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2008.02.28
匠屋 本店
訪問日:2008年2月28日(木)

昨年末の12月に新小岩から錦糸町に移転した「匠屋」!
以前は、こちらの「こだわり醤油」と「限定塩」が好きでよく通った…
もう10年以上も前の話…
その後、「船橋ラーメン横丁」に出店。
2度ほど食べにいったけど、本店の味とは違った…
それに本店と違ったのは、店員の態度の悪さ!
味以前の問題で、もう2度と来ることはないと思っていた…
しかし、わたしの記憶が正しければ、こちらの店主はよくお客さんに話し掛けるフレンドリーなおやじさんで、腰も低い人だったはず…
そんな折り、あるグルメ雑誌の山本益博さんの食べ歩き日誌にこちらの店のことが書かれていて絶賛されていたのを発見!
船橋に続き、御徒町駅ガード下の「らーめん横丁」にも出店して…
味と評判を落としてしまった「青葉」のように堕落してしまうのか…
そんな危惧も抱いたけど、一転、この記事をみて、本店に行って、おやじさんのつくったラーメンを食べたくなった。
店は四つ目通り沿いにあって、蔵前橋通りの少し手前!
錦糸公園の先、旧・精工舎跡地に建つ「」の四つ目通りを挟んだ向かいにある。
店に入っていくと、店主、奥様と年配の店員さんの「いらっしゃいませ!」のハーモニーで迎えられた…
テーブル席だけの店で、奥にある2人掛けのテーブル席に荷物を置き、席につこうとすると…
奥様から…
「お客さん、食券制になっておりますので、食券をお買い求めになってくださいますようお願いします。」
振り返ると、入口を入った左に自動券売機が…

戻って、「醤油ラーメン」に「味玉」の食券を買う。
ここに来るまでは、むしろ「醤油」よりも評判の高い「塩ラーメン」にしようかと思っていた。
しかし、店の外の看板には「醤油ラーメン」と「味玉」の大きな写真があって、複数のテレビで取り上げられたとPRがされていて…気が変わった…

再び席に戻ると、食券を奥様に渡す…
「どうも申し訳ありませんでした…」
恐縮する奥様…
「いえいえ、気づかなかったのはわたしの方ですから…」
かえってこちらの方が恐縮してしまう…
「ランチタイムサービスで無料でライスをおつけすることができますけど…」
わざわざ奥様が言ってくださったんだけど、丁重にお断わりした。
その後、少したってから…
「只今、2時!ランチライスサービス終了です!」と店主からアナウンスがあったので、ライスを希望されるかたは14時前に行きましょう!
ラーメンができるまで、しばし待つ。
こちらの店は、鰻の寝床のように間口が狭く奥行があるレイアウトで、一番奥が厨房になっているので、店主がラーメンを作っている姿も見れないし、話もできない…
見上げると、目の前の壁面は有名人の色紙でいっぱい!
ラーメン王・石神秀幸さんとか、大崎さんとか、局アナのサインもある!
ただし、1999年とか2000年とか、ちょっと古いものばかりだけどね。
色紙をジロジロみていたわたしに奥様が話し掛けてきた…
「最近、高見盛関が来てくださったんですよ♪」
そう言いながら、その色紙を指差し、嬉しそうに教えてくださった。
そんなところに店主自らラーメンを運んできてくれた。

赤黒い色をした濃そうなスープ!
豚バラの巻きチャーシュー!
スープ表面にはラードが浮く。
このビジュアルは、今も昔も、本店も船橋の支店も変わらない…
ただ、1つ違っているのは味玉がかた茹での玉子ではなく半熟だということ…
スープをいただくと…
そうそう!この味!
昔いただいた「匠屋」の「こだわり醤油」そのままの味!
船橋店のあのスープの味とは似て非なるもの…
タレに使う醤油は、店主こだわりの千葉県の成東にある「フジトラ醤油」の「二段仕込み醤油」を使っている。
醤油を火にかけたときの「火香(ひが)」のいいかおりがする!
濃そうにみえるこの醤油味のスープは以外にしょっぱくない!
むしろ、甘味を感じる…
魚介の旨味がスープに溶け込み…
おいしい!
やはり、店主の作ったスープはうまい!
麺は、やや縮れのある細麺…
醤油スープの色に染まり、淡褐色の色をしている。
しょっぱそうにみえるこの麺も、決してそんなことはない…
ただ、麺の旨味だとか小麦粉の風味といったものは感じられない…
豚バラのチャーシューは絶品!
箸で挟もうとすると、ホロホロと崩れてしまうやわらかさ!
口に入れると、ジューシーな肉汁の旨味が口の中にジュワっと広がる。
味玉は、普通においしかったけど…
この味玉の昔からの変化について店主が語ってくれた。
「実は僕、半熟の茹卵が食べられないんですよ…」
「それで、かた茹でのを出していたんですけどね…」
奥様が続ける…
「でも、時代に合わせないとね…」
そんなわけで、半熟に変えたんだそう…
わたしも半熟が好きだし、この変化は大歓迎!
食べ終わって…
「やはり、本店の味は違います!おいしかったです。」と店主と奥様に話すと…
奥様からは…
「皆さん、そうおっしゃるんですけど、材料もレシピも変わらないんですけどねぇ…」
「作る人が違うと味も違ってくるのかしら…」
「一杯一杯、心を込めて作ってます。」と語る店主!
同じ材料を使っていても、同じレシピでも、調理環境が違えば同じものはできない。
しかし、それ以前にラーメンづくりに対する姿勢や態度の違いがラーメンの味に表れている。
「今度、船橋に指導に行ってくる!」
そう店主が宣言してくださいましたので、船橋店の味もサービスもよくなるでしょう!
新小岩の店の大家さんが店舗をビルに建て替えるということにより、移転に踏み切った店主!
大崎さんには移転することを伝え、月刊「とらさん」には移転情報を掲載したものの…
それ以外にはこれといった広告も打ってないので、まだお客さんは少ないという…
船橋や御徒町の支店でラーメンを食べて、味に納得がいかなかった方…
どうぞ「匠屋 本店」で本当の「匠屋」の味を実感してみてください!

住所:東京都墨田区太平3-9-9
電話:非公開
営業時間:11:00~15:00
休日:火曜
アクセス:JR総武線、東京メトロ半蔵門線錦糸町駅北口から徒歩6分
メニュー:正油らーめん…円/梅塩らーめん…700円/味噌らーめん…700円/胡麻らーめん…800円
正油つけ麺…700円/梅塩つけ麺…800円/味噌つけ麺…800円/胡麻つけ麺…900円
評価::正油らーめん+味玉
サービス・接客

昨年末の12月に新小岩から錦糸町に移転した「匠屋」!
以前は、こちらの「こだわり醤油」と「限定塩」が好きでよく通った…
もう10年以上も前の話…
その後、「船橋ラーメン横丁」に出店。
2度ほど食べにいったけど、本店の味とは違った…
それに本店と違ったのは、店員の態度の悪さ!
味以前の問題で、もう2度と来ることはないと思っていた…
しかし、わたしの記憶が正しければ、こちらの店主はよくお客さんに話し掛けるフレンドリーなおやじさんで、腰も低い人だったはず…
そんな折り、あるグルメ雑誌の山本益博さんの食べ歩き日誌にこちらの店のことが書かれていて絶賛されていたのを発見!
船橋に続き、御徒町駅ガード下の「らーめん横丁」にも出店して…
味と評判を落としてしまった「青葉」のように堕落してしまうのか…
そんな危惧も抱いたけど、一転、この記事をみて、本店に行って、おやじさんのつくったラーメンを食べたくなった。
店は四つ目通り沿いにあって、蔵前橋通りの少し手前!
錦糸公園の先、旧・精工舎跡地に建つ「」の四つ目通りを挟んだ向かいにある。
店に入っていくと、店主、奥様と年配の店員さんの「いらっしゃいませ!」のハーモニーで迎えられた…
テーブル席だけの店で、奥にある2人掛けのテーブル席に荷物を置き、席につこうとすると…
奥様から…
「お客さん、食券制になっておりますので、食券をお買い求めになってくださいますようお願いします。」
振り返ると、入口を入った左に自動券売機が…

戻って、「醤油ラーメン」に「味玉」の食券を買う。
ここに来るまでは、むしろ「醤油」よりも評判の高い「塩ラーメン」にしようかと思っていた。
しかし、店の外の看板には「醤油ラーメン」と「味玉」の大きな写真があって、複数のテレビで取り上げられたとPRがされていて…気が変わった…

再び席に戻ると、食券を奥様に渡す…
「どうも申し訳ありませんでした…」
恐縮する奥様…
「いえいえ、気づかなかったのはわたしの方ですから…」
かえってこちらの方が恐縮してしまう…
「ランチタイムサービスで無料でライスをおつけすることができますけど…」
わざわざ奥様が言ってくださったんだけど、丁重にお断わりした。
その後、少したってから…
「只今、2時!ランチライスサービス終了です!」と店主からアナウンスがあったので、ライスを希望されるかたは14時前に行きましょう!
ラーメンができるまで、しばし待つ。
こちらの店は、鰻の寝床のように間口が狭く奥行があるレイアウトで、一番奥が厨房になっているので、店主がラーメンを作っている姿も見れないし、話もできない…
見上げると、目の前の壁面は有名人の色紙でいっぱい!
ラーメン王・石神秀幸さんとか、大崎さんとか、局アナのサインもある!
ただし、1999年とか2000年とか、ちょっと古いものばかりだけどね。
色紙をジロジロみていたわたしに奥様が話し掛けてきた…
「最近、高見盛関が来てくださったんですよ♪」
そう言いながら、その色紙を指差し、嬉しそうに教えてくださった。
そんなところに店主自らラーメンを運んできてくれた。

赤黒い色をした濃そうなスープ!
豚バラの巻きチャーシュー!
スープ表面にはラードが浮く。
このビジュアルは、今も昔も、本店も船橋の支店も変わらない…
ただ、1つ違っているのは味玉がかた茹での玉子ではなく半熟だということ…
スープをいただくと…
そうそう!この味!
昔いただいた「匠屋」の「こだわり醤油」そのままの味!
船橋店のあのスープの味とは似て非なるもの…
タレに使う醤油は、店主こだわりの千葉県の成東にある「フジトラ醤油」の「二段仕込み醤油」を使っている。
醤油を火にかけたときの「火香(ひが)」のいいかおりがする!
濃そうにみえるこの醤油味のスープは以外にしょっぱくない!
むしろ、甘味を感じる…
魚介の旨味がスープに溶け込み…
おいしい!
やはり、店主の作ったスープはうまい!
麺は、やや縮れのある細麺…
醤油スープの色に染まり、淡褐色の色をしている。
しょっぱそうにみえるこの麺も、決してそんなことはない…
ただ、麺の旨味だとか小麦粉の風味といったものは感じられない…
豚バラのチャーシューは絶品!
箸で挟もうとすると、ホロホロと崩れてしまうやわらかさ!
口に入れると、ジューシーな肉汁の旨味が口の中にジュワっと広がる。
味玉は、普通においしかったけど…
この味玉の昔からの変化について店主が語ってくれた。
「実は僕、半熟の茹卵が食べられないんですよ…」
「それで、かた茹でのを出していたんですけどね…」
奥様が続ける…
「でも、時代に合わせないとね…」
そんなわけで、半熟に変えたんだそう…
わたしも半熟が好きだし、この変化は大歓迎!
食べ終わって…
「やはり、本店の味は違います!おいしかったです。」と店主と奥様に話すと…
奥様からは…
「皆さん、そうおっしゃるんですけど、材料もレシピも変わらないんですけどねぇ…」
「作る人が違うと味も違ってくるのかしら…」
「一杯一杯、心を込めて作ってます。」と語る店主!
同じ材料を使っていても、同じレシピでも、調理環境が違えば同じものはできない。
しかし、それ以前にラーメンづくりに対する姿勢や態度の違いがラーメンの味に表れている。
「今度、船橋に指導に行ってくる!」
そう店主が宣言してくださいましたので、船橋店の味もサービスもよくなるでしょう!
新小岩の店の大家さんが店舗をビルに建て替えるということにより、移転に踏み切った店主!
大崎さんには移転することを伝え、月刊「とらさん」には移転情報を掲載したものの…
それ以外にはこれといった広告も打ってないので、まだお客さんは少ないという…
船橋や御徒町の支店でラーメンを食べて、味に納得がいかなかった方…
どうぞ「匠屋 本店」で本当の「匠屋」の味を実感してみてください!

住所:東京都墨田区太平3-9-9
電話:非公開
営業時間:11:00~15:00
休日:火曜
アクセス:JR総武線、東京メトロ半蔵門線錦糸町駅北口から徒歩6分
メニュー:正油らーめん…円/梅塩らーめん…700円/味噌らーめん…700円/胡麻らーめん…800円
正油つけ麺…700円/梅塩つけ麺…800円/味噌つけ麺…800円/胡麻つけ麺…900円
評価::正油らーめん+味玉

サービス・接客

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