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訪問日:2019年11月22日(金)

吉兆佐-1

本日のランチは、富山県高岡市戸出町にある『吉兆佐』へ!

昨年の2018年5月31日に放送された「秘密のケンミンSHOW」の「へぇ~!そうだったのか!?県民熱愛グルメ」で「飲み干せる富山ブラック」として紹介された店!

富山県民のソウルフードである「富山ブラック」!
その独特の黒いスープはとにかくしょっぱい。


だから、とてもじゃないけどスープを飲み干すことなんてできない。
私も、最初に「富山ブラック」発祥の店である『大喜 西町本店』で食べたときは、そう思ったし
😅

「うちはスープは残すのが普通なんです。」
「実際レンゲもつけていないんですよ。」


店でも、そう言ってるくらいなので
しかし、実は「富山ブラック」は富山県を東西に二分する呉羽山を境に呉東(ごとう)と呼ばれる東部と呉西(ごせい)と呼ばれる西部では味が違う。

富山市を中心とする「呉東の富山ブラック」のスープは、見た目通り真っ黒で、味はしょっぱくて、濃いのに対して
高岡市を中心とする「呉西の富山ブラック」のスープは、見た目とは違って、うま味や甘みもあって、色も少し薄め。

なので、私は、富山市では『大喜 西町本店』、『大喜 富山駅前店』と「富山ブラック」を食べて、もう食べることもないかなと思ったけど
高岡では、『めん八 御旅屋店』2回『まるたやラーメン』『らぁめん 次元』『らーめん 誠や』『ラーメンの翔龍』と何店もの店で食べている。

さて、6店目で7杯目となる「呉西の富山ブラック」の味はどうか
12時20分に入店すると、カウンター8席に10人掛けのテーブル席1卓、小上がり席3卓18席の全36席もある大きな店だというのに店内は、8割ほどの客入りで、スゴく流行っている。

小上がりの席に案内されて
メニューを見て、注文したのは「呉西の富山ブラック」である、醤油の色が濃くて黒い「ラーメン」とライス、つけものがセットになった「ラーメン定食」!

吉兆佐-2

ラーメンは他に「しおラーメン」、「みそラーメン」、「とんこつラーメン」に
各チャーシューメンと「カレーラーメン」まであって!

「ギョーザ」、「唐揚げ」といった一品料理や、「チャーハン」、「カレーライス」といったご飯物に
さらに、その一品料理やご飯物とラーメンがセットになった「定食」もあった。

最初は「ラーメン」と「チャーハン」がセットになった「チャーハンセット」にしようかと思ったけど
メニューをよく見ると、よくある「ラーメン」と「半チャーハン」のセットではなく、「チャーハン」と「ラーメン(小)」のセットだったので、「ラーメン定食」にすることにした。

注文して13分ほどで運ばれてきた「ラーメン定食」は、醤油の色が濃い「呉西の富山ブラック」の「ラーメン」に、「ライス(小)」と白菜の漬物のセット。
「ライス(小)」は単品だと150円で、ラーメン670円と合わせると820円になるから、70円お得!


吉兆佐-3

供された「ラーメン」は刻みネギとその下に隠れた豚バラ肉の煮豚、メンマ
ちょっと、盛りつけが寂しいかな

吉兆佐-4吉兆佐-5

でも、並々と注がれたスープがいい♪
まずは、赤黒くて、しょっぱそうなスープをいただくと


スープは鶏ガラベースで、豚も感じるけど、これは、チャーシューの煮汁をカエシに使っているためと思われる。
昆布のグルタミン酸のうま味も感じられたけど、これは、魔法の粉によるものかな
!?

醤油が濃くて、塩分濃度も高いけど、意外にマイルド。
甘じょっぱい味わいのスープで、まずまずの美味しさ
😋

麺は、「THE中華麺」という感じの卵麺で
太くも細くもない中庸な太さの縮れ麺が合わせられていて

吉兆佐-6

プリモチ食感の麺で、子供のころは、こんな麺で「中華そば」を食べてたなって感じの懐かしさを感じさせてくれる麺で!
縮れが付けられているから、スープとは、絡みすぎるほど絡んでくれたし!


豚バラ肉の煮豚は、濃いめの味付けで!
でも、これをご飯のおかずにして食べると、ごはんがススムくんだったし
( ´艸`)

吉兆佐-7

「飲み干せる富山ブラック」!?
さすがに、スープを飲み干すのは、塩分を摂取しすぎてしまうので、遠慮させてもらったけど😓

でも、こちらの店は、『めん八 御旅屋店』に『らーめん 誠や』とともに、美味しくスープをいただける「富山ブラック」の店だと思う。
ご馳走さまでした。


吉兆佐-8

メニュー:ラーメン ※麺大盛り160円増し
ラーメン…670円/チャーシューメン…950円
みそラーメン…720円/みそチャーシュー…980円
しおラーメン…670円/しおチャーシュー…950円
とんこつラーメン…830円/とんこつチャーシュー…1060円
ねぎチャーシュー…1080円/カレーラーメン…880円

定食
ラーメン定食(ラーメン、ライス、つけもの)…750円
ギョーザ定食(ラーメン、ギョーザ、ライス、つけもの)…980円
唐揚げ定食(ラーメン中、唐揚げ3ケ、ライス、つけもの)…1030円
チャーハンセット(ラーメン小、チャーハン)…980円/カレーセット(ラーメン小、カレーライス)…1030円

トッピング
ねぎ…100円/もやし…100円/メンマ…210円/コーン…150円/キムチ…150円/半熟煮玉子…150円/のり…50円/バター…150円

ご飯
ライス(小)…150円/ライス(中)…170円/ライス(大)…220円
おにぎり(2個)…320円/カレーライス…700円/チャーハン(スープ付き)…670円/キムチチャーハン(スープ付き)…800円

一品料理
ギョーザ…360円/牛すじ…600円/おつまみチャーシュー…600円/唐揚げ…550円/フライドポテト…400円/イカゲソ揚げ…550円/シューマイ…450円/つけもの…300円/ひややっこ…210円/えだまめ…300円/白菜キムチ…300円


吉兆佐



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訪問日:2019年8月30日(金)

貪瞋癡【七】-1貪瞋癡【七】-2

今宵は、予約しておいた富山県の氷見市にあるワインバーの『貪瞋癡』へ!貪瞋痴

こちらの店は、フレンチの料理人である紅出店主が美味しいワインとワインに合う料理を提供するワインバー🍷

しかし、紅出店主は大のラーメン好きで♪
ラーメンを食べるために、何度も東京まで足を運んでいる人


そして、そのラーメン好きが高じて、店でランチタイムにラーメンを出すようになると
このラーメンが美味しいと評判になって

これが口コミで広がって、密かにミシュランの審査員も来店!
何と、「ミシュランガイド」のビブグルマンにラーメン店として掲載されることに!


しかも、富山県のラーメン店としては唯一、ミシュランガイドに掲載されたのは『貪瞋癡』のみという快挙で!
これによって、土日はもちろん、ランチタイムには平日でも大行列ができるまでになった。


そんな店へ、今夜、やって来たのは、紅出店主本職のワインに合う料理をいただいて🍷
その〆に出される特別な限定ラーメンをいただくため🍜

なお、こちらの店では、夜営業のバータイムには、原則、ラーメンは提供されない。
しかし、おまかせのコース料理を予約すれば、夜でも〆に特別なラーメンをいただくことができる


そうして、高岡駅から18時15分発の氷見線に乗って氷見駅に18時42分に着いて
氷見の名所「忍者ハットリくんカラクリ時計」から近い店へとやってきたのは、あと2分で19時になる時刻!

貪瞋癡【七】-3

入店すると、オープンキッチンの厨房には紅出店主の姿が!
ガッチリ握手して着席!


しかし、まだ、19時30分の予約時刻までは時間がある。
じゃあ、もっと、遅く来ればいいじゃない!


そう言われてしまいそうだけど
今日、ご一緒させてもらう、金沢の女性ラーメンブロガーのわんふるさんの到着時間が19時過ぎになるということで!

氷見線の高岡駅からの発車時刻は18時15分の後は18時52分となって、氷見駅着は19時19分になってしまうので!
そこで、早めにお邪魔して、紅出店主とラーメンや料理の話しをしていると


「お待たせしました♪」
真紅のSUVに乗って金沢からやって来たラーメンブロガーの女子が入店してきた
🐶

わんふるさんとは、昨年の12月に金沢の牛骨らーめん専門店『金澤流麺 らーめん南』で完全予約制のコース料理「バールミナミーニョ」をいただいたとき以来!
そのときは、北陸のラーメンブロガーの重鎮であるあみの3さんもいらして!


ちょうど1年前に開催された「貪瞋癡ナイト」でも、あみの3さんとわんふるさんと楽しいとき過ごせたのに
今日は仕事で参加いただけなかったのが残念

なお、こちらの店の「おまかせのコース料理」は、どんな料理が出てくるかわからない。
〆のラーメンさえもどんなラーメンが用意されているのかも
😅

でも、それも面白いし♪
それに、フレンチの料理人である紅出店主は、フレンチの他にも和食も、そしてラーメンも超一流のプロフェッショナルなので、どんな料理も美味しいので
😋

まずは、シャンパンで乾杯🍾🥂
ただし、わんふるさんは車なので「はとむぎ茶」😅

貪瞋癡【七】-4貪瞋癡【七】-5

いつも、私だけ飲んでばかりで😓
ごめんなさい🙇‍♂️

そうして、まず、登場したのは「蕪のムースと氷見煮干のジュレ」!
トロリとした冷たいムースからは蕪の風味がふわっ♪


貪瞋癡【七】-6

これにビターな煮干しのジュレがマリアージュして!
爽やかな味わいで、これ、シャンパンに合う♪


次に出てきたのは「牛タン 芯タン焼き」!
牛タンの中でも一番やわらかい部分の「芯タン」を厚切りにして、シンプルに塩で味付けたもの


貪瞋癡【七】-7

「芯タン」なので、厚切りにしても、それほどカタくはなく、適度な歯応えを楽しめるし♪
噛む度に牛タンから滲み出てくるうま味溢れる肉汁を味わえて最高!


続いて出てきたのは「サワラのチーズソース」!
こちらの店はオープンキッチンの厨房なので、調理の様子を見ることができて


貪瞋癡【七】-9貪瞋癡【七】-10

この「サワラのチーズソース」は、まず、鰆に串を打つところから始まり、炭火で焼いて!
最後に鰆に特製のチーズソースを掛けて完成させたものだったけど


貪瞋癡【七】-8

とても香ばしくて♪
パリパリの皮とふわふわの身の食感が最高!


そして、この青魚なのに白身の魚には、この特製チーズソースがよく合っていて♪
とても美味しいし
😋

これを、シャンパンから替えて、いただいている赤ワインで流し込めば
至福のとき

続いて、出されたのは「オマール海老のロースト トマトソース」!
これは、オマール海老をソテーして、蜂蜜バターと蟹を合わせたソースでいただくもの


貪瞋癡【七】-11貪瞋癡【七】-12

香ばしくて♪
甘味のあるソースが、よく合っていて、めちゃめちゃ美しい
😋

そして、これがメインディッシュなのかと思ったら、まだあった!
次にサシの入った「氷見牛」を出して見せてくれて!


貪瞋癡【七】-13

その場で、肉塊を肉切り包丁でカットして、串打ちして、炭火で、じっくりと焼いていく!
そして、焼き上がった氷見牛のステーキにフォアグラを添えて出された「氷見牛のステーキ フォアグラ添え」!


貪瞋癡【七】-14貪瞋癡【七】-15貪瞋癡【七】-16
貪瞋癡【七】-17貪瞋癡【七】-18

こんなのが出てきたら、もう一本ワインを開けなしと😅
しかし、ワインも価格を聞くなんて野暮なことはせずに、紅出店主におまかせで、料理も時価なので、今夜の支払いは、おいくらになるんでしょう😓

そして、ワインをグビッとやって、この氷見のブランド牛のステーキをパクっといただくと
和牛のうま味と甘味が口いっぱいに広がって、絶品♪

フォアグラは、フォアグラ・ド・カナール(鴨のフォアグラ)のようで、香り高くて♪
トロっとなめらかな口当たりで、コクがあって!

久しぶりに、本当に美味しいステーキをいただいて😋
大満足♪

そして、東京・合羽橋の「ぬまた海苔」「初摘み おにぎり海苔」が出されたところで
そろそろ、〆のラーメン作りましょうか!?

貪瞋癡【七】-19貪瞋癡【七】-20

紅出店主から、そう言われて
わんふるさんと頷くと

今夜は「焼きアゴと利尻昆布のかけラーメン」を作りますと話し
スープの出汁を引くのに使われた長崎産の焼きアゴに京都の料亭で使用されるという長い一本の利尻昆布を見せてもらったけど

貪瞋癡【七】-21

この焼きアゴ1㎏5千円は下らない。
いや、それ以上するだろうし


この昆布に至っては、1㎏で何万円!?
ラーメン屋が使える昆布といったら、昆布の耳くらいなのに

そうして、この贅沢なスープを寸胴から雪平鍋に移して、ガス台の火に掛けていくと
頃合いを見て、麺を釜で泳がすようにして茹でていって

温まったスープがラーメン丼に注がれて
平笊を巧みに使って湯切りされた麺が納められると

貪瞋癡【七】-22

焼きアゴと利尻昆布のかけラーメン」の完成!
薬味の刻み玉ねぎ以外、具のないシンプルすぎるラーメン


貪瞋癡【七】-23貪瞋癡【七】-24

焼きアゴの芳醇なフレーバーのするスープを一口いただくと
焼きアゴと昆布の風味が口いっぱいに広がって

しかも、このスープは、上品な淡麗な味わいではなく、アゴも昆布も濃厚で!
出汁のうま味の塊のようなスープで


これだけ、うま味の強いアゴ出汁のスープは、過去にも食べた記憶がないほどで
最高に美しい😋

そして、この極上の味わいのスープに合わせられた麺は、ランチタイムに出される3種のラーメンに使用している中細ストレート麺で!
つるっとした、啜り心地がよくて、のど越しのいい麺で!


しかし、噛めば、パツっと切れる歯切れのよさもあって、食感が、とてもよくて!
スープとの絡みもバツグンで!


最後は、わんふるさんともども、一滴残らずスープを飲み干して完食😋
目と舌で楽しむコース料理に〆にいただく極上の味わいのラーメン

今夜も堪能させていただきました。
わんふるさんもお付き合いいただいて、ありがとうございました。


次は、「氷見牛(うし)」とともに氷見を代表する全国ブランドの「氷見鰤(ぶり)」をいただきに、また、来るつもり♪
ご馳走さまでした。


貪瞋癡【七】-25
貪瞋癡【七】-26貪瞋癡【七】-27

ランチ営業メニュー:白醤油ラーメン…700円/黒醤油ラーメン…700円/氷見産煮干しラーメン…800円

氷見牛すじカレー…700円

味玉…100円/岩のり…50円/ライス…100円




夜営業

オードブル(予約制)…5000円~
コース料理(4名様以上)(予約制)…5000円~

※今夜の「焼きアゴと利尻昆布のらーめん」はコース料理に含まれているため価格不明。


貧瞋癡



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訪問日:2018年8月3日(金)

貪瞋癡(とんじんち)【六】-1

今夜は、富山県の氷見で、昼はラーメン店、夜はワインバーとして二毛作営業する『貪瞋癡』へ!

ワインバーで〆に提供したラーメンをランチに出したところ
口コミで評判となって、お客さんが遠くからもやってくるようになった。

その中にはミシュランの審査員もいて
北陸新幹線開業に伴う「ミシュランガイド富山・石川( 金沢)2016特別版」が発刊されると

『貪瞋癡』は、何とラーメン店として「ビブグルマン」に掲載!
ラーメン店としては、石川県では『神楽』などの実力ラーメン店3店が「ビブグルマン」として掲載されたのに対して、富山県では唯一『貪瞋癡』のみ


しかも、ラーメン専門店ではない、ワインバーが出すラーメンが評価されたことから、さらに人気に拍車がかかって
連日、平日でも、大行列ができるようになった♪

そんな店へ今夜は、北陸の有名ラーメンブロガーのあみの3さんに、わんふるさんとともに向かうことに♪
でも、夜はラーメンは提供されないのでは
!?

確かに、こちら『貪瞋癡』では、バータイムには、原則、ラーメンの提供はない。
しかし、おまかせのコース料理を予約すれば、夜でも〆のラーメンをいただくことができる。


そして、今夜は、予め、あみの3さんに予約していただたので!
あみの3さん、ありがとうございます。


なお、料理は、おまかせなので、どんな料理が出てくるかわからないし
どんなラーメンを食べさせてもらえるのかもわからない!?

でも、それも面白いし♪
それに、こちらの紅出店主の作る料理にラーメンは間違いのない美味しさなので♪


そうして、始発の高岡駅からJR氷見線に乗って、終着駅の氷見駅に夜の7時22分に到着すると
駅では、あみの3さんが待っていてくれた。

さらに、わんふるさんが、真紅のSUVで金沢から来てくださっていて
駅から店まで送っていただいた。

それどころか、お酒も飲めないのに最後まで、おつきあいいただいた上に
高岡のホテルまで送り届けていただくなど

今回の北陸遠征では、ずっと、お世話になりっぱなしで、何とお礼を申し上げたらいいかわかりません。
本当にありがとうございました。


なお、今夜は、予約客のみの貸切営業のため、看板に灯りの灯っていない店へと夜の7時30分になる時刻にやって来て
入店すると

ホールで紅出店主が待っていてくれて
ガッチリ握手して、用意されていたカウンター席へとつく。

あみの3さんに、わんふるさんと、こちらの店へやって来たのは、これが3回目で、昨年の5月26日以来、1年2ヶ月ぶりだけど
今年の1月28日に単独で訪問しているので、約半年ぶり!

あの時は、ちょうど、寒鰤のシーズンで、地元で上がった「氷見鰤」の和食のフルコース料理をご馳走になった後に、〆のラーメンを2杯いただいた。
そして、その前のあみの3さんたちと伺ったときはイタリアンだったけど


この紅出という料理人は、イタリアンも和食もラーメンも超一流のプロフェッショナルで!
今夜、聞いた話では、鮨を握りたいので、石川県小松市の『小松弥助』に通っているということだったけど


『小松弥助』といえば、東の『すきやばし次郎』、西の『小松弥助』と、『すきやばし次郎』と並び評される寿司の名店で!
『銀座久兵衛』の先代大将も「日本一の鮨を握る職人」と言わしめた、御年87歳となる伝説の寿司職人、森田一夫さんの店!


この人は何を目指しているのか!?
わからなくなってしまうときもあるけど

でも、一番、興味があるのはラーメンということで
気になるラーメンがあれば、東京でもどこでも食べに行くというのだから

恐れ入るし
この人も、根っからのラーメン馬鹿なんだよね(笑)

席につくと、いつものように紅出店主から赤ワインがグラスに注がれて
恒例の乾杯(^_^)/▼☆▼\(^_^)

貪瞋癡(とんじんち)【六】-2

わんふるさんだけ、ノンアルビールで
ごめんなさい(^.^)(-.-)(__)

そうして、まず、出てきたのが
高岡市の鋳物メーカー「能作(のうさく)」の錫(すず)の器に注がれた「野菜のポタージュ」!

貪瞋癡(とんじんち)【六】-3

次に出されたのが
雲丹とホタテのジュレ」!

貪瞋癡(とんじんち)【六】-4

この雲丹!
おそらく、今が旬の北海道産の「ムラサキウニ」と思われるけど


ミョウバン不使用の無添加の「ムラサキウニ」で!
雲丹本来の味が味わえるのがいい!


さらに、出てきたのは、生ハム原木から紅出店主が切り出した切り立ての「生ハム」!
「パルマハムですか!?」と聞くと


貪瞋癡(とんじんち)【六】-5貪瞋癡(とんじんち)【六】-6

「そう、パルマハムだから、たいしたものじゃないよ!」なんて、紅出店主は言っていたけど
それって、スペインの「ハモンセラーノ」じゃないからってこと!?

しっとり感があって!
熟成感と深みのある味わいの「プロシュット・ディ・パルマ」で!


こんな極上のイタリア産の生ハムなんて
普通は、なかなか食べられないと思うんですけど(汗)

しかし、この生ハム
美味しくて、ワインが進む(笑)

だから、ついつい、飲みすぎてしまって、早くも2本目に!
しかし、隣の席に座った常連のお客さんがオーダーして、紅出店主が開けていたのは「ドン・ペリニヨン ヴィンテージ(ドンペリ白)」


貪瞋癡(とんじんち)【六】-9

そういえば、こちらの店では、スゴい数の「ドンペリ」の空瓶が飾ってあるんですけど
「ドンペリ」って、そんな日常的に、普通に食事するときに飲むものなの(汗)

さらに、出てきたのは「豚ロース肉の昆布締め!?
しかし、肉の昆布締めなんて、食べたことあったかな!?

貪瞋癡(とんじんち)【六】-7貪瞋癡(とんじんち)【六】-8

なんて考えながら、パクッといただくと
しっとりとした食感に仕上がっていて!

昆布の風味が豚肉に移った、この味わいもいい!
今度、自分でもやってみようかな
!?

何て言うと(汗)
紅出店主からは

魚と違って、肉は、昆布締めにすると、カタくなってしまうので、水分を与えてから行う必要があると話してくれたけど
この人は、豪快に見えて、仕事は、スゴく繊細なんだよね(汗)

なお、添えられた塩昆布を付けて食べても美味しいというので
塩昆布を指で摘まんで、パラッと振って、いただくと

これが、また、いい塩梅になって
美味しゅうございます(^q^)

今夜は、さらに料理が続く♪
そうして、次に用意されたのが「氷見牛のしゃぶしゃぶ」!


貪瞋癡(とんじんち)【六】-10貪瞋癡(とんじんち)【六】-11

さしの入った氷見牛のブロックから牛肉を包丁で、少し厚めに切り出していくと
昆布出汁で、しゃぶしゃぶして!

キッチンペーパーで余分な水分を取り除いてた牛肉が、卵が入った出汁醤油とともに出されて…
これにつけていただけば

貪瞋癡(とんじんち)【六】-12

さらに、出てきたのは、今度は「熟成牛のステーキ」!
ミディアムレアに焼かれた熟成牛は、噛めば、ジュワッと肉汁が迸り


貪瞋癡(とんじんち)【六】-13貪瞋癡(とんじんち)【六】-14

ジューシーな牛肉のうま味が口の中に広がる逸品で
超絶美味しい♪

そして、ここで一休み
紅出店主を交えてのラーメン談義!

しかし、毎回のことだけど
紅出店主の話しを聞いていると、本当、勉強になる

そして、この日、語っていたのは、「氷見牛」の牛骨を使ったラーメンの話!
鶏や豚とは違って、扱いは難しいようだったけど


前回訪問したときに、紅出店主の作った牛骨ラーメンの「和牛牛骨ラーメン(トリュフ掛けver.)」をいただいたことがあって…
これが、山椒香る♪


和牛の甘味にうま味がいっぱいのスープで!
牛骨スープというよりは、牛肉そのもので出汁をとったような絶品の味わいのスープだったので♪


「氷見煮干しラーメン」に続いて「氷見牛ラーメン」
また、新たな氷見ブランドのラーメンを、ぜひ、商品化してほしい♪


そうして、暫く、談義した後に
「そろそろ、作りましょうか!?」

そう言うと、席を立って、オープンキッチンの厨房へと戻って、今晩のメインデイッシュであるラーメンを作り始める紅出店主!
そして、まず、冷蔵庫から取り出して、刺身包丁で切り分けて、別皿に盛られて出されたのは「真鯛と貝柱の昆布締め」!


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これについては、わんふるさんが感激して、自身のブログに認(したた)めているので、よかったら、ご覧になってください。
そして、コース料理の〆に出される、今宵限りの一期一会のラーメンの1杯目に出されたのは、薬味すらも載らないスープと麺だけの完全なる「かけラーメン」スタイルで登場した「真鯛の昆布締めラーメン」!


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80cmオーバーの天然真鯛の兜と中骨をじっくり炊いて、うま味を抽出したスープは、しっかり下処理されているから、鮮魚の臭みなど皆無で
藻塩と薄口醤油で作ったというカエシの味付けが絶妙で、最高に美味しい♪

麺は、東京の菅野製麺から、わざわざ取り寄せている中細ストレートの麺で!
釜で、いつもより少し長目に泳がすようにして茹でて、平笊を使って巧みに湯切りされた麺は、煮干しスープで食べるときは、ザクッとしたカタめの、パツッと歯切れのいい食感の麺に茹で上げられているのに


貪瞋癡(とんじんち)【六】-19

今回は、つるっとしたのど越しのいい!
しかし、パッっとした歯切れのよさは残して茹で上げられていて、この鮮魚の鯛出汁のスープに、とても合っていてよかったし♪


鯛の昆布〆はそのまま食べても美味しいけど
スープに、サッと潜らせていただくと、たまらなく美味しいし♪

最後に、酢橘を搾り入れていただくと
スープが爽やかに味変してくれたのもよかったし♪

昨年、同じメンバーでいただいた「金目鯛ラーメン」が、私の中では、今まで食べてきた鮮魚ラーメンの中では、最高峰にある一杯と思っていたけど、それに匹敵するほどの美味しさで!
紅出店主の作る鮮魚ラーメンは、これを食べるだけに氷見まで来る価値のある一杯だと思う♪


そして、今宵の一期一会のラーメンの2杯目に出されたのは「焼き煮干しラーメン」!
こちらも、具の豚肩ロース肉のレアチャーシューが別皿で出されて、ラーメンは麺とスープだけの「かけラーメン」スタイルでの提供!


貪瞋癡(とんじんち)【六】-20貪瞋癡(とんじんち)【六】-21貪瞋癡(とんじんち)【六】-22

特撰氷見背黒の煮干しを焼いてから、煮干しと昆布だけで出汁を引いたというスープは、ランチタイムに出される「氷見産煮干しラーメン」に比べると、煮干しが力強くて、濃密で!
塩分濃度も、やや、高めだったけど、ニボラーにはたまらない味わいのスープだったし♪


貪瞋癡(とんじんち)【六】-23

このスープは、ラーメン屋も和食の職人も作れない
紅出店主だけが作れる「ネ申スープ」といえる!

麺は、先ほどと同じ、菅野製麺の中細ストレートの低加水麺で!
こちらは、煮干しスープには定番のザクパツな食感に茹で上げられていて、スープとの相性はバツグンだったし♪


貪瞋癡(とんじんち)【六】-24

さらに、よかったのが、豚肩ロース肉のレアチャーシュー
そして、これが、つい先ほどまで、こうして、燻されていた一品で!


貪瞋癡(とんじんち)【六】-25

薫香がたまらなくよくて!
肉のうま味が閉じ込められたチャーシューは絶品♪


これだけ美味しいチャーシューを出す店は、全国でもほとんどない
和歌山・有田の『和 dining 清乃』、東京・大森の『Homemade ramen 麦苗』、京都・宇治の『晴耕雨読』くらいだろうか!?

そうして、最後は、1杯目もそうだったけど、この2杯目も、もちろんスープが、スープの最後の一滴たりとも残さず完食♪
ご馳走さまでした。


今夜も、堪能させてもらいました。
紅出店主ありがとうございます。


また、こんな機会を作ってくださった、あみの3さん、わんふるさん!
どうもありがとうございました。


貪瞋癡(とんじんち)【六】-26

メニュー:白醤油ラーメン…700円/黒醤油ラーメン…700円/氷見産煮干しラーメン(昼だけの提供)…800円

氷見牛すじカレー…700円

味玉…100円/岩のり…50円/ライス…100円




夜営業

オードブル(予約制)…5000円~
コース料理(4名様以上)(予約制)…5000円~

※今夜の「真鯛の昆布締めラーメン」、「焼き煮干しラーメン」はコース料理に含まれているため価格不明。


貧瞋癡ラーメン / 氷見駅

夜総合点★★★★★ 5.0



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訪問日:2018年8月3日(金)

ラーメンの翔龍-1ラーメンの翔龍-2

本日は北陸新幹線で富山県の新高岡へ!
そうして、ランチに向かったのは『ラーメンの翔 龍


ラーメンの翔龍-3

こちらの店は、フジテレビの「月9」で2015年の夏に放送された「恋仲」のワンシーンで紹介された「富山ブラック」の店として有名!
しかし、そうではなく、北海道の旭川市出身の店主が作る「旭川らーめん」の店であるという情報もあって


実際、どんなラーメンを出す店なのか!?
ちょっと、興味があった。

ラーメンの翔龍-0

そして、高岡駅からJR氷見線に乗って一つ目の駅である越中中川駅が最寄り駅の店へとやってきたのは、もうすぐ、お昼の12時になる時間。
入店すると、厨房前にあるカウンター席13席に4人掛けのテーブル席が6卓もある店にもかかわらず、この時間で満席!


店員のお姉さんに、店内の待ち合いの椅子に座って待つように言われて
少し待っているうちに、ドラマで福士蒼汰くんの座ったカウンター席へと案内されて♪

お姉さんに、醤油味の「チャーシューメン」を注文!
厨房では、見ため頑固そうなおやじさんが一度に大量のラーメンを作っていて


ラーメンの翔龍-4

ラーメン丼にカエシが入れられて
魔法の粉も入ると

コーヒードリップポットに入れられた透明な液が注がれて
そこに、スープが注がれると…

大鍋で泳がせるように茹でられていた麺が、平ざるで巧みに湯切りされて
スープの張られたラーメン丼の中へと入れられて

最後に具が盛りつけられて、完成したラーメンが次々に、お客さんのもとへと運ばれていって
そうして、その一つが、私のもとに着丼!

供された「チャーシューメン」は、「チャーシューメン」にしたので、デフォで1枚入るチャーシューが3枚に増量されて
メンマとザクッと厚めに刻まれたネギが大量に載るラーメン!

ラーメンの翔龍-5ラーメンの翔龍-6

チャーシューの煮汁のような色したスープの色からすると、「旭川らーめん」とは思えない
「富山ブラック」そのものって感じのスープをいただこうとしたところ

スープ表層には、透明で厚めの油膜がに覆われていて
このラード層が「旭川らーめん」っぽいところかな

ラーメンの翔龍-7

豚骨、鶏がらを主体に、野菜、三石昆布、境港産煮干しで出汁をとって
野田醤油、大野醤油を使ったカエシに合わせたというスープからは、動物系出汁のうま味は感じられることは感じられるし

背黒の煮干しも微かに感じられるものの
一番強めに感じるのは、三石昆布(日高昆布)からというよりは、魔法の粉からだと思われるグルタミン酸のうま味で

ただ、それをもかき消すほどの濃くて、しょぱいカエシの醤油の味わいが特徴のスープで
「富山ブラック」を代表する『大喜 西町本店』のような、異常な塩分濃度のスープとは違って、飲めないわけではないけど

それでも、何口か飲んでみて
味が濃すぎるのと、塩分が高いのと…

ラードも多いので、くどく感じられるようになって
申し訳ないけど、このスープは、私の口には合わなかったかな(>_<)

麺は、切刃18番の中太縮れの低加水麺が合わされていて
アルデンテに茹でられた麺は、カタめで、グニグニとした食感の麺で

ラーメンの翔龍-8

麺の芯まで茹で上がっておらず、芯が残っているのが(>_<)
よくも悪くも、ここにも「旭川らーめん」らしさは出ていたのかもしれないけど

「旭川らーめん」の店では、定番の加藤製麺や藤原製麺の中細縮れの低加水麺をアルデンテに茹でて
芯を残して、独特なボソッとした食感に仕上げている店もあって!

このボソッとした食感の麺でいただく、「旭川らーめん」が、昔から好きで!
はまって、めっちゃ通った店もあったくらい♪


しかし、中太麺を使うんだったら
もっと、しっかり、芯まで茹でてもらわないと

そして、この麺、最後の方には漆黒のスープを吸って、茶色く変色してダレてしまうのも
ちゃっと、麺も、好みからは外れるものだったかな

そして、極めつけは豚バラ肉の巻きチャーシュー
デカくて、分厚くカットされているのはいい♪


ラーメンの翔龍-9

でも、味付けがしょぱくて(>_<)
脂もくどい

苦手なチャーシューで!
「チャーシューメン」にしてしまったことを後悔
( ̄▽ ̄;)

ただ、これは、私の口には合わなかっただけで、ここ高岡のお客さんのハートはしっかり掴んでいるんだと思う。
それが証拠に、37席もある大型店なのに、私の滞在中は、絶えず満席で!


お客さんの回転も早くて、次から次へとお客さんが入ってくる繁盛店だったので!
高岡に「旭川らーめん」を持ち込んで、この地のお客さんの嗜好に合わせて進化させた「高岡ブラック」とも言っていいかもしれないラーメン!


ただ、ドラマ「恋仲」では、富山出身の青年を演じた福士蒼汰くん!
実際には東京都出身の彼は、このラーメンを食べて、どんな感想を抱いたんだろうか、ちょっと、気になる
(汗)

ラーメンの翔龍-10

メニュー:醤油味
ラーメン…650円/チャーシューメン…850円/ニンニクラーメン…700円/辛いラーメン…700円

味噌味
味噌ラーメン…700円/味噌チャーシューメン…900円/味噌バターコーン…800円/味噌辛口…750円

塩味
塩ラーメン…650円/塩チャーシュー…850円/塩バターコーン…750円

おにぎり…100円/ライス…150円
餃子…300円/チャーシューメンマ…550円


ラーメンの翔龍ラーメン / 越中中川駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.5



好み度:チャーシューメンstar_s25.gif
接客・サービスstar_s30.gif

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訪問日:2018年1月28日(日)

貪瞋癡【五】-1貪瞋癡【五】-2

夕方、富山県の高岡市にあるホテルにチェックインして、向かったのは氷見にあるワインバーの『貪瞋癡』!

「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」で「ビブグルマン」に掲載された店!
しかし、それは、こちらの店の紅出店主の作るラーメンが認められてのもの


ワインバーで、お酒の〆に出していたラーメンが美味しすぎると話題になって
ランチタイムに出したところ

口コミで評判になって
富山や金沢からもお客さんがやってくるようになって!

そして、ミシュランの調査員もやって来た♪
私も、こちらの店のラーメンは大好きで
!(^^)!

ミシュランの調査員の舌を魅了した、昼に提供されるデフォルトの「氷見煮干しラーメン」は、今まで食べてきた1,000杯を超える煮干しラーメンの十傑に入る美味しさ♪
しかし、コース料理の〆に出される一期一会の限定ラーメンが、また、バツグンに美味しいので!(^^)!

今日も楽しみにしながら店へと向かった♪
JR高岡駅から氷見線に乗って終点の氷見駅へ!


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氷見駅からはタクシーで店の前へ!
そうして、夜の18時に入店!


紅出店主と挨拶を交わして、予約席の厨房前のカウンター席へと案内されて!
まず、出されたのがチリ産の白ワインと前菜!


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漬物は紅芯大根
サラダはカイワレとネギと黄ニラ

かと思ったら、この黄色いのは氷見産の加賀人参だそうで
赤い人参の他に、こんな黄色い人参もあるという

貪瞋癡【五】-9貪瞋癡【五】-10

ちなみに、ネギは氷見ネギでシャキシャキとした食感があっていい!
そうして、この漬物とサラダに、さらに、この後に出された数の子をアテに、サッパリとした白ワインで喉を潤していると


貪瞋癡【五】-11

目の前で、いきなり魚を捌き出す紅出店主!
「天然の氷見鰤が入ったので、お造りとしゃぶしゃぶ…」


「カマは塩焼きにして出します。」
そう言うと、立て塩して、サラマンダーで焼いていく


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そうして、柵取りした刺身を刺身包丁を使って切り出すと
最後に、大きな本山葵をすり卸して、「氷見鰤のお造り」が出されて!

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氷見鰤のコリコリとした食感を楽しみながら、白ワインをグビッとやれば
至福の時

そうしているうちに、料亭で食べたら、これだけで8,000円はするという「氷見鰤のカマ焼き」が焼き上がって!
これが、また、絶品♪


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そして、次にいただいたのが、赤ワインと「氷見鰤のしゃぶしゃぶ」!
こいつを鍋にサッと潜らせて


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半生状態の鰤を自家製麺ポン酢につけていただくと
蕩ける美味しさ♪

大満足で食べ終えたところで、口直しのブルーチーズと、また、違った種類の赤ワインが出された。
そして、このブルーチーズは「スティルトン」だという説明があったけど!


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食通ではないので、世界三大ブルーチーズのうち、「ゴルゴンゾーラ」以外の「スティルトン」も「ロックフォール」も食べたことがなかったけど(^_^;
この「スティルトン」は、ねっとりとした食感とナッツ系の香りを楽しめるのが特徴で、そのまま、赤ワインとともに適しているんだという!

そうして、いよいよ、〆のラーメン!
今夜も2杯作るという!


そうして、まず、1杯目に出されたのが「いりこラーメン」!
ラーメンは、具のない「かけラーメン」状態で供されて、具は別皿での提供!


貪瞋癡【五】-24貪瞋癡【五】-25

まずは、いりこ香る琥珀色したスープをいただくと
いりこのうま味が凝縮されたスープで!

貪瞋癡【五】-26

だし昆布のうま味もよく出ていて
最高に美味しい♪

昼にレギュラーメニューとして出している「氷見煮干しラーメン」も、氷見煮干しのうま味がよく引き出された絶品の味わいのラーメンで!
でも、スープ自体は黄金色した淡麗な味わいのスープなのに


このスープは煮干しが濃厚!
味わいは違うけど、『中華ソバ 伊吹』の「三段仕込みの淡麗中華ソバ」並の濃厚さで!


これ、かなりの量のいりこを使って出汁を引いたスープだと思われるけど
しかし、紅出店主は、こんなラーメンも作れるんだね♪

麺は、東京の菅野製麺所から取り寄せている、煮干しスープには定番の、切刃22番の中細ストレート麺で!
これを、大きな釜で、お湯の中を泳がせるようにして茹でて、平ざるで麺上げした麺で!


テボで茹でるのとは違って、麺の芯までしっかりと茹でられた麺は
ザクパツというよりは、ザクパツとツルパツの間くらいの食感の麺で!

カタめで歯切れのよさもある煮干しスープとは相性バツグンの麺なのに加えて
啜り心地もよくて!

のど越しのよさのある麺で!
食感は最高だし♪


スープとの絡みもバツグンによくて!
美味しくいただくことができてよかったし♪


別皿で出てきたチャーシューは、紅出店主によると
備長炭で焼いたということだったけど

貪瞋癡【五】-27

香り高くて♪
肉のうま味が中に閉じ込められた絶品の焼豚でよかったし♪


スープ、麺、チャーシューとも完璧!
この一杯を食べられただけでも、わざわざ、氷見まで来てよかったと思える逸品だった♪


なお、今まで、結構、飲んで、食べて!
さらに、この後、まだ、もう一杯ラーメンが出てくるのは、わかってはいたけど


この絶品のスープを残すわけにはいかないので
すべて飲み干して完食♪

そうして、この後、紅出店主によって、この日、2杯目となるラーメンが出されたんだけど
これが、今まで食べたことがなかった味わいの「和牛牛骨ラーメン」で!

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ラーメンに遅れて、卵黄に醤油のカエシ(?)が掛けられたものが別の器に入れられて出されたんだけど
聞くと、このカエシのようなものは、すき焼きの割りしただそうで

これも、紅出店主お手製のもので!
これをチャーシュー代わりに入れられた和牛に掛けて召し上がってくださいということだった。


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やや、濁りのある黄金色したスープに茶色い何かが浮くスープをいただくと
山椒!?

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山椒が香るスープで♪
和牛の甘味にうま味がいっぱいで!


牛骨スープというよりは、牛肉そのもので出汁をとったような味わいに感じられて!
これも、相当、美味しい♪


そして、麺は、先ほどの「いりこラーメン」と同じ、菅野製麺所の中細ストレート麺が合わせられていたけど
こちらは、少し長く茹でられたのか!?

つるっとした食感に仕上げられていて
のど越しのよさがバツグンで!

スープとの絡みもバツグンで!
よくスープと合っていてよかった♪


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そして、和牛のロース肉に特製の割りしたを掛けていただくと
これはすき焼き♪

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しかも、めちゃめちゃ美味しいすき焼きの肉だね♪
しかし、こんなラーメンが出てくるとは、驚き
(゚o゚;;

なんて思っていたら
これで終わらなかった。

この後、紅出店主が持って現れて、卸し金ですり卸したのは
トリュフ!

何ともいえない蠱惑的な香りが香って
めっちゃ贅沢!

貪瞋癡【五】-34

しかし、以前に何処かの店で、こうしてトリュフをすり卸したラーメンを食べた覚えがあるけど、こんなに香らなかったのに
そこで、そんな感想を紅出店主に話すと

「それは安い中国産のものだからですよ…」
「これはイタリア産で、トリュフの価格はピンキリです。」と話していたけど


今日は、こんなゴージャスなラーメンが食べられて!
そして、絶品の濃厚いりこ出汁のラーメンも食べられて♪


さらに、旬の氷見鰤も堪能できて!
最高でした♪


また、絶対に来ます!
ご馳走さまでした。


貪瞋癡【五】-35貪瞋癡【五】-36貪瞋癡【五】-37貪瞋癡【五】-38

メニュー:白醤油ラーメン…700円/黒醤油ラーメン…700円/氷見産煮干しラーメン…800円

氷見牛カレー…700円


貪瞋癡ラーメン / 氷見駅

夜総合点★★★★★ 5.0



好み度:いりこラーメンstar_s50.gif
和牛牛骨ラーメン(トリュフ掛けver.)star_s50.gif
接客・サービスstar_s50.gif

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