけに細い…
前のは、17番くらいの中太麺だったと思ったけど…
疑問に思って松本店主に聞いてみた。
すると、予想通り、切り歯17番から19番に変えたという。
暑くなってきたので、「ワシワシ」とした食感の麺を変えたかったというのがその理由だ。

この人は麺のことをよく知っている。
季節、天候、温度、湿度によって、材料やつくり方を変えていると言う。
まさに麺のプロフェショナルである。
麺はコシがあって、小麦の旨味も感じるおいしい麺。
打ち立ての麺ではなく、少し熟成もさせているようだ。
店主の狙い通り、これから夏にかけて、さっぱり喉越しよくいただけていいんじゃないかと思う。
つけ汁の味の基本は、やはり「東池袋」の味を踏襲している。
豚骨の分量を増やしていると言っても油は控えめで、魚介系ダシも効いている。
こってり感があって、甘酸っぱさがあまり感じられない「大勝軒」の「もりそば」と思ってもらえればいい。
チャーシューは伝統のモモ肉ではなく、肩ロース肉を使用。
柔らかく、肉の旨味があって、絶対にこちらが正解。
ただ、自分の好みからすれば、つけ汁は、やるならもっと豚骨や鶏等、動物系を増やし、炊き込んで、魚介系は香り付け程度でよかったんじゃないかとも思う…
「必勝軒」の「動物系濃厚スープ」や「つけ麺 目黒屋」がやってる「濃厚デー」のスープのようなものができたらもっとよくなると感じた…
ただ、まだ、店内に「つけ麺」の食べ方のマニュアルが貼り付けられているほど、「つけめん」がマイナーな大阪で、アレンジしながらも「大勝軒」の「もりそば」の味を広めている松本店主。

トレードマークの明るい笑顔で、これからも頑張ってほしい。




今回の5月21日~22日の1泊2日の大阪出張。
1軒目に訪れたラーメン店は「大阪大勝軒」。
こちらの店に来るのは約1年振り。
でも、こちらの松本店主とは、3月20日「東池袋大勝軒」閉店の日に東池袋の店の前でお会いしていた。
「次回、大阪に行くときは必ず寄らせてもらいます。」と約束して、本日、その約束を果たしに来た。
新幹線で新大阪経由で梅田に入り、午前中の用事を済ませて店に向かう。
この店の最寄り駅は大阪市営地下鉄堺筋線の扇町駅。
しかし、梅田から歩いてもそうはかからない。
ホワイティ梅田の地下街を「泉の広場」まで行き、地上に出て、大阪東急インの脇を通り、その先の「神山町」の交差点の一つ先の道を左折してすぐの場所に店はある。
私の足で徒歩9分で来れた。
店の前まで来ると、大阪では珍しいラーメン店の行列ができている。
しかも、時刻は13時を過ぎているというのに4名待ちだ。
おばちゃんの店員さんが店の中からメニューを持って現れ、渡された。
しばらくして、再度現れると…
「何にしましょう?」と注文を聞いてくる。
「つけ麺にしたいんですけど、普通と中盛と大盛では、それぞれ麺の量は何gあるんですか?」と聞いてみる。
「普通で270g。中盛は400g。大盛だと550g」だと言うので、1玉270gとして、中盛が1.5玉、大盛が2玉とすると数が微妙に合わないなと思いつつ…
「中盛」で注文。
5分も待たないうちに席が空き、おばちゃん店員さんに「どうぞ!」と招き入れられた。
「いらっしゃい。」と笑顔で松本店主が迎えてくれる。
席はカウンター席の奥から3番目。
麺を茹でる松本店主が立つ位置に近い席だ。
私が入った後は数人のお客さんが入ったものの、ようやくピークも過ぎたようで、食べ終えたお客さんがポツポツと帰っていった。
私と後客の分の麺を茹で終え、汗を拭い、ホッとひといきの松本店主に話しかけた。
「盛況ですね!」
「東池袋の閉店以来、忙しくなりました?」
「松本さんも、あのニュースステーションのインタビューに応じて全国放送されて、一躍有名人になったんじゃないですか?」
「そんな、とんでもないですよ。」
「でも、おかげさまで前に比べるとお客さんはボチボチ入っています。」
「ああ、それはよかった!」
東池袋の味を大阪向けにアレンジした松本さんの味が少しでも多くの大阪の人にわかってもらえて。
こちらの「もりそば」の大きな特徴はスープにある。
東池袋の味を持ち込んだが、そのままでは受けなかったため、試行錯誤しながら、今の味に辿り着いた。
豚骨を多く使い、動物系を強めたスープ。
その分、煮干し、鯖節、鰹節の魚介系は控えめに…
それと、「大勝軒」の「甘」「辛」「酸」のうち、甘味と酸味は極力抑えた。
これが、大阪風。
「郷に入れば郷に従え。」だね
私の「つけ麺・中盛」が上がった。


麺がやけに細い…
前のは、17番くらいの中太麺だったと思ったけど…
疑問に思って松本店主に聞いてみた。
すると、予想通り、切り歯17番から19番に変えたという。
暑くなってきたので、「ワシワシ」とした食感の麺を変えたかったというのがその理由だ。

この人は麺のことをよく知っている。
季節、天候、温度、湿度によって、材料やつくり方を変えていると言う。
まさに麺のプロフェショナルである。
麺はコシがあって、小麦の旨味も感じるおいしい麺。
打ち立ての麺ではなく、少し熟成もさせているようだ。
店主の狙い通り、これから夏にかけて、さっぱり喉越しよくいただけていいんじゃないかと思う。
つけ汁の味の基本は、やはり「東池袋」の味を踏襲している。
豚骨の分量を増やしていると言っても油は控えめで、魚介系ダシも効いている。
こってり感があって、甘酸っぱさがあまり感じられない「大勝軒」の「もりそば」と思ってもらえればいい。
チャーシューは伝統のモモ肉ではなく、肩ロース肉を使用。
柔らかく、肉の旨味があって、絶対にこちらが正解。
ただ、自分の好みからすれば、つけ汁は、やるならもっと豚骨や鶏等、動物系を増やし、炊き込んで、魚介系は香り付け程度でよかったんじゃないかとも思う…
「必勝軒」の「動物系濃厚スープ」や「つけ麺 目黒屋」がやってる「濃厚デー」のスープのようなものができたらもっとよくなると感じた…
ただ、まだ、店内に「つけ麺」の食べ方のマニュアルが貼り付けられているほど、「つけめん」がマイナーな大阪で、アレンジしながらも「大勝軒」の「もりそば」の味を広めている松本店主。

トレードマークの明るい笑顔で、これからも頑張ってほしい。



2007.05.18
支那そば きび 神田店【弐】
訪問日:2007年5月18日(金)

「きび@小川町」の5月限定「鴨つけめん」のレポートがネットに書かれていた。
日本蕎麦の「鴨せいろ」に目がない私にとって、この「鴨つけめん」という言葉は魅力的だった。
店のHPを見てみたら、「おしながき」の「季節のメニュー」の中にそれはあった。
2005年5月14日~31日の限定提供とある。
2005年…というのが気になったけど、ラーメンブロガーの人たちも最近訪問して、レポしているのだから、たぶん、やっているとは思うけど…
店の単なる掲載ミスなんだろうか!?
もし、そうなら教えてあげないとね…
こちらには過去1度来ていて、そのときは、店のおすすめの「梅塩つけめん」を食べたことがある。
それなりに美味しい塩味の「つけめん」だった…
ただ、特別のものではなかった…
11時3分に店に到着すると、先客は4名。
カウンター席に2人、テーブル席に2人。
カウンター席に座り…
「注文はお決まりですか?」と尋ねてきた女性店員さんに…
「鴨つけめん・大で…」と注文を入れると…


この美人店員さんは…
「鴨つけめんは、麺が違うんですよ。」
「麺の量が選べないんです…」
しかし、麺の量は、普通の「つけめん」の中(1.5玉)と大(2玉)の間位あると聞いて安心。
「じゃあ、鴨つけめんお願いします。」
先客の「梅塩つけめん」に「つけめん」、「鴨つけめん」2人前が出される。
さらに後客の「つけめん」が出されたのに、私のはまだ…
すると、女性店員さんから…
「すいません。鴨つけめんの麺は茹で時間が余計かかるんです。」
「もう少々お待ちください。」と声がかかる…
こうやって説明してくれると嬉しいし、安心するよね。
何もなければ、後から来たお客に先を越され、誰だってあまり気分のいいものじゃないし…
もしかしてオーダーが通っていないんじゃないかと不安にもなる。
「お待ちどうさまでした♪」
後客の「つけめん」に少し遅れて、私の「鴨つけめん」も運ばれてきた。

麺は、隣で食べているお客さんの普通の「つけめん」に比べると太い。
すごく弾力があって、シコシコとした食感の麺。
「杵打ちうどん」か「盛岡冷麺」の麺を食べているようで、噛み応えがある。
ただ、あまり好きな食感の麺ではないけどね。
つけダレは甘く、しょっぱい…
鴨汁だから甘めの味が合うというのはわかるけど、これは、みりんに砂糖も入れすぎ。
せっかくの鴨の甘味、旨味が消されてしまっている…
それに、なにしろしょっぱい。
麺をドブンとつけて食べたら、しょっぱくて食べられなくなる…
鴨は3切れ入っていた。
若干固めだけど、これくらいは仕方ないね。
800円という価格で食べられるんだから…
この鴨は納得!
具は、鴨とくればネギ。
削ぎ切りされたネギが入っていた。
ただ、これ、ただのネギだったので…
贅沢を言うなら、これに、焦がしネギを混ぜてもらえたら、もっとよかったのにね!
食べ終える絶妙のタイミングで女性さんから「スープ割りなさいますか?」の声。
この店、ランチタイムにはおにぎり(紫蘇の葉の混ぜ込み)がサービスされるし、小梅2つも猪口に入れられて出される。
接客とサービスはとても気持ちいい。
スープ割りも、さっぱりとおいしくいただけた。
ただ、この甘じょっぱいつけ汁と顎が疲れるくらい噛み応えのありすぎる麺は、あまり私好みではなかったな…
あ、そういえば、帰りがけ会計の際に…
2005年の記載間違いの件を店に伝えたら…
感謝されたけど…
ただ、みんな気づかなかったのかな!?

住所:東京都千代田区神田小川町1-7 神田小川町ハイツ108号
電話:03-5283-7707
営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00
定休日:日曜・祝日
アクセス:都営地下鉄新宿線・小川町駅、東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅、東京メトロ丸の内線・淡路町駅B6出口から徒歩1分。2つ目の角を左折した左側
メニュー:支那そば(醤油・塩)…600円/支那竹そば(醤油・塩)…700円/ちゃあしゅうそば(醤油・塩)…800円/ねぎそば(塩)…800円
HP:http://www.kibikibi.net/
つけめん(1玉)…650円/中(1玉半)…750円/大(2玉)…850円
味噌つけめん(1玉)…650円/中(1玉半)…750円/大(2玉)…850円
梅塩つけめん(1玉)…650円/中(1玉半)…750円/大(2玉)…850円
好み度:限定鴨つけめん
接客・サービス

「きび@小川町」の5月限定「鴨つけめん」のレポートがネットに書かれていた。
日本蕎麦の「鴨せいろ」に目がない私にとって、この「鴨つけめん」という言葉は魅力的だった。
店のHPを見てみたら、「おしながき」の「季節のメニュー」の中にそれはあった。
2005年5月14日~31日の限定提供とある。
2005年…というのが気になったけど、ラーメンブロガーの人たちも最近訪問して、レポしているのだから、たぶん、やっているとは思うけど…
店の単なる掲載ミスなんだろうか!?
もし、そうなら教えてあげないとね…
こちらには過去1度来ていて、そのときは、店のおすすめの「梅塩つけめん」を食べたことがある。
それなりに美味しい塩味の「つけめん」だった…
ただ、特別のものではなかった…
11時3分に店に到着すると、先客は4名。
カウンター席に2人、テーブル席に2人。
カウンター席に座り…
「注文はお決まりですか?」と尋ねてきた女性店員さんに…
「鴨つけめん・大で…」と注文を入れると…


この美人店員さんは…
「鴨つけめんは、麺が違うんですよ。」
「麺の量が選べないんです…」
しかし、麺の量は、普通の「つけめん」の中(1.5玉)と大(2玉)の間位あると聞いて安心。
「じゃあ、鴨つけめんお願いします。」
先客の「梅塩つけめん」に「つけめん」、「鴨つけめん」2人前が出される。
さらに後客の「つけめん」が出されたのに、私のはまだ…
すると、女性店員さんから…
「すいません。鴨つけめんの麺は茹で時間が余計かかるんです。」
「もう少々お待ちください。」と声がかかる…
こうやって説明してくれると嬉しいし、安心するよね。
何もなければ、後から来たお客に先を越され、誰だってあまり気分のいいものじゃないし…
もしかしてオーダーが通っていないんじゃないかと不安にもなる。
「お待ちどうさまでした♪」
後客の「つけめん」に少し遅れて、私の「鴨つけめん」も運ばれてきた。

麺は、隣で食べているお客さんの普通の「つけめん」に比べると太い。
すごく弾力があって、シコシコとした食感の麺。
「杵打ちうどん」か「盛岡冷麺」の麺を食べているようで、噛み応えがある。
ただ、あまり好きな食感の麺ではないけどね。
つけダレは甘く、しょっぱい…
鴨汁だから甘めの味が合うというのはわかるけど、これは、みりんに砂糖も入れすぎ。
せっかくの鴨の甘味、旨味が消されてしまっている…
それに、なにしろしょっぱい。
麺をドブンとつけて食べたら、しょっぱくて食べられなくなる…
鴨は3切れ入っていた。
若干固めだけど、これくらいは仕方ないね。
800円という価格で食べられるんだから…
この鴨は納得!
具は、鴨とくればネギ。
削ぎ切りされたネギが入っていた。
ただ、これ、ただのネギだったので…
贅沢を言うなら、これに、焦がしネギを混ぜてもらえたら、もっとよかったのにね!
食べ終える絶妙のタイミングで女性さんから「スープ割りなさいますか?」の声。
この店、ランチタイムにはおにぎり(紫蘇の葉の混ぜ込み)がサービスされるし、小梅2つも猪口に入れられて出される。
接客とサービスはとても気持ちいい。
スープ割りも、さっぱりとおいしくいただけた。
ただ、この甘じょっぱいつけ汁と顎が疲れるくらい噛み応えのありすぎる麺は、あまり私好みではなかったな…
あ、そういえば、帰りがけ会計の際に…
2005年の記載間違いの件を店に伝えたら…
感謝されたけど…
ただ、みんな気づかなかったのかな!?

住所:東京都千代田区神田小川町1-7 神田小川町ハイツ108号
電話:03-5283-7707
営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00
定休日:日曜・祝日
アクセス:都営地下鉄新宿線・小川町駅、東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅、東京メトロ丸の内線・淡路町駅B6出口から徒歩1分。2つ目の角を左折した左側
メニュー:支那そば(醤油・塩)…600円/支那竹そば(醤油・塩)…700円/ちゃあしゅうそば(醤油・塩)…800円/ねぎそば(塩)…800円
HP:http://www.kibikibi.net/
つけめん(1玉)…650円/中(1玉半)…750円/大(2玉)…850円
味噌つけめん(1玉)…650円/中(1玉半)…750円/大(2玉)…850円
梅塩つけめん(1玉)…650円/中(1玉半)…750円/大(2玉)…850円
好み度:限定鴨つけめん

接客・サービス

2007.05.11
お茶の水大勝軒【弐】
訪問日:2007年5月11日(金)

昨年9月に誕生した「お茶の水大勝軒」。
ただ、場所はお茶の水とはいっても、駿河台下の靖国通り沿い。
都営地下鉄新宿線・小川町駅と神保町駅の間にある。
9月19日のオープン直後に訪れて以来、今回が2回目の訪問。
前回は、「特製もりそば」をいただいたのだが、オープンしたばかりなのに東池袋の「大勝軒」の味を忠実に再現させていた。
数日前に東池袋の本店に行ったときも同じメニューだったのでよくわかった。
今まで幾多の「東池袋大勝軒」系の店を訪れているけど、一番、本店に近い味だと感じた。
ただ、まず、これは私の主観であること。
それに、比較対象としたのが昨年食べた東池袋の味であること。
また、これはあくまで、お弟子さんが作った「もりそば」であって、山岸大将の作ったものではないこと。
山岸大将の作ったものは、古くは学生時代から数年前まで食べているが、その時代の時々でも同じ味ではなく、いつの時代のもので、作り手は誰だったかによって結果も違ってくる。
私の中で、直近の「大勝軒」東池袋本店の味に近く感じられた「お茶の水大勝軒」…
今日は「中華そば」の味を確かめにきてみた。
先日、「滝野川大勝軒」で食べた「中華そば」は、本店とは味が違う感じがした…
それでは、こちら「お茶の水大勝軒」ではどうなんだろうか?
きちんと本店の味を継承しているのだろうか!?
店は、スキー、スノボー用品専門店が犇めく駿河下界隈の靖国道路沿いに立地しているとはいえ、集客に不利な2階にある。
階段を上って店に入る。
入口を入って、さらに店内の階段を上がったところにある券売機で食券を買う。
「中華そば」の食券を購入すると、女性店員さんが受け取り、厨房に注文を伝える。



「席はお好きなところにお座りください。」と言われたものの、カウンター席に大きなテーブル席も空いていなかったため、窓際の真ん中にあるテーブル席に相席させてもらった。
「中華そば」ができるまで、しばし店内を観察。
入口から見て右側が厨房になっている。
そして厨房を囲むようにL字型のカウンター席が設けられている。
厨房と客席の間は大きな1枚ガラスで隔てられているが、透明ガラスのため、厨房内の様子をうかがうことができる。

厨房に隣接して、製麺室がある。
店が新しいこともあるが、この店は明るく清潔感があっていい。
ウッディな内装で、低くジャズが流れ、落ち着いて食事ができる。
それに女性店員さんの明るい接客もいい。
女性客が一人で来店していたけど、ここなら頷ける。
少し待たされて「中華そば」ができてきた。


おお…
このビジュアルはまさに「大勝軒」!
大きなもも肉のチャーシューに小さなのり、なると、メンマに硬茹での茹玉子。
スープは、忘れかけたあの日の味。
確かにこんな味だったと思い起こさせる…
ほんのりと甘い醤油味。
動物系、魚介系もそれなりの主張で出しゃばらない。
化調の効かせ方もこんな感じだったように思う。
今、改めていただくと、そんなにすごみを感じるラーメンではないかもしれない。
「もりそば」も、こんなおいしいものはないと感じた時期があったが、今では、お弟子さんの店でも、「八王子大勝軒」のようにアレンジしてこれよりおいしい「もりそば」を出す店も出てきている。
ただ、山岸大将は「もりそば」のパイオニアであり、ここから巣立っていって繁盛店になった店も、その礎(いしずえ)となったのは東池袋の「大勝軒」で学んだ「もりそば」、「中華そば」だったはずだ。
今更ながら、山岸大将の功績は偉大なものだったと思い返しながら「中華そば」を噛み締めた。
ただ、最後にこの店に一つ苦言を呈したい…
ここの店は、「麺の作り置き」をしているのが判明した。
私の時は、麺が茹るまでそれなりの時間待たされたというのに、私が食べ始めてから入ってきた2名のお客さんの注文した「もりそば」は、即、出された。
さらに2名が来店。
こちらにも、すぐに「もりそば」が出た。
明らかに「作り置き」されていなければなされない業…
それが証拠に、その直後に入ったお客さんの注文した「もりそば」は在庫が切れたようで、再び麺を茹で始めたので…
疑惑が確信に変わった。
途中までは、昔のことを思い出しながら気分よく食べていたのに…
東池袋でもそうだったという噂は聞いたことがある。
私は幸いにも今までどこの「大勝軒」でも「作り置き」に遭遇したことはなかったし、今日も私が被害に合ったわけではなかったけど…
最後に後味の悪いものを見てしまった…



住所:東京都千代田区神田小川町3-1-5 須田ビル2階
電話:03-3233-9911
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休
交通アクセス:都営地下鉄新宿線・小川町駅徒歩4分。
都営新宿線、東京メトロ半蔵門線・神保町駅徒歩5分
メニュー:特製もりそば…700円/大盛もりそば…850円/もりチャーシュー…950円/東池袋限定もりチャーシュー…1350円/もりメンマ…950円/ゆでもり(ゆで卵入り)…750円/もりなま(生卵入り)…750円/もり野菜…950円/もりそば全部のせ…1100円/あつもり…700円
中華そば…650円/大盛中華そば…800円/チャーシュー麺…950円/東池袋限定チャーシュー麺…1300円/メンマラーメン…950円/中華そば全部のせ…1100円
【大勝軒クラッシック】15:00~
復刻版ワンタン…600円/復刻版ワンタン麺…950円/復刻版タンメン…850円、復刻版餃子…450円/復刻版焼売…450円
好み度:中華そば
接客・サービス

昨年9月に誕生した「お茶の水大勝軒」。
ただ、場所はお茶の水とはいっても、駿河台下の靖国通り沿い。
都営地下鉄新宿線・小川町駅と神保町駅の間にある。
9月19日のオープン直後に訪れて以来、今回が2回目の訪問。
前回は、「特製もりそば」をいただいたのだが、オープンしたばかりなのに東池袋の「大勝軒」の味を忠実に再現させていた。
数日前に東池袋の本店に行ったときも同じメニューだったのでよくわかった。
今まで幾多の「東池袋大勝軒」系の店を訪れているけど、一番、本店に近い味だと感じた。
ただ、まず、これは私の主観であること。
それに、比較対象としたのが昨年食べた東池袋の味であること。
また、これはあくまで、お弟子さんが作った「もりそば」であって、山岸大将の作ったものではないこと。
山岸大将の作ったものは、古くは学生時代から数年前まで食べているが、その時代の時々でも同じ味ではなく、いつの時代のもので、作り手は誰だったかによって結果も違ってくる。
私の中で、直近の「大勝軒」東池袋本店の味に近く感じられた「お茶の水大勝軒」…
今日は「中華そば」の味を確かめにきてみた。
先日、「滝野川大勝軒」で食べた「中華そば」は、本店とは味が違う感じがした…
それでは、こちら「お茶の水大勝軒」ではどうなんだろうか?
きちんと本店の味を継承しているのだろうか!?
店は、スキー、スノボー用品専門店が犇めく駿河下界隈の靖国道路沿いに立地しているとはいえ、集客に不利な2階にある。
階段を上って店に入る。
入口を入って、さらに店内の階段を上がったところにある券売機で食券を買う。
「中華そば」の食券を購入すると、女性店員さんが受け取り、厨房に注文を伝える。



「席はお好きなところにお座りください。」と言われたものの、カウンター席に大きなテーブル席も空いていなかったため、窓際の真ん中にあるテーブル席に相席させてもらった。
「中華そば」ができるまで、しばし店内を観察。
入口から見て右側が厨房になっている。
そして厨房を囲むようにL字型のカウンター席が設けられている。
厨房と客席の間は大きな1枚ガラスで隔てられているが、透明ガラスのため、厨房内の様子をうかがうことができる。

厨房に隣接して、製麺室がある。
店が新しいこともあるが、この店は明るく清潔感があっていい。
ウッディな内装で、低くジャズが流れ、落ち着いて食事ができる。
それに女性店員さんの明るい接客もいい。
女性客が一人で来店していたけど、ここなら頷ける。
少し待たされて「中華そば」ができてきた。


おお…
このビジュアルはまさに「大勝軒」!
大きなもも肉のチャーシューに小さなのり、なると、メンマに硬茹での茹玉子。
スープは、忘れかけたあの日の味。
確かにこんな味だったと思い起こさせる…
ほんのりと甘い醤油味。
動物系、魚介系もそれなりの主張で出しゃばらない。
化調の効かせ方もこんな感じだったように思う。
今、改めていただくと、そんなにすごみを感じるラーメンではないかもしれない。
「もりそば」も、こんなおいしいものはないと感じた時期があったが、今では、お弟子さんの店でも、「八王子大勝軒」のようにアレンジしてこれよりおいしい「もりそば」を出す店も出てきている。
ただ、山岸大将は「もりそば」のパイオニアであり、ここから巣立っていって繁盛店になった店も、その礎(いしずえ)となったのは東池袋の「大勝軒」で学んだ「もりそば」、「中華そば」だったはずだ。
今更ながら、山岸大将の功績は偉大なものだったと思い返しながら「中華そば」を噛み締めた。
ただ、最後にこの店に一つ苦言を呈したい…
ここの店は、「麺の作り置き」をしているのが判明した。
私の時は、麺が茹るまでそれなりの時間待たされたというのに、私が食べ始めてから入ってきた2名のお客さんの注文した「もりそば」は、即、出された。
さらに2名が来店。
こちらにも、すぐに「もりそば」が出た。
明らかに「作り置き」されていなければなされない業…
それが証拠に、その直後に入ったお客さんの注文した「もりそば」は在庫が切れたようで、再び麺を茹で始めたので…
疑惑が確信に変わった。
途中までは、昔のことを思い出しながら気分よく食べていたのに…
東池袋でもそうだったという噂は聞いたことがある。
私は幸いにも今までどこの「大勝軒」でも「作り置き」に遭遇したことはなかったし、今日も私が被害に合ったわけではなかったけど…
最後に後味の悪いものを見てしまった…



住所:東京都千代田区神田小川町3-1-5 須田ビル2階
電話:03-3233-9911
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休
交通アクセス:都営地下鉄新宿線・小川町駅徒歩4分。
都営新宿線、東京メトロ半蔵門線・神保町駅徒歩5分
メニュー:特製もりそば…700円/大盛もりそば…850円/もりチャーシュー…950円/東池袋限定もりチャーシュー…1350円/もりメンマ…950円/ゆでもり(ゆで卵入り)…750円/もりなま(生卵入り)…750円/もり野菜…950円/もりそば全部のせ…1100円/あつもり…700円
中華そば…650円/大盛中華そば…800円/チャーシュー麺…950円/東池袋限定チャーシュー麺…1300円/メンマラーメン…950円/中華そば全部のせ…1100円
【大勝軒クラッシック】15:00~
復刻版ワンタン…600円/復刻版ワンタン麺…950円/復刻版タンメン…850円、復刻版餃子…450円/復刻版焼売…450円
好み度:中華そば

接客・サービス

2007.05.10
麺や 葵 本店
訪問日:2007年5月10日(木)

こちらも、「つけめん」が美味しいと評判の店。
ラーメンデータベースのランキングで、昨年、瞬間的にせよこの店の支店になる日暮里駅前店が1位に、こちら本店が3位になったことがあるという(現在は本店が143位、日暮里駅前店40位)。
何故か今まで未訪だった…
店に着き、時計を確認すると13時37分。
先客は3名。
券売機で食券を買うシステム。

基本のメニュー構成は「ラーメン」と「つけ麺」の2種で、それぞれ「醤油味」と「塩味」がある。
「特製醤油つけ麺(中)320g」を選択。
「つけ麺」は量の少ない方から順に(小)160g、(並)240g、(中)320g、(大)400g。
店内にはラーメン王・石神秀幸さんのサインに、林家一平さんのサインも飾ってある。


厨房には店主らしき人物と美人のお姉さん店員さんの2人。
席に着くと、美人店員さんが水を持ってきてくれた。
食券を受け取り、「大成食品」の麺箱から麺を2玉出し、テボに1玉ずつ入れ、茹で始める店主。
麺が茹で上がる間に、厚切りのチャーシューを2枚切り出し、バーナーの火で炙っていく。
肉の焼かれる良い匂いがする。
麺が茹で上がると、麺を笊に空け、美人店員さんにバトンタッチ。
美人店員さんはよく水洗いして、水切りもしっかり。
つけ汁が店主により作られ、先程炙ったチャーシュー2枚にメンマ、味玉、最後につけ汁にくっつかないように海苔3枚が添えられ、これで「特製醤油つけ麺」の完成。


麺は平打ち麺。かなり平たい麺で、形状は「フィットチーネ」か「きしめん」のよう。
麺は硬めに茹でられ、小麦が詰まって食べ応えのある麺だ。
つけダレはかなり濃厚!
豚骨ベースの動物系の強いスープ。
店主に聞くと、ゲンコツを炊きだした動物系のスープが7割。
残り3割りは魚節を使っていると言う。
魚節とは、鯖、いりこ、鰹の節を粉末にしたもので、ゲンコツから摂った濃厚スープにこの粉末を加えるそうだ。
この濃厚なつけダレによく麺が絡む。
店主によると、以前は、ストレートの太麺を使っていたと言う。
しかし、スープへの絡みが悪いことからこちらに切り替えたんだそうだ。
茹で時間が短く、お客さんを待たせないですむメリットもある。
ただ、駅前の支店では今でも太麺を使っている。
替えたら、お客さんのリクエストによるもので、「つけ麺=太麺」というイメージが定着しているようで、店長の要望で戻したんだそう。
味玉は、箸で割ると、黄身がトロリ。
半熟の良い茹で加減だ。
バラ肉の炙りチャーシューは、やはりバーナーでひと手間かけただけあって、芳ばしい。
メンマもコリコリとした食感のもので、味も薄味で、この濃厚なつけ汁には合っている。
「スープ割り」をしてもらったら、節類に煮干しが香った。
これは美味しいスープ割りだ。
そう話すと、店主は寸胴に入った魚介系のスープを持ってきて、中身を見せてくれた。
鯖、いりこ、鰹節に煮干し、昆布、椎茸で摂ったダシで割りスープ用に作っているんだそうだ。
しかし、この店主というか、社長さんはよく喋る。
14時閉店…
美人店員さんが閉店の看板を出しに行った後も喋り続ける。
スープのこと…
麺のこと…
ラーメン店経営のことまで…
しかし、15年間のラーメン職人としての経験や原価率等経営者目線での話は大変参考になったし…
おかげで、有意義な時間を過ごせた。
ご主人、ありがとうございました。

最後にご主人からのメッセージを…
「辛味つけ麺」を食べに来てください。
辣油に鯖、いりこ、鰹節を入れて作った「辛味油」が癖になる味です。

ご主人は、お客さんが「一味唐辛子」を入れているのを見て、「醤油つけ麺」はどうしても甘くなってしまう…
ただ、「一味唐辛子」を入れただけでは、一瞬の辛さだけでうまくならない。
そこで、生まれたのが「辛味油」だと…
「らーめん」の方がいい人には、常連さんにだけ出している裏メニューの「辛味らーめん」も出してくれるそう…
ご主人に「このブログを見た。」と伝えれば、作ってもらえるので、よかったらどうぞ!


住所:東京都荒川区東日暮里4-14-12
電話:03-3801-2232
営業時間:11:30~14:00(70食、スープが売り切れ次第閉店)
定休日:
アクセス:JR線、京成本線、日暮里・舎人ライナー・日暮里駅南口から徒歩10分。
日暮里中央通りをまっすぐ行って、御竹橋通りを越えてしばらくの右手。EDWIN本社前
メニュー:醤油つけ麺(小)160g…700円/(普通)240g…750円/(中)320g…800円/(大)400g…850円
特製醤油つけ麺(小)160g…900円/(普通)240g…950円/(中)320g…1000円/(大)400g…1050円
塩つけ麺(小)160g…700円/(普通)240g…750円/(中)320g…800円/(大)400g…850円
特製塩つけ麺(小)160g…900円/(普通)240g…950円/(中)320g…1000円/(大)400g…1050円
辛つけ(小)160g…800円/(普通)240g…850円/(中)320g…900円/(大)400g…950円
好み度:醤油つけ麺
接客・サービス

こちらも、「つけめん」が美味しいと評判の店。
ラーメンデータベースのランキングで、昨年、瞬間的にせよこの店の支店になる日暮里駅前店が1位に、こちら本店が3位になったことがあるという(現在は本店が143位、日暮里駅前店40位)。
何故か今まで未訪だった…
店に着き、時計を確認すると13時37分。
先客は3名。
券売機で食券を買うシステム。

基本のメニュー構成は「ラーメン」と「つけ麺」の2種で、それぞれ「醤油味」と「塩味」がある。
「特製醤油つけ麺(中)320g」を選択。
「つけ麺」は量の少ない方から順に(小)160g、(並)240g、(中)320g、(大)400g。
店内にはラーメン王・石神秀幸さんのサインに、林家一平さんのサインも飾ってある。


厨房には店主らしき人物と美人のお姉さん店員さんの2人。
席に着くと、美人店員さんが水を持ってきてくれた。
食券を受け取り、「大成食品」の麺箱から麺を2玉出し、テボに1玉ずつ入れ、茹で始める店主。
麺が茹で上がる間に、厚切りのチャーシューを2枚切り出し、バーナーの火で炙っていく。
肉の焼かれる良い匂いがする。
麺が茹で上がると、麺を笊に空け、美人店員さんにバトンタッチ。
美人店員さんはよく水洗いして、水切りもしっかり。
つけ汁が店主により作られ、先程炙ったチャーシュー2枚にメンマ、味玉、最後につけ汁にくっつかないように海苔3枚が添えられ、これで「特製醤油つけ麺」の完成。


麺は平打ち麺。かなり平たい麺で、形状は「フィットチーネ」か「きしめん」のよう。
麺は硬めに茹でられ、小麦が詰まって食べ応えのある麺だ。
つけダレはかなり濃厚!
豚骨ベースの動物系の強いスープ。
店主に聞くと、ゲンコツを炊きだした動物系のスープが7割。
残り3割りは魚節を使っていると言う。
魚節とは、鯖、いりこ、鰹の節を粉末にしたもので、ゲンコツから摂った濃厚スープにこの粉末を加えるそうだ。
この濃厚なつけダレによく麺が絡む。
店主によると、以前は、ストレートの太麺を使っていたと言う。
しかし、スープへの絡みが悪いことからこちらに切り替えたんだそうだ。
茹で時間が短く、お客さんを待たせないですむメリットもある。
ただ、駅前の支店では今でも太麺を使っている。
替えたら、お客さんのリクエストによるもので、「つけ麺=太麺」というイメージが定着しているようで、店長の要望で戻したんだそう。
味玉は、箸で割ると、黄身がトロリ。
半熟の良い茹で加減だ。
バラ肉の炙りチャーシューは、やはりバーナーでひと手間かけただけあって、芳ばしい。
メンマもコリコリとした食感のもので、味も薄味で、この濃厚なつけ汁には合っている。
「スープ割り」をしてもらったら、節類に煮干しが香った。
これは美味しいスープ割りだ。
そう話すと、店主は寸胴に入った魚介系のスープを持ってきて、中身を見せてくれた。
鯖、いりこ、鰹節に煮干し、昆布、椎茸で摂ったダシで割りスープ用に作っているんだそうだ。
しかし、この店主というか、社長さんはよく喋る。
14時閉店…
美人店員さんが閉店の看板を出しに行った後も喋り続ける。
スープのこと…
麺のこと…
ラーメン店経営のことまで…
しかし、15年間のラーメン職人としての経験や原価率等経営者目線での話は大変参考になったし…
おかげで、有意義な時間を過ごせた。
ご主人、ありがとうございました。

最後にご主人からのメッセージを…
「辛味つけ麺」を食べに来てください。
辣油に鯖、いりこ、鰹節を入れて作った「辛味油」が癖になる味です。

ご主人は、お客さんが「一味唐辛子」を入れているのを見て、「醤油つけ麺」はどうしても甘くなってしまう…
ただ、「一味唐辛子」を入れただけでは、一瞬の辛さだけでうまくならない。
そこで、生まれたのが「辛味油」だと…
「らーめん」の方がいい人には、常連さんにだけ出している裏メニューの「辛味らーめん」も出してくれるそう…
ご主人に「このブログを見た。」と伝えれば、作ってもらえるので、よかったらどうぞ!


住所:東京都荒川区東日暮里4-14-12
電話:03-3801-2232
営業時間:11:30~14:00(70食、スープが売り切れ次第閉店)
定休日:
アクセス:JR線、京成本線、日暮里・舎人ライナー・日暮里駅南口から徒歩10分。
日暮里中央通りをまっすぐ行って、御竹橋通りを越えてしばらくの右手。EDWIN本社前
メニュー:醤油つけ麺(小)160g…700円/(普通)240g…750円/(中)320g…800円/(大)400g…850円
特製醤油つけ麺(小)160g…900円/(普通)240g…950円/(中)320g…1000円/(大)400g…1050円
塩つけ麺(小)160g…700円/(普通)240g…750円/(中)320g…800円/(大)400g…850円
特製塩つけ麺(小)160g…900円/(普通)240g…950円/(中)320g…1000円/(大)400g…1050円
辛つけ(小)160g…800円/(普通)240g…850円/(中)320g…900円/(大)400g…950円
好み度:醤油つけ麺

接客・サービス

2007.05.09
北海道ラーメン 好 旭川【五】
訪問日:2007年5月9日(水)

本日は飲み会。
散会して仲間と別れ訪れたのは、「北海道ラーメン 好 旭川」
なぜか、飲んだ後はここに来てしまう…
うまい「塩ラーメン」を食べさせてくれる店で、他店にはないオンリーワンの「塩ラーメン」が味わえる。
この飄々とした風貌の榊原店主は、陽気でお喋り好きな京男。
若い女の子が来たりしたら、喜んでマシンガントークが止まらなくなる。
でも、昨年から奥さんも店に出るようになって、あまり軽口はたたかなくなったかな。
店に入っていくと、珍しくいっぱいお客さんが入っている。
席に着いて「国士無双と味玉!」と注文。
すかさず「ごめん、味玉終わった。」と言うので…
「じゃあ、なんかつまみ作ってよ。」
出てきたのは、茹でたもやしに揉み海苔がかけられ、塩ダレで味付けされた一品。


「うまっ!」
つまみじゃないよ。
旭川の銘酒「国士無双」。
お酒の状態も良くて美味!
しかし、今日は珍しい。
お客さんがどんどん入ってきて満席になった。
何度もこの店を訪れているけど、この店が津田沼に移転してきてからこんなの初めて見た。
ここに移転してきたのは、もう何年前になるだろうか…
前は、市川の京成電鉄・国府台駅のすぐそばで営業していて場所も良かったし、石神本にも載ったりして、結構流行っていたんだ。
土曜の昼なんか開店前から行列してたよ。
でも、前の店は狭く、広いところに移転してきた…
移転先は、前はコンビニだったんだけど、流行らずに潰れた場所。
最寄りのJR津田沼駅から離れていることと、大通りから道を折れて、新京成電鉄の走る線路際の細い道をだいぶ入っていかないといけないという立地の悪さが災いして、苦戦を強いられた。
「うまけりゃ人は来る。」とは言うけど、お客さんが入るかどうかは、立地条件によるところも大きいよね。
それだけに嬉しい!
お客さんが入るようになって。
飲んでる頃合いをはかって、「塩ラーメン」が出される。


豚骨、丸鶏から摂ったトロミのあるスープ。
これに鰺やアゴ(飛び魚)の干物から出たダシの風味が加って何とも良い味を出している。
この独特のスープは、赤穂の塩を使った塩ダレと合わせると抜群にうまくなる。
ただ、醤油ダレの「正油ラーメン」と合わせても駄目なんだよね。
なぜか…
このスープに合わせる麺は旭川の山加加藤製麺の細麺。
アルデンテに茹でられた縮れの大きな低加水の卵麺はうまい。
ボソッとした食感の麺だけど、この食感がまた良い。
スーブと合わせて食べるとすごく美味しい!
あの「13湯麺」の松井さんのつくった太麺もセレクトできるんだけど、これは「つけめん」用に開発された麺。
こちらの「塩つけめん」で食べるにはうまいが、「塩ラーメン」では細麺にするのが正解。
具のチャーシュー、メンマ、もやし、若布、海苔はまあまあ、それなり。
前はキクラゲが入っていたんだけど、止めちゃったのは残念だね。
今日は久しぶりに来て、ただ、今日はお客さんが入って忙しかったので、榊原店主とほとんど会話する時間がなかった。

情報としては、また何か「千葉拉麺通信」のイベントに参加するみたいだから、興味のある方は調べてみて。
それと、いつから始めたかかわからないけど、裏メニューの「正油つけめん」がメニューに加わっていた。
あと、近くの「なりたけ@津田沼」と同じ「珍来」の麺を「味噌ラーメン」に使ってたはずだけど、どうしたのかな。聞き忘れた。
今日の最大の収穫は、奥さんと知り合ったのが京都だったということぐらいかな。
また、遊びに来ます!
住所:千葉県船橋市前原西2-25-7
電話:047-471-6883
営業時間:(水・金・土・日・祝)11:45~14:00、18:00~翌1:00
18:00~翌1:00(火・木)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
アクセス:JR総武線「津田沼」駅北口下車。ロータリー正面目抜き通りを直進。県道との大きな交差点を右折、新京成踏切手前を線路沿いに左折し直進。道沿い左側
メニュー:正油ラーメン…700円/塩ラーメン…700円/味噌ラーメン…700円/正油つけ麺…800円/塩つけ麺…800円/大盛り…100円増し
好み度:塩ラーメン
接客・サービス

本日は飲み会。
散会して仲間と別れ訪れたのは、「北海道ラーメン 好 旭川」
なぜか、飲んだ後はここに来てしまう…
うまい「塩ラーメン」を食べさせてくれる店で、他店にはないオンリーワンの「塩ラーメン」が味わえる。
この飄々とした風貌の榊原店主は、陽気でお喋り好きな京男。
若い女の子が来たりしたら、喜んでマシンガントークが止まらなくなる。
でも、昨年から奥さんも店に出るようになって、あまり軽口はたたかなくなったかな。
店に入っていくと、珍しくいっぱいお客さんが入っている。
席に着いて「国士無双と味玉!」と注文。
すかさず「ごめん、味玉終わった。」と言うので…
「じゃあ、なんかつまみ作ってよ。」
出てきたのは、茹でたもやしに揉み海苔がかけられ、塩ダレで味付けされた一品。


「うまっ!」
つまみじゃないよ。
旭川の銘酒「国士無双」。
お酒の状態も良くて美味!
しかし、今日は珍しい。
お客さんがどんどん入ってきて満席になった。
何度もこの店を訪れているけど、この店が津田沼に移転してきてからこんなの初めて見た。
ここに移転してきたのは、もう何年前になるだろうか…
前は、市川の京成電鉄・国府台駅のすぐそばで営業していて場所も良かったし、石神本にも載ったりして、結構流行っていたんだ。
土曜の昼なんか開店前から行列してたよ。
でも、前の店は狭く、広いところに移転してきた…
移転先は、前はコンビニだったんだけど、流行らずに潰れた場所。
最寄りのJR津田沼駅から離れていることと、大通りから道を折れて、新京成電鉄の走る線路際の細い道をだいぶ入っていかないといけないという立地の悪さが災いして、苦戦を強いられた。
「うまけりゃ人は来る。」とは言うけど、お客さんが入るかどうかは、立地条件によるところも大きいよね。
それだけに嬉しい!
お客さんが入るようになって。
飲んでる頃合いをはかって、「塩ラーメン」が出される。


豚骨、丸鶏から摂ったトロミのあるスープ。
これに鰺やアゴ(飛び魚)の干物から出たダシの風味が加って何とも良い味を出している。
この独特のスープは、赤穂の塩を使った塩ダレと合わせると抜群にうまくなる。
ただ、醤油ダレの「正油ラーメン」と合わせても駄目なんだよね。
なぜか…
このスープに合わせる麺は旭川の山加加藤製麺の細麺。
アルデンテに茹でられた縮れの大きな低加水の卵麺はうまい。
ボソッとした食感の麺だけど、この食感がまた良い。
スーブと合わせて食べるとすごく美味しい!
あの「13湯麺」の松井さんのつくった太麺もセレクトできるんだけど、これは「つけめん」用に開発された麺。
こちらの「塩つけめん」で食べるにはうまいが、「塩ラーメン」では細麺にするのが正解。
具のチャーシュー、メンマ、もやし、若布、海苔はまあまあ、それなり。
前はキクラゲが入っていたんだけど、止めちゃったのは残念だね。
今日は久しぶりに来て、ただ、今日はお客さんが入って忙しかったので、榊原店主とほとんど会話する時間がなかった。

情報としては、また何か「千葉拉麺通信」のイベントに参加するみたいだから、興味のある方は調べてみて。
それと、いつから始めたかかわからないけど、裏メニューの「正油つけめん」がメニューに加わっていた。
あと、近くの「なりたけ@津田沼」と同じ「珍来」の麺を「味噌ラーメン」に使ってたはずだけど、どうしたのかな。聞き忘れた。
今日の最大の収穫は、奥さんと知り合ったのが京都だったということぐらいかな。
また、遊びに来ます!
住所:千葉県船橋市前原西2-25-7
電話:047-471-6883
営業時間:(水・金・土・日・祝)11:45~14:00、18:00~翌1:00
18:00~翌1:00(火・木)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
アクセス:JR総武線「津田沼」駅北口下車。ロータリー正面目抜き通りを直進。県道との大きな交差点を右折、新京成踏切手前を線路沿いに左折し直進。道沿い左側
メニュー:正油ラーメン…700円/塩ラーメン…700円/味噌ラーメン…700円/正油つけ麺…800円/塩つけ麺…800円/大盛り…100円増し
好み度:塩ラーメン

接客・サービス

2007.05.08
南池袋大勝軒
訪問日:2007年5月8日(火)

こちら「南池袋大勝軒」は、「滝野川大勝軒」の飯野店主が池袋駅近に出店した2号店。
飯野店主は、ラーメンの神様・山岸大将が「(東池袋)大勝軒」の閉店に当たって、「大勝軒」の後継者として指名した人で、数ある「東池袋大勝軒」系の店の中から、「滝野川大勝軒」、「南池袋大勝軒」が後継店にもなった。
しかし、GW前に訪ねた「滝野川大勝軒」の「ラーメン」は私のイメージした「(東池袋)大勝軒」の「中華そば」の味とは違っていた。
魚介系出汁があまり出ていなかったスープ…
柔らかく旨味の感じられない麺…
後継店とは思えない「ラーメン」の出来に少々ガッカリした。
ただ、「もりそば」を食べたわけではなく、飯野店主が作ったものでもないので、これだけで評価するわけにはいかない。
そこで、やはり「南池袋大勝軒」に行って確かめねばと思い、本日の訪問になった。
池袋駅東口に来て、まず向かったのは、去る3月20日に45年の長い歴史に終止符を打った「(東池袋)大勝軒」。
しかし、その場所には…
すでに「大勝軒」はなかった。
建物は壊され、再開発工事が始まっていた。



3月20日、「大勝軒」営業最終日の光景が甦った…
さようなら「大勝軒」!
ありがとう「山岸大将」!


きびすを返して、「南池袋大勝軒」へ向かう。
店に入っていくと、2名待ち。
壁には「東池袋大将軒」系の店ではお決まりの山岸大将と店主のツーショット写真に、山岸大将の単独写真のパネルも飾られていた。


券売機で「もりそば」の食券を買う。


すると、「食券お預かります!」と店員さんが手を差し出してきたので…
「もりそばの麺の量はどれくらいあるのですか?」と聞いてみた。
この店員さんの答えはなかなかユニークなものだった。
普通盛りの麺を入れる器を持ってくると…
「これくらいです!」
「…」
「何gなの?」と聞き直すと、店員さん、飯野店主に聞きにいった。
飯野店主が「330g…」と言っているのが聞こえた。
店員さんが「330gです!」と伝えてくれたので…
「それなら普通盛りでじゅうぶん。」と答えた。
「お一人さま、奥の席へ。」
店員さんに促され奥のカウンター席へ。
この店、間口が狭く、奥が長い「鰻の寝床」の構造の店。
店の外装には無垢の古材が使われ「和モダン」な外観。
店内は照明も落とされ、まるでバーのよう。
およそ「大勝軒」らしからぬ店である。
オープンキッチンで、席からはよく厨房が見える。
飯野店主が麺を茹で始めた。
大きな鍋の中に木箱に入った麺を一箱分投入して鍋に蓋をする。
途中、何度か蓋を開けて箸で麺を掻き回したり、テボでワンタンを茹でたりしながら7分後、「ピピピッ」とタイマーが鳴って茹で上がった。
大きな金ざるに移された麺を水洗いすると、すばやく、次々に器に盛り付けていく飯野店主。
「ここまで行けるかな?」
並んだ食券を指差しながら飯野店主が最後に盛り付けた麺とつけ汁が私の前に出された。
よかった。
なんとか、この回のロットの最後の一杯に滑り込めた。


麺をいただく。
おそらく先日の「滝野川大勝軒」と同じ麺を使っているはずだろうに、噛み締めると麺の食感が違うし、麺の、小麦の旨味さえ感じる。
これはどういうことだろうか?
考えられるのは、麺の茹で方。
茹で時間は「滝野川大勝軒」の方が1分ほど長かった。
もしかしたら、滝野川は、茹で湯の温度が低かったのかもしれない。
低温で茹でたため、芯まで茹らずに外側は茹り過ぎてしまった可能性がある。
いづれにしても、麺がまずいわけではないことはわかって良かった。
つけダレはどうか?
思ったほどは甘くはない。
酸味もそう強くは感じなかった。
もちろん「東池袋大勝軒」系だから砂糖に酢を使う…
甘酸っぱいつけダレではあるけれど、甘さは控えめ…
動物系のダシが強く、魚介は控えめ。
これは「滝野川大勝軒」と共通の傾向。
ただ、「滝野川大勝軒」ではほとんど主張していなかった魚介系がちゃんと今日は顔を出している。
具のメチャメチャ甘い味付けだったメンマも、今日はそんな気にならなかったし…
大きなチャーシューも、もも肉を使ってる割りには、肩ロースの肉のようで柔らかく良かった。
唯一、残念だったのは、スープ割りをしてもらい、飲んでいる時に口に入った肉片のようなもの。
硬く、噛んだら「ジャリ」という音がして吐き出したけど…
気持ち悪かった。
これを除けばまあまあいける「もりそば」ではあると思う…
ただ、この「もりそば」は「東池袋大勝軒」の「もりそば」ではなく、飯野店主の「もりそば」という気がした…
ちなみに私が食べた中では「東池袋大勝軒」の晩年に一番近い味は、「お茶の水大勝軒」という気がしている。
誰が作ったものかにもよるし、異論はあるとは思うけど…
しかし、この「東池袋大勝軒」から巣立っていった山岸大将のお弟子さんの店は全国に多数ある。
「東池袋大勝軒」の伝統の味を守り続けていこうとする店もあれば、基本の味をベースにスープの味や麺を替えて自分流にアレンジしている店もある。
味の評判の良い店がある一方、悪い店があるのも事実。
ただ、私の願いは、「大勝軒」の看板を掲げている以上は、看板に恥じない味をこれからもお客さんに提供していってほしいということ…
頑張っていただきたい!



住所:東京都豊島区南池袋2-27-16近藤ビル1F
電話:03-5951-2221
営業時間:11:30~22:00
定休日:不定休
交通アクセス:池袋駅東口から徒歩7分
HP:http://www.tai-sho-ken.com/
メニュー:もりそば…650円/もり玉子…750円/もり生玉子…750円/もろのり…750円/もり辛味…750円/もりワンタン(3個)…750円/もり野菜…900円/もりメンマ…900円/もりチャーシュー…950円/もりチャーシュー野菜…1100円/もりデラックス…1100円
あつもり…650円ラーメン…650円/ワンタンメン(6個)…850円
好み度:もりそば
接客・サービス

こちら「南池袋大勝軒」は、「滝野川大勝軒」の飯野店主が池袋駅近に出店した2号店。
飯野店主は、ラーメンの神様・山岸大将が「(東池袋)大勝軒」の閉店に当たって、「大勝軒」の後継者として指名した人で、数ある「東池袋大勝軒」系の店の中から、「滝野川大勝軒」、「南池袋大勝軒」が後継店にもなった。
しかし、GW前に訪ねた「滝野川大勝軒」の「ラーメン」は私のイメージした「(東池袋)大勝軒」の「中華そば」の味とは違っていた。
魚介系出汁があまり出ていなかったスープ…
柔らかく旨味の感じられない麺…
後継店とは思えない「ラーメン」の出来に少々ガッカリした。
ただ、「もりそば」を食べたわけではなく、飯野店主が作ったものでもないので、これだけで評価するわけにはいかない。
そこで、やはり「南池袋大勝軒」に行って確かめねばと思い、本日の訪問になった。
池袋駅東口に来て、まず向かったのは、去る3月20日に45年の長い歴史に終止符を打った「(東池袋)大勝軒」。
しかし、その場所には…
すでに「大勝軒」はなかった。
建物は壊され、再開発工事が始まっていた。



3月20日、「大勝軒」営業最終日の光景が甦った…
さようなら「大勝軒」!
ありがとう「山岸大将」!


きびすを返して、「南池袋大勝軒」へ向かう。
店に入っていくと、2名待ち。
壁には「東池袋大将軒」系の店ではお決まりの山岸大将と店主のツーショット写真に、山岸大将の単独写真のパネルも飾られていた。


券売機で「もりそば」の食券を買う。


すると、「食券お預かります!」と店員さんが手を差し出してきたので…
「もりそばの麺の量はどれくらいあるのですか?」と聞いてみた。
この店員さんの答えはなかなかユニークなものだった。
普通盛りの麺を入れる器を持ってくると…
「これくらいです!」
「…」
「何gなの?」と聞き直すと、店員さん、飯野店主に聞きにいった。
飯野店主が「330g…」と言っているのが聞こえた。
店員さんが「330gです!」と伝えてくれたので…
「それなら普通盛りでじゅうぶん。」と答えた。
「お一人さま、奥の席へ。」
店員さんに促され奥のカウンター席へ。
この店、間口が狭く、奥が長い「鰻の寝床」の構造の店。
店の外装には無垢の古材が使われ「和モダン」な外観。
店内は照明も落とされ、まるでバーのよう。
およそ「大勝軒」らしからぬ店である。
オープンキッチンで、席からはよく厨房が見える。
飯野店主が麺を茹で始めた。
大きな鍋の中に木箱に入った麺を一箱分投入して鍋に蓋をする。
途中、何度か蓋を開けて箸で麺を掻き回したり、テボでワンタンを茹でたりしながら7分後、「ピピピッ」とタイマーが鳴って茹で上がった。
大きな金ざるに移された麺を水洗いすると、すばやく、次々に器に盛り付けていく飯野店主。
「ここまで行けるかな?」
並んだ食券を指差しながら飯野店主が最後に盛り付けた麺とつけ汁が私の前に出された。
よかった。
なんとか、この回のロットの最後の一杯に滑り込めた。


麺をいただく。
おそらく先日の「滝野川大勝軒」と同じ麺を使っているはずだろうに、噛み締めると麺の食感が違うし、麺の、小麦の旨味さえ感じる。
これはどういうことだろうか?
考えられるのは、麺の茹で方。
茹で時間は「滝野川大勝軒」の方が1分ほど長かった。
もしかしたら、滝野川は、茹で湯の温度が低かったのかもしれない。
低温で茹でたため、芯まで茹らずに外側は茹り過ぎてしまった可能性がある。
いづれにしても、麺がまずいわけではないことはわかって良かった。
つけダレはどうか?
思ったほどは甘くはない。
酸味もそう強くは感じなかった。
もちろん「東池袋大勝軒」系だから砂糖に酢を使う…
甘酸っぱいつけダレではあるけれど、甘さは控えめ…
動物系のダシが強く、魚介は控えめ。
これは「滝野川大勝軒」と共通の傾向。
ただ、「滝野川大勝軒」ではほとんど主張していなかった魚介系がちゃんと今日は顔を出している。
具のメチャメチャ甘い味付けだったメンマも、今日はそんな気にならなかったし…
大きなチャーシューも、もも肉を使ってる割りには、肩ロースの肉のようで柔らかく良かった。
唯一、残念だったのは、スープ割りをしてもらい、飲んでいる時に口に入った肉片のようなもの。
硬く、噛んだら「ジャリ」という音がして吐き出したけど…
気持ち悪かった。
これを除けばまあまあいける「もりそば」ではあると思う…
ただ、この「もりそば」は「東池袋大勝軒」の「もりそば」ではなく、飯野店主の「もりそば」という気がした…
ちなみに私が食べた中では「東池袋大勝軒」の晩年に一番近い味は、「お茶の水大勝軒」という気がしている。
誰が作ったものかにもよるし、異論はあるとは思うけど…
しかし、この「東池袋大勝軒」から巣立っていった山岸大将のお弟子さんの店は全国に多数ある。
「東池袋大勝軒」の伝統の味を守り続けていこうとする店もあれば、基本の味をベースにスープの味や麺を替えて自分流にアレンジしている店もある。
味の評判の良い店がある一方、悪い店があるのも事実。
ただ、私の願いは、「大勝軒」の看板を掲げている以上は、看板に恥じない味をこれからもお客さんに提供していってほしいということ…
頑張っていただきたい!



住所:東京都豊島区南池袋2-27-16近藤ビル1F
電話:03-5951-2221
営業時間:11:30~22:00
定休日:不定休
交通アクセス:池袋駅東口から徒歩7分
HP:http://www.tai-sho-ken.com/
メニュー:もりそば…650円/もり玉子…750円/もり生玉子…750円/もろのり…750円/もり辛味…750円/もりワンタン(3個)…750円/もり野菜…900円/もりメンマ…900円/もりチャーシュー…950円/もりチャーシュー野菜…1100円/もりデラックス…1100円
あつもり…650円ラーメン…650円/ワンタンメン(6個)…850円
好み度:もりそば

接客・サービス

2007.05.07
必勝軒【九】
訪問日:2007年5月7日(月)

本日の夕食も、昼食に続いて、こちら「必勝軒」で…
今まで、同一のラーメン店で昼夜食事をした経験は過去に一度もなし。
元々、あまり、夕食は外食せず、したとしても、まずラーメン店には行かない私にとって、こんなことは初めて。
19時52分…
店の前までやって来ると、21人の行列。
昼より行列が長くなっている。

正直、昼は、店の近くにある「千葉工業大学」の学生が来ることで、これだけ混雑するんだろうと思っていた。
事実、小林マスターも前に「今は学生さをが休みだから空いている方です。学校が始まったらもっと混みます。」と話していたし、夜は大分、緩和するのだろうと…
しかし、初めての夜の「必勝軒」。
やはり、混んでいた。
この店は、学生が来る来ないにかかわらず混んでいる。
夜は昼に厨房に入っていた、これも馴染みの店員さんが替わって注文を取りにきた。
「あれっ、昼も来られましたよね?」
そう聞かれて照れ笑いをしながら…
「ラーメン多め」とビールを注文。

「ラーメン多め」は、通常の「ラーメン」が麺2玉260gのところ、2.5玉325g入る。
値段は、通常の「ラーメン」と変わらない。
待つことジャスト30分。
20時22分に入店。
一番奥の席に案内され、席に座ると…
「プシュ!」
アサヒスーパードライのスタイニーボトルの栓を抜く良い音。
凍らせて、冷やされたジョッキグラスにビールが注がれ、「お疲れさまでした」という店員さんの労いの言葉とともに提供される。
ビールといっしょに出されたのが、チャーシューとメンマの入った小鉢。

チャーシューの煮汁の味付けが良くて、ビールがよく進む。
このおつまみとビールで350円は安い!
小林マスターが「ラーメンお作りする時に声かけてください。」と言ってきたので…
「いや、もうすぐ作っていただいて結構です。」と答える。
外で長蛇の列を作って待っているお客さんに申し訳ないので、ここでは長居はできない…
それでも、ちょうどビールを飲み終えるタイミングでラーメンが出てくる。
間の取り方がよくわかっている…


今日のスープの出来は最高に良い!
鶏ガラ、モミジから摂った鶏ダシの旨味がスープに良く溶け込んでいる。
かといって、魚介系ダシも良く出ているし、煮干しのアクセントも効いている。
スープが煮詰まったためなのか、動物系、魚介系のダシとも濃いめに出ているように感じられた。
しかし、麺を食べるにはこれくらいの方がうまいんだよね!
麺は硬めに茹でられ、噛むとパツンと切れる歯切れの良い麺で、つなぎを使っていない日本蕎麦の「せいろ」のような食感だ。
もう、かなり前の話になるが、以前の麺は、小林マスターのもう一つの修業先である「永福町大勝軒」が使う「草村商店」風のやや柔らかめに感じる麺で、これはこれで私は好きな麺だった。
しかし、小林マスターが製麺室で毎日打つこの新たな低加水の麺はコシがあって喉越しも良い。
また、麺を寝かせ熟成させているので、麺の旨味を感じる。
かなり好みの麺だ。
それに、チャーシューもメンマもしっかり仕事がなされていてうまい。
ここに来ると、「もりそば」を食べることが多いけど、「ラーメン」のレベルもかなり高い。
名前は同じ「大勝軒」でも、「東池袋」と「永福町」という全く異なる2つの店で修業経験を積み、独自のラーメンをつくり上げた小林マスター。
2つの「大勝軒」の良いところを取り込み、さらに美味しく進化させている。
最後に小林マスターに、残った「ラーメン」のスープに「スープ割り」をしてもらった。


これがまた良い!
こうすると、麺を食べるには薄味に感じるが、飲むにはちょうど良いスープになる。
美味しかった。
小林マスターにお礼を言って店を出ると…
時刻は20時43分
しかし、この時間でも27人のお客さんが並んでいた…
でも、これでも明日、明後日の「濃厚スープの日」に比べれば大したことはないと言うんだから…
恐ろしい…


住所:千葉県習志野市津田沼2-5-9
電話:047-474-8283
営業時間:(月・火・金)11:30~14:00、18:30~21:00
(水)11:30~14:00
(土)10:00頃~150玉
(祝)10:00頃~150玉、18:30~21:00
定休日:水曜の夜、日曜、不定休あり
交通アクセス:JR総武線・津田沼駅南口から徒歩5分。千葉工大ぞいのマロニエ通りを直進。左側
メニュー:ラーメン…700円/チャーシューメン…950円/特製もりそば…750円/もりチャーシュー…1,000円/大盛り(4玉まで)…100円増し
好み度:ラーメン
接客・サービス

本日の夕食も、昼食に続いて、こちら「必勝軒」で…
今まで、同一のラーメン店で昼夜食事をした経験は過去に一度もなし。
元々、あまり、夕食は外食せず、したとしても、まずラーメン店には行かない私にとって、こんなことは初めて。
19時52分…
店の前までやって来ると、21人の行列。
昼より行列が長くなっている。

正直、昼は、店の近くにある「千葉工業大学」の学生が来ることで、これだけ混雑するんだろうと思っていた。
事実、小林マスターも前に「今は学生さをが休みだから空いている方です。学校が始まったらもっと混みます。」と話していたし、夜は大分、緩和するのだろうと…
しかし、初めての夜の「必勝軒」。
やはり、混んでいた。
この店は、学生が来る来ないにかかわらず混んでいる。
夜は昼に厨房に入っていた、これも馴染みの店員さんが替わって注文を取りにきた。
「あれっ、昼も来られましたよね?」
そう聞かれて照れ笑いをしながら…
「ラーメン多め」とビールを注文。

「ラーメン多め」は、通常の「ラーメン」が麺2玉260gのところ、2.5玉325g入る。
値段は、通常の「ラーメン」と変わらない。
待つことジャスト30分。
20時22分に入店。
一番奥の席に案内され、席に座ると…
「プシュ!」
アサヒスーパードライのスタイニーボトルの栓を抜く良い音。
凍らせて、冷やされたジョッキグラスにビールが注がれ、「お疲れさまでした」という店員さんの労いの言葉とともに提供される。
ビールといっしょに出されたのが、チャーシューとメンマの入った小鉢。

チャーシューの煮汁の味付けが良くて、ビールがよく進む。
このおつまみとビールで350円は安い!
小林マスターが「ラーメンお作りする時に声かけてください。」と言ってきたので…
「いや、もうすぐ作っていただいて結構です。」と答える。
外で長蛇の列を作って待っているお客さんに申し訳ないので、ここでは長居はできない…
それでも、ちょうどビールを飲み終えるタイミングでラーメンが出てくる。
間の取り方がよくわかっている…


今日のスープの出来は最高に良い!
鶏ガラ、モミジから摂った鶏ダシの旨味がスープに良く溶け込んでいる。
かといって、魚介系ダシも良く出ているし、煮干しのアクセントも効いている。
スープが煮詰まったためなのか、動物系、魚介系のダシとも濃いめに出ているように感じられた。
しかし、麺を食べるにはこれくらいの方がうまいんだよね!
麺は硬めに茹でられ、噛むとパツンと切れる歯切れの良い麺で、つなぎを使っていない日本蕎麦の「せいろ」のような食感だ。
もう、かなり前の話になるが、以前の麺は、小林マスターのもう一つの修業先である「永福町大勝軒」が使う「草村商店」風のやや柔らかめに感じる麺で、これはこれで私は好きな麺だった。
しかし、小林マスターが製麺室で毎日打つこの新たな低加水の麺はコシがあって喉越しも良い。
また、麺を寝かせ熟成させているので、麺の旨味を感じる。
かなり好みの麺だ。
それに、チャーシューもメンマもしっかり仕事がなされていてうまい。
ここに来ると、「もりそば」を食べることが多いけど、「ラーメン」のレベルもかなり高い。
名前は同じ「大勝軒」でも、「東池袋」と「永福町」という全く異なる2つの店で修業経験を積み、独自のラーメンをつくり上げた小林マスター。
2つの「大勝軒」の良いところを取り込み、さらに美味しく進化させている。
最後に小林マスターに、残った「ラーメン」のスープに「スープ割り」をしてもらった。


これがまた良い!
こうすると、麺を食べるには薄味に感じるが、飲むにはちょうど良いスープになる。
美味しかった。
小林マスターにお礼を言って店を出ると…
時刻は20時43分
しかし、この時間でも27人のお客さんが並んでいた…
でも、これでも明日、明後日の「濃厚スープの日」に比べれば大したことはないと言うんだから…
恐ろしい…


住所:千葉県習志野市津田沼2-5-9
電話:047-474-8283
営業時間:(月・火・金)11:30~14:00、18:30~21:00
(水)11:30~14:00
(土)10:00頃~150玉
(祝)10:00頃~150玉、18:30~21:00
定休日:水曜の夜、日曜、不定休あり
交通アクセス:JR総武線・津田沼駅南口から徒歩5分。千葉工大ぞいのマロニエ通りを直進。左側
メニュー:ラーメン…700円/チャーシューメン…950円/特製もりそば…750円/もりチャーシュー…1,000円/大盛り(4玉まで)…100円増し
好み度:ラーメン

接客・サービス

2007.05.07
必勝軒【八】
訪問日:2007年5月7日(月)

こちらは、過去、私が一番多く訪れているラーメン店。
こちらの「特製もりそば」に「ラーメン」が好きで通っているのはもちろん。
でも、それ以上に気に入っているのが店主・小林マスターの接客サービスとラーメンづくりへの姿勢。
この人の明るくフレンドリーな接客態度は私の食べたラーメン店の中ではピカイチ。
常連客だけではなく、初めて訪れたお客さんや子供にも優しい笑顔で話し掛け、楽しんでもらおうと努力する。
お客さんを飽きさせないよう毎日味を替え、曜日替わりのスープをつくる。
不定期に行なわれるイベントメニューもお客さんを楽しませている。
必然、店のスタッフも明るく、接客が良い。
いつも、帰るときに、また来たいと思わせる。
ラーメンの味だけ良ければいい。
確かに、そういう考え方はあるだろうし、ある意味正しい。
しかし、接客やサービスも客商売にはかかせない商品であり、これがおなざりな店は損をしていると思う。
それと、あのラーメン王・石神秀幸さんをも唸らせた小林マスターのスープと麺づくりに対する弛まぬ努力。
過去に閉店後、小林マスターと話をする機会をいただいたことがあった。
その時、感じたのは、この人の食材や製法に対するこだわりはハンパじゃないということだ。
この店には惹かれる。
また、この小林という男にも…
そんなわけで、また今日も来てしまった。
GW明けの月曜日。
今日ぐらいは空いているだろう。
でも、ファーストロットで食べたいからと11時8分に店の前まで来てみると…
11時30分開店だというのに、既に19席置かれた待合の椅子は満席。
ファーストロットの15人に入れず立って開店を迎えることになってしまった…
まあ、仕方ない。

11時21分…
馴染みの店員さんと新顔の店員さんが出てきて挨拶をして、本日のラーメンの説明をする。
それが済むと、並び順に注文取りだ!

15人分の注文をすばやく取り終えると、16人目のお客さんに最初の注文はここまでであることを丁重に説明して店に戻る。
この時点で32人待ち。
11時30分…
小林マスターが出てきて、お客さん一人一人に挨拶しながら入口で出迎え開店!


開店時の行列は38人。さらに人が来店し40名を越える。
店内では、小林マスターの合図で、忙しく動いていたスタッフが一旦手を止め、スタッフ紹介が始まった。
紹介が終わると、再び店員さんが2人出てきて、注文を取りにきた。
私を見ると、馴染みの店員さんが挨拶。
そして…
「今日から入った新人です。」と新人店員の紹介をしてきた。
私も挨拶を返し、新人店員さんにも励ましの言葉を入れた上で、「もりそば4玉で…」と注文を入れた。
11時50分入店。
「こんにちは!」
小林マスターからすかさず挨拶がきた。
席に着くと、店員さんがいつものように「あつい麺にしますか?冷たい麺にしますか?」と聞いてくる。
「ひあで!」と答えると…
まず「つけダレ」が出され、まもなくして最大4玉上限の大盛りの冷たい麺が出された。


この店は、普通盛りで1玉130gの麺が2玉で260g。
「多め」と注文すると、値段変わらず、2.5玉325gにできる。
大盛りは3玉、3.5玉、4玉から選択。
価格は、いづれも100円増しだ。
いつものように麺だけいただきます。
中太の多加水麺は、小麦の旨味を感じる美味しい麺。
ツルツルシコシコした食感も良く、つけダレにつけなくても、それだけでも食べられる。
また、今日の麺の茹で加減は最高!
硬すぎず、柔らかすぎず、何とも良い感じに茹で上がっている。
つけダレは、「バランススープ」の日だけあって、鶏、豚骨の動物系ダシと鯖節、鰹節の魚介系ダシ、それに野菜の甘味も程よくミックスされて、文字通りバランス良く仕上がっている。
それに、相変わらす、煮干しの苦味がアクセントとして効いていて、これがまた良い。
1玉130g。4玉だと520gもあるある麺が、みるみるうちに減っていく。
お世辞抜きにうまい!
チャーシュー、メンマもうまい!
強いて欠点を探せば、デフォルトで半分入った茹で玉子くらいだろうか。
これは、なぜか「東池袋大勝軒」での修業経験の中で唯一変えていないもので、多分、小林マスターは、半熟玉子をよしとせず、わざと硬茹でにしているのではないかと私は思っている。
最後に、小林マスターにお願いしている「スープ割り」はまた格別。

今日は、3月から月曜日のみの提供となった「バランススープ」の「もりそば」を久しぶりにいただいて堪能した。

繰り返しになるけれど、この店は曜日によってスープの味が変わる。
しかも、同じスープの日が続いても、材料のバランスを変えて同じ味にはしないようにしている。
このスープ秘話についてはまた後日…
小林マスター!
今日もまた、ご馳走さまでした。

住所:千葉県習志野市津田沼2-5-9
電話:047-474-8283
営業時間:(月・火・金)11:30~14:00、18:30~21:00
(水)11:30~14:00
(土)10:00頃~150玉
(祝)10:00頃~150玉、18:30~21:00
定休日:水曜の夜、日曜、不定休あり
交通アクセス:JR総武線・津田沼駅南口から徒歩5分。千葉工大ぞいのマロニエ通りを直進。左側
メニュー:ラーメン…700円/チャーシューメン…950円/特製もりそば…750円/もりチャーシュー…1,000円/大盛り(4玉まで)…100円増し
好み度:特製もりそば
接客・サービス

こちらは、過去、私が一番多く訪れているラーメン店。
こちらの「特製もりそば」に「ラーメン」が好きで通っているのはもちろん。
でも、それ以上に気に入っているのが店主・小林マスターの接客サービスとラーメンづくりへの姿勢。
この人の明るくフレンドリーな接客態度は私の食べたラーメン店の中ではピカイチ。
常連客だけではなく、初めて訪れたお客さんや子供にも優しい笑顔で話し掛け、楽しんでもらおうと努力する。
お客さんを飽きさせないよう毎日味を替え、曜日替わりのスープをつくる。
不定期に行なわれるイベントメニューもお客さんを楽しませている。
必然、店のスタッフも明るく、接客が良い。
いつも、帰るときに、また来たいと思わせる。
ラーメンの味だけ良ければいい。
確かに、そういう考え方はあるだろうし、ある意味正しい。
しかし、接客やサービスも客商売にはかかせない商品であり、これがおなざりな店は損をしていると思う。
それと、あのラーメン王・石神秀幸さんをも唸らせた小林マスターのスープと麺づくりに対する弛まぬ努力。
過去に閉店後、小林マスターと話をする機会をいただいたことがあった。
その時、感じたのは、この人の食材や製法に対するこだわりはハンパじゃないということだ。
この店には惹かれる。
また、この小林という男にも…
そんなわけで、また今日も来てしまった。
GW明けの月曜日。
今日ぐらいは空いているだろう。
でも、ファーストロットで食べたいからと11時8分に店の前まで来てみると…
11時30分開店だというのに、既に19席置かれた待合の椅子は満席。
ファーストロットの15人に入れず立って開店を迎えることになってしまった…
まあ、仕方ない。

11時21分…
馴染みの店員さんと新顔の店員さんが出てきて挨拶をして、本日のラーメンの説明をする。
それが済むと、並び順に注文取りだ!

15人分の注文をすばやく取り終えると、16人目のお客さんに最初の注文はここまでであることを丁重に説明して店に戻る。
この時点で32人待ち。
11時30分…
小林マスターが出てきて、お客さん一人一人に挨拶しながら入口で出迎え開店!


開店時の行列は38人。さらに人が来店し40名を越える。
店内では、小林マスターの合図で、忙しく動いていたスタッフが一旦手を止め、スタッフ紹介が始まった。
紹介が終わると、再び店員さんが2人出てきて、注文を取りにきた。
私を見ると、馴染みの店員さんが挨拶。
そして…
「今日から入った新人です。」と新人店員の紹介をしてきた。
私も挨拶を返し、新人店員さんにも励ましの言葉を入れた上で、「もりそば4玉で…」と注文を入れた。
11時50分入店。
「こんにちは!」
小林マスターからすかさず挨拶がきた。
席に着くと、店員さんがいつものように「あつい麺にしますか?冷たい麺にしますか?」と聞いてくる。
「ひあで!」と答えると…
まず「つけダレ」が出され、まもなくして最大4玉上限の大盛りの冷たい麺が出された。


この店は、普通盛りで1玉130gの麺が2玉で260g。
「多め」と注文すると、値段変わらず、2.5玉325gにできる。
大盛りは3玉、3.5玉、4玉から選択。
価格は、いづれも100円増しだ。
いつものように麺だけいただきます。
中太の多加水麺は、小麦の旨味を感じる美味しい麺。
ツルツルシコシコした食感も良く、つけダレにつけなくても、それだけでも食べられる。
また、今日の麺の茹で加減は最高!
硬すぎず、柔らかすぎず、何とも良い感じに茹で上がっている。
つけダレは、「バランススープ」の日だけあって、鶏、豚骨の動物系ダシと鯖節、鰹節の魚介系ダシ、それに野菜の甘味も程よくミックスされて、文字通りバランス良く仕上がっている。
それに、相変わらす、煮干しの苦味がアクセントとして効いていて、これがまた良い。
1玉130g。4玉だと520gもあるある麺が、みるみるうちに減っていく。
お世辞抜きにうまい!
チャーシュー、メンマもうまい!
強いて欠点を探せば、デフォルトで半分入った茹で玉子くらいだろうか。
これは、なぜか「東池袋大勝軒」での修業経験の中で唯一変えていないもので、多分、小林マスターは、半熟玉子をよしとせず、わざと硬茹でにしているのではないかと私は思っている。
最後に、小林マスターにお願いしている「スープ割り」はまた格別。

今日は、3月から月曜日のみの提供となった「バランススープ」の「もりそば」を久しぶりにいただいて堪能した。

繰り返しになるけれど、この店は曜日によってスープの味が変わる。
しかも、同じスープの日が続いても、材料のバランスを変えて同じ味にはしないようにしている。
このスープ秘話についてはまた後日…
小林マスター!
今日もまた、ご馳走さまでした。

住所:千葉県習志野市津田沼2-5-9
電話:047-474-8283
営業時間:(月・火・金)11:30~14:00、18:30~21:00
(水)11:30~14:00
(土)10:00頃~150玉
(祝)10:00頃~150玉、18:30~21:00
定休日:水曜の夜、日曜、不定休あり
交通アクセス:JR総武線・津田沼駅南口から徒歩5分。千葉工大ぞいのマロニエ通りを直進。左側
メニュー:ラーメン…700円/チャーシューメン…950円/特製もりそば…750円/もりチャーシュー…1,000円/大盛り(4玉まで)…100円増し
好み度:特製もりそば

接客・サービス

2007.05.04
松戸大勝軒
訪問日:2007年5月4日(金)

先月4月3日オープンの店。
千葉拉麺通信のBBSでオープンを知る。
ネットの情報では、「げん@野方」として環七沿いで営業していた店が、駐禁規制が厳しくなり、ここ松戸に移転してきたんだそう。
JR常磐線と新京成線が通る松戸駅。
ここ松戸には、「とみ田」、「兎に角」の二大つけめんの行列店がある激戦区。
これら既存店にどんな味で勝負を挑むのか?
私は「げん@野方」を知らないので、どんな味かはわからない。
「松戸大勝軒」という看板を掲げて開業するくらいだから、「東池袋大勝軒」の味を復刻させ、勝負を仕掛けていくのか?
それとも「げん@野方」でつくりあげた味を踏襲して営業していくつもりなのか?
店の場所は、上記2店のある東口とは反対側の西口。
店に着くと、外に行列はなし。しかし、中に6人が待っていた。
壁にはやはり「東池袋大勝軒」系の店でお決まりの「山岸大将」とのツーショット写真がある…

券売機で食券を買うシステム。
メニューには、「東池袋大勝軒」系のお店ではお馴染みの「中華そば」、「もりそば」の他、「みそもりそば」、「油そば」に「青中華そば」という「ほうれん草」のそばを使ったオリジナルメニューもあった。
初めての訪問だったので、「もりそば」にすることに…
麺の量は、デフォルトで200g、大盛300g、特盛450g。
大盛を選択して食券を買って待つ。


12分待って席へ。
しかし、ここから「もりそば」にありつけるまでに18分を費やし、計30分待たされたんだけど…
オペレーションが悪い…
一度作ったお客さんの「中華そば」を二重に作ってしまうというミスもあったけど、少し待たせすぎかな。
スタッフ全員「一番弟子 大勝軒」と背中に縦書きにバックプリントされたお揃いのTシャツ姿。

厨房では、ご主人と奥様らしきお二人が麺を茹で、つけダレを作っている。
カウンターの中には、女性店員さんが二人。
配膳と接客を担当。
待たされ、順番が後先になって、怒っていたお客さんもいたけど…
まあ、店主以外、全員女性で、大勝軒らしくない明るい店だし、慣れてくれば、徐々にオペレーションもよくなるでしょう。
「もりそば」が奥様の手により運ばれてきた。


麺は平打ち麺。それに細いね。
こんな麺食べるの「東池袋大勝軒」系の店では初めて。
麺だけ食べると、ツルツルシコシコ。
麺にコシがあって、喉越しもいい。
つけダレにつけると、よく絡んでうまい。
最初、どうかなと思ったけど、結構美味しい麺だし、このつけダレには合っている。
しかし、このつけダレ、醤油ダレが濃い。
それとデフォルトで入っている大量の胡椒が舌を痺れさせ、刺激が強すぎて、むせ返ってしまった。
この胡椒を除けば甘さ控えめ、酸味控えめたし、鶏と豚骨の動物系も、鯖節、鰹節等の魚介系ダシもよく出ていて良いと思う。
特に最後に、ポットに入れて出されるスープ割りのスープを入れると、パァ~っと鰹が香って、美味しい「スープ割り」が飲める。

でも、つけダレの味が濃いのと胡椒のおかげで、ポット一つでは足りなくて、おかわりをもらったよ。
ただ、この店、嫌な顔せずコストのかかっているスープをおかわりで出してくれたのは評価したいな。
具はデフォルトで煮玉子が半分入っている。
ただ、この玉子は伝統的な「東池袋大勝軒」系店の硬茹でスタイルのもの。
半熟ではないのでご注意を…
チャーシューは、厚切りされた大きなもので、やや硬かったものの、味付けもしっかりしていたし、全く臭みもなく、「東池袋大勝軒」系店のチャーシューとしては上々のものだった。
メンマも甘ったるい味付けはなされておらず、コリコリとした歯応えが良かった。
胡椒がなければ…
店主はこの刺激ある味が好きなんだろうし、人によってこの胡椒の賛否は分かれるとは思うけど…
悪いけど、次回行ったとしたら、胡椒抜きにしてもらおう!


住所:千葉県松戸市松戸1277 第2ミヤザワビル1階
電話:不明
営業時間:11:00~売切れ終了まで
定休日:日曜
交通アクセス:JR常磐線、新京成線・松戸駅下車西口のロータリーの道を直進して千葉銀行の手前を左折。少し歩いた右側。徒歩5分
メニュー:中華そば…630円/中華そば(大盛り)…730円
もりそば200g…680円/もりそば(大盛り)300g…780円/もりそば(特盛り)450g…880円
青中華そば…750円
みそもりそば…730円/みそもりそば(大盛り)…830円
油そば…680円/油そば(大盛り)…780円
好み度:もりそば
接客・サービス

先月4月3日オープンの店。
千葉拉麺通信のBBSでオープンを知る。
ネットの情報では、「げん@野方」として環七沿いで営業していた店が、駐禁規制が厳しくなり、ここ松戸に移転してきたんだそう。
JR常磐線と新京成線が通る松戸駅。
ここ松戸には、「とみ田」、「兎に角」の二大つけめんの行列店がある激戦区。
これら既存店にどんな味で勝負を挑むのか?
私は「げん@野方」を知らないので、どんな味かはわからない。
「松戸大勝軒」という看板を掲げて開業するくらいだから、「東池袋大勝軒」の味を復刻させ、勝負を仕掛けていくのか?
それとも「げん@野方」でつくりあげた味を踏襲して営業していくつもりなのか?
店の場所は、上記2店のある東口とは反対側の西口。
店に着くと、外に行列はなし。しかし、中に6人が待っていた。
壁にはやはり「東池袋大勝軒」系の店でお決まりの「山岸大将」とのツーショット写真がある…

券売機で食券を買うシステム。
メニューには、「東池袋大勝軒」系のお店ではお馴染みの「中華そば」、「もりそば」の他、「みそもりそば」、「油そば」に「青中華そば」という「ほうれん草」のそばを使ったオリジナルメニューもあった。
初めての訪問だったので、「もりそば」にすることに…
麺の量は、デフォルトで200g、大盛300g、特盛450g。
大盛を選択して食券を買って待つ。


12分待って席へ。
しかし、ここから「もりそば」にありつけるまでに18分を費やし、計30分待たされたんだけど…
オペレーションが悪い…
一度作ったお客さんの「中華そば」を二重に作ってしまうというミスもあったけど、少し待たせすぎかな。
スタッフ全員「一番弟子 大勝軒」と背中に縦書きにバックプリントされたお揃いのTシャツ姿。

厨房では、ご主人と奥様らしきお二人が麺を茹で、つけダレを作っている。
カウンターの中には、女性店員さんが二人。
配膳と接客を担当。
待たされ、順番が後先になって、怒っていたお客さんもいたけど…
まあ、店主以外、全員女性で、大勝軒らしくない明るい店だし、慣れてくれば、徐々にオペレーションもよくなるでしょう。
「もりそば」が奥様の手により運ばれてきた。


麺は平打ち麺。それに細いね。
こんな麺食べるの「東池袋大勝軒」系の店では初めて。
麺だけ食べると、ツルツルシコシコ。
麺にコシがあって、喉越しもいい。
つけダレにつけると、よく絡んでうまい。
最初、どうかなと思ったけど、結構美味しい麺だし、このつけダレには合っている。
しかし、このつけダレ、醤油ダレが濃い。
それとデフォルトで入っている大量の胡椒が舌を痺れさせ、刺激が強すぎて、むせ返ってしまった。
この胡椒を除けば甘さ控えめ、酸味控えめたし、鶏と豚骨の動物系も、鯖節、鰹節等の魚介系ダシもよく出ていて良いと思う。
特に最後に、ポットに入れて出されるスープ割りのスープを入れると、パァ~っと鰹が香って、美味しい「スープ割り」が飲める。

でも、つけダレの味が濃いのと胡椒のおかげで、ポット一つでは足りなくて、おかわりをもらったよ。
ただ、この店、嫌な顔せずコストのかかっているスープをおかわりで出してくれたのは評価したいな。
具はデフォルトで煮玉子が半分入っている。
ただ、この玉子は伝統的な「東池袋大勝軒」系店の硬茹でスタイルのもの。
半熟ではないのでご注意を…
チャーシューは、厚切りされた大きなもので、やや硬かったものの、味付けもしっかりしていたし、全く臭みもなく、「東池袋大勝軒」系店のチャーシューとしては上々のものだった。
メンマも甘ったるい味付けはなされておらず、コリコリとした歯応えが良かった。
胡椒がなければ…
店主はこの刺激ある味が好きなんだろうし、人によってこの胡椒の賛否は分かれるとは思うけど…
悪いけど、次回行ったとしたら、胡椒抜きにしてもらおう!


住所:千葉県松戸市松戸1277 第2ミヤザワビル1階
電話:不明
営業時間:11:00~売切れ終了まで
定休日:日曜
交通アクセス:JR常磐線、新京成線・松戸駅下車西口のロータリーの道を直進して千葉銀行の手前を左折。少し歩いた右側。徒歩5分
メニュー:中華そば…630円/中華そば(大盛り)…730円
もりそば200g…680円/もりそば(大盛り)300g…780円/もりそば(特盛り)450g…880円
青中華そば…750円
みそもりそば…730円/みそもりそば(大盛り)…830円
油そば…680円/油そば(大盛り)…780円
好み度:もりそば

接客・サービス
